社会的課題を解決するための
システム開発と実践研究
2015年9月11日(金)
総合情報学科システム開発コース
助教 河野義広
TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
本日のメニュー
 自己紹介
 社会情報学における課題解決
 社会的課題を解決するためのシステム開発
 研究紹介
 人の課題:情報リテラシー、自己実現システム
 地域の課題:千葉県香取市、千葉市花見川区での活動
 組織の課題:企業におけるソーシャルシフト実践
 現状の課題
 効果が現れるまでに時間が掛かる
 評価指標が難しい
 他の研究者から理解され難い
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自己紹介
 名前:河野 義広(かわの よしひろ)
 所属:システム開発コース 助教
 専門:情報工学、社会情報学
 社会的課題をシステムで解決する!
 研究テーマ:ソーシャルメディアの社会的影響
 ソーシャルメディア活用&パーソナルブランディング
 ソーシャルメディアを「いかに人生に活かすか!」がテーマ
 各ソーシャルメディアを自ら使い込んで実践研究
 学生のキャリアデザイン支援、教育現場における情報教育
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河野の情報発信
 ソーシャルアカウント
 Twitter:@yoshi_kawano
 Facebook:河野 義広
 ブログ
 個人ブログ:「穏やかに楽しく生きる」研究者のブログ
 ITmediaでのブログ連載:アカデミックが見た社会
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社会情報学における課題解決
• 対象:ネット依存、炎上問題、情報モラル、地域情報化
• 課題の抽出が中心
社会学的見地から情報社会の問題を捉える
• 社会的課題を解決するために情報システムの活用・開発
• 情報工学的アプローチ
情報システムを活用し社会的課題を解決する
5
多い
社会情報学会
での研究発表
情報システムを活用し社会的課題解決に取り組む
少ない
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河野ゼミの研究マップ
 ITの上に立ち、社会の側面を見る
 社会的課題に対して、強みであるITを使った課題解決
 課題ベースのため、1からシステム開発を行う場合が多い
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研究テーマ
ソーシャルメディアの社会的影響の調査
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河野ゼミの研究方針
 概要
 社会的課題を解決するためのシステム開発、
並びにその社会的影響に関する研究
 システム開発と社会調査の両面が必要
 システム開発では『社会を見渡す視点』が必要
 社会調査では『課題を解決する技術力』が必要
 卒業研究テーマ例:
 学生のための第二領域時間管理システム「Self-reflector」
 技術を売り買いできるサービス「TechnicaLink」
 佐原の情報発信Webメディア「佐原ソーシャルライブラリ」の開発
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研究の進め方
1. 社会調査
 文献やフィールドワークを通じた社会調査
2. 課題抽出
 社会調査をもとに課題(解決すべき問題)の抽出
3. システム開発による課題解決
 Webサイト、ソーシャル連携サービスの開発
4. 評価
 どのような効果があったかを客観的に評価
 特に人の内面の変化、地域と人のつながりなど
 場合によっては心理学的な知識も必要
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社会調査の進め方
10
 研究方針
 Twitter、Facebookなどを使い込んでみる
 フィールドワーク(現地調査)を行い、問題の分析
 Webデザインの知識が必要になることもある
 地域社会との関わりが重要
 運営体制、役割分担まで含めた仕組み作りが大切
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地域社会との関わり
 ソーシャルメディア活用による地域活性化
 地域住民の持つ人脈と情報の集約・活用
 地域社会における課題の解決
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家族
仕事
子育て
地域
人脈と情報
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システム開発の進め方
 研究方針
 Twitter、Facebook連携サービスの開発
 Web API(Application Programming Interface)の調査
 外部プログラムからTwitterの機能を利用するための関数群
 Web開発技術の習得
 WebやDBの知識、推奨フレームワーク:Ruby on Rails
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プログラム
Webサイト
Twitter
DB
A
P
I
① 問い合わせ
② データ処理③ 返信
インターネット
図. Twitter APIの仕組み
D
D
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研究紹介
河野ゼミの研究テーマの紹介をします
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社会的課題解決の研究テーマ
 人の課題
 ソーシャルメディアを活用した情報リテラシー教育
 7つの習慣に基づく自己実現支援サービス
 地域の課題
 佐原ソーシャルライブラリ
 花見川どっとcom!
