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Financial training chapter10 1st 'What is option'
- 2. 第10章 金融商品の知識 ⑧オプション
第10章 オプション
第1回 オプション取引とは
第2回 オプション取引の損益
第3回 オプション取引のストラテジー①
第4回 オプション取引のストラテジー②
第5回 プレミアムの変動要因
第6回 債券・株式のオプション
第7回 金利のオプションとエキゾ
第8回 デリバティブ取引のリスク
- 9. コール・オプションとプット・オプションLecture!
①オプション取引とは > ② > ③ > ④第10章 第1回 オプション取引とは
買い手 売り手
コール・オプション
ちょうど1カ月に
A社の株式を1株1,000円で
買える権利を
1株当たり50円で売ります。
権利
権利の対価
権利を買う代わりに、
権利の対価として
1株当たり50円を支払います。
「株式を買える」権利の買い手 ⇒ 1ヵ月後、株価が1,000円を超えれば権利を使う!
「株式を買える」権利の売り手 ⇒ 1ヵ月後、株価が1,000円を超えなければ権利料丸儲け!
※買える権利の売り手とか言うとややこしいですが、頑張りましょう。
- 10. コール・オプションとプット・オプションLecture!
①オプション取引とは > ② > ③ > ④第10章 第1回 オプション取引とは
プット・オプション
買い手 売り手
今から1カ月以内、
米ドルを1ドル=110円で
売れる権利を
1ドル当たり2円で売ります。
権利を買う代わりに、
権利の対価として
1ドル当たり2円を支払います。
「米ドルを売れる」権利の買い手 ⇒ 1ヵ月以内に米ドルが110円を下回ると権利を使う機会あり。
「米ドルを売れる」権利の売り手 ⇒ 1ヵ月以内に米ドルが110円を下回らなければ権利料丸儲け!
※売れる権利の買い手とか言うとややこしいですが、頑張りましょう。
権利
権利の対価
- 13. オプション用語 ― 原資産(Underlying)Lecture!
第10章 第1回 オプション取引とは
売り手
ちょうど1カ月に
A社の株式を1株1,000円で
買える権利を
1株当たり50円で売ります。
買える権利、売れる権利の対象となる金融商品を原資産(Underlying)と呼びます。
※これについては、デリバティブ共通の用語ですね。
売り手
今から1カ月以内、
米ドルを1ドル=110円で
売れる権利を
1ドル当たり2円で売ります。
原資産(Underlying)
① > ②オプションの基本用語 > ③ > ④
- 14. オプション用語 ― 権利行使Lecture!
第10章 第1回 オプション取引とは
オプションの買い手が権利を使い、実際に原資産を売買することを、
権利行使と言います。反対に、権利行使しないことを権利放棄と呼ぶ。
なお、買い手が権利行使したほうが利益を得られる場合(※ITMという、後述)
自動で権利行使されるといった、自動権利行使制度があるオプションもあります。
買い手
ちょうど1ヵ月後に
A社株式を1,000円で
買える権利を購入しました!
もし1ヵ月後、
株価が1,000円より高くなっていれば、
この権利を使って株式を購入しよう
(そして転売して利益を得よう)
権利行使
① > ②オプションの基本用語 > ③ > ④
- 15. オプション用語 ― 権利行使価格(Strike Price)Lecture!
第10章 第1回 オプション取引とは
売り手
ちょうど1カ月に
A社の株式を1株1,000円で
買える権利を
1株当たり50円で売ります。
いくらで買える(売れる)権利なのか、この予め決められる取引価格を
権利行使価格(Strike Price)、またはストライクと呼びます。
売り手
今から1カ月以内、
米ドルを1ドル=110円で
売れる権利を
1ドル当たり2円で売ります。
権利行使価格(Strike Price)
① > ②オプションの基本用語 > ③ > ④
- 16. オプション用語 ― 権利行使タイプLecture!
第10章 第1回 オプション取引とは
売り手
ちょうど1カ月に
A社の株式を1株1,000円で
買える権利を
1株当たり50円で売ります。
権利行使ができる期間は1日限定のものや、一定期間設けられるものがあります。
この違いを権利行使タイプといい、
前者をヨーロピアン・タイプ、後者をアメリカン・タイプと呼びます。
また複数日権利行使ができる日がある
セミアメリカン(バミューダ)・タイプもあります。
売り手
今から1カ月以内、
米ドルを1ドル=110円で
売れる権利を
1ドル当たり2円で売ります。
ヨーロピアン・タイプ アメリカン・タイプ
① > ②オプションの基本用語 > ③ > ④
- 17. Lecture!
第10章 第1回 オプション取引とは
買い手 売り手
ちょうど1カ月に
A社の株式を1株1,000円で
買える権利を
1株当たり50円で売ります。
権利を買う代わりに、
権利の対価として
1株当たり50円を支払います。
オプション用語 ― プレミアム(Premium)
権利
権利の対価
権利の対価としての権利料のことを、プレミアム(Premium)と言います。
このプレミアムは契約時で受払されるもので、
権利行使、あるいは権利放棄のときに併せて決済されることはありません。
プレミアム(Premium)
① > ②オプションの基本用語 > ③ > ④
- 25. 買い手と売り手で損益は正負反転
第10章 第1回 オプション取引とは
損益
= プレミアム - (原資産価格 – 権利行使価格)
Lecture!
権利行使された!
権利放棄されなかった!
損益 = プレミアム
売り手買い手
権利行使する!
権利行使しない!
損益
= (原資産価格 – 権利行使価格) – プレミアム
損益 = - プレミアム
Call
① > ② > ③オプションの損益 > ④
- 27. ITM・ATM・OTM
第10章 第1回 オプション取引とは
原資産価格 = 1,200円
権利行使する!
損益は1株当たり100円
原資産価格 = 1,100円
権利行使する!
損益は1株当たり0円
Lecture!
原資産価格 = 1,000円
権利行使してもしなくていい。
損益は1株当たり-100円
原資産価格 = 900円
権利行使しない。
損益は1株当たり-100円
◆◆権利行使価格が1,000円、プレミアムが100円のコール・オプションの場合◆◆
ITM ⇒ 権利行使価格 < 原資産価格
(in the money、イン・ザ・マネー)
ATM ⇒ 権利行使価格 = 原資産価格
(at the money、アット・ザ・マネー)
OTM ⇒ 権利行使価格 > 原資産価格
(out of the money、アウト・オブ・ザ・マネー)
Call
① > ② > ③オプションの損益 > ④
- 28. ATMと損益分岐点は異なる
第10章 第1回 オプション取引とは
原資産価格 = 1,200円
権利行使する!
損益は1株当たり100円
原資産価格 = 1,100円
権利行使する!
損益は1株当たり0円
Lecture!
原資産価格 = 1,000円
権利行使してもしなくていい。
損益は1株当たり-100円
原資産価格 = 900円
権利行使しない。
損益は1株当たり-100円
ITM
ATM
OTM
利益
損失
損益分岐点
原資産価格
=権利行使価格+プレミアム
原資産価格=権利行使価格
Call ◆◆権利行使価格が1,000円、プレミアムが100円のコール・オプションの場合◆◆
① > ② > ③オプションの損益 > ④