SlideShare a Scribd company logo
Submit Search
Upload
Login
Signup
開発モデルの作り方(守破離の破)
Report
Arata Fujimura
Follow
Agile Practitioner / CSP-SM / CSP-PO at Classmethod, Inc.
Feb. 28, 2015
•
0 likes
•
11,474 views
1
of
81
開発モデルの作り方(守破離の破)
Feb. 28, 2015
•
0 likes
•
11,474 views
Download Now
Download to read offline
Report
Engineering
Regional Scrum Gathering Tokyo 2015 で発表したスライドです。 「[1C-2] 開発モデルの作り方 ~守破離の破!~」
Arata Fujimura
Follow
Agile Practitioner / CSP-SM / CSP-PO at Classmethod, Inc.
Recommended
ユーザーストーリー駆動開発で行こう。
toshihiro ichitani
117.7K views
•
66 slides
アジャイルオフショア開発モデル
Arata Fujimura
3.2K views
•
78 slides
大企業アジャイルの勘所(ver1.1) #アジャイルマネジメントセミナー
Itsuki Kuroda
4K views
•
114 slides
インセプションデッキ:やらないことリストとトレードオフスライダーをやってる話
Nobuhiro Yoshitake
6.6K views
•
32 slides
A 2a:アジャイルなオフショア開発
Arata Fujimura
3.2K views
•
70 slides
心理的安全性を 0から80ぐらいに上げた話
Yusuke Hisatsu
101.9K views
•
26 slides
More Related Content
What's hot
LEANSTARTUPの現場 #leanstartup
Itsuki Kuroda
15.5K views
•
113 slides
What is quality culture? Is it something tasty?
Yasuharu Nishi
1.7K views
•
17 slides
フロー効率性とリソース効率性について #xpjug
Itsuki Kuroda
104.4K views
•
62 slides
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
Masahito Zembutsu
289.2K views
•
66 slides
事業が対峙する現実からエンジニアリングを俯瞰する #devlove
Itsuki Kuroda
24.1K views
•
121 slides
リーンスタートアップと顧客開発とアジャイル開発を一気通貫するッ #devlove #devkan
Itsuki Kuroda
28.6K views
•
104 slides
What's hot
(20)
LEANSTARTUPの現場 #leanstartup
Itsuki Kuroda
•
15.5K views
What is quality culture? Is it something tasty?
Yasuharu Nishi
•
1.7K views
フロー効率性とリソース効率性について #xpjug
Itsuki Kuroda
•
104.4K views
IT系エンジニアのためのプレゼンテーション入門
Masahito Zembutsu
•
289.2K views
事業が対峙する現実からエンジニアリングを俯瞰する #devlove
Itsuki Kuroda
•
24.1K views
リーンスタートアップと顧客開発とアジャイル開発を一気通貫するッ #devlove #devkan
Itsuki Kuroda
•
28.6K views
LEANSTARTUPアンチパターン #devlove #leanstartup
Itsuki Kuroda
•
68K views
JaSST Tokyo 2022 アジャイルソフトウェア開発への統計的品質管理の応用
Akinori SAKATA
•
5K views
KPTのコツを掴め!! 公開用
ESM SEC
•
12.3K views
結果的に組織がAgileな状態であること #agile #scrum #leanstartup
Itsuki Kuroda
•
10.9K views
リーン開発の本質 公開用
ESM SEC
•
20.2K views
4つの戦犯から考えるサービスづくりの失敗
toshihiro ichitani
•
51.9K views
「速」を落とさないコードレビュー
Takafumi ONAKA
•
55.4K views
正しいものを正しくつくる
toshihiro ichitani
•
35.3K views
Agile Quality アジャイル品質パターン (QA2AQ)
Hironori Washizaki
•
6.3K views
「PdMと考えるQAとプロダクトマネジメント」
大貴 蜂須賀
•
2.1K views
TOCから俯瞰するリーンスタートアップ
Taro Kawai
•
9.6K views
自己組織的なScrumチームの目指し方
Takuo Doi
•
14K views
LEAN STARTUP OVERVIEW
Itsuki Kuroda
•
3.1K views