 組織の課題
 ソーシャルシフトの実践支援
 すべて『システム開発+社会性』が共通テーマ
 人を変えるのか、あるいは世の中を変えるのか?
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人の課題
 ソーシャルメディアを活用した情報リテラシー教育
 目的:学生自身の目的に応じた使い方を考えられること
 方法:講義、演習、ディスカッションをバランスよく
 7つの習慣に基づく自己実現支援サービス
 目的:学生が主体的に行動し自己実現を果たすこと
 方法:『7つの習慣』に基づく自己実現支援システムの開発
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ソーシャルメディア講座
 講座ではゼミの学生がSAとして活躍
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高大連携授業 2014.7.31 教員免許状更新講習 2014.8.7
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7つの習慣に基づく自己実現支援サービス
 『7つの習慣』とは?
 人が成功するための人生哲学
 スティーブン・R・コヴィー博士が提唱
 インサイド・アウトの原則
 私的成功と公的成功
 プロジェクト研究との関連
 まずは7つの習慣の勉強・実践
 自己実現支援システムの開発
 支援手法の確立
17図.7つの習慣における成長の連続体
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自己実現支援システム
 システム設計
 私的成功:第二領域時間管理システム
 公的成功:ミッション・ステートメント共有システム
18図.自己実現支援システムの設計
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第ニ領域時間管理システム
 概要
 目的:主体的な行動選択ができること
 第二領域(緊急ではないが重要な活動)を優先するためのシステム
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ミッション・ステートメント共有システム
 概要
 『なりたい自分』でつながるソーシャルメディア
 師弟関係(メンターとメンティー)の可視化
 他者との切磋琢磨による自己実現
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バリュー:穏やかに楽しく生きる
ミッション1:学生指導
ミッション2:研究成果
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地域の課題
 佐原ソーシャルライブラリ
 目的:佐原の街がずっと続いていけるまちづくり
 方法:街の魅力を蓄積・発信するWebメディア開発・運用
 花見川どっとcom!
 目的:若者視点での花見川区の魅力再発見
 方法:Facebookページでの情報発信
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佐原ソーシャルライブラリの開発
 目的
 佐原の街がずっと続いていけるまちづくり
 市民協働型のまちづくりと情報発信がテーマ
 方法
 情報発信Webメディア「佐原ソーシャルライブラリ」
 コンセプト
 街の情報を収集し、蓄積しながら成長していくメディア
 街の歴史や最新情報(プラットフォーム佐原と連携)
 NPO、市民活動団体の活動報告
 地域住民や来街者の声(ソーシャルメディアで収集)
 情報大の研究成果(山車のルートマップ) 22
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佐原ソーシャルライブラリ
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2014年度の研究成果
 成果
 佐原マッピングパーティー:6/21
 八坂神社周辺のOpesStreetMap(OSM)の情報登録
 佐原の大祭(夏祭り):7/11~7/13
 OSM情報を利用した佐原山車マップの提供
 佐原の大祭(秋祭り)& 佐原ハッカソン:10/9~10/12
 佐原ハンターズ:山車の位置情報をみんなで共有するサイト
 さわら飲み歩きマップ:出店や酒造などの飲めるポイントを表示
 佐原ソーシャルライブラリのプロトタイプ
 各NPO団体との関係構築
 プラットフォーム佐原と連携した情報発信
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佐原マッピングパーティ(6/21)
 八坂神社周辺のOSM登録
 佐原山車マップを開発し、夏祭りにて提供
 課題:リアルタイムな山車位置表示は不可能
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佐原ハッカソン(10/9~11)
 短期集中型開発イベント(秋祭りと同時開催)
 成果物
 佐原ハンターズ、さわら飲み歩きマップ
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佐原ハンターズ
 山車の位置情報をみんなで共有するサイト
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さわら飲み歩きマップ
 出店や酒造などの飲めるポイントを地図上に表示
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花見川どっとcom!
