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ITがモビリティを創る:MaaSに向けた技術とエンジニア像

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2020年2月13日開催「デベロッパーズサミット2020 ともにつくる」における講演資料です。
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20200213

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ITがモビリティを創る:MaaSに向けた技術とエンジニア像

  1. 1. ITがモビリティを創る: MaaSに向けた技術とエンジニア像 東京大学 生産技術研究所 伊藤昌毅 Developers Summit 2020「ともにつくる」 2020年2月13日 ホテル雅叙園東京
  2. 2. 伊藤 昌毅 (Twitter @niyalist) • 東京大学 生産技術研究所 特任講師 – ユビキタスコンピューティング – 地理情報システム技術 – ヒューマン・コンピュータ・インタラクション • 経歴 – 静岡県掛川市出身 – 2008-2010 慶應義塾大学大学院 政策・メディ ア研究科 特別研究助教 – 2010-2013 鳥取大学 大学院工学研究科 助教 – 2013-2019 東京大学 生産技術研究所 助教 – 2019- 現職
  3. 3. • 標準フォーマット関連 – バス情報の効率的な収集・共有に向けた検討会 座長(H28年度) – 標準的なバス情報フォーマット利活用検討会 座長(H29年度) – バス情報の静的・動的データ利活用検討会 座長(H30年度) • オープンデータ関連 – 公共交通分野におけるオープンデータ推進に関する検討会 委員(H29年度-R1年度) • MaaS関連 – 都市と地方における新たなモビリティサービスのあり方懇談会 委員(H30年度) – 新モビリティサービス推進事業有識者委員会 委員(R1年度) • 交通政策審議会 – 交通政策基本計画小委員会 委員(R1年度-) 伊藤×国土交通省
  4. 4. • オープンデータ関連 – 官民データの相互運用性実現に向けた検討会 座長(H29年度) – 情報共有基盤 利用促進ワーキンググループ 委員(H30年度) 伊藤×経済産業省
  5. 5. • 沖縄観光2次交通の利便性向上に向けた検討委員会 座長(H30 年度-R1年度) • 群馬県バスロケーションシステム実証実験 アドバイザー(R1 年度) • その他自治体主催のイベントでの講演多数 – 静岡県掛川市、石川県能美市、群馬県、島根県安来市、沖縄県、富山県、岐阜 県、北海道など 伊藤×地方自治体
  6. 6. sli.do ありがとうございました n = 95
  7. 7. 2019年4月29日号 2019年7月30日号2018年9月号2018年3月5日号 モビリティは100年に一度の大変革の時代 それはITがドライブしている 7
  8. 8. CASE 車両目線で次のモビリティを考えるなら
  9. 9. • C: Connected – 通信・ネットワーク化 • A: Autonomous – 自動運転 • S: Shared and Service – サービス化 • E: Electric – 電動化 • 2016年にダイムラーが提唱・一企業に留まらない自動車産業の方向性を示 すキーワードとなる CASE: 自動車産業が見据えている方向性 https://www.daimler.com/innovation/case-2.html
  10. 10. • イーロンマスク氏による電気自動車ベン チャー企業 – 2003年創業 • 自動運転に対応したハードウェアを標準 装備 – カメラや超音波、レーダーなどで周辺を認識 – オートパイロット機能を提供 – 現在は完全な自動運転ではないが、将来は完全自 動運転に対応? – ソフトウェアアップデートで機能追加 • 利用者の運転行動を通してアルゴリズム を進化 • Webでカスタマイズ・オーダー TESLA https://ja.wikipedia.org/wiki/テスラ・モデル3
  11. 11. https://response.jp/article/2019/02/28/319596.html
  12. 12. • xx トヨタの求人広告が話題に(2017年) https://adgang.jp/2017/10/151302.html
  13. 13. MaaS 都市・社会におけるモビリティのあり方の方向性
  14. 14. • あらゆる種類の移動手段を単一の 直感的なモバイルアプリにまとめ ます。さまざまな事業者が提供す る移動の選択肢をシームレスに組 み合わせて、旅行計画から支払い まですべてを取り扱います。オン デマンドで旅行を購入する場合で も、手頃な価格の月額パッケージ をサブスクライブする場合でも、 MaaSは最善の方法であなたの移 動のニーズに応えます。 MaaS Global社による定義
