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挑戦の道具としての
 チケット駆動開発

 株式会社SRA
  阪井 誠
自己紹介
• 阪井誠(さかば、Twitter: @sakaba37)
• ソフトウェアプロセス、チケット駆動開発(TiDD)、
  アジャイルに興味を持つ「プロセスプログラマー」
• 研究開発から現場まで、論文、書籍、雑誌など




                                2
本の内容と発表内容

TiDDの基本、 障害管理、
構成管理、 Mantisの運用例、
障害管理からTiDDへ、
プロジェクトを成功に導く、
アジリティの向上、 アダプタブルWF開発、
アジャイルブームを超えて、 高度な運用方法、
FAQとアンチパターン集、 テーラリング、

                         3
ソフトウェア業界のパラダイムシフト
• 1990年代に始まった
• ネオダマという標語によってソフトウェアハウスは
  SI erに変わった
• 高機能ソフトの開発が容易になり、自由度が増し
  た反面、リスクが増えた
• 技術者の守備範囲はソフトからシステムになり、
  今、ビジネスに広がりつつある
• 常に新しい分野へのチャレンジが求められるよう
  になった
                            4
1995年の発表より




阪井,松本,鳥居, "ダウンサイジング時代のプロセス改善モデル", ソフトウェアシンポジウム'95論文集,1995.
技術者の責任範囲
• 開発の効率化とともに責任範囲は広がった
 – ビジネスは広がったが純粋なソフトウェア開発が
   減少した
                           ビジネス


                 ソフトウェア

        ハードウェア
                          ネットワーク


 ネオダマ              Web    クラウド

                                   6
要求の不安定さ
• ハンフリーは機能・インタフェース・環境の変更は
  管理されないと開発は不安定になるとした
  • Watts S. Humphrey, ソフトウェアプロセス成熟度の改善, 日科技連, 1991.




  不安定な要求              誤解された要求                 未知の要求
 大体わかっているか           実現するために必               知っているつもりが、
 もしれないが、詳細           要な詳細を理解して              使ってみて違いに気
 は流動的                いない                    づく



• プロトタイプ、分離、段階的な開発など、アジャイル
  やオブジェクト指向につながる提案をしているが
  どのように管理して解決するかを示していない
パラダイムシフトを生き抜くには
• 環境、フレームワーク、ユーザーインタフェース、
  ビジネスは日々変化している
• ソフトウェア開発は、常に挑戦!
• 開発中にノウハウやアイデア、気づきを蓄積し、
  共有し、活用しないといけない



解決法の一つとして、チケット駆動開発を挑戦の
道具として活用する方法を提案します
                            8
挑戦の道具としてのチケット駆動開発



                 ハーケン(釘)
                カラビナ(止め具)
                 ザイル(ロープ)




• 挑戦時の履歴をその後の開発につなげます
• 開発者の気付きをチケットに記録します
• 協調作業を支援してプロジェクトを活性化します
                            9
発表内容
• ソフトウェア業界のパラダイムシフト
 – 技術者の責任範囲
 – 要求の不安定性
• チケット駆動開発
 – チケットによる管理
 – ツール連携による自動化
 – チケットによるコミュニケーション
• 挑戦の道具としてのチケット駆動開発
 –   挑戦の道具に必要なもの
 –   チケット駆動開発のテーラリング
 –   課題と可能性
 –   事例
                       10
TiDDのはじまり                                     Tracブーム

• masuidrive的プロジェクトの方針(2007)
    http://blog.masuidrive.jp/index.php/2007/07/11/masuidrive-working-style/

• まちゅ, 「もうひとつのTDD」, ITpro Challenge のライト
  ニングトーク http://www.machu.jp/diary/20070907.html#p01
• Shibuya.Tracキックオフ                              チケット駆動開発
                                                                           誕生
•   XPJUG関西 TiDD勉強会発足 (2008)
•   「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」(2010)
•   RxTstudy、Shinagawa.Redmine(2011)
•   「チケット駆動開発」(2012)
             :
                                                                                11
チケット駆動開発
• ITS(BTS)のチケットで障害、課題、タスクを
  管理して個人のタスクとプロジェクトを管理する
• 構成管理、Wiki、継続的統合などツールを
  チケットに連携させて自動化する
• プロジェクトの情報をチケットに関連付けて
  管理することで、コミュニケーションを支援する




