SlideShare a Scribd company logo
国内外におけるオープンエデュケーションの
歩みと今後の課題
重田勝介
北海道大学 情報基盤センター 准教授
高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター 副センター長
Twitter ID : shigejam
スライドダウンロード:https://goo.gl/YB1kPg
2018/08/24 2018 PC Conference シンポジウム
重田勝介 (しげた かつすけ)
教育工学・オープンエデュケーションの研究者
・MOOCの学習効果を高める実践研究
・LAツールを用いた反転授業の分析
・高等教育機関におけるICT利活用と
BYODの実施状況分析(AXIES調査)
CIEC理事
日本オープンコースウェアコンソーシアム 代表幹事
Open Education Consortium Board Member
大学ICT推進協議会(AXIES)ICT利活用調査部会 主査
オープンエデュケーションとは
• オープンエデュケーションとは
– 教育を「オープン」にして学習機会を促進する活動
– 社会から広い支持を集める(寄付財団の支援)
• オープンエデュケーション誕生の経緯
– 1990年代:eラーニングの普及
• 有料モデルの頓挫(大学による教材販売サイトの失敗)
– 2001年:オープンコースウェア(OCW)の開設
• オープン教材(OER)を個人や非営利団体の増加
• 国際団体の支援(ユネスコ)
• 事例
– OERやMOOCの開発と利用 「教育のオープン化」
OER(Open Educational Resources)の制作
4
インターネット上で配布されるオープンな教材
オープンアクセス・オープンライセンス・オープンシェアリング
権利を保持
再利用
改版・翻訳
組み合わせ
再配布
http://lumenlearning.com/wp-content/uploads/2014/11/5Rs-Graphic.jpg
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
• インターネット時代の新しい著作権ルール
• 二次利用の利用制限を示す意思表示システム
“Some rights reserved”
• 著作者の著作権(copyright)を守る
• 著作物の利用権を与える(licensing)
• コンテンツの作り手の権利を守りながら
受け手にも作品を自由に使う余地を残す
• コンテンツの流通や再利用を促す
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは | クリエイティブ・コモンズ・ジャパン https://creativecommons.jp/licenses/
オープンコースウェア
(OpenCourseWare: OCW)
• 正規講義のシラバスや教材、講義ビデオを
無償公開 単位認定なし (Publication=出版)
–世界規模の活動へ
•OEC
•JOCW
–発展途上国向けに
教材を翻訳
(国際教育協力)
メルロー
MELROT
• カリフォルニア州立大学によるOERを公開する
OERライブラリ
• 1997年に開設
• 特徴
– 教材のピアレビューを導入
– 教材の品質を高めることを狙う
– 使いやすさ、教育ツールとしての
観点から評価
オープンエデュケーションの意義
• 教材共有
– 教育の機会均等に貢献(国際教育協力)
– OERの再利用(リユース)による多様化
• 教育改善
– OERを教育現場で活用
– OER, MOOCを用いたブレンド型学習、学習分析
• 生涯学習
– 広く一般に向けた学習機会の提供(MOOC)
– Coursera, edX, FutureLearn, JMOOC…
オープンエデュケーション:開かれた教育が変える高等教育と生涯学習
https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/59/1/59_3/_html/-char/ja
既存の教育システム・に対するオルタナティブ・補完的役割
我が国における取り組み
• JOCW (Japan Opencourseware consortium)
– 2006年設立
– 日本におけるOCWの普及団体
– 14大学、7団体
• JMOOC
– 2014年に設立
– 複数のMOOCプロバイダと連携
(gacco、Open Learning、Fisdom等)
– 38大学を含む100程度の団体
– 140講座、50万人以上が登録
「教育改善」を重視した
北大におけるオープンエデュケーション
• 学内教育改善のためのOER開発、授業支援
• プラットフォーム構築、LAツール開発
• 国際化と広報のためのMOOCとOCW
https://www.yearofopen.org
世界各地における
