第10回例会
創造的思考が生み出す光り輝く仙台(まち)の未来
〜創造⼯学の理論と実践から生まれる新たな可能性〜
1
2016年9月15日 19︓00〜21︓00
公益社団法人仙台⻘年会議所
⽯井⼒重 rikie.ishii@gmail.com
アイデアプラント 代表
早稲田大学 非常勤講師
ⅠⅠ
ⅠⅠ
Ⅱ
Ⅱ
ⅠⅠ
1.発想の特性(15)
・三枚の絵(〜アイデアメーション、アイデアの通せんぼ、Next Zone)
・創造⼒の使い⽅
2.会社には寿命がある(5)
3.未達でも“取り組むこと”が増益へ導く(5)
4.創造的{仕事・社会的事業}に必要な事(5)
5.ブレインストーミング(30)
・発想のお題「仙台(まち)を光り輝かせる事業のアイデア」
・⽅法「ブレイン・ライティング」(6人組)
・場のルール「プレイズ・ファースト」
6.アイデア収束(20)
・ハイライト法
・上位案レビューとイノベーションの芽
7.メッセージ(10)
・啐啄同時(創造的呼応が大事)
進行
2
1
3
頭が持っている
発想の特性?
1.白い紙とペンを
用意してください
2.私が言うものを
大きく 絵で
描いて下さい
(10秒間で)
「お題 ⇒ 描く」を
3回やります。
4
95% 70%
ホワイト
ボード 5
(アイデアを出そう︕)
6
初めに出る5〜6個
↓
驚くほど、皆 同じ
7
初めに出る5〜6個
↓
驚くほど、皆 同じ
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“アイデアメーション”
9
でもじゃあ、どうすればいいの︖
10
凡案・駄案であるかは気にしないで出す、出し尽くす︕
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凡案・駄案であるかは気にしないで出す、出し尽くす︕
で、ここから更に出していくと・・・
「あなたしか思いつかないアイデア」が出てくる
12
独自の発想
13
(これらを、図解しますと)
発想の特性
“アイデアメーション”
初めに出る
5〜6個
=驚くほど、
皆 、同じ
『スウェーデン式アイデア・ブック』
フレドリック・ヘレーン
( Next Zone )
独創的なアイデアは、
⼿前にある⾒つけやすいアイデア
(当たり前のアイデア)の奥に。
まずは
「⼿前にあるアイデアを
出し尽くす」必要がある。
『アイデア・スイッチ』
⽯井⼒重
思いつくことは何でも
バカげていても
つまらなくても
書かないことには
他のアイディアの
通せんぼをする
“アイデアの通せんぼ”
『創造⼒を⽣かす』
A. オズボーン
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出し尽くしたら、あと10個
(出すと苦し紛ればかりに思えますが、2〜3/10は、“☆” が)
15
もう少しで、
独創の案に⼿が届きますよ、
という“シグナル“
・出し尽くした
・苦しい
を と、捉えて・・・
2
16
会社には寿命がある
出典︓2015年中⼩企業白書 17
企業は30年たつと市場から退場してしまう。
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各企業のイノベーション部門を訪ね歩くなかで、
“創業社⻑の交代がそろそろ視野に⼊る”、という企業群に
共通して⾒えるストーリー(というか、課題というか、)があります。
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30年後のかまど
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多くの⽼舗企業に⾒られるトップの声
若⼿〜中堅に
創造的な能⼒をつけさせたい
イノオペ
新しいビジネスが市場に
登場する時には
イノベーティブな要素が
多くある。
次第に、オペレーティブ
な部分(効率、⽣産性)
も出てくる。
イノオペ
オペレーティブは
イノベーティブを駆逐する。
(組織⾏動の自然な
流れに任せておくと)
より効率化して
拡大再⽣産
していく
イノベーション部門は
成果が数字で⾒えにくく
ロス(失敗)も多い。
⇒ 活動が圧縮されていく。
この辺で
規模の経済が
効き始める
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難しいのは“永遠には続かない”という点
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「規模の経済」が
効かなくなる時が来る
・市場の飽和
・社会の縮⼩
・安価品の台頭
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いま⼀度、
創業期のように
イノベーティブな
展開を︕
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かつてイノベーティブな
活動を経験した世代
オペレイティブな
組織環境の世代
失敗を出さずに
創るってどうすれば…。
(分からない)
マネジメント的には
効率追求したい
(変えたくない)
いま⼀度、
創業期のように
イノベーティブな
展開を︕
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産業寿命が⻑いと
