勉強会カンファレンス2011
ハッカー中心の企業文化を日本に根づかせる
            6/25/'11
            @楽天


   楽天株式会社 技術理事 よしおかひろたか




                          1
わたしの野望

• 企業が勉強会を支援することによっ
  て、より働きやすい社会を作る
 – 様々な勉強会がいっぱい開催される。
 – 双方とってメリットのある関係の構築
 – 企業にとっての競争力
 – プログラマにとって喜び




                       2
http://tctechcrunch.files.wordpress.com/2011/06/talent_traffic.gif   3
どう野望を達成するか

• 暗黙知の継承
 – 材料:上司、仲間、パッション、
 – 方法:仕事、勉強会、ランチ、飲み会
   、合宿、
• 形式知の継承
 – 戦略、ガイドライン、ルール、組織、




                       4
組織の限界

• 組織が肥大化すると
 – 蛸壺(他の事業部なにする人ぞ)
 – 横串(クロスファンクション)は言う
   ほど簡単ではない
• 文化の融合が必要、対立ではなく
• そこで、社内コミュニティ




                       5
文化の衝突

•   商用ソフトとオープンソース
•   レガシーとWeb2.0
•   ウォーターフォールとアジャイル
•   高い稼働率とスケーラビリティ




                      6
社内コミュニティ

•   コミュニティ・オブ・プラクティス
•   組織:縦割り
•   プロジェクト:横串
•   社内コミュニティ:縦でも横でもな
    い
    – 志を共有するメンバーによってドライ
      ブ
    – コミュニティは組織を活性化するビタ
      ミン
• そこで勉強会
                          7
勉強会の隆盛

 300件/月以上開催IT勉強会カレンダー




id:hanazukinと愉快な仲
間達による人力作業に
よって編集公開されてい
る。




                             8
勉強会のイメージ

• 主催者が個人的興味の延長で開催
• ボランティアによって運営
• 無償ないしは廉価
 – 商用セミナー、教育コースとの違い
• 技術者の人的ネットワーク、知識獲
  得のプラットフォーム、キャリア形
  成のツール



                      9
事例:カーネル読書会

• Linuxおよびオープンソース技術に
  関する勉強会
 – 1999年4月から。10年続いている。
  • 第100回開催した。Linusも参加してくれた。
 – 中学生から50代まで、素人からカーネ
   ルハッカーまで、毎回数十人参加
 – よしおかが主宰。横浜Linux Users
   Group (YLUG)有志と運営
   http://ylug.jp



                               10
社外勉強会を社内で開催

• 楽天でカーネル読書会を開催した
 – 大変だったこと
  • 申請書類がいっぱい。(空調、ゲストカード、イベ
    ント申請、エレベータ、会場、開錠…)
  • 社内ワークフロー、誰に何を頼めばいいかわからな
    い
 – うれしかったこと
  • ボランティアがいっぱい立候補してくれた(多分10
    人以上)
    楽天カーネル隊を結成♪
  • 社内ワークフローとか、教えてくれる人がいた
  • エライ人が理解を示してくれた(社内スポンサー)
  • ビアバッシュ(ピザとビールのパーティ)ができた


                               11
カーネル読書会@楽天

• 社外勉強会を社内でやると…
• メリット(社員にとって、会社にとって)
 – 自社での開催なので、参加の敷居が低い。最新技術動
   向の入手。議論の場の提供。外部からの刺激による開
   発者の活性化。モチベーションアップ。外部人材との
   交流。企業イメージ向上。
• リスク、コスト
 – 情報流出⇒会場以外には入れない
 – 会場提供⇒直接的な費用はほとんど発生しない
 – 勤務時間外⇒コストはほとんどかからない
• メリット>コスト




                              12
楽天社内コミュニティ

• ジャングル
 – LT大会
 – 開発合宿
• 勉強会(社内、
  社外)
• 楽天テクノロジーカンファレンス実行委員会
• クリーンナップ大作戦
• ランチ~(カフェテリアを
  利用したカジュアルな
  ミーティング)
• 勉強会同好会
• Yammer(社内Twitter)



                         13
社内勉強会
楽天TechTalk  毎月第3水曜日




勉強会 40~50人参加            資料



                      動画 100views
      レポート 80views                  14
技術者として

• オープンイノベーションの時代
 – 社外に価値の源泉を求めざるをえない
 – 会社に閉じこもっていてはいけない
 – コミュニティ的なノリ
• 技術は会社のものではない、社会の
  ものだ
 – 社会をよくしていくという価値観
 – コミュニティという道具