                             12
チケットによる管理
チケットシステム(ITS)            プロジェクト
                       親チケット
      障害・課題・タスク

   ステータス
                       継続チケット
 種類とロール毎のワークフロー


                レポート、カスタムクエリ、
  関連チケット        ロードマップ、ガントチャート
                等で参照できる
チケット一覧(例:Redmine)




                    SQiP2009発表資料より ©小川明彦, 阪井誠

                                          14
ガントチャート




    SQiP2009発表資料より ©小川明彦, 阪井誠



                          15
ワークフロー設定(例:Redmine)
                           ソフトウェア開発のワークフローは
                           BTSのワークフロー機能で
                           制御できる


                       ユーザ権限と
                       チケット種類の単位で
                       ステータスの現在・移行先を指
                       定する

                                     ステータスの移行先
ス現
 在
 の
 ス
 テ
 ー
 タ



                         SQiP2009発表資料より ©小川明彦, 阪井誠
                                               16
ツール連携


 作業、担当、
ステータス、進捗
 開始、終了
                refs #チケット番号
                fixes #チケット番号
 コメント
           バージョン管理
  ITS        ツール

                           17
ツール連携とチケット
                             チケットシステム(ITS)
 CIツール
             実行結果                  親プロジェクト
  参照         チケット
  連携                          プロジェクト
                             親タスク/ストーリー
 バージョン管理
                             タスク
              参照
     リビジョン
    リビジョン            ステータス
  リビジョン       連携
 リビジョン
                    チケットの種類とロール毎のワークフロー


                                             継続タスク
構成管理、Wiki、          参照

CIツールなどを            Wiki      関連タスク

チケットに連携
チケットによるコミュニケーションの支援
                            チケットシステム(ITS)
 CIツール
            実行結果                  親プロジェクト
 参照         チケット
 連携                          プロジェクト
                            親タスク/ストーリー
バージョン管理
                            タスク
             参照
    リビジョン
   リビジョン            ステータス
 リビジョン       連携
リビジョン
                   チケットの種類とロール毎のワークフロー


                                            継続タスク
議論や更新を             参照
メール、RSS、           Wiki      関連タスク

プラグインで
通知できる
チケット駆動開発の効果
ツールを有効活用してプロジェクトの負担を減らす
• ツールが想定するプロジェクトに近づく
• 過去:
 – 履歴の蓄積(経緯の確認、ノウハウの利用)
• 現在:
 – 障害、課題、タスク、実行結果の管理
 – 情報共有、自動化、コミュニケーション
• 未来:
 – 計画、備忘録、リスクの見える化
                          20
発表内容
• ソフトウェア業界のパラダイムシフト
 – 技術者の責任範囲
 – 要求の不安定性
• チケット駆動開発
 – チケットによる管理
 – ツール連携による自動化
 – チケットによるコミュニケーション
• 挑戦の道具としてのチケット駆動開発
 –   挑戦の道具に必要なもの
 –   チケット駆動開発のテーラリング
 –   課題と可能性
 –   事例
                       21
挑戦の道具に必要なもの
• 新しい環境、実装方法、アプリケーションに挑戦
  するには、以下の点を考慮しないといけない
 – 気づいたことが共有されること
 – 少ない経験が蓄積されること
 – 蓄積した経験が生かせること


ふさわしいチケット駆動開発の運用方法が必要



                           22
テーラリング1:
       気づいたことが共有されること
       • チケットが容易に起票できるようにする
         – 起票の権限をメンバーに与える
         – ワークフローの制限を少なくする
• チケットの種類や属性を増やしすぎない
 – 考えなくてよいようにする
 – 記入項目を減らす
• リアルタイムに共有してモチベーションを高める
 – メール、RSS、Eclipse 用のMylynプラグイン
 – コミュニケーションのタイムラグ減ると利用が増える

