TRIZの講義・3時間⽬
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9画⾯法 (+α)
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宮城TRIZ研究会&アイデアプラント
9 W i n d o w s
1
※ この⼿法は、2コマ必要です
3-1
【内側】と【外側】の未来から、新製品を構想する
9windows
(TRIZ 9画⾯法)
・概要
2
10年後
新しい製品?現在の製品
(10年後の製品を発想しよう、という場⾯)
3
10年後
新しい製品?現在の製品
うーむ。。
想像⼒だけに頼って
いきなり発想しよう
とする
4
10年後
新しい製品?現在の製品
あっ!そうだ。
それでも
優れた案が
出る時もあるが…
5
10年後
新しい製品?現在の製品
全然湧かない…
全然発想できない
時もある
6
10年後
新しい製品?現在の製品
全然湧かない…
いいアイデアを、
何度も⽣み出す⼈は
何が違うのだろう?
7
優れた発明家や事業家が
発想していく時の頭の中
優れた発明家
8
優れた発明家や事業家が
発想していく時の頭の中
優れた発明家
思考⼿順
9
思考⼿順
優れた発明家や事業家の思考⼿順をたどれば
多くの⼈が、良いアイデアに⾏きつけるのでは?【仮説】
10
新製品を発想する思考⼿順を
⼤量に調べる
思考⼿順は、バラバラ・・・
A⽒の思考⼿順
B⽒の思考⼿順
C⽒の思考⼿順
11
9windows
(9画⾯法)
本質へと
単純にしていく
↓
9つの枠で表せた
A⽒の思考⼿順
B⽒の思考⼿順
C⽒の思考⼿順
新製品を発想する思考⼿順を
⼤量に調べる
思考⼿順は、バラバラ・・・
12
9windows
13
9windows
構造は、割とシンプルです。
まず、どういう構造なのか、ざっくり
3つのポイントで紹介します。
14
ポイント1:対象の【内側】と【外側】の視点で⾒る
対象
内
外
15
(内側の)
未来
(内側の)
今
(内側の)
過去
(外側の)
未来
(外側の)
今
(外側の)
過去
ポイント2:「過去」と「今」から、「未来」を導出
16
(内側の)
未来
(外側の)
未来
ポイント3:未来の【内側】と【外側】で、出来るものは?
17
イ
ン
フ
ラ環
境
ラ
イ
フ
ス
タ
イ
ル
部
品
技
術
この状況下で
存在している
であろう製品
9windows
では、どうやって発想するか、
発想事例で、⼀緒に、
思考の道をたどりましょう。
18
3-2
10年後の⾃転⾞
(発想事例)
19
10年後の⾃転⾞
発想テーマ:
• 皆さんは、新しい⾃転⾞の企画・開発を検討するベンチャー
チームです。
• これから台頭していく⾃転⾞の姿を描き出し、そこを向かって、
技術開発を進めることにしました。
• 諸般の条件から、事業化の“射程“として「10年」と定めました。
• まずは、「10年後の⾃転⾞」の姿を発想しよう、という段階です。
仮想の設定:
例として、具体的な製品にしていますが
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・【10年】⇒【N年】
・【⾃転⾞】⇒【他の製品・サービス】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
でも、実施するプロセスは同じです
20
10年後の製品
⾃転⾞
9windows
21
部品、素材、技術
(内包するモノ)
Step1,2,3
取り巻く環境、
ユーザライフスタイル
(取り巻くモノ)
22
Step4,5,6
1993
20年前の
相当する製品
未来の⼆倍、戻る
(変化は徐々に早くなる。
それを⼤雑把に補う補正。)
23
Step4,5,6
20年前(から、今⽇まで)の
部品、素材、技術
20年前(から、今⽇まで)の