消えた「かまどの火」を起こすには
かなりの⼒が必要
かつてイノベーティブな
活動を経験した世代
オペレイティブな
組織環境の世代
失敗を出さずに
創るってどうすれば…。
(分からない)
マネジメント的には
効率追求したい
(変えたくない)
退場
市場からの退場
(企業寿命)
or
イノ
30年を乗り越える
退出か、挑戦か
組織論では、組織モデルは、
「起業家的組織モデル」に始まり
↓
多様な組織モデルへ分派し
↓
最後は⼀つのモデルに収斂する。
それは「官僚的組織モデル」。
(セクショナリズム、リスクヘッジ、減点主義の蔓延)
しかし、30年を超えて存続する企業もあるじゃないか。
そうなんです。組織モデルが、バーンとスタートに戻る。
(そしてまた、ゆっくりと次の30年を⾏く。)
(ちょうどいい、途中で止まることはできない。)
そういう、揺れ動きを続けて⻑期間存続する道は残されています。
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しかし、イノベーション(新製品や新事業や新しい仕事⽅式)に取り組んでも
なかなか、成功しないしなぁ・・・
それは確かに、ありますよね。
で、大事な情報をお伝えします。次へ。
31
3
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未達でも“取組むこと”が増益を導く
出典︓中⼩企業白書2015
イノベーションに「取り組んだ」群は、「活動なし」群にくらべて大幅に増益。
「達成した」群のみではない。
“イノベーション”の定義は
技術革新のような大上段に
構えたものだけでなく
割とライトなものも含む。
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達成できないなら意味がない︖
否。
挑戦を続けることが、増益へ導く。
(もちろん、許容度の中での挑戦という冷静さをもって博打にしない範囲であれば、ですが。
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その悩みは、共通してどこもあります。
だけどさ・・・、創造的な仕事をする人材が少ないんだよ・・・。
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4
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創造的 に必要なこと
仕事
・
社会的事業{ }
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基本に則った
仕事
(まずは、これが出来るように、鍛えますが)
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創造的仕事
基本に則った
仕事
(さらには、これが出来るように、なってほしい)
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創造的仕事
基本に則った
仕事
創造力の発揮には
膨大な量の
創造的努力が要る
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創造的な呼応は
そのエネルギーをくれる
創造的仕事
基本に則った
仕事
創造力の発揮には
膨大な量の
創造的努力が要る
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創造的な呼応は
そのエネルギーをくれる
創造的仕事
基本に則った
仕事
創造力の発揮には
膨大な量の
創造的努力が要る
創造的仕事のためには、常に創造的風土の醸成を
ここからは、
集団の創造⼒を活かして、場から大量のアイデアを創出する、ということを
⼀緒にやってみましょう。
創造的呼応っていっても、どんなもんなの、それ︖
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発想のお題
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
仙台(まち)を光り輝かせる事業のアイデア
『市民が楽しめる事業』
『市民と共に行なう事業』
『市民を巻き込む事業』 ・・・などなど、広くとらえて結構です。
アイデアとしては、例えば・・・
◎仙台の写真を撮り歩き、120万⼈が⾒る仙台フォトライブラリーを作り発信
◎新たな仙台発のB級グルメを創作するためのトーナメント大会
◎仙台ギネスブックを設⽴する
◎全市⺠が17︓00に帰宅しなければいけない⽇を作る
◎仙台市⺠オリンピックの開催、市⺠栄誉賞を授与する
などなど。
今日はブレスト(創造的な話し合い)の場なので、思いついたことは出してください。
思いついたことを外に出してしまうことで、次の新しい考えが浮かぶ余地が⽣まれます。
思ったら外に出す、という姿勢でやってみましょう。 43
5
ブレイン・ライティング
沈思黙考系の人材が多い組織に向く
書くタイプのブレスト
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ブレインライティング
各自、アイデアを
5分間で3つ書く。
1マス、1アイデア。
時間が来たら
左の人に回す