リーンスタートアップにおける良い仮説、悪い仮説
Takaaki Umada
•
89.8K views
Viewers also liked
CSPO、CSM研修に参加して
Arata Fujimura
10.4K views
•
74 slides
Kaggle presentation
HJ van Veen
13.1K views
•
58 slides
アジャイルテスト -高品質を追求するアジャイルチームにおけるテストの視点-
Satoshi Masuda
11K views
•
21 slides
AgileJapan2010 基調講演:野中郁次郎先生による「実践知のリーダシップ~スクラムと知の場作り」
Kenji Hiranabe
16.8K views
•
46 slides
スプリント計画ミーティング
Miho Nagase
7.9K views
•
36 slides
プランニングポーカーではじめる工数見積りと計画づくり
Reimi Kuramochi Chiba
5.8K views
•
41 slides
Viewers also liked
(12)
CSPO、CSM研修に参加して
Arata Fujimura
•
10.4K views
Kaggle presentation
HJ van Veen
•
13.1K views
アジャイルテスト -高品質を追求するアジャイルチームにおけるテストの視点-
Satoshi Masuda
•
11K views
AgileJapan2010 基調講演:野中郁次郎先生による「実践知のリーダシップ~スクラムと知の場作り」
Kenji Hiranabe
•
16.8K views
スプリント計画ミーティング
Miho Nagase
•
7.9K views
プランニングポーカーではじめる工数見積りと計画づくり
Reimi Kuramochi Chiba
•
5.8K views
ストーリーポイントで見積もるということ
Yagi Natsuki
•
15K views
Prophet入門【Python編】Facebookの時系列予測ツール
hoxo_m
•
64.4K views
外部委託から内製化アジャイルへの切替支援を通してわかったこと #augj
満徳 関
•
54.4K views
認定スクラムマスター研修に行ってきました
Hajime Yanagawa
•
38.5K views
Matrix Factorisation (and Dimensionality Reduction)
HJ van Veen
•
5.1K views
Feature Engineering
HJ van Veen
•
150.1K views
Similar to 開発モデルの作り方(守破離の破)
Agile Japan 2013 仙台サテライト 体験!マシュマロ・チャレンジでチームビルディング
満徳 関
1.6K views
•
26 slides
スクラム開発と向き合うことでスクラムを習得する
貴明 今井
108 views
•
57 slides
スクラム開発に取り組んでみた
yyasuyuki
749 views
•
39 slides
リーン原則とソフトウェア開発
You&I
2.3K views
•
40 slides
Scrumの根っこ
Koji Sudo
1.7K views
•
47 slides
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
Arata Fujimura
3.7K views
•
82 slides
Similar to 開発モデルの作り方(守破離の破)
(20)
Agile Japan 2013 仙台サテライト 体験!マシュマロ・チャレンジでチームビルディング
満徳 関
•
1.6K views
スクラム開発と向き合うことでスクラムを習得する
貴明 今井
•
108 views
スクラム開発に取り組んでみた
yyasuyuki
•
749 views
リーン原則とソフトウェア開発
You&I
•
2.3K views
Scrumの根っこ
Koji Sudo
•
1.7K views
リーンスタートアップ、アジャイル開発導入事例
Arata Fujimura
•
3.7K views
スクラムプロジェクト準備(公開用) No.31
Sukusuku Scrum
•
2.2K views
マシュマロ・チャレンジでチームビルディング体験
You&I
•
26.4K views
Introduction to Agile - how business and engineer team up
Kenji Hiranabe
•
1.2K views
POStudy Conference 2012 - 体験!マシュマロ・チャレンジでチームビルディング
満徳 関
•
1.2K views
GMOテクノロジーブートキャンプ2015(アジャイル編)
Arata Fujimura
•
2.8K views
研修担当者に聞く、学生のうちに学ぶべきこと
Hiromu Shioya
•
1.4K views
Scrum体験スパルタワークショップ
You&I
•
806 views
Agile Software Development for Newbies
Naoto Nishimura
•
5.3K views
Active learning
Yoshihiro Furukawa
•
1K views
学校教育と違う組織内医療者養成の提案
Takahiro Matsumoto
•
3.4K views
クラウドを超えた先の企業システム像 20091008 JJUG CCC
Yusuke Suzuki
•
1.8K views
