第236回地球研談話会セミナー発表資料
2014年7月15日(火)12:15-13:15
総合地球環境学研究所セミナー室3・4
要旨:
私の出身分野は考古学です。大学院生の時に地理情報システム(GIS)を研究に取り入れ、キャリアを積むうちに、いつしか情報技術で研究と研究、人と人の橋渡しをするのが仕事に
なりました。そんな私の研究履歴をかんたんに紹介します。
1. 考古学に橋を架ける
GISを使い始めた頃、身近に経験者がおらず、独学で苦労した経験から、考古学GISに関心ある研究者のコミュニティ「Archaeo-GIS Workshop」を立ち上げました。その経験を活かして、地考古学(ジオアーケオロジー)の国際的なオンラインコミュニティ形成も手がけました。
2. 隣接分野に橋を架ける
現在の考古学は、人文・社会科学と自然科学の方法を持ち寄った学際科学です。その一例として、生態学のモデルを用いて考古学、年代学、気候学、地形学の研究者が持ち
寄ったデータを統合し、古人類の空間的広がりを推定するという研究に取り組んでいます。
3. ステークホルダーに橋を架ける
考古学のフィールドワークは社会のさまざまなステークホルダー(利害関係者)との協働で成り立っています。地球研に着任する前の3か月、オマーンの世界遺産バート遺跡群で、
政府・地域住民とともに史跡整備計画の策定に取り組みました。その経験を話します。
地球研談話会
談話会は、講演者各自の研究バックグラウンドをふまえつつ、多くの所員にとっての共通の話題を提供をしていただき、地球研所員の相互の理解と交流を深めることを目的として開催しています。お弁当を食べながら自由な議論をします。原則として、第1・3・5火曜日のお昼の時間に行います。