6人で座る(3〜8人ぐらいでもOK)
各自が、シートを。
繰り返して、“6⾏目”で完了。
(人数に寄らず6⾏目まで)
次の⾏に、アイデアを
3つ書く。5分間。
1マス、1アイデア。
(上のアイデアを発想の
材料にしてもOK︕)
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今日は、沈黙のブレストですが、しゃべるブレストの時と同じコツがあります。
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ルールを1つだけ。
「プレイズ・ファースト」
“アイデアの良い所に
光を当ててコメントする”
idea
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「プレイズ・ファースト」
(相⼿のアイデアの良い所に光を当てて、コメントする)
効果1)
アイデアを言いやすい場ができる
効果2)
創造性のエンジンが回り始める
(肯定的⼼理→(刺激)→創造的思考)
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3:00
3:20
3:40
4:00
4:20
4:40
ショートバージョンですが、少しずつ伸ばします。
(読み込む量が増えていくので、発想時間を3分確保するため階段状のインターバルを)
ラウンド間のわずかなタイムロスも含め、計24分
1⾏目
6⾏目
50
(ハイライト法)
「面白い」
「広がる可能性がある」
と思うアイデアに
☆を付ける。
(90秒)
左の人に渡す。
回ってきたものに
同様に☆を付ける。
(これを繰り返し、
⼀周させる。)
シートをカードにばらし、
☆の多い順に並べる。
上位からアイデアをレビュー。
51
今回ここはやめて
☆が1〜2つのエリアから
⼀人⼀枚、拾い上げる。
dark horse
(イノベーションの芽)
優秀案 (コンセプト
テストをすると
高評価を得る群)
(20%化)
5%
上位15%(16枚)
イノベーションの芽5%(5~6枚)
20%
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パイプいすを並べて
全シートを同じ向きに置こう
53
3
2
5
2
☆の多いアイデアをレビュー(発案者が詳細を述べる)
(アイデアにブレスト的にコメントもOK)
(次々いくより、良案を育てる姿勢で、レビューを)
各人、全アイデアから「自分が取り上げたい1案」を選び、
太枠を描く
(沈黙して、各自が⼀人の意⾒だけで選ぶこと。賛同者の多寡を気にしない)
(まだレビューしていないモノ、特に☆の少ないもの(※ダークホース)に注目して)
太枠のアイデアのレビュー(選定者と発案者が述べる)
(選定者は、発案者の考えと違う考えをしていてもOK。解釈に幅があるのは悪くない)
(全部レビューをしたい。通常は三〜五分ぐらいずつ…ですが今⽇は急ぎで)
サンプル発表(1、2例)
(全体から⼀人か二人だけ、アイデアの発表。班内の合意なしでOK)
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メッセージ
7
55
本日のワークを終わる前に、もう1つだけ。
創造的な心理の活かし方
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ゼロからアイデアを生み出すとき、
創造的な呼応が大事。
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それが無ければ、
他者がいることの効果(能⼒総和の20%増し)は発揮できない。
ただの「人の集まり」になり、
様⼦⾒のロス(能⼒総和の30%減)は必至。
ゼロからアイデアを生み出すとき、
創造的な呼応が大事。
58※パーセンテージは、ブルース・タックマン、および仲山氏の“Team building 理論”より援用
それ(創造的な呼応)って、
ただ表面的に「いいね」と言うこと?
いいね、
(アイデア)
・・・。
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違います。
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啐啄同時ソッタク ドウジ
啐︓ひなが卵の殻を破って出ようとして鳴く声
啄︓⺟⿃が殻をつつき割る⾳
ひなが孵ろうとするその時に、
親⿃が殻を割ってやること。
仏教の言葉。
教育の現場などでも良く引用される概念
良いアイデアワークは啐啄同時が起こる
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Wild Idea
未成熟なアイデア
孵化
ぎりぎり意識に
上ってきた・・・
創造的挑戦を、長く続けるコツは、
よいブレスト仲間がいること
挑戦の道を⾏く上で、
創造的呼応をしあえる仲間が
内部だけでなく、社外や地域にたくさんいることは、
とても大きいことなのです
今後もぜひ、創造的に話し合うムードを維持・発展させてください
(今日この場も、創造的風土醸成の⼀部です)
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Sendai jc idea_workshop