                                  23
テーラリング2:
    少ない経験が蓄積されること
• チケット駆動を習慣づける
 – 基本的な教育
 – メリットを感じさせる
 – 備忘録としての利用
                                   ハーケン(釘)
• 利用に向けた支援                        カラビナ(止め具)
                                   ザイル(ロープ)
 – カスタムレポートの用意など環境整備
 – アドバイスのための棚卸し
 – ルールの整備
   (“No Ticket, No, Commit!!”をどこまで守るか、など)

                                            24
テーラリング3:
  蓄積した経験が生かされること
• 経験の種類に応じて整理する
 – 一度だけの作業はチケットを起票する
 – 手順やチェックリストはWikiにまとめる
• 書きっぱなしのチケットを防ぐ
 – 完了条件を明確にする
 – 適切な棚卸しをする
• 発想力・提案力の向上
 – 棚卸しの頻度を増やしすぎない
 – 自律的なチーム

                          25
自律的なチーム
• サーバントリーダーシップ
 – コマンドコントロールをやめ、
   メンバーが能力を生かせるように支援する
• マクロマネジメント
 – マイクロマネジメントをすると依存するようになり、
   自律性が失われる
• 濡れぞうきんはしぼらない
 – 本田宗一郎氏がIIJ鈴木幸一社長に送った言葉
 – ガチガチの管理からは柔軟な発想は生まれない

                              26
課題と可能性
• CBR(Case Based Reasoning)の経験による問題
  解決する際にはインデックスが重要とされている
 – 現状では日々の情報整理が必要
 – チケット駆動開発の事例報告が少ない
 – より多くの事例を集めて整理したい
• 挑戦の道具としての活用でリスクが低減できる可
  能性がある
 – ソフトウェア開発は常に挑戦だと認識する
 – チケット駆動開発を活用する
 – 発想力・提案力のあるチーム作りをする
                                      27
TiDDの
事例




   そこには山がありました!
                  28
概要
• 文教パッケージのカスタマイズ(最大8人x1年)
 o   短納期 & 仕様の決定遅れ・変更
 o   スキルは高いが経験者が少ない(リーダは途中交代)
 o   オープンフレームワークの初めての組み合わせ
     (サブシステム、ミドルウェアのバージョン)
 o   義務感と不安、重苦しい雰囲気、閉塞感、、、
 o   守りに入るので、コミュニケーションが悪い

システムテストの時期になると、計画外の環境構築やリリース準備
作業が明らかになった(環境に関連するバグも、、、)

⇒ そうだ!チケット駆動開発をしよう!
                                29
オープンなフレームワークの苦しみ
長所
• 同じようなコードが減る
• 個別の業務要件に対する固有の開発だけでよい
短所
•   お約束が多い複雑な作業で、気が抜けない
•   工夫できる余地が少ない
•   少人数で大規模なシステムが作れてしまう
•   セキュリティ対策で実行環境の構成は日々変化

    ⇒ 煩雑なのに情報が少ない、、、大変!
                            30
TiDDの実施方式
• アダプタブルウォーターフォール(補完型TiDD)
    • WBSと併用(と言っても更新作業は全てチケットあり)
• オープンな運用
    • だれでもチケットが作成できる
•   システムテスト以降
•   システム全体
•   メンバー全員
•   trac(単独)
     ・・・ SRA共通開発環境(trac,subversion,mailmanの仮想環境)
チケット駆動開発の導入
• 宣言と実行
  「 バグだけではなく、ソースを触るときや、WBSにない作業をするときは、
    チケットを登録してください!」
                                    ハーケン(釘)
• 環境の準備
                                  カラビナ(止め具)
  o   レポート(チケットの一覧)の作成
        bugのみ、 taskのみ、 その他、など     ザイル(ロープ)
  o   権限の追加
        tracの権限の設定は堅いので、チケットを修正できるようにmember
         にTICKET_ADMINの権限を与えた
         (リスクを考慮して設定してください)
• 教育
  • パッケージチームとのQAの経験はあった

