Successfully reported this slideshow.
We use your LinkedIn profile and activity data to personalize ads and to show you more relevant ads. You can change your ad preferences anytime.
医療系学生による
シミュレーション教育を
主体とした自主学習サークル
淺田義和(自治医科大学)
青木太郎(日本BLS協会)
日本教育工学会 第29回 全国大会
Sep. 23, 2013 @ 秋田大学
全体の概要
•医学部の教育(卒前教育):知識学習と
比較し、運動技能の演習時間が不足
•学生による、シミュレーションをベース
とした自主学習サークルの誕生
•授業の補填と発展、2つの側面を備えた
インフォーマルラーニングに関する検討
医学部の教育体系例
•1∼4年:座学中心
•4年終了時:CBT / OSCE(客観的臨床
能力試験)で知識と技術の評価
•5∼6年:病棟で(参加型)臨床実習
•卒業前:一部の大学ではAdvanced
OSCE(知識&技術評価)の実施
•卒業後:...
知識・技術の学習
•知識:6年間を通じて学習。定期試験、
CBT、国家試験で評価。
•技術:基本的にはOSCE前(4年後半)
から実施。OSCE後は医師国家試験ま
で統一的な試験がないことも。
•技術面の学習量が不足する傾向
シミュレーション教育
•マネキン人形や模擬患者を使った手
技、医療面接などの練習
•シミュレーションセンターとして機材
管理やトレーニングルームを有する施
設も増加している
•授業時間のみでは、有効活用しきれな
いことも多い
学生の自主学習団体
•シミュレーション学習サークル
•主に救急蘇生の講習会などを対象
•学生同士で教え合う
•公式のインストラクター資格を取得
•自主的な、意欲の高い学習活動
目的
•現状の整理:学生のサークル活動(課
外時間における、自主的なシミュレー
ション学習活動)をインフォーマルラ
ーニングの視点から整理する
•そもそも、これはインフォーマルラー
ニングと呼んでよいだろうか?
•今後の課題:学習効果向上のため...
学生サークルの特徴
•課外時間での実施
•学生が主体的、教え合う環境
•授業内容の補填
•他職種連携のベース(複数学部で実施)
•他大学との連携、ネットワーク作り
課外時間での実施
•基本的に休日や放課後の時間を利用
•JMSS(Jichi Medical Study
Session)の学生は放課後が多い
•1∼2時間程度の勉強会
•3∼4時間程度の公認コース
学生同士の教え合い
•上級生が下級生に指導
•下級生:教員より親近感
•上級生:自身の知識の再確認
•他学部の学生に教える
•看護の視点を医学部の学生に など
授業内容の補填
•扱う内容は医学的な内容
•授業で扱うレベルの補填
(消化不良をなくす)
•より高度・発展的な学習
(研修医となる準備、予習的体験)
従来の授業 サークル
時間
知識
技術
・医学部在学中
・いわゆる授業時間
・医学部在学中
・(講師として)卒業後
・課外時間に実施
・国家試験の範囲を
 くまなく実施
・分量が非常に多い
・手技の背景知識や
 関連情報として学習
・臨床推論な...
従来の授業 サークル
対象
学習
意欲
意義
・基本的には学部別
・他学部の授業は聞けない
 (時間的に不可能)
・医 以外の学部も参加
・他大学との同時開催
・ネットワーク作り
・その学部を選んだ以上、
 意欲はある(はず)
・必修授業などは...
今後に向けて
•教え方、学び方 の伝達
•インストラクショナルデザイン、
スタディスキルなどのコンテンツ
•標準的な学習教材の作成サポート
•授業内容に関連する、公開可能な
コンテンツの早期提供、共有
•サークル活動から授業へのフィードバック
...
Upcoming SlideShare
Loading in …5
×