 目的
 若者視点での新たな花見川区の魅力の再発見・情報発信
 活動
 学生主体による区の魅力発信プロジェクトチームの編成
 学生グループによる区内資源の発信(自然、文化、商業、施設等)
 区内の高校生対象のソーシャルメディアリテラシー教育
 高校生による情報収集・情報発信
 運用状況
 花見川どっとcom!のFacebookページ運用開始
 https://www.facebook.com/hanamigawacom
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花見川どっとcom!
30
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組織の課題
 ソーシャルシフト
 ソーシャルメディアを活用した組織改革
⇒ソーシャルメディアによる情報の透明化
⇒生活者の声に耳を傾ける
⇒価値観(=企業理念)が従業員に浸透
⇒最終的に組織が内部から「ソーシャル」に変わる
 ソーシャルシフトの実践支援
 目的:100年続く愛される企業
 方法:Facebook活用支援
31ループス・コミュニケーションズWebサイトより
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河野ゼミで学べる技術
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Web開発
ソーシャル 地図情報
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河野ゼミで学べること
 システム開発:WebとDB
 DBと連携したWebシステム:Ruby on Rails, jQuery
 ソーシャルサービス:Twitter, Facebook連携アプリ
 地図情報サービス:OpenStreetMap, yelp
 Webサイト・SNS構築:WordPress, Joomla!
 社会性:人と地域
 地域活性化:香取市佐原, 千葉市花見川区
 人生哲学:7つの習慣, ポジティブ心理学
 人材教育:情報リテラシー, パーソナルブランディング
 システム(手段)と社会(問題意識)の両面が重要 33
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社会的課題解決における課題
 効果が現れるまでに時間が掛かる
 少なくとも半年~1年、場合によっては数年
 研究計画を立てつつも、柔軟に進める必要がある
 評価指標が難しい
 何をもって成功とするか?
 FacebookページやWebのアクセス数で評価してよいのか?
 実際に関わる人達の主体性の向上や地元愛を評価すべきでは?
 定量的な評価が難しい要素こそ評価すべき
 他の研究者から理解され難い
 課題ベースの研究であるため、技術的な専門性ではない
34
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おすすめの書籍(1)
 7つの習慣
人格主義の回復
 著者:スティーブン・R・コヴィー
 1996年12月出版
 人が成功するための人生哲学
 インサイド・アウトの原則
 私的成功と公的成功
35
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おすすめの書籍(2)
 ソーシャルシフト
これからの企業にとって一番大切なこと
 著者:斉藤徹
 2011年11月出版
 ソーシャルシフトへのステップ
 透明性の時代に大切なこと
36
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おすすめの書籍(3)
 ワーク・シフト
孤独と貧困から自由になる働き方
の未来図〈2025〉
 著者:リンダ・グラットン
 2012年7月出版
 働き方を変える! 〈3つのシフト〉
 ゼネラリスト→連続スペシャリスト
 孤独な競争→みんなでイノベーション
 金儲けと消費→価値ある経験
37
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おすすめの書籍(4)
 幸せがずっと続く12の行動習慣
 著者:ソニア・リュボミアスキー
 2012年2月出版
 幸福度を高める方法の研究成果
 ポジティブ心理学に基づく行動習慣
 感謝をする
 人を許す
 楽観的になる
 目標達成に全力を尽くす
 人生の喜びを深く味わう
 など
38
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まとめ
 社会的課題解決のシステム開発と実践研究
 人の課題、地域の課題、組織の課題に分けて研究紹介
 ITを主軸に世の中に影響を与えつつ、その効果を評価
 SPA(Sensing-Processing-Actuation)により研究を俯瞰
 今後の課題
 SPAに基づいた評価
 研究の継続性の工夫
39
TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
おわり
 ご清聴頂きありがとうございました!
40
東京情報大学 総合情報学部 総合情報学科
システム開発コース 助教
河野 義広
Tel:043-236-1149
E-mail:ykawano@rsch.tuis.ac.jp
質問・コメントがありましたらお願いします

社会情報学会 2015年度全国大会 若手カンファレンス

  • 1.