取り巻く環境、ユーザライフスタイル
1993
24
Step4,5,6
1993
25
Step7,8,9
1992
過去20年の変化≒未来10年の変化
1993 2013 2023
26
Step7,8,9
1992
1993 2013 2023
27
Step7,8,9
1992
「未来にある普通のもの」
10年後の「部品」と「環境」が
利⽤可能なら、当然、作られて
いるだろうものを描き出す。
2023
28
◎電動アシスト⼀輪⾞
(誰でも乗れるジャイロ、オートマチック
変速、フレームはカーボン、軽量⼩型電池、
総重量1kg、充電は街中の電気⾃販機にて。
電⾞に持ち込めるサイズ)
◎多フォルム⾃転⾞
(買い物1km⇒通勤10km⇒ツーリング100kmの⾛⾏⽤に変化)
◎インテリジェント⾃転⾞
(覚えさせた場所へ無⼈で移動する)
(マイク、カメラで、歩⾏者や他の⾞両を
認識。速度をおさえる。
スピーカーやレーザーポインターで、
曲がり⾓や、並⾛する他者へ接近時をしらせる。
ITSを活⽤し、信号で⽌まらないようにする速度に調整)
◎シェア⾃転⾞
(シェアカー的。充電パーキングロッドにとめてある。
⾃転⾞の免許制度の登場により確たるIDができ、
⾼機能⾃転⾞の貸出に対する保証が成⽴。
or シェア・バッテリ(充電済み⼩型バッテリをあちこちで受け取れる)も同時に発達)
Step7,8,9
29
9windows全体像
1993 2013 2023
30
9Windowsのステップは:
・スランプにならずに発想できる「明⽰的な⼿順」を与えてくれます。
・発想過程で書き出される要素は、コンセプトの説明材料にも。
閃いた!
(う〜ん、と考えて、構想を巡らしている時の頭の中)
とにかく思い付こう!と
唸っている時も、これらを
断⽚的にしています。
でもそれは、曖昧で、
再現の難しい流れです。
出来たり、出来なかったり。
31
3-3
9windowsのツール
32
会議⽤の実施⼿順シート
1〜6. Data
• まず、現在の「製品、内包、取り巻くもの」
• 次に、過去の「製品、内包、取り巻くもの」
注)過去の戻り分は、描く未来の“2倍”(時代は徐々に加速する傾向ゆえ)
7〜8. Imagine(変化量を、未来に向かって外挿)
• 次は、未来の「内包、取り巻くもの」
コツ)発想しにくい時は「未来年表」(後述)等を活⽤。
9. Design
• 最後は、“未来における当たり前”の「製品」
未来に使える要素技術、材料、部品(=「7」)と、
未来に使える社会環境・ライフスタイル(=「8」)とを
使って、作り得る製品を構想する。
33
34
www.ideaplant.jp/download/pdf/tools/bp‐02‐a3.pdf
⼀⼈でブレスト
チームで(推奨)
Post-it
構造化した Brainstormingを
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公式サイトからPDFをダウンロードできます。
www.ideaplant.jp/download/pdf/tools/bp‐02‐a3.pdf
或いは、
Amazonから⼿に⼊れることもできます。
http://www.amazon.co.jp/dp/B002PHCDJ2
(ブレイン・ペーパー02)
ところで・・・
36
突⾶すぎる?
平凡すぎる?
2023
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この発想⽅法は
「未来において普通にあるはずのもの」を
分析的に発想しています。
「突⾶すぎる」(あるいは「平凡すぎる」)
未来像だったとしても、
【内】【外】の発展の様⼦から外挿する未来では、
その辺が⼤体⽣じうる姿です。
※ ただし、未来予測のステップ(7,8)の部分を描き出す⼒に
依拠するところは⼤きいです。 ・・・そこで →
突⾶すぎる?
平凡すぎる?