JSET29_課題研究

320 views

Published on

JSET課題研究「医療系学生によるシミュレーション教育の自主学習サークル」の発表スライド(画像削除版)。

  • Be the first to comment

  • Be the first to like this

JSET29_課題研究

  1. 1. 医療系学生による シミュレーション教育を 主体とした自主学習サークル 淺田義和(自治医科大学) 青木太郎(日本BLS協会) 日本教育工学会 第29回 全国大会 Sep. 23, 2013 @ 秋田大学
  2. 2. 全体の概要 •医学部の教育(卒前教育):知識学習と 比較し、運動技能の演習時間が不足 •学生による、シミュレーションをベース とした自主学習サークルの誕生 •授業の補填と発展、2つの側面を備えた インフォーマルラーニングに関する検討
  3. 3. 医学部の教育体系例 •1∼4年:座学中心 •4年終了時:CBT / OSCE(客観的臨床 能力試験)で知識と技術の評価 •5∼6年:病棟で(参加型)臨床実習 •卒業前:一部の大学ではAdvanced OSCE(知識&技術評価)の実施 •卒業後:医師国家試験(択一問題)
  4. 4. 知識・技術の学習 •知識:6年間を通じて学習。定期試験、 CBT、国家試験で評価。 •技術:基本的にはOSCE前(4年後半) から実施。OSCE後は医師国家試験ま で統一的な試験がないことも。 •技術面の学習量が不足する傾向
  5. 5. シミュレーション教育 •マネキン人形や模擬患者を使った手 技、医療面接などの練習 •シミュレーションセンターとして機材 管理やトレーニングルームを有する施 設も増加している •授業時間のみでは、有効活用しきれな いことも多い
  6. 6. 学生の自主学習団体 •シミュレーション学習サークル •主に救急蘇生の講習会などを対象 •学生同士で教え合う •公式のインストラクター資格を取得 •自主的な、意欲の高い学習活動
  7. 7. 目的 •現状の整理:学生のサークル活動(課 外時間における、自主的なシミュレー ション学習活動)をインフォーマルラ ーニングの視点から整理する •そもそも、これはインフォーマルラー ニングと呼んでよいだろうか? •今後の課題:学習効果向上のために教 員ができることは何か
  8. 8. 学生サークルの特徴 •課外時間での実施 •学生が主体的、教え合う環境 •授業内容の補填 •他職種連携のベース(複数学部で実施) •他大学との連携、ネットワーク作り
  9. 9. 課外時間での実施 •基本的に休日や放課後の時間を利用 •JMSS(Jichi Medical Study Session)の学生は放課後が多い •1∼2時間程度の勉強会 •3∼4時間程度の公認コース
  10. 10. 学生同士の教え合い •上級生が下級生に指導 •下級生:教員より親近感 •上級生:自身の知識の再確認 •他学部の学生に教える •看護の視点を医学部の学生に など
  11. 11. 授業内容の補填 •扱う内容は医学的な内容 •授業で扱うレベルの補填 (消化不良をなくす) •より高度・発展的な学習 (研修医となる準備、予習的体験)
  12. 12. 従来の授業 サークル 時間 知識 技術 ・医学部在学中 ・いわゆる授業時間 ・医学部在学中 ・(講師として)卒業後 ・課外時間に実施 ・国家試験の範囲を  くまなく実施 ・分量が非常に多い ・手技の背景知識や  関連情報として学習 ・臨床推論など、知識を  メインとした講習会も ・学生数と授業時間の問題 ・OSCE前から開始 ・病棟実習以降は大学や  診療科によって様々 ・授業で扱わない or  扱えないものも実施 ・低学年からでも高度な  実技体験が可能
  13. 13. 従来の授業 サークル 対象 学習 意欲 意義 ・基本的には学部別 ・他学部の授業は聞けない  (時間的に不可能) ・医 以外の学部も参加 ・他大学との同時開催 ・ネットワーク作り ・その学部を選んだ以上、  意欲はある(はず) ・必修授業などは学生間で  意欲に差がある ・基本的に受動的な講義 ・自主的な参加 ・興味のある内容を、  お互いに教え合う形式 ・立場の近い学生同士 ・実技体験の楽しさ ・医療者として働くために  必須(必要最低限)の  内容を限られた時間で ・授業を踏まえた発展 ・自信のない部分の補填 ・運動技能の練習機会
  14. 14. 今後に向けて •教え方、学び方 の伝達 •インストラクショナルデザイン、 スタディスキルなどのコンテンツ •標準的な学習教材の作成サポート •授業内容に関連する、公開可能な コンテンツの早期提供、共有 •サークル活動から授業へのフィードバック •卒業後における役立ち度合いの確認

×