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円盤D={ 𝑥, 𝑦 |𝑥2
+ 𝑦2
≦ 1}及び十分なめらかな2変数関数f(x,y)を用いて
E={(x,y,z)|z=f(x,y) D∋(x,y)}と定義される曲面の面積Sは2重積分
S=∬ 𝐷 1 +
𝜕𝑓
𝜕𝑥
2
+
𝜕𝑓
𝜕𝑦
2
dxdyであ耐えられる。
(1)g(r,θ)=f(rcosθ,rsinθ)と極座標表示した時
S= 0
2𝜋
𝑑𝜃 0
1
𝑑𝑟 𝑟2 + 𝑟2 𝜕𝑔
𝜕𝑟
2
+
𝜕𝑔
𝜕𝜃
2
となることを示しなさい。
(2)g(r,θ)=r+ 2𝜃である時の面積Sを求めなさい。
円盤D={ 𝑥, 𝑦 |𝑥2
+ 𝑦2
≦ 1}及び十分なめらかな2変数関数f(x,y)を用いて
E={(x,y,z)|z=f(x,y) D∋(x,y)}と定義される曲面の面積Sは2重積分
S=∬ 𝐷 1 +
𝜕𝑓
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dxdyであ耐えられる。
(1)g(r,θ)=f(rcosθ,rsinθ)と極座標表示した時
S= 0
2𝜋
𝑑𝜃 0
1
𝑑𝑟 𝑟2 + 𝑟2 𝜕𝑔
𝜕𝑟
2
+
𝜕𝑔
𝜕𝜃
2
となることを示しなさい。
証明
x=rcosθ y=rsinθとすればD∋(x,y)のとき0≦r≦1 0≦θ≦2π
𝜕 𝑥,𝑦
𝜕 𝑟,𝜃
=
𝑥 𝑟 𝑥 𝜃
𝑦𝑟 𝑦 𝜃
=𝑟 gr = fxxr + fyyr = fxcosθ+fy 𝑠𝑖𝑛𝜃 g 𝜃= fxx 𝜃 + fyy 𝜃 = −fxsinθ+fy 𝑟𝑐𝑜𝑠𝜃
fx, 𝑓𝑦について解くとfx=𝑔 𝑟 𝑐𝑜𝑠𝜃 −
𝑠𝑖𝑛𝜃
𝑟
𝑔 𝜃, 𝑓𝑦=𝑔 𝑟 𝑠𝑖𝑛𝜃 +
𝑐𝑜𝑠𝜃
𝑟
𝑔 𝜃
1 +
𝜕𝑓
𝜕𝑥
2
+
𝜕𝑓
𝜕𝑦
2
=1+
𝜕𝑔
𝜕𝑟
2
+
1
𝑟2
𝜕𝑔
𝜕𝜃
2
よって∬ 𝐷 1 +
𝜕𝑓
𝜕𝑥
2
+
𝜕𝑓
𝜕𝑦
2
dxdy= 0
2𝜋
𝑑𝜃 0
1
𝑑𝑟 𝑟2 + 𝑟2 𝜕𝑔
𝜕𝑟
2
+
𝜕𝑔
𝜕𝜃
2
(2)g(r,θ)=r+ 2𝜃である時の面積Sを求めなさい。
計算
gr=1 g 𝜃= 2
S=2 2𝜋 0
1
2𝑟2 + 1 𝑑𝑟 ルートが取れるように置換すると t=r+ 𝑟2 + 1
計算するとS= 2𝜋( 2 + log(1 + 2𝜋))となる。

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  • 2. 円盤D={ 𝑥, 𝑦 |𝑥2 + 𝑦2 ≦ 1}及び十分なめらかな2変数関数f(x,y)を用いて E={(x,y,z)|z=f(x,y) D∋(x,y)}と定義される曲面の面積Sは2重積分 S=∬ 𝐷 1 + 𝜕𝑓 𝜕𝑥 2 + 𝜕𝑓 𝜕𝑦 2 dxdyであ耐えられる。 (1)g(r,θ)=f(rcosθ,rsinθ)と極座標表示した時 S= 0 2𝜋 𝑑𝜃 0 1 𝑑𝑟 𝑟2 + 𝑟2 𝜕𝑔 𝜕𝑟 2 + 𝜕𝑔 𝜕𝜃 2 となることを示しなさい。 証明 x=rcosθ y=rsinθとすればD∋(x,y)のとき0≦r≦1 0≦θ≦2π 𝜕 𝑥,𝑦 𝜕 𝑟,𝜃 = 𝑥 𝑟 𝑥 𝜃 𝑦𝑟 𝑦 𝜃 =𝑟 gr = fxxr + fyyr = fxcosθ+fy 𝑠𝑖𝑛𝜃 g 𝜃= fxx 𝜃 + fyy 𝜃 = −fxsinθ+fy 𝑟𝑐𝑜𝑠𝜃 fx, 𝑓𝑦について解くとfx=𝑔 𝑟 𝑐𝑜𝑠𝜃 − 𝑠𝑖𝑛𝜃 𝑟 𝑔 𝜃, 𝑓𝑦=𝑔 𝑟 𝑠𝑖𝑛𝜃 + 𝑐𝑜𝑠𝜃 𝑟 𝑔 𝜃 1 + 𝜕𝑓 𝜕𝑥 2 + 𝜕𝑓 𝜕𝑦 2 =1+ 𝜕𝑔 𝜕𝑟 2 + 1 𝑟2 𝜕𝑔 𝜕𝜃 2 よって∬ 𝐷 1 + 𝜕𝑓 𝜕𝑥 2 + 𝜕𝑓 𝜕𝑦 2 dxdy= 0 2𝜋 𝑑𝜃 0 1 𝑑𝑟 𝑟2 + 𝑟2 𝜕𝑔 𝜕𝑟 2 + 𝜕𝑔 𝜕𝜃 2 (2)g(r,θ)=r+ 2𝜃である時の面積Sを求めなさい。 計算 gr=1 g 𝜃= 2 S=2 2𝜋 0 1 2𝑟2 + 1 𝑑𝑟 ルートが取れるように置換すると t=r+ 𝑟2 + 1 計算するとS= 2𝜋( 2 + log(1 + 2𝜋))となる。