熱ひずみと熱応力
1. 温度変化による変形を考慮すべき理由を
説明できる
3. 熱ひずみと熱応力を求めることができる
2. 熱ひずみと熱応力を説明できる
目標
1/7
温度変化が
変形に及ぼす影響が大きい環境
2) MEMS, https://ja.wikipedia.org/wiki/MEMS, 2017/5/11.
1) File:Jet engine.svg,https://en.wikipedia.org/wiki/File:Jet_engine.svg,2017/5/11.
1)
2000 [℃]
2)
10-6 [m]
103 [m]
2/7
熱ひずみ
ℓ
ΔT > 0
ΔℓT α ΔTℓ=
εT αΔT
ℓ
ΔℓT
= =
熱ひずみ
: 線膨張係数 [1/K]α
温度変化1K当りのひずみ
温度変化によって生じるひずみ
3/7
線膨張係数
材料 α 10-6 [1/ K]
軟鋼 11.0
銅 16.5
鋳鉄 10.5
亜鉛 39.7
コンクリート 14.0
立野ら,基礎から学ぶ材料力学,オーム社,(2016),p. 66.
4/7
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/j
a/e/e3/ShinsyukuTsugite.jpg
200 〜 60000 [m]ロングレール
冬季 0℃
夏季 50℃
55 [cm] も伸びる
1000 [m]
1000.55 [m]
熱応力
変形が自由 変形が拘束
温度変化による変形が妨げられることで生じる応力
5/7
ΔT > 0
力は作用しない
σT 0=
変形を妨げるために反力が発生
σT 0=
RR
熱応力を求め方
RR
Eヤング率:材料
長さ:ℓ形状 断面積: A
線膨張係数: α
① 変形を妨げる反力による変形量
ΔℓR =
ΔℓT α ΔTℓ=
② 温度変化による変形量
R
AE
ℓ−
③ 変形に関する条件
ΔℓR ΔℓT+ = 0
ΔT > 0
R α ΔTAE=∴
熱応力
R N N R
R = 0+ N =N∴ R−
力の釣り合いでは反力が決まらない
R R− = 0
変形に関する条件を考慮
6/7
σT αΔTE−=
A
N =
まとめ:熱ひずみと熱応力
1. 熱による変形を考慮すべき理由
3. 熱ひずみと熱応力の求め方
2. 熱ひずみと熱応力
温度変化がある環境で機械や構造物を
安全かつ効率的に運用するため
熱ひずみ: 温度変化により生じるひずみ
熱応力: 温度変化で生じる変形が妨げられることで
生じる応力
εT αΔT=
: 線膨張係数 [1/K]α ② 温度変化による変形量の計算
③ 変形に関する条件の考慮
① 変形を妨げる反力による変形量の計算σT
ΔT : 温度変化[K]
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【材料力学】熱ひずみと熱応力 (I-07-3 2020)

Editor's Notes

  • #3 熱による変形が構造物の設計に与える影響が大きい場合の具体例 大きな構造物 橋の膨張,伸縮 高音で運転される構造物 ジェットエンジン  小さな構造物 MEMS LSI 温度変化が大きい,大きいな構造物 温度変化は少なくとも,大きな構造物 km 温度変化が少なくとも,非常に小さな構造物 10^-6 「遊び」が少ないのでちょっとした変形でも不具合が発生する
  • #4 実験事実として 物理的な意味は
  • #5 どのくらい伸びる? 伸びた時に、完全に固定されていると線路が曲がってしまう それを防ぐための工夫がされている → 具体的には変形を逃すために切り込みが入っている 200m 200.0022m 60000 m -> 60000.66 m 1000 m -> 1000*11*10^-6*50 = 0.55 [m]
  • #7 ①から③やってみて