  • 2.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 本日のメニュー  自己紹介  社会情報学における課題解決  社会的課題を解決するためのシステム開発  研究紹介  人の課題:情報リテラシー、自己実現システム  地域の課題:千葉県香取市、千葉市花見川区での活動  組織の課題:企業におけるソーシャルシフト実践  現状の課題  効果が現れるまでに時間が掛かる  評価指標が難しい  他の研究者から理解され難い 2
  • 3.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 自己紹介  名前:河野 義広(かわの よしひろ)  所属:システム開発コース 助教  専門:情報工学、社会情報学  社会的課題をシステムで解決する!  研究テーマ:ソーシャルメディアの社会的影響  ソーシャルメディア活用&パーソナルブランディング  ソーシャルメディアを「いかに人生に活かすか!」がテーマ  各ソーシャルメディアを自ら使い込んで実践研究  学生のキャリアデザイン支援、教育現場における情報教育 3
  • 4.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 河野の情報発信  ソーシャルアカウント  Twitter:@yoshi_kawano  Facebook:河野 義広  ブログ  個人ブログ:「穏やかに楽しく生きる」研究者のブログ  ITmediaでのブログ連載:アカデミックが見た社会 4
  • 5.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 社会情報学における課題解決 • 対象:ネット依存、炎上問題、情報モラル、地域情報化 • 課題の抽出が中心 社会学的見地から情報社会の問題を捉える • 社会的課題を解決するために情報システムの活用・開発 • 情報工学的アプローチ 情報システムを活用し社会的課題を解決する 5 多い 社会情報学会 での研究発表 情報システムを活用し社会的課題解決に取り組む 少ない
  • 6.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 河野ゼミの研究マップ  ITの上に立ち、社会の側面を見る  社会的課題に対して、強みであるITを使った課題解決  課題ベースのため、1からシステム開発を行う場合が多い 6
  • 7.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 研究テーマ ソーシャルメディアの社会的影響の調査 7
  • 8.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 河野ゼミの研究方針  概要  社会的課題を解決するためのシステム開発、 並びにその社会的影響に関する研究  システム開発と社会調査の両面が必要  システム開発では『社会を見渡す視点』が必要  社会調査では『課題を解決する技術力』が必要  卒業研究テーマ例:  学生のための第二領域時間管理システム「Self-reflector」  技術を売り買いできるサービス「TechnicaLink」  佐原の情報発信Webメディア「佐原ソーシャルライブラリ」の開発 8
  • 9.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 研究の進め方 1. 社会調査  文献やフィールドワークを通じた社会調査 2. 課題抽出  社会調査をもとに課題(解決すべき問題)の抽出 3. システム開発による課題解決  Webサイト、ソーシャル連携サービスの開発 4. 評価  どのような効果があったかを客観的に評価  特に人の内面の変化、地域と人のつながりなど  場合によっては心理学的な知識も必要 9
  • 10.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 社会調査の進め方 10  研究方針  Twitter、Facebookなどを使い込んでみる  フィールドワーク(現地調査)を行い、問題の分析  Webデザインの知識が必要になることもある  地域社会との関わりが重要  運営体制、役割分担まで含めた仕組み作りが大切
  • 11.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 地域社会との関わり  ソーシャルメディア活用による地域活性化  地域住民の持つ人脈と情報の集約・活用  地域社会における課題の解決 11 家族 仕事 子育て 地域 人脈と情報
  • 12.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES システム開発の進め方  研究方針  Twitter、Facebook連携サービスの開発  Web API(Application Programming Interface)の調査  外部プログラムからTwitterの機能を利用するための関数群  Web開発技術の習得  WebやDBの知識、推奨フレームワーク:Ruby on Rails 12 プログラム Webサイト Twitter DB A P I ① 問い合わせ ② データ処理③ 返信 インターネット 図. Twitter APIの仕組み D D
  • 13.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 研究紹介 河野ゼミの研究テーマの紹介をします 13
  • 14.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 社会的課題解決の研究テーマ  人の課題  ソーシャルメディアを活用した情報リテラシー教育  7つの習慣に基づく自己実現支援サービス  地域の課題  佐原ソーシャルライブラリ  花見川どっとcom!  組織の課題  ソーシャルシフトの実践支援  すべて『システム開発+社会性』が共通テーマ  人を変えるのか、あるいは世の中を変えるのか? 14