POStudy Day 2012 in Okinawa - 体験!マシュマロ・チャレンジでチームビルディング
満徳 関
•
977 views
Scrum,Test,Metrics #sgt2016
kyon mm
•
20.2K views
アジャイルマニフェストから見るインセプションデッキ
You&I
•
2.3K views
More from Arata Fujimura
クラスメソッドベトナム設立しました
Arata Fujimura
777 views
•
93 slides
リーンスタートアップ実践者によるSDGs事業立ち上げ支援の取り組み
Arata Fujimura
826 views
•
86 slides
DevOpsを支える原則、3つの道
Arata Fujimura
1K views
•
84 slides
モダンオフショア開発でIT人材不足の解消を目指す 〜 ベトナムでの取り組みとこれから 〜
Arata Fujimura
1.3K views
•
105 slides
スクラムマスター募集中
Arata Fujimura
404 views
•
38 slides
変化に強い、継続的に学習する組織に変わるためのステップとは
Arata Fujimura
1K views
•
56 slides
More from Arata Fujimura
(20)
クラスメソッドベトナム設立しました
Arata Fujimura
•
777 views
リーンスタートアップ実践者によるSDGs事業立ち上げ支援の取り組み
Arata Fujimura
•
826 views
DevOpsを支える原則、3つの道
Arata Fujimura
•
1K views
モダンオフショア開発でIT人材不足の解消を目指す 〜 ベトナムでの取り組みとこれから 〜
Arata Fujimura
•
1.3K views
スクラムマスター募集中
Arata Fujimura
•
404 views
変化に強い、継続的に学習する組織に変わるためのステップとは
Arata Fujimura
•
1K views
クラスメソッドにおけるスクラム開発の光と影
Arata Fujimura
•
699 views
モダンオフショア開発のすすめ
Arata Fujimura
•
5.5K views
スクラムワークショップ
Arata Fujimura
•
494 views
最高のScrumキメた後にスケールさせようとして混乱したけど今はまた最高のScrumに戻って新型コロナの影響は皆無な話
Arata Fujimura
•
1.1K views
登壇勉強会 〜それぞれの流儀がそこにある〜
Arata Fujimura
•
4.9K views
アジャイル開発の原則を守りつつ、マルチサイト開発を行なう!
Arata Fujimura
•
4.4K views
PdMワークショップ
Arata Fujimura
•
453 views
最高のScrumキメた後にスケールさせようとして混乱した話
Arata Fujimura
•
6.6K views
アジャイル開発の原則を守りつつ、グローバルチームを立ち上げる!
Arata Fujimura
•
2.1K views
Experience DevOps Implementation Support Service
Arata Fujimura
•
1.1K views
アジャイル開発の原則を守りつつ、グローバルチームを立ち上げる!
Arata Fujimura
•
1.7K views
俺のレアジョブ利用法
Arata Fujimura
•
1.5K views
DevOps導入支援、始めました
Arata Fujimura
•
13.5K views
DevOps: 変化の激しい環境でビジネス競争力を向上させる具体的な方法
Arata Fujimura
•
2.8K views
開発モデルの作り方(守破離の破)
1.
1 2015年2月28日 GMOインターネット株式会社 次世代システム研究室 藤村 新 開発モデルの作り方 ~守破離の破!~ Regional Scrum
Gathering Tokyo 2015
2.
藤村 新 ふじむら あらた アジャイルPM研究会所属
3.
3 • 守破離とは • 俺の守破離 •
開発モデルを作るということ アジェンダ
4.
4 守破離とは
5.
5 CSM研修で学んだ守破離 • 守 - ルールに従え -
どうやるかを見て練習を繰り返す • 破 - 工夫してみる - 原因と結果をつなげる実験 • 離 - ルールを忘れろ - 新しい技術を一瞬で考えて使える段階
6.
6 スクラムにおける守破離 • 息をするようにスクラムのルールを行えるようにな るまでが守 • スクラムのルールに従った上でアレンジしてみるの が破
7.
7 守破離の語源
8.
8 • 元々は武田信玄に仕えた武将、高坂昌 信(こうさかまさのぶ)の『甲陽軍鑑(こう ようぐんかん) 』に記された兵法用語
9.
9 • その後千利休が詠んだ(らしい) • 「規矩(きく)作法
守りつくして 破ると も 離るるとても 本(もと)を忘るな」 • 『利休百首』
10.
10 • そして千利休の茶道の修行観 を、後世の川上不白(かわか みふはく)が表現した • 「守ハマモル、破ハヤブル、
離ハはなると申候。 弟子ニ敎ルハ此守 と申所計也。弟子守ヲ習盡 し能成候へバ自然と自身よりヤブル。これ上手 の段なり、さて、守るにても片輪、破るにても片 輪、この二つを離れて名人なり、前の二つを合 して離れてしかも二つを守ること也。 」 • 『不白筆記』 • 「守破離といふ事軍法用、尤用方違ひ候へ共、 茶道に取て申候はば、守は下手〈略〉破は上手 〈略〉離は名人」 • 横井淡所の『茶話抄』への添え書き
11.