オープンエデュケーション普及の狙い
地域 社会課題 適用手法 未来展望
米国
大学における
学費高騰
オープン教科書の
開発普及
教育ビジネス革新
(MOOC+LA)
欧州
格差是正
(東西間)
OERの開発普及
LA
国際連携
国際教育協力
(SDGs)
日本 ? ? ?
米国における
オープンエデュケーションの状況
• Open Textbookの普及
– OER Degree, OpenStax College
• 在学中を通じて教科書を買わなくてよいカリキュラム
– 政府・寄付財団の支援
• ニューヨーク州 SUNY, CUNYにそれぞれ4億円超の財政支援
• OERを使った新しい教育手法の提案
– Open Pedagogy, OER-Enabled Pedagogy (Wiley)
• 例)授業の課題として教材やクイズを作らせ、既存のOERを
改変して作ることも許すような活動
– いわゆる制作型授業にOERをリソースとして使う
– アクティブラーニング・PBLとの接続
MOOC+LAによる教育ビジネス革新
• 有料講座に変わりつつあるグローバルMOOC
– コンテンツ閲覧は無料、能力認定有料(修了証)
– コンテンツ閲覧から有料(Coursera)
• LA(ラーニング・アナリティクス)による
教育の質向上
– 単位を落としそうな学生(at-risk student)の発見
– パーソナライズド学習(LMSへの実装)
• 教え込み主義中心の傾向は見られる
– 学習者間のインタラクションを増すであろうOpen Pedagogy
EU周辺における
オープンエデュケーションの状況
① 包摂と平等(Inclusive and equitable)
– あらゆる人々を受け入れる教育と生涯教育へのアクセスを拡張
② 教師と生徒の学習機会
– 教材基盤としてのOER
③ デジタル社会に十全に
関わる知識の普及
– 質と持続性の向上
– 教育機関の間での
コラボレーション促進
Open Education and OER (ALT)
https://www.alt.ac.uk/news/all_news
/open-education-and-oer-guide-and-
call-action-policy-makers
SDGs(持続可能な開発目標)
Sustainable Development Goals
• 国連開発計画(UNDP)により策定
• 4つ目の目標「Quality Education」
持続可能な開発目標(SDGs) | 国連開発計
画(UNDP)
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/ho
me/sdg/post-2015-development-agenda.html
Digital Society(デジタル社会)への対応
• 21世紀型スキル
– いわゆる「生きる力」にICTリテラシーが加わる
• EUにおける「キーコンピテンシー(主要能力)」の一つ「デジタ
ル能力」(digital competence)
① Information and data literacy
② Communication and collaboration
③ Digital content creation
④ Safety
⑤ Problem solving
• デジタル社会におけるリテラシー育成に活用
– デジタルで学ぶ(OER/MOOC)
オープンエデュケーションの普及にむけて
• スケールメリットによる「効率化」
– 大学間で同じOpen Textbookを使う
– OERの導入を支援する企業(RedHatモデル)
• 「新しい教育学習の形」を生み出す努力
– 「オープン」だけでは既存の出版社と競えない
– オープンライセンスへのこだわり
• オープン教育政策(OER Policy)への注力
– 政府・自治体レベルでの努力目標を制定する政治的ネゴ
– 国が関わる教材のOER化義務付け(ブラジル)
日本における課題
• 持続性
– 政府からの直接的な支援はない
– 他国に比べてOERの開発・利用が遅れている(例えば台湾)
– 政府、企業、寄付財団など多様な団体個人の参加を期待
• イニシアチブ
– JMOOCにかかる期待とJOCWの存在意義
– MOOCプロバイダの並存
• 生涯学習社会への貢献
– 高等教育との接続、生涯学習との関わりを深化する
– 活動の展開に向けて国際連携は重要(MERLOT + CIEC)
国内外におけるオープンエデュケーションの
歩みと今後の課題
重田勝介
北海道大学 情報基盤センター 准教授
高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター 副センター長
Twitter ID : shigejam
スライドダウンロード:https://goo.gl/YB1kPg
2018/08/24 2018 PC Conference シンポジウム