  • 15.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 人の課題  ソーシャルメディアを活用した情報リテラシー教育  目的:学生自身の目的に応じた使い方を考えられること  方法:講義、演習、ディスカッションをバランスよく  7つの習慣に基づく自己実現支援サービス  目的:学生が主体的に行動し自己実現を果たすこと  方法:『7つの習慣』に基づく自己実現支援システムの開発 15
  • 16.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES ソーシャルメディア講座  講座ではゼミの学生がSAとして活躍 16 高大連携授業 2014.7.31 教員免許状更新講習 2014.8.7
  • 17.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 7つの習慣に基づく自己実現支援サービス  『7つの習慣』とは?  人が成功するための人生哲学  スティーブン・R・コヴィー博士が提唱  インサイド・アウトの原則  私的成功と公的成功  プロジェクト研究との関連  まずは7つの習慣の勉強・実践  自己実現支援システムの開発  支援手法の確立 17図.7つの習慣における成長の連続体
  • 18.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 自己実現支援システム  システム設計  私的成功:第二領域時間管理システム  公的成功:ミッション・ステートメント共有システム 18図.自己実現支援システムの設計
  • 19.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 第ニ領域時間管理システム  概要  目的:主体的な行動選択ができること  第二領域(緊急ではないが重要な活動)を優先するためのシステム 19
  • 20.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES ミッション・ステートメント共有システム  概要  『なりたい自分』でつながるソーシャルメディア  師弟関係(メンターとメンティー)の可視化  他者との切磋琢磨による自己実現 20 バリュー:穏やかに楽しく生きる ミッション1:学生指導 ミッション2:研究成果
  • 21.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 地域の課題  佐原ソーシャルライブラリ  目的:佐原の街がずっと続いていけるまちづくり  方法:街の魅力を蓄積・発信するWebメディア開発・運用  花見川どっとcom!  目的:若者視点での花見川区の魅力再発見  方法:Facebookページでの情報発信 21
  • 22.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 佐原ソーシャルライブラリの開発  目的  佐原の街がずっと続いていけるまちづくり  市民協働型のまちづくりと情報発信がテーマ  方法  情報発信Webメディア「佐原ソーシャルライブラリ」  コンセプト  街の情報を収集し、蓄積しながら成長していくメディア  街の歴史や最新情報(プラットフォーム佐原と連携)  NPO、市民活動団体の活動報告  地域住民や来街者の声(ソーシャルメディアで収集)  情報大の研究成果(山車のルートマップ) 22
  • 23.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 佐原ソーシャルライブラリ 23
  • 24.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 2014年度の研究成果  成果  佐原マッピングパーティー:6/21  八坂神社周辺のOpesStreetMap(OSM)の情報登録  佐原の大祭(夏祭り):7/11~7/13  OSM情報を利用した佐原山車マップの提供  佐原の大祭(秋祭り)& 佐原ハッカソン:10/9~10/12  佐原ハンターズ:山車の位置情報をみんなで共有するサイト  さわら飲み歩きマップ:出店や酒造などの飲めるポイントを表示  佐原ソーシャルライブラリのプロトタイプ  各NPO団体との関係構築  プラットフォーム佐原と連携した情報発信 24
  • 25.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 佐原マッピングパーティ(6/21)  八坂神社周辺のOSM登録  佐原山車マップを開発し、夏祭りにて提供  課題:リアルタイムな山車位置表示は不可能 25
  • 26.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 佐原ハッカソン(10/9~11)  短期集中型開発イベント(秋祭りと同時開催)  成果物  佐原ハンターズ、さわら飲み歩きマップ 26
  • 27.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 佐原ハンターズ  山車の位置情報をみんなで共有するサイト 27
  • 28.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES さわら飲み歩きマップ  出店や酒造などの飲めるポイントを地図上に表示 28
  • 29.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 花見川どっとcom!  目的  若者視点での新たな花見川区の魅力の再発見・情報発信  活動  学生主体による区の魅力発信プロジェクトチームの編成  学生グループによる区内資源の発信(自然、文化、商業、施設等)  区内の高校生対象のソーシャルメディアリテラシー教育  高校生による情報収集・情報発信  運用状況  花見川どっとcom!のFacebookページ運用開始  https://www.facebook.com/hanamigawacom 29
  • 30.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 花見川どっとcom! 30