2023
38
情報源:「未来予想に便利な資料」、あります。
未来年表 博報堂 ⽣活総研
http://seikatsusoken.jp/futuretimeline/
技術戦略マップ 経済産業省
http://www.meti.go.jp/policy/economy/gijutsu_kakushin/kenkyu_kaihatu/str‐top.html
未来の
「技術」
未来の
「社会」
39
3-4
実践 9windows
40
• 4⼈組
• 発想テーマ
「10年後の〇〇〇のアイデア」
• (仮想上のリーダ決定)1分
• 実践
– 20分(現在、過去)
– 15分(未来の部品と環境)
– 20分(未来の製品のアイデア)
最後に、簡単に紹介
(ミニ・プレゼン)を
(時間がなければ、割愛)
実践)9windows
⾃転⾞/携帯電話/カメラ/本屋/主要な駅/ホテル
41
3-5
資料⾃転⾞の過去の「内側」と「外側」、他
42
2012
現在
1992
20年前
2002
10年前
取
り
巻
く
も
の
内
包
す
る
も
の
回⽣ブレーキ
国内⼈⼝ピーク
国内四輪
ピーク
⾞の代替えとしての⾃転⾞
⾃転⾞通勤の増加
専⽤レーンの社会実験
⾃転⾞事故増〜規制の増加
キックボードなど
新しい遊具の登場
1万円ママチャリが台頭
LEDライト、スポーク折り畳み
電動アシスト
UDを踏まえた⾃転⾞
(強度が⾃由度を)
ジャイロ⾞輪
UD〜スロープ
〜シルバーカー
〜キャリーバッグ
〜シニアカー
異⾳機能(盗難防⽌)
ハンドルロック機能(停めやすい)
前後ブレーキ⼒配分
オートマチック変速機
⾃動空気補充
3⼈ママチャリ
スポーツ
シティー⾞
MTG
ベルトドライブ
シャフトドライブ
スマフォのナビ進化
ディスクブレーキ
サイクルメーター
⻑期的な経済縮⼩局⾯ 震災⇒省エネ
携帯電話の普及
メタボの登場
駅前の駐輪場の整備
GPS
20年のInとEnv
破損事故増
EV〜充電できる駐⾞場
シェアカー
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1813 ━━ ドイツ、ドライジーネ(⾞輪2つ付のフレームに跨る。推⼒は地⾯を⾜蹴り)
1839 ━━ スコットランド、ベロシペード(踏み込むタイプのペダルが登場)
1863 ━━ フランス、ミショー型ベロシペード(クランク&ペダル≒三輪⾞のペダルが登場)
1870 ━━ イギリス、ペニーファージング(前輪を巨⼤化させ、⾼速化したものが登場)
1879 ━━ イギリス、セーフティーバイシクル(チェーンギアが登場)
1888 ━━ アイルランド、ダンロップの⾃転⾞(空気⼊りタイヤが登場。乗り⼼地と速度)
1893 ━━ ⽇本でも、国産⾃転⾞が登場
200年。自転車の誕生と進化
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参考文献
石井力重『アイデア・スイッチ』(日本実業出版社、2009)P178~187
Darrell Mann『TRIZ 実践と効用(1) 体系的技術革新』
(創造開発イニシアチブ、2004)P53~72
参考製品
IDEAPLANT 『 9windows(新製品アイデア会議用)ボード』
http://www.ideaplant.jp/products/bp/02.html
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本⼿法の⽂章での説明
より根底的で、哲学的な⼿法理解に
終わりに
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開発チーム(宮城TRIZ研究会、及び、アイデアプラント)
は、これらの知⾒や道具が、挑戦する企業や個⼈のイノ
ベーション活動のサポート道具として活⽤してもらえるこ
とを⼼から願っています。
なお、TRIZ⾃体は、広⼤で強⼒な知識体系です。
ここに紹介したようなフォーマットや簡単に表現したやり
⽅を使っていくうちに、物⾜りないと感じるようになった
ならば、ぜひTRIZの教科書的な本やTRIZシンポジウムなど
へと参加してみてください。
発想の補助となる膨⼤な知識が、TRIZの領域にはあります。
3-6
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TRIZの講義3時間目 9Windows(9画面法)+α