~文系研究者によるQGIS習得プロセス~
厚沢部町教育委員会
社会教育係・学芸員 石井淳平
FOSS4G 2012 HOKKAIDO 2012.6.30
地形や植生と、遺跡の分布の関係
を知りたい
斜面方位
傾斜角
植生
地質
地理情報を利用して遺跡の立地
について考察したい
津村宏臣2001「遺跡の環境容量分析」『考古学の
ためのGIS分析』より
こういう感じの研究
GISで扱いたい図面がけっこうある
所管する自然公園の林班図
入力ミス?
測地系・投影系?
バグ?
初心者は、失敗の原因がわからない
ダウンロードしたりデータ変換したりするのは割とス
ムーズにできた(でも面倒)
産総研地質図データベース 自然環境基礎保全調査植生図
複数の地図を比較する作業ができるようになると楽しい
付加体とヒノキアスナロ分布図
擦文遺跡と館跡の分布 擦文前期の遺跡分布 擦文後期の遺跡分布
13時期に区分した遺跡の分布図
時期ごとの組み合わせを変えて検討
→紙地図ではものすごく大変な作業=GISの恩恵
「中世的蝦夷地」はどのようにして成立したか~北海道南部の擦文遺跡の分布とその変遷から読み解く~
堀の屈曲点に杭を打ちたい
屈曲点などの要所にポイントを作成 ポイントの座標値を取得
座標値をエクセルに出力
測量計算簿にコピペ
航空写真提供 (有)ウイング西尾誠氏
QGIS=価格は「フリー」だけど・・・
習得コストをどうにかしない
と考古学では普及しない
習得がハイコスト
みんなで使って教えあう
Adobe Illustrator普及時のような
爆発的な普及による難易度低下
◎地理情報を使って解析する
・遺跡間のネットワーク距離
・コスト距離を利用した集落領域の推測
・地理情報から予測する遺跡分布
普通の考古学研究者が最初か
らこれを目指すと絶対挫折する
・遺物分布図の作成
・遺跡データベースから文化財マップ作成
・測量業務支援
・各年度調査図面の集成
日常業務支援にGISを活用する
基礎技術を習得しつつGISで業務を効率化
(1)行政による発掘調査の独占
(2)発掘・発見による市民の関心の維持
◎市民と考古学の乖離
◎膨大な未活用資料
(1)少ない財源
(2)少ない職員
(3)これまでに得られた膨大な資料
(4)市民の高い関心
学びの営みを市民のものに
FOSS4Gツール群
市民と専門家が使える共通のツール
対等な条件での研究・学習

Qgisを考古学で使う