11 守破離とは 「道」 の指針
12.
12 俺の守破離
13.
13 とりあえずやってみた (お試しフェーズ)
14.
14 • 「アジャイルサムライ」と「アジャイルな見積りと計画 づくり」を読んだだけで、ソシャゲプロジェクトへア ジャイル開発初導入! - アジャイル開発を体感できた -
自分が分かっていないということが分かった
15.
15 • 「スクラムガイド」と「塹壕よりScrumとXP」を読んだ だけで、ECツール開発プロジェクトへスクラム"風" 初導入! - スクラムを体感できた -
プラクティス厨じゃダメだということが分かった
16.
16 プロセスの理解 ≠ スキル習得
17.
17 本格的に学びたい (守フェーズ)
18.
PMIアジャイルPM研究会立ち上げプロジェクト参画
19.
19 マスター・ センセイ との 出会い
20.
20 CSPO研修受講 日時:2013年5月20日~21日 場所:株式会社ミクシィ
講師:ジェフ・パットン
21.
21 プロダクトディスカバリを行なって、 プロダクトバックログを作るまでを 学んだ。 ※スクラム開始前のフェーズ ※デザイン思考の話し
22.
22 CSM研修受講 日時:2013年6月20日~21日 場所:ビジョンセンター日本橋
講師:江端一将、Sergey
23.
23 スクラムの基礎を 座学とワークショップ を通して学んだ。
24.
24 • 勉強会、ワークショップ、イベントに参加 • アジャイルサムライ横浜道場 •
POStudy • レゴスクラム(見学) • AEP読書会 • Scrum Masters Night • Agile Japan 2014 • Regional Scrum Gathering Tokyo 2014
25.
25 アウトプット! アウトプット! アウトプット!
26.
26 • 担当プロジェクトへ各種プラクティス導入 • リーンカンバン、WIP •
朝会、ふりかえり、計画MTG • グループ会社への導入支援 • インセプションデッキ • 導入事例を書く、話す • 採用ブログに書く • 自社、他社に話す • 部署内での啓蒙活動 • アジャイルな見積もりと計画づくりまとめ • アジャイル開発取り組み状況
27.
27 第1回アジャイルミーティング主催 日時:2013年10月9日 場所:GMO
Yours 内容 1. PMIアジャイルPM研究会立ち上げプロジェクトの紹介 2. 次世代システム研究室 3. GMOリサーチ 4. GMO ECラボ 5. GMOペパボ 6. 交流会
28.
28
29.
29 • 次世代システム研究室では GMOベトナムラボセン ター(ベトナム/ハノイ)と密接に連携しながらGMO インターネットグループのシステム開発(オフショア 開発)に取り組んでいたが、必ずしもうまくいってい るとは言えない状況だった •
オフショア開発プロセス改善に取り組むことになっ たため、国内プロジェクトで実践していた各種プラ クティスを導入するも問題多発
30.
30 • 1度のやり取りで完成しない • オフショアチームの見積もり精度が低い その結果 •
遅延を繰り返す • モチベーションが下がる • スケジュールが信頼できなくなる • 相手を信頼できなくなる
31.
31 • オフショアチームで品質を担保できない その結果 • 日本側の発注者の負荷増大 •
明らかなバグから細かいバグまで全て確認し、 指摘する必要がある
32.
32 • あとちょっとの修正も、修正を依頼するため のコストが結構かかる その結果 • 95%完了から完成まで時間がかかる
33.
33 試行錯誤を重ね 辿り着いた 破 の境地
34.
頑張っても 効果が薄い事を 諦めてみた
35.
一度のやり取りで期待通 りのアウトプットが出て こない
36.
一度のやり取りで期待通 りのアウトプットが出て こない 時間をかけてもっと詳細 な仕様書を準備する
37.
一度のやり取りで期待通 りのアウトプットが出て こない 時間をかけてもっと詳細 な仕様書を準備する
38.
一度のやり取りで期待通 りのアウトプットが出て こない 1度のやり取りでの完成を 諦めた初回ザックリ開発
39.
見積もりの精度が低く、 完了予定が見えない
40.
見積もりの精度が低く、 完了予定が見えない 時間をかけて見積もりの 精度を上げてもらう
41.
見積もりの精度が低く、 完了予定が見えない 時間をかけて見積もりの 精度を上げてもらう
42.
見積もりの精度が低く、 完了予定が見えない ザックリ開発工数だけ見積 もってもらい、実見積もりは 完了係数を使って算出
43.