More Related Content

What's hot

B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]
B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]
B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]
日本マイクロソフト株式会社
 
ChatGPT を使ってみた
ChatGPT を使ってみたChatGPT を使ってみた
ChatGPT を使ってみた
Hide Koba
 

What's hot (20)

つくらない ものづくり ~明日からできるリーンスタートアップ~
つくらない ものづくり ~明日からできるリーンスタートアップ~つくらない ものづくり ~明日からできるリーンスタートアップ~
つくらない ものづくり ~明日からできるリーンスタートアップ~
 
欲しいアプリは自分で作る!経済産業省も認めたPower Appsの威力と可能性
欲しいアプリは自分で作る!経済産業省も認めたPower Appsの威力と可能性欲しいアプリは自分で作る!経済産業省も認めたPower Appsの威力と可能性
欲しいアプリは自分で作る!経済産業省も認めたPower Appsの威力と可能性
 
B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]
B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]
B07_業務の自動化を多角的に実現する Power Automate の世界 [Microsoft Japan Digital Days]
 
スクラムナイト#1 デイリースクラムやってます?
スクラムナイト#1 デイリースクラムやってます?スクラムナイト#1 デイリースクラムやってます?
スクラムナイト#1 デイリースクラムやってます?
 
学振特別研究員になるために~知っておくべき10のTips~[平成28年度申請版]
学振特別研究員になるために~知っておくべき10のTips~[平成28年度申請版]学振特別研究員になるために~知っておくべき10のTips~[平成28年度申請版]
学振特別研究員になるために~知っておくべき10のTips~[平成28年度申請版]
 
位置合わせや(屋内)測位に関する国際コンペと標準化
位置合わせや(屋内)測位に関する国際コンペと標準化位置合わせや(屋内)測位に関する国際コンペと標準化
位置合わせや(屋内)測位に関する国際コンペと標準化
 
学振特別研究員になるために~2020年度申請版
学振特別研究員になるために~2020年度申請版学振特別研究員になるために~2020年度申請版
学振特別研究員になるために~2020年度申請版
 
量子コンピュータの基礎から応用まで
量子コンピュータの基礎から応用まで量子コンピュータの基礎から応用まで
量子コンピュータの基礎から応用まで
 
ボケてが300万DL到達までに行ったグロースハックを少し紹介
ボケてが300万DL到達までに行ったグロースハックを少し紹介ボケてが300万DL到達までに行ったグロースハックを少し紹介
ボケてが300万DL到達までに行ったグロースハックを少し紹介
 
魔法使いの研究室 Vol.1
魔法使いの研究室 Vol.1魔法使いの研究室 Vol.1
魔法使いの研究室 Vol.1
 
Teams を活用してメッチャマルチタスクをこなす方法 - dahatake さん流 - version 1.3
Teams を活用してメッチャマルチタスクをこなす方法 - dahatake さん流 - version 1.3Teams を活用してメッチャマルチタスクをこなす方法 - dahatake さん流 - version 1.3
Teams を活用してメッチャマルチタスクをこなす方法 - dahatake さん流 - version 1.3
 
ChatGPT を使ってみた
ChatGPT を使ってみたChatGPT を使ってみた
ChatGPT を使ってみた
 
【初心者向】ロジカルシンキングをゼロからはじめる
【初心者向】ロジカルシンキングをゼロからはじめる【初心者向】ロジカルシンキングをゼロからはじめる
【初心者向】ロジカルシンキングをゼロからはじめる
 
どうすればデザイン思考で成果を出せるのか? 〜デザイン・シンキングの概要・課題・未来〜
どうすればデザイン思考で成果を出せるのか? 〜デザイン・シンキングの概要・課題・未来〜どうすればデザイン思考で成果を出せるのか? 〜デザイン・シンキングの概要・課題・未来〜
どうすればデザイン思考で成果を出せるのか? 〜デザイン・シンキングの概要・課題・未来〜
 
IT企業のジャーマネ視点から Power Apps 導入など
IT企業のジャーマネ視点から Power Apps 導入などIT企業のジャーマネ視点から Power Apps 導入など
IT企業のジャーマネ視点から Power Apps 導入など
 