                                         32
結果
• チケットの数(BUG以外)
 o   システムテスト:31
 o   本番環境構築:42
       データの準備、環境準備、BUG関連で増えた作業、
        細かな仕様変更など、手順書にない1回だけの作業

• 作業漏れ減少!納期までに作業が完了!
 (知らないこと、気付かないことはできませんでした、、、orz)


それ以外にも、メンバーに変化が、、、

                                   33
目が輝いた!
     サブリーダ(クラス)なのに遠慮をして
     いたメンバーが、生き生きしだした
• 「チケットを切ってもいいですか?」
 ⇒ 義務的な作業からの解放
• 「チケットを切っておかないと忘れてしまう!」
 ⇒ すくに使いこなしていた
• 「ちゃんとクローズしてね」
   ⇒ 他の人に指導をしていた!
• 「残っているチケットが多くてわかりにくいから整理
  しますね」
 ⇒ 今後のことも考えている
事例のまとめ
• システムテスト以降にTiDDを導入
• 備忘録のつもりで気づいたことをチケット化した
• 手順はWikiにまとめた
• 計画外の作業を管理できた
• 作業を見える化することで
  コミュニケーションが向上した
• メンバーが前向きになり、
  プロジェクトが元気になった



                           35
注意すべき点
o チケットがルーチンワークでないと登録を忘れがち
o 他のチケットがないときにチェックを忘れて実施漏れ
  ⇒ 粒度の大きいチケットの後で発生
  ⇒ 粒度が小さいとリズムが生まれて、発生しにくい
• 棚卸のバランス
  ⇒ 防げるが自主性も大切!「チケット見てる?」
• クローズしにくいもの (担当がない、チェックリスト的)
  ⇒課題、リスクに多い。棚卸し、 Wikiを利用する
• 気が付かないことは実施できない
  ⇒ 自由な雰囲気、経験者への依頼、情報収集
                           36
おわりに
• パラダイムシフトは続いている
 – リスクは増え続け、ソフト開発は常に挑戦である
• チケット駆動開発
 – プロジェクトの情報を集中管理
 – 自動化やコミュニケーションの支援ができる
• 挑戦の道具としての利用
 – 気づきや経験を蓄積して活用
 – 自由で自律的なチーム作りが重要

=> ぜひ皆さんも活用してください
                            37
おわり

挑戦の道具としての
チケット駆動開発

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挑戦の道具としてのチケット駆動開発(長編版)