                       15
大規模社外カンファレンス
     @楽天



               16
勉強会
2010年4月 丸山先生レクチャーシリーズ第3回@楽天




 来場者数、約500名
  Ustreamの視聴者数=544名
  事務局運営スタッフ(ボランティアで運営)
                          17
Innovation Sprint 2011




2011年1月13日(木)

基調講演
Roots of Scrum
一橋大学 名誉教授 野中 郁次郎 氏
Chairman, the Scrum Training Institute ジェフ・サザーランド 氏
参加者360名ほど。ボランティアによる実行委員会
コミュニティによる価値の創造
                                                  18
大規模社外イベント

●
 NoSQL Afternoon, 2010/11
●
 PyCon-mini JP, 2011/01
●
 Mongo DB Conference, 2011/03
●
 日本Androidの会, 2011/04
●
 縦サミ(デブサミ再演), 2011/04
●
 勉強会カンファレンス, 2011/06



                                19
社外勉強会とのコラボレーション

●
 カーネル読書会
●
 DevLOVE
●
 デブサミ再演




                  20
勉強会:事例



    勉強会の法則

「開催のメリット > 開催のコスト」

 (よしおかの勉強会第一の法則)


                   21
勉強会をテコに

• モチベーションアップ
• 暗黙知の流通
• 人との出会い(同じ会社であって
  も)
• 組織の壁の破壊
• 新しい技術知識などを得ることは む
  しろ副次的な効果
• 勉強会を通じて「技術の横串」をと
  おすコミュニティをつくる
                      22
もうひとつの方法

• 勉強会は極めて属人的
 – 情熱と仲間が必須
 – 暗黙知の共有
• 戦略、ガイドライン、ルール、組織
 – 理事の立場を利用して、
 – OSS戦略の策定
 – コミュニティアライアンスプラン策定
 – 社内ルール作り
 – 形式知を共有
                       23
日本で根付かせるために

• ハッカー中心の企業文化の理 解
  –   民族誌的なアプローチ
• 価値観の共有
  –   コミュニティ
• 方法論
  –   勉強会、ランチ、飲み会、…、
      (暗黙知)
  –   戦略、ガイドライン、ルール、組
      織、(形式知)

                        24
• エンジニアとして、社会をよりよく
  していきたい。
• そのために、ハッカー中心の企業文
  化を日本に根付かせたい
• それが自分が幸せになる道だと思っ
  ている。
• 未知なるものにチャレンジしている
  か?

                     25
告知

勉強会カンファレンス2011
日時:6月25日(土)、10時~18時
場所:楽天2号館7階朝会会場
http://kokucheese.com/event/index/12474/




                                           26
告知その2

Hack For Japan
日時、7月23日、30日
場所:楽天2号館7階朝会会場(予定)
アイデアソン、ハッカソン
ボランティア募集中




                     27
個別具体的なことを共有

• それぞれの企業にはそれぞれの事 情
  がある
 – それを共有することによって、帰納的
   に共通点を発見していく
 – パターン化
 – 再利用な形へ(形式知化)




                       28
手続き

• イベントの申請
• 部屋の予約
• 空調申請
• 連続解錠申請
• エレベータ専有
• 警備員
• 非イントラネット接続
• 館内作業届け(ケータリング業者作業等)
• 社内告知(社内ポータルへの掲載依頼)
• GUESTカード申請
                        29
当日のオペレーション

• 受付
• 入館証の記入、GUESTカード配布、費用
  徴収
• エレベータ係
• 会場係、誘導
• ケータリング対応(ネットスーパなど)
• ゴミ回収
• GUESTカード回収


                         30
社内の風の通し方

• 社内のスポンサーの発見(エラい
  人)
• 社内のお手伝い隊(ボランティア)
• 勉強会開催の価値をマーケティング




                     31
会社にとっての価値

• 最新技術動向、情報の入手
• 社内活性化
• テクノロジーブランドの確立
• 好感度の向上
• 社外人脈、優れたエンジニアとの人
  脈形成
• コミュニティとの連携
• 等々

                     32
課題

• 参加者の固定化(参加しない人は見
  向きもしない)
• 勉強会開催ノウハウの属人化




                     33

勉強会カンファレンス2011、企業と勉強会