優れた研究論文の書き方―7つの提案
優れた研究論文の書き方―7つの提案優れた研究論文の書き方―7つの提案
優れた研究論文の書き方―7つの提案
 
これからはじめる Power Platform
これからはじめる Power Platformこれからはじめる Power Platform
これからはじめる Power Platform
 
UXとユーザビリティ計測
UXとユーザビリティ計測UXとユーザビリティ計測
UXとユーザビリティ計測
 
ゲーミフィケーションとシリアスゲーム
ゲーミフィケーションとシリアスゲームゲーミフィケーションとシリアスゲーム
ゲーミフィケーションとシリアスゲーム
 
事例から学ぶ!Power Platformガバナンス設計~CoEの話も添えて~
事例から学ぶ!Power Platformガバナンス設計~CoEの話も添えて~事例から学ぶ!Power Platformガバナンス設計~CoEの話も添えて~
事例から学ぶ!Power Platformガバナンス設計~CoEの話も添えて~
 

Similar to 国内外におけるオープンエデュケーションの歩みと今後の課題

オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及
オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及
オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及
Katsusuke Shigeta
 
20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ
20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ
20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ
Tomoaki Watanabe
 
教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510
教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510
教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510
義広 河野
 
第19回FDフォーラム分科会1発表
第19回FDフォーラム分科会1発表第19回FDフォーラム分科会1発表
第19回FDフォーラム分科会1発表
Haruo Takemura
 

Similar to 国内外におけるオープンエデュケーションの歩みと今後の課題 (20)

大学におけるオープンエデュケーショナル リソースと著作権処理の実状と課題
大学におけるオープンエデュケーショナル リソースと著作権処理の実状と課題大学におけるオープンエデュケーショナル リソースと著作権処理の実状と課題
大学におけるオープンエデュケーショナル リソースと著作権処理の実状と課題
 
オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及
オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及
オンライン教育の展望:高等教育のデジタル化とリカレント教育の普及
 
河野ゼミ紹介2014
河野ゼミ紹介2014河野ゼミ紹介2014
河野ゼミ紹介2014
 
北海道大学におけるオンライン教育の活用
北海道大学におけるオンライン教育の活用北海道大学におけるオンライン教育の活用
北海道大学におけるオンライン教育の活用
 
20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ
20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ
20141212 オープン教育の現状と調査・政策ニーズ
 
教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510
教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510
教育システム情報学会 2014年度第1回研究会20140510
 
インターナショナル・オープンデータ・デイin掛川 プレイベント
インターナショナル・オープンデータ・デイin掛川 プレイベントインターナショナル・オープンデータ・デイin掛川 プレイベント
インターナショナル・オープンデータ・デイin掛川 プレイベント
 
多世代コミュニティを誘発する社会のデザイン
多世代コミュニティを誘発する社会のデザイン多世代コミュニティを誘発する社会のデザイン
多世代コミュニティを誘発する社会のデザイン
 
教育システム情報学会(JSiSE) 2018年度第6回研究会_20190316
教育システム情報学会(JSiSE) 2018年度第6回研究会_20190316教育システム情報学会(JSiSE) 2018年度第6回研究会_20190316
教育システム情報学会(JSiSE) 2018年度第6回研究会_20190316
 
第19回FDフォーラム分科会1発表
第19回FDフォーラム分科会1発表第19回FDフォーラム分科会1発表
第19回FDフォーラム分科会1発表
 
社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス
社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス 社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス
社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス
 
河野ゼミ紹介2013
河野ゼミ紹介2013河野ゼミ紹介2013
河野ゼミ紹介2013
 
ICT CONNECT 21設立発表会スライド
ICT CONNECT 21設立発表会スライドICT CONNECT 21設立発表会スライド
ICT CONNECT 21設立発表会スライド
 
758 dev meijo_unv-prof_suzuki_20200217
758 dev meijo_unv-prof_suzuki_20200217758 dev meijo_unv-prof_suzuki_20200217
758 dev meijo_unv-prof_suzuki_20200217
 