  • 2. 自己紹介 • 阪井誠(さかば、Twitter: @sakaba37) • ソフトウェアプロセス、チケット駆動開発(TiDD)、 アジャイルに興味を持つ「プロセスプログラマー」 • 研究開発から現場まで、論文、書籍、雑誌など 2
  • 3. 本の内容と発表内容 TiDDの基本、 障害管理、 構成管理、 Mantisの運用例、 障害管理からTiDDへ、 プロジェクトを成功に導く、 アジリティの向上、 アダプタブルWF開発、 アジャイルブームを超えて、 高度な運用方法、 FAQとアンチパターン集、 テーラリング、 3
  • 4. ソフトウェア業界のパラダイムシフト • 1990年代に始まった • ネオダマという標語によってソフトウェアハウスは SI erに変わった • 高機能ソフトの開発が容易になり、自由度が増し た反面、リスクが増えた • 技術者の守備範囲はソフトからシステムになり、 今、ビジネスに広がりつつある • 常に新しい分野へのチャレンジが求められるよう になった 4
  • 6. 技術者の責任範囲 • 開発の効率化とともに責任範囲は広がった – ビジネスは広がったが純粋なソフトウェア開発が 減少した ビジネス ソフトウェア ハードウェア ネットワーク ネオダマ Web クラウド 6
  • 7. 要求の不安定さ • ハンフリーは機能・インタフェース・環境の変更は 管理されないと開発は不安定になるとした • Watts S. Humphrey, ソフトウェアプロセス成熟度の改善, 日科技連, 1991. 不安定な要求 誤解された要求 未知の要求 大体わかっているか 実現するために必 知っているつもりが、 もしれないが、詳細 要な詳細を理解して 使ってみて違いに気 は流動的 いない づく • プロトタイプ、分離、段階的な開発など、アジャイル やオブジェクト指向につながる提案をしているが どのように管理して解決するかを示していない
  • 8. パラダイムシフトを生き抜くには • 環境、フレームワーク、ユーザーインタフェース、 ビジネスは日々変化している • ソフトウェア開発は、常に挑戦! • 開発中にノウハウやアイデア、気づきを蓄積し、 共有し、活用しないといけない 解決法の一つとして、チケット駆動開発を挑戦の 道具として活用する方法を提案します 8
  • 9. 挑戦の道具としてのチケット駆動開発 ハーケン(釘) カラビナ(止め具) ザイル(ロープ) • 挑戦時の履歴をその後の開発につなげます • 開発者の気付きをチケットに記録します • 協調作業を支援してプロジェクトを活性化します 9
  • 10. 発表内容 • ソフトウェア業界のパラダイムシフト – 技術者の責任範囲 – 要求の不安定性 • チケット駆動開発 – チケットによる管理 – ツール連携による自動化 – チケットによるコミュニケーション • 挑戦の道具としてのチケット駆動開発 – 挑戦の道具に必要なもの – チケット駆動開発のテーラリング – 課題と可能性 – 事例 10
  • 11. TiDDのはじまり Tracブーム • masuidrive的プロジェクトの方針(2007) http://blog.masuidrive.jp/index.php/2007/07/11/masuidrive-working-style/ • まちゅ, 「もうひとつのTDD」, ITpro Challenge のライト ニングトーク http://www.machu.jp/diary/20070907.html#p01 • Shibuya.Tracキックオフ チケット駆動開発 誕生 • XPJUG関西 TiDD勉強会発足 (2008) • 「Redmineによるタスクマネジメント実践技法」(2010) • RxTstudy、Shinagawa.Redmine(2011) • 「チケット駆動開発」(2012) : 11
  • 12. チケット駆動開発 • ITS(BTS)のチケットで障害、課題、タスクを 管理して個人のタスクとプロジェクトを管理する • 構成管理、Wiki、継続的統合などツールを チケットに連携させて自動化する • プロジェクトの情報をチケットに関連付けて 管理することで、コミュニケーションを支援する 12
  • 13. チケットによる管理 チケットシステム(ITS) プロジェクト 親チケット 障害・課題・タスク ステータス 継続チケット 種類とロール毎のワークフロー レポート、カスタムクエリ、 関連チケット ロードマップ、ガントチャート 等で参照できる
  • 14. チケット一覧(例:Redmine) SQiP2009発表資料より ©小川明彦, 阪井誠 14