  • 31.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 組織の課題  ソーシャルシフト  ソーシャルメディアを活用した組織改革 ⇒ソーシャルメディアによる情報の透明化 ⇒生活者の声に耳を傾ける ⇒価値観(=企業理念)が従業員に浸透 ⇒最終的に組織が内部から「ソーシャル」に変わる  ソーシャルシフトの実践支援  目的:100年続く愛される企業  方法:Facebook活用支援 31ループス・コミュニケーションズWebサイトより
  • 32.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 河野ゼミで学べる技術 32 Web開発 ソーシャル 地図情報
  • 33.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 河野ゼミで学べること  システム開発:WebとDB  DBと連携したWebシステム:Ruby on Rails, jQuery  ソーシャルサービス:Twitter, Facebook連携アプリ  地図情報サービス:OpenStreetMap, yelp  Webサイト・SNS構築:WordPress, Joomla!  社会性:人と地域  地域活性化:香取市佐原, 千葉市花見川区  人生哲学:7つの習慣, ポジティブ心理学  人材教育:情報リテラシー, パーソナルブランディング  システム(手段)と社会(問題意識)の両面が重要 33
  • 34.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 社会的課題解決における課題  効果が現れるまでに時間が掛かる  少なくとも半年~1年、場合によっては数年  研究計画を立てつつも、柔軟に進める必要がある  評価指標が難しい  何をもって成功とするか?  FacebookページやWebのアクセス数で評価してよいのか?  実際に関わる人達の主体性の向上や地元愛を評価すべきでは?  定量的な評価が難しい要素こそ評価すべき  他の研究者から理解され難い  課題ベースの研究であるため、技術的な専門性ではない 34
  • 35.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES おすすめの書籍(1)  7つの習慣 人格主義の回復  著者:スティーブン・R・コヴィー  1996年12月出版  人が成功するための人生哲学  インサイド・アウトの原則  私的成功と公的成功 35
  • 36.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES おすすめの書籍(2)  ソーシャルシフト これからの企業にとって一番大切なこと  著者:斉藤徹  2011年11月出版  ソーシャルシフトへのステップ  透明性の時代に大切なこと 36
  • 37.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES おすすめの書籍(3)  ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方 の未来図〈2025〉  著者:リンダ・グラットン  2012年7月出版  働き方を変える! 〈3つのシフト〉  ゼネラリスト→連続スペシャリスト  孤独な競争→みんなでイノベーション  金儲けと消費→価値ある経験 37
  • 38.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES おすすめの書籍(4)  幸せがずっと続く12の行動習慣  著者:ソニア・リュボミアスキー  2012年2月出版  幸福度を高める方法の研究成果  ポジティブ心理学に基づく行動習慣  感謝をする  人を許す  楽観的になる  目標達成に全力を尽くす  人生の喜びを深く味わう  など 38
  • 39.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES まとめ  社会的課題解決のシステム開発と実践研究  人の課題、地域の課題、組織の課題に分けて研究紹介  ITを主軸に世の中に影響を与えつつ、その効果を評価  SPA(Sensing-Processing-Actuation)により研究を俯瞰  今後の課題  SPAに基づいた評価  研究の継続性の工夫 39
  • 40.
    TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYOUNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES おわり  ご清聴頂きありがとうございました! 40 東京情報大学 総合情報学部 総合情報学科 システム開発コース 助教 河野 義広 Tel:043-236-1149 E-mail:ykawano@rsch.tuis.ac.jp 質問・コメントがありましたらお願いします

Editor's Notes

  • #2 ああああ
  • #21 Therefore , we proposes self-actualization support service named “Mentors”. Concept of Mentors is “Everyone has the face of both mentor and mentee”. This seems like a hard work friendly and rivalry. It means sessa-takuma in Japanese. There are three components of self-analysis in human life design. That is , value, mission, and strategies. Value is that What you feel is most valuable in life. Mission is the goal which you truly want to achieve. Strategy is the ‘to-do list’ to improve ‘values’ and to achieve “mission”.