学習分析学会ミートアップ:マイクロクレデンシャルとラーイングアナリティクス
学習分析学会ミートアップ:マイクロクレデンシャルとラーイングアナリティクス学習分析学会ミートアップ:マイクロクレデンシャルとラーイングアナリティクス
学習分析学会ミートアップ:マイクロクレデンシャルとラーイングアナリティクス
 
20170322_ICON21技術セミナー1_田村
20170322_ICON21技術セミナー1_田村20170322_ICON21技術セミナー1_田村
20170322_ICON21技術セミナー1_田村
 
オープンエデュケーションとMOOCsがもたらす開かれた「学び」
オープンエデュケーションとMOOCsがもたらす開かれた「学び」オープンエデュケーションとMOOCsがもたらす開かれた「学び」
オープンエデュケーションとMOOCsがもたらす開かれた「学び」
 
20180510_ICON技術セミナー5_田村
20180510_ICON技術セミナー5_田村20180510_ICON技術セミナー5_田村
20180510_ICON技術セミナー5_田村
 
Code4lib2023_practice_of_generativeAI
Code4lib2023_practice_of_generativeAICode4lib2023_practice_of_generativeAI
Code4lib2023_practice_of_generativeAI
 
20200220 od policy da
20200220 od policy da20200220 od policy da
20200220 od policy da
 

More from Katsusuke Shigeta

Open Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OER
Open Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OEROpen Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OER
Open Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OER
Katsusuke Shigeta
 
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
Katsusuke Shigeta
 

More from Katsusuke Shigeta (20)

OERの最新動向と課題
OERの最新動向と課題OERの最新動向と課題
OERの最新動向と課題
 
「オンライン授業」は高等教育を変えるか
「オンライン授業」は高等教育を変えるか「オンライン授業」は高等教育を変えるか
「オンライン授業」は高等教育を変えるか
 
日本におけるオープンエデュケーションの現状
日本におけるオープンエデュケーションの現状日本におけるオープンエデュケーションの現状
日本におけるオープンエデュケーションの現状
 
Open Education Activities at Hokkaido University
Open Education Activities at Hokkaido UniversityOpen Education Activities at Hokkaido University
Open Education Activities at Hokkaido University
 
SIG-05 「ゲーム学習・オープンエデュケーション」 SIGセッションスライド
SIG-05「ゲーム学習・オープンエデュケーション」SIGセッションスライドSIG-05「ゲーム学習・オープンエデュケーション」SIGセッションスライド
SIG-05 「ゲーム学習・オープンエデュケーション」 SIGセッションスライド
 
MOOCのこれまでとこれから(世界の動向と日本の課題)
MOOCのこれまでとこれから(世界の動向と日本の課題)MOOCのこれまでとこれから(世界の動向と日本の課題)
MOOCのこれまでとこれから(世界の動向と日本の課題)
 
オープンコースウェアのこれから
オープンコースウェアのこれからオープンコースウェアのこれから
オープンコースウェアのこれから
 
Open Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OER
Open Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OEROpen Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OER
Open Education Strategy at Universities in Hokkaido Region Utilizing OER
 
Current status of open education in Japan
Current status of open education in JapanCurrent status of open education in Japan
Current status of open education in Japan
 
The Impact of MOOC in Higher Education
The Impact of MOOC in Higher EducationThe Impact of MOOC in Higher Education
The Impact of MOOC in Higher Education
 
Open Education Practices at Hokkaido University
Open Education Practices at Hokkaido UniversityOpen Education Practices at Hokkaido University
Open Education Practices at Hokkaido University
 
2015年JSET全国大会 SIG-05 SIGセッションスライド
2015年JSET全国大会 SIG-05 SIGセッションスライド2015年JSET全国大会 SIG-05 SIGセッションスライド
2015年JSET全国大会 SIG-05 SIGセッションスライド
 
2015年JSET全国大会 SIG-05 トークセッションスライド
2015年JSET全国大会 SIG-05 トークセッションスライド2015年JSET全国大会 SIG-05 トークセッションスライド
2015年JSET全国大会 SIG-05 トークセッションスライド
 