  • 15. ガントチャート SQiP2009発表資料より ©小川明彦, 阪井誠 15
  • 16. ワークフロー設定(例:Redmine) ソフトウェア開発のワークフローは BTSのワークフロー機能で 制御できる ユーザ権限と チケット種類の単位で ステータスの現在・移行先を指 定する ステータスの移行先 ス現 在 の ス テ ー タ SQiP2009発表資料より ©小川明彦, 阪井誠 16
  • 17. ツール連携 作業、担当、 ステータス、進捗 開始、終了 refs #チケット番号 fixes #チケット番号 コメント バージョン管理 ITS ツール 17
  • 18. ツール連携とチケット チケットシステム(ITS) CIツール 実行結果 親プロジェクト 参照 チケット 連携 プロジェクト 親タスク/ストーリー バージョン管理 タスク 参照 リビジョン リビジョン ステータス リビジョン 連携 リビジョン チケットの種類とロール毎のワークフロー 継続タスク 構成管理、Wiki、 参照 CIツールなどを Wiki 関連タスク チケットに連携
  • 19. チケットによるコミュニケーションの支援 チケットシステム(ITS) CIツール 実行結果 親プロジェクト 参照 チケット 連携 プロジェクト 親タスク/ストーリー バージョン管理 タスク 参照 リビジョン リビジョン ステータス リビジョン 連携 リビジョン チケットの種類とロール毎のワークフロー 継続タスク 議論や更新を 参照 メール、RSS、 Wiki 関連タスク プラグインで 通知できる
  • 20. チケット駆動開発の効果 ツールを有効活用してプロジェクトの負担を減らす • ツールが想定するプロジェクトに近づく • 過去: – 履歴の蓄積(経緯の確認、ノウハウの利用) • 現在: – 障害、課題、タスク、実行結果の管理 – 情報共有、自動化、コミュニケーション • 未来: – 計画、備忘録、リスクの見える化 20
  • 21. 発表内容 • ソフトウェア業界のパラダイムシフト – 技術者の責任範囲 – 要求の不安定性 • チケット駆動開発 – チケットによる管理 – ツール連携による自動化 – チケットによるコミュニケーション • 挑戦の道具としてのチケット駆動開発 – 挑戦の道具に必要なもの – チケット駆動開発のテーラリング – 課題と可能性 – 事例 21
  • 22. 挑戦の道具に必要なもの • 新しい環境、実装方法、アプリケーションに挑戦 するには、以下の点を考慮しないといけない – 気づいたことが共有されること – 少ない経験が蓄積されること – 蓄積した経験が生かせること ふさわしいチケット駆動開発の運用方法が必要 22
  • 23. テーラリング1: 気づいたことが共有されること • チケットが容易に起票できるようにする – 起票の権限をメンバーに与える – ワークフローの制限を少なくする • チケットの種類や属性を増やしすぎない – 考えなくてよいようにする – 記入項目を減らす • リアルタイムに共有してモチベーションを高める – メール、RSS、Eclipse 用のMylynプラグイン – コミュニケーションのタイムラグ減ると利用が増える 23
  • 24. テーラリング2: 少ない経験が蓄積されること • チケット駆動を習慣づける – 基本的な教育 – メリットを感じさせる – 備忘録としての利用 ハーケン(釘) • 利用に向けた支援 カラビナ(止め具) ザイル(ロープ) – カスタムレポートの用意など環境整備 – アドバイスのための棚卸し – ルールの整備 (“No Ticket, No, Commit!!”をどこまで守るか、など) 24
  • 25. テーラリング3: 蓄積した経験が生かされること • 経験の種類に応じて整理する – 一度だけの作業はチケットを起票する – 手順やチェックリストはWikiにまとめる • 書きっぱなしのチケットを防ぐ – 完了条件を明確にする – 適切な棚卸しをする • 発想力・提案力の向上 – 棚卸しの頻度を増やしすぎない – 自律的なチーム 25
  • 26. 自律的なチーム • サーバントリーダーシップ – コマンドコントロールをやめ、 メンバーが能力を生かせるように支援する • マクロマネジメント – マイクロマネジメントをすると依存するようになり、 自律性が失われる • 濡れぞうきんはしぼらない – 本田宗一郎氏がIIJ鈴木幸一社長に送った言葉 – ガチガチの管理からは柔軟な発想は生まれない 26