※完了係数とは、 (サイクルタイム/ザックリ開発 工数) の平均で求める係数。 ザックリ開発工数の見積もり日 数に完了係数を掛けることで、 予想完了日が算出できる。
44.
95%完了から先が長い
45.
95%完了から先が長い 再度指示書を書いて、完 成してもらう
46.
95%完了から先が長い 再度指示書を書いて、完 成してもらう
47.
95%完了から先が長い 最後の5%は日本側で完成 させる
48.
これら改善施策を 盛り込んだ 開発モデルを 考えてみた。
50.
Rough Fill Closing
51.
ベースは リーン開発の カンバン
54.
Rough Fill Closing
55.
55 • ザックリ開発するフェーズ • 7割程度の完成度を目指す •
着手する前にザックリ開発工数を見積もっても らう
56.
Rough Fill Closing
57.
57 • Roughフェーズでのアウトプットの完成度を上げ るフェーズ • 9割以上の完成度を目指す
58.
Rough Fill Closing
59.
59 • 完成させるフェーズ • 日本側の発注者(エンジニア)が対応する
60.
60 RFCモデルの詳細は で、お話しさせて 頂く予定です。
61.
61 開発モデルを作るということ
62.
62 開発モデルを作ること ≒ 破のフェーズ
63.
63 破>>>>>>> >超えられない壁> >>>>>>>> >>>>>自己流
64.
64 形を持つ人 だけが、 形を破れる
65.
65 • 十八代目 中村
勘三郎が19の時、唐十郎の巨 大テントで「下町唐座」を見たときのこと なんだこれは!? 自分がやっている歌舞伎座での 落ち着いた空気とは全く違うじゃ ないか! でも待てよ、昔の歌舞伎はこう だったのでは?
66.
66 • 早速親父(十七代目 中村
勘三郎)に直訴 これこそ歌舞伎の原点だ。 歌舞伎もこれに戻らなきゃいけない。 俺もあのような歌舞伎がしたい。 百年早い。 そんなことを考えてる間に百回稽古 しろ。
67.
67 • なんで親父は分かってくれないんだ! • そんなモヤモヤしてた折、たまたまラジオから流 れてきた全国子供電話相談室での無着成恭(禅 宗の僧侶、教育者)の回答を耳にする 型破りと形無しの違いはなんですか? そりゃあんた、型がある人間が型を 破ると『型破り』、型がない人間が型 を破ったら『形無し』ですよ。
68.
68 • 父の言う「百年早い」の意味が分かった 古典をしっかり学んで自分の形を作 れ。 19や20の未熟者が土台もないのに 新しいことをやるな。 • 2000年(45才)に平成中村座を上演
69.
69 形無し開発モデルは 百害あって一利なし。 型破り開発モデルを 編み出そう!
70.
70 楽天 Tech Talkでの発表後、
71.
71
72.
72 • 同時に、あ、こういうモデルを考えだすのって、そんなご大層なも のじゃないんだとか思った • こんなん自分でも考えられるぜ!って言いたいのではなくて超 頭いい人が美しい理論のもとに弾きだした答えではなく、僕の ような普通の人が苦しみ苦しみ抜いてその時々考えたことを 集めて体系化したという意味でなんだかすごい身近に感じた。 •
というか、今自分のチームでも自分たちなりのKAIZENをいろ いろしてるし、それをまとめればそれだけでひとつのモデルに なるなー http://daily.belltail.jp/?p=1880
73.
73 そうなんです!
74.
74 新しい開発モデル を考えるなんて 大層なものじゃない んです! (※ただし守済に限る)
75.
75 現場のカイゼンを 体系化して言語化 すれば、それも立派 な開発モデル。 (※ただし守済に限る)
76.
76 ぜひこの事を話したいと思い 今回の公募セッションに 応募しました。 おさかなさんありがとう。 ※新卒1年目の方でした…
77.
77 まとめ
78.
78 • まずはしっかりと型を学ぼう(守) • 型をしっかりと身に付けた上で、 現場の改善に取り組もう(破) •
取り組んだ内容を体系化し、開発 モデルとしてアウトプットしよう
79.
79 • 個人的には、試守破離がオススメ • 試したからこそ守破離の大切さ を痛感させられた •
「型破りな開発モデル」を発表し合 えるような場を作っていきたい
80.
次世代システム研究室では エンジニアを募集しています! http://recruit.gmo.jp/engineer/jisedai/
81.
81 ご清聴、ありがとうございました