2014年度の立命館大学大学院課の「研究会企画とマネジメント」セミナー資料です。

1. 2014 年度 大学院キャリアパス支援プログラム
「研究会企画とマネジメント」セミナー
「研究会を始めよう」
西田亮介
2014 年 5 月 7 日＠立命館大学衣笠キャンパス
先端総合学術研究科特別招聘准教授
ryosukenishida@gmail.com
1

2. 2
自己紹介
• 立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘准教授。
• 専門は情報社会論と公共政策。情報化と社会変容、情報と政治（ネット選挙）
、社会起業家の企業家精神醸成過程や政策としての「新しい公共」、地域産業
振興、協働推進、日本のサーフカルチャーの変遷等を研究。
• 1983 年京都生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業。同大学院政策・メディア
研究科修士課程修了。同大学院政策・メディア研究科後期博士課程単位取得退
学。
• 同大学院政策・メディア研究科助教（有期・研究奨励Ⅱ）、（独）中小機構経営
支援情報センターリサーチャー、東洋大学、学習院大学、デジタルハリウッド
大学大学院非常勤講師等を経て現職。
• 著書に『ネット選挙 解禁がもたらす日本社会の変容』（東洋経済新報社）
「ネット選挙とデジタル・デモクラシー」（ NHK 出版）。共編著・共著に
『「統治」を創造する』（春秋社）『大震災後の社会学』（講談社）ほか。

3. 全体概要
1. 導入、講師・履修者自己紹介
2. 研究会とはなにか
3. 研究会への参加・主催のメリット
4. 研究会のデザイン
5. 研究会参加者のインセンティブと分担
3

4. 4
4

5. 研究会の区分
• 勉強会：学生が自主的に企画。
• ゼミ：正課として大学が設置。基礎的な知見の共有（輪読）と議論の場
• 研究会（学内、学外）：大学を越えて存在。正課外活動。
• 学会、研究会：通常年間 1 、 2 回程度報告可能。
• 産官学主催の研究会：多様な主体によって企画。社会的インパクト、知財創出
• 審議会・公的機関研究会：国や地方自治体によって企画。政策立案が目的。
• 基本的にいずれも業績に。
– 研究者の業績創出のサイクルを理解しておくこと。
– 業績は勝手には増えない。「ゲーム」の「ルール」を理解すべき。
5

6. 研究会への参加・主催の
直接的・間接的メリット
• 新規研究テーマの検討機会
• 学びの機会
• 交流（ネットワーキング）の機会
• 研究業績周知の機会
• 研究業績をアウトプットする機会
• 新規研究資金獲得の機会
6

7. 研究会への参加・主催の
直接的・間接的メリット
• 研究会の主催は「プレゼンスの獲得」に貢献
– 「プレゼンス」：存在感
• 特定の分野のリーダー
• 学会企画等への参加
• 論文執筆機会／研究業績の増加
• 社会的影響力の増大
7

8. 研究会のデザイン
• 「練られていない研究会」／「練った研究会」
– 目的：研究／調査／発信／資金獲得
– 分担：公平な分担／傾斜のある分担
– 参加者：参加者の目的の擦り合わせ
– アウトプット：義務と配分
8

9. 研究会の目的と
参加者のインセンティブ、分担
• 研究会の目的と参加者のインセンティブ
、分担をデザインしないと、しばしば研
究会は「失敗」する。
–悲惨な「研究会の失敗」
9

10. 研究会活動支援制度
• 支援内容 研究会活動支援の内容は以下のとおりです。詳細は募集要項を参照してください。
• （ 1 ）経費支援 2014 年度 国内調査交通費（上限あり）を費目に追加
• 経費支援として支給する補助金については、 1 研究会につき年額 100,000 円を上限として、研究会の企画等に関
わる費用（以下「企画経費」という。）および学外者の招聘にかかわる費用（以下「招聘経費」という。）を支
給します。
• ② 施設支援 支援の対象となる研究会が、学内で研究会活動を行う場合に、立命館大学課外活動団体への施設貸
与条件に準じて教室を貸与します。
• 出願資格 2014 年度 研究科構成人数要件を緩和、アドバイザーを廃止 以下の各号のすべての要件を満たす研究
会。
– （ 1 ） 3 名以上の在学大学院学生により構成されていること。
– （ 2 ） 2 研究科以上の在学大学院学生により構成されていること。
– （ 3 ） 研究代表者は、在学大学院学生であること。
– （ 4 ） 副研究代表者は、研究代表者とは異なる研究科の在学大学院学生であること。
• 申請期間・募集要項 2014 年度募集期間 （春季） 2014 年 5 月 1 日（木）～ 5 月 16 日（金） 13 ： 00 ～ 17 ：
00 土日祝日を除く （秋季） 2014 年 10 月 1 日（水）～ 10 月 10 日（金） 13 ： 00 ～ 17 ： 00 土日祝日を除く
• 詳細： http://www.ritsumei.ac.jp/ru_gr/g-career/fellow/master/article.html/?id=5
10

11. ワーク
• 「魅力的な研究会」を考える
– 研究会題目
– 研究目的
– 研究文脈
– 研究会の必然性
– 獲得目標
– 具体的な段取り
※ 現在、実際に行っている研究会の再定義も可。
11

12. 2014 年度 大学院キャリアパス支援プログラム
「研究会企画とマネジメント」セミナー
「研究会を始めよう」
西田亮介
2014 年 5 月 7 日＠立命館大学衣笠キャンパス
先端総合学術研究科特別招聘准教授
ryosukenishida@gmail.com
12