  • 27. 課題と可能性 • CBR(Case Based Reasoning)の経験による問題 解決する際にはインデックスが重要とされている – 現状では日々の情報整理が必要 – チケット駆動開発の事例報告が少ない – より多くの事例を集めて整理したい • 挑戦の道具としての活用でリスクが低減できる可 能性がある – ソフトウェア開発は常に挑戦だと認識する – チケット駆動開発を活用する – 発想力・提案力のあるチーム作りをする 27
  • 28. TiDDの 事例 そこには山がありました! 28
  • 29. 概要 • 文教パッケージのカスタマイズ(最大8人x1年) o 短納期 & 仕様の決定遅れ・変更 o スキルは高いが経験者が少ない(リーダは途中交代) o オープンフレームワークの初めての組み合わせ (サブシステム、ミドルウェアのバージョン) o 義務感と不安、重苦しい雰囲気、閉塞感、、、 o 守りに入るので、コミュニケーションが悪い システムテストの時期になると、計画外の環境構築やリリース準備 作業が明らかになった(環境に関連するバグも、、、) ⇒ そうだ!チケット駆動開発をしよう! 29
  • 30. オープンなフレームワークの苦しみ 長所 • 同じようなコードが減る • 個別の業務要件に対する固有の開発だけでよい 短所 • お約束が多い複雑な作業で、気が抜けない • 工夫できる余地が少ない • 少人数で大規模なシステムが作れてしまう • セキュリティ対策で実行環境の構成は日々変化 ⇒ 煩雑なのに情報が少ない、、、大変! 30
  • 31. TiDDの実施方式 • アダプタブルウォーターフォール(補完型TiDD) • WBSと併用(と言っても更新作業は全てチケットあり) • オープンな運用 • だれでもチケットが作成できる • システムテスト以降 • システム全体 • メンバー全員 • trac(単独) ・・・ SRA共通開発環境(trac,subversion,mailmanの仮想環境)
  • 32. チケット駆動開発の導入 • 宣言と実行 「 バグだけではなく、ソースを触るときや、WBSにない作業をするときは、 チケットを登録してください!」 ハーケン(釘) • 環境の準備 カラビナ(止め具) o レポート(チケットの一覧)の作成  bugのみ、 taskのみ、 その他、など ザイル(ロープ) o 権限の追加  tracの権限の設定は堅いので、チケットを修正できるようにmember にTICKET_ADMINの権限を与えた (リスクを考慮して設定してください) • 教育 • パッケージチームとのQAの経験はあった 32
  • 33. 結果 • チケットの数(BUG以外) o システムテスト:31 o 本番環境構築:42  データの準備、環境準備、BUG関連で増えた作業、 細かな仕様変更など、手順書にない1回だけの作業 • 作業漏れ減少!納期までに作業が完了! (知らないこと、気付かないことはできませんでした、、、orz) それ以外にも、メンバーに変化が、、、 33
  • 34. 目が輝いた! サブリーダ(クラス)なのに遠慮をして いたメンバーが、生き生きしだした • 「チケットを切ってもいいですか?」 ⇒ 義務的な作業からの解放 • 「チケットを切っておかないと忘れてしまう!」 ⇒ すくに使いこなしていた • 「ちゃんとクローズしてね」 ⇒ 他の人に指導をしていた! • 「残っているチケットが多くてわかりにくいから整理 しますね」 ⇒ 今後のことも考えている
  • 35. 事例のまとめ • システムテスト以降にTiDDを導入 • 備忘録のつもりで気づいたことをチケット化した • 手順はWikiにまとめた • 計画外の作業を管理できた • 作業を見える化することで コミュニケーションが向上した • メンバーが前向きになり、 プロジェクトが元気になった 35
  • 36. 注意すべき点 o チケットがルーチンワークでないと登録を忘れがち o 他のチケットがないときにチェックを忘れて実施漏れ ⇒ 粒度の大きいチケットの後で発生 ⇒ 粒度が小さいとリズムが生まれて、発生しにくい • 棚卸のバランス ⇒ 防げるが自主性も大切!「チケット見てる?」 • クローズしにくいもの (担当がない、チェックリスト的) ⇒課題、リスクに多い。棚卸し、 Wikiを利用する • 気が付かないことは実施できない ⇒ 自由な雰囲気、経験者への依頼、情報収集 36
  • 37. おわりに • パラダイムシフトは続いている – リスクは増え続け、ソフト開発は常に挑戦である • チケット駆動開発 – プロジェクトの情報を集中管理 – 自動化やコミュニケーションの支援ができる • 挑戦の道具としての利用 – 気づきや経験を蓄積して活用 – 自由で自律的なチーム作りが重要 => ぜひ皆さんも活用してください 37