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130920_jset29_idを用いた学生向けマインドマップ講習の改善検討

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医学部の学生に向けたマインドマップ授業の実践報告発表。主に「必修授業になった場合の、学習意欲」と「マインドマップ授業での学びをどう評価すれば良いのか?」という観点から。2011〜2013での改善について。

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130920_jset29_idを用いた学生向けマインドマップ講習の改善検討

  1. 1. IDを用いた学生向け マインドマップ講習の 改善検討 淺田義和(自治医科大学) 日本教育工学会 第29回 全国大会 Sep. 23, 2013 @ 秋田大学
  2. 2. 概要 •学生向けマインドマップ講習の改善 •一般の有料講習と大学等の授業との受 講者(学習意欲)の違い •問題点:満足度評価が主体、学習定着 の評価はほとんどされていない •改善策:学習意欲の向上(ARCS)、 学習成果の評価方法を検討
  3. 3. 背景:マインドマップ •思考整理・発散用のツール、ノート術 •中心から放射状に •イラストや色を多用 •あくまで、思考の補助ツール
  4. 4. 背景:初回の実施 •マインドマップの基礎講習を 医学部4年生に実施(2011年4月) •一般向け講習はインストラクター経験あり •必修の1コマ(3時間、60人x2回)で、 一般向けと同じ流れで実施 •事前学習等は他の授業や試験時間との 兼ね合いで導入困難 ※一般セミナーでは事前学習課題なし
  5. 5. 背景:初回の実施 •「今後に使えそうか?」5.4 1.3(7段階) •アンケートの記述より •前半の内容(マインドマップの背景など) より、後半の実践をもっと多くして欲しい •この時期に行う意味が分からない •ツールとしては使えそう
  6. 6. 目的 •必修授業のように強制力の伴う学習の 場におけるマインドマップ講習におい て、実践の課題および改善案を整理
  7. 7. 受講者の特徴 •一般的なセミナー や 選択授業 •有料、限定的、自主的な参加 •受講者の学習意欲は高め(比較的、均一) •必修の授業や講習会 •半強制的な参加、受講者のばらつき •学習意欲は不均一(低め) •まず「聞いてもらう」ためにも工夫が必要
  8. 8. 従来の講習の流れ •マインドマップの成り立ち •マインドマップの書き方 •実際に「書いてみる」ワーク x 2∼3 •各パートでショートディスカッションあり
  9. 9. 実践1:2011 •医学部4年生60人 x 2回、3時間 •従来型の講習をそのまま実施 •ワークでは「自己紹介」「理想の医師」 •今後への利用(アンケート調査) 5.4 1.3
  10. 10. 学習意欲の問題 •Attention •受講者の興味・関心:不均一 •学習手法などに興味があるか否か •Relevance •実践できるのが後半 •何に役立つか不明のまま進む
  11. 11. 学習意欲の問題 •Confidence •講習で行うのは「書き方」の確認 •個々のテーマで使えるか否かは別問題 •Satisfaction •意欲を持って参加 → 学べた ことの満足 •元々の意欲が低い → 満足度低
  12. 12. ARCS的な改善 •導入に医学教育・医療での応用事例を 複数紹介(A・R) •「成り立ち」の部分は大幅削減(A) •ワークのテーマとして、基本的なマッ プ以外に臨床的な知識の整理などを追 加し、実際に使うときと同じような練 習をさせる(C・S)
  13. 13. 実践2:2012 •「学習の場面で」使う練習として実施 •カルテ記載前のメモ書きワークの追加 •アンケート結果:4.7 1.5 •「書くのが難しかった」 •「自己紹介のようなマップは簡単」 •医療現場での活用に焦点をあてた結果? → 実際は「使える」ことがゴール
  14. 14. 「使い方」に焦点 •放射状に思考を整理する(記述する) ことに焦点を当てた練習 •「書いたものを整理し直す」ことと合 わせ、グループディスカッションを追加 •30人 x 4 1回1.5時間 とし、個別の 学生の進 を見やすいように変更
  15. 15. 実践3:2013 •既にある知識の整理(解剖学など) •臨床的な推論・思考の補助 (考えられる病態の書き出し、関連付け) •お互いに書き出したものを見比べ、 現状の知識を再確認
  16. 16. 実践3:2013 •アンケート結果:5.0 1.2 ( p>0.05 ) •「自分のことなら書きやすい」 •「医療分野だと、知識不足で書けない」 •「もう少し詳しく知りたい」 •1回の講習時間は半減 •60人に戻しても問題はなさそう
  17. 17. 学習の定着 •iPadアプリなどで使い始めた学生が増加 •「マップの書き方」については問題なし •問題は「テーマそのもの」の知識不足? •本当に「使えて」いるか? → C・Sの視 点、カークパトリックのレベル3評価を 考慮する必要
  18. 18. マップの評価? •リンク数などで評価する手法・研究はい くつか存在するが、本来は「マップを書い て思考が整理されたか否か」が重要 •マップを書いたことで知識が整理された か否かを評価する基準作り •クイズ的なものを導入 •テーマを絞って(解剖や病理)、 書かせたものを使ってお互いに教え合う
  19. 19. 2014に向けて •マップの評価に関する指標作りとその実践 •「知識量」の影響が少ないものを利用 •基本ワークと応用ワークの明確な区分 •基本ワーク(自己紹介):書き方の練習 •応用ワーク(医療):現場での使い方 •応用するための「知識」の必要性の強調
  20. 20. 2014に向けて •全体への授業機会が残っていれば そのまま実践 •機会が無くなった場合(可能性は中程度) 希望者向けの課外セミナーなどを開催 •学習意欲は高くなってしまうが、 「応用テーマ」と「評価」の必要条件は 確認できる
  21. 21. 考察:デザイン研究として •マインドマップに限らず、一般的なセミナ ーとして行われているものを授業に取り入 れる際、以下の考慮が必要 •学習者(学習意欲)のばらつき •「評価方法」の不足(基本的に体験 •「実際に使う」ことを促す全体構成 •該当分野への応用ワークは難易度に注意

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