北海道地区におけるオープンエデュケーションの取り組み
北海道地区におけるオープンエデュケーションの取り組み北海道地区におけるオープンエデュケーションの取り組み
北海道地区におけるオープンエデュケーションの取り組み
 
MOOCとラーニングコモンズの融合
MOOCとラーニングコモンズの融合MOOCとラーニングコモンズの融合
MOOCとラーニングコモンズの融合
 
教育改善に向けた学習履歴データ 活用の可能性と課題
教育改善に向けた学習履歴データ活用の可能性と課題教育改善に向けた学習履歴データ活用の可能性と課題
教育改善に向けた学習履歴データ 活用の可能性と課題
 
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
 
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
オープンエデュケーション(CoSTEP講義)
 
実際の講座制作について 〜「オープンエデュケーションと未来の学び」
実際の講座制作について〜「オープンエデュケーションと未来の学び」実際の講座制作について〜「オープンエデュケーションと未来の学び」
実際の講座制作について 〜「オープンエデュケーションと未来の学び」
 
いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?
いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?
いかに「MOOCブーム」の価値を高めるか?
 

Recently uploaded

Recently uploaded (8)

The types of disability that administrative scrivener involved in the disabil...
The types of disability that administrative scrivener involved in the disabil...The types of disability that administrative scrivener involved in the disabil...
The types of disability that administrative scrivener involved in the disabil...
 
How to create a Divorce Agreement. Presented by Wadatsumi
How to create a Divorce Agreement. Presented by WadatsumiHow to create a Divorce Agreement. Presented by Wadatsumi
How to create a Divorce Agreement. Presented by Wadatsumi
 
ゲーム理論 BASIC 演習108 -フリーライダー② -#ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習108 -フリーライダー② -#ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習108 -フリーライダー② -#ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習108 -フリーライダー② -#ゲーム理論 #gametheory #数学
 
To obtain the status of Foreigners' Immigration Residence Operations Specifie...
To obtain the status of Foreigners' Immigration Residence Operations Specifie...To obtain the status of Foreigners' Immigration Residence Operations Specifie...
To obtain the status of Foreigners' Immigration Residence Operations Specifie...
 
東京工業大学 大学院 6学院入試説明会資料 2024年度受験者向け
東京工業大学 大学院 6学院入試説明会資料 2024年度受験者向け東京工業大学 大学院 6学院入試説明会資料 2024年度受験者向け
東京工業大学 大学院 6学院入試説明会資料 2024年度受験者向け
 
2024年度 東京工業大学 工学院 機械系 大学院 修士課程 入試 説明会 資料
2024年度 東京工業大学 工学院 機械系 大学院 修士課程 入試 説明会 資料2024年度 東京工業大学 工学院 機械系 大学院 修士課程 入試 説明会 資料
2024年度 東京工業大学 工学院 機械系 大学院 修士課程 入試 説明会 資料
 
〔第27回日本高等教育学会年会発表〕IRにおける教務概念のオントロジー化 − 情報科学からのアプローチ −
〔第27回日本高等教育学会年会発表〕IRにおける教務概念のオントロジー化 −	情報科学からのアプローチ −〔第27回日本高等教育学会年会発表〕IRにおける教務概念のオントロジー化 −	情報科学からのアプローチ −
〔第27回日本高等教育学会年会発表〕IRにおける教務概念のオントロジー化 − 情報科学からのアプローチ −
 
modul belajar bagasa jepang pemula -N5.pdf
modul belajar bagasa jepang pemula -N5.pdfmodul belajar bagasa jepang pemula -N5.pdf
modul belajar bagasa jepang pemula -N5.pdf
 

国内外におけるオープンエデュケーションの歩みと今後の課題

Editor's Notes

  1. ここで、OERについてですが、OERとは、Open Educational Resourcesの略で、 ・無料 ・オープンアクセス ・オープンライセンス のデジタル教材、つまり無料でインターネット上で公開されるデジタル教材を意味しています。