  15. 15. • XaaS: ITエンジニアにとっては馴染みのある言葉のはず – SaaS: Software as a Service – IaaS: Infrastructure as a Service – PaaS: Platform as a Service Mobility as a Service (MaaS)
  16. 16. • オンプレミス・ホスティングは「サーバを使う」という意識 • クラウドでは、事実上無限のサーバ、ストレージ、ネットワークが あり、必要なときに必要なだけの資源を利用し、使っただけ支払え ばよい • コンピュータの管理が高度化され、Web操作で高度で柔軟な構成が 可能 • メリット – 急激にアクセスが殺到しても自動的に多重化 – 災害があっても自動的にバックアップへ切り替え – 一時的に必要になる計算処理のためのコンピュータ調達が容易 – スタートアップ企業でも、驚異的に安価な初期費用で必要なコンピュータを揃えられる 所有から利用へ(クラウドコンピューティング・XaaS)
  17. 17. • 移動が所有から利用になる世界 • 自動車、自転車などの移動手段は所有しない • 必要なときにスマホから必要なだけの移動手段を呼び出せる • 高額の初期購入費用が不要、少額の都度払い・定額制 • 移動のサービス化(MaaS) – ITの方法論が、サーバやスマホ画面に閉じず、実世界のサービスを巻き込む世界 これをモビリティに当てはめると・・・
  18. 18. フロントエンドで追求すること: 交通に対するスムーズで連続的なUI/UX
  19. 19. Whim by MaaS Global • ヘルシンキ(フィンランド)でMaaSを実現 • Whim というアプリを通して鉄道、バス、タ クシー、自転車などの組み合わせ検索や予約決 済を実現 https://whimapp.com
  20. 20. • xx Whimの利用 https://note.mu/kakudosuzuki/n/n01c8ab0f9b84
  21. 21. 「全ての交通サービスが自分の ポケットの中にある」 という、 今までに感じたことのない 異次元の感覚 牧村和彦氏(計量計画研究所)によるMaaSの特徴
  22. 22. バックエンドで追求すること: 高度で低コストなシェアの仕組み
  23. 23. • バックエンドのITインフラ(クラウド・サーバ)だけでなく、 車両やその運行を管理する仕組みなども含む • シェアカー、鉄道・バス・タクシーなどが、 ITインフラ上で より効率的なシェアを追求して運用される • 価格政策や課金の仕組みも担当 ここでのバックエンドとは?
  24. 24. • 一人一人に専用の車・ド ライバー 富豪的解決 ←→ スマートな解決 https://km-yokohama.jp/hire/ • 同じ車両・ドライバーに同乗 • 方向によって車両を乗り継ぎ • 異なる大きさの車両を組み合 わせ • 要するに、鉄道、バス、 タクシーみたいなもの?
  25. 25. • 乗客が「歩いて」「待つ」ことでさらに効率的なライドシェア を実現 – 2017年11月〜 サンフランシスコで試験提供 – 2018年2月〜 正式提供 Uber Express Pool https://techcrunch.com/2018/02/21/uber-officially-launches-uber-express-pool-a-new-twist-on-shared-rides/
  26. 26. MaaSオペレーター登場の見込み • MaaSオペレーターが行う事業内容 – 統合された交通オペレーション実施 • 鉄道、バス、タクシー、カーシェアなど – ユーザに対する一貫したUI/UXの提供 – 値付けと課金 徒歩 鉄道 カーシェアリング バス タクシー シェアサイクル
  27. 27. Whimのプラン: 料金により交通行動を誘導
  28. 28. • xx 統合の度合いで4段階のレベルが提唱されている http://www.tut.fi/verne/aineisto/ICoMaaS_Proceedings_S6.pdf
  29. 29. • GAFAに匹敵する強大なプ ラットフォーマーが出る説 世界はMaaSの覇権競争? • 覇権は無理、複数プラット フォーマーが共存する説 https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00150/00002/https://business.nikkei.com/atcl/report/15/226265/112900306/
  30. 30. • 各自動車会社が持つモビリ ティ事業を統合 – Car2Go, Moovel、 ParkNowな ど • 統合的なモビリティサービ スプロバイダを目指す ダイムラー・BMWの 連携 https://note.mu/niyalist/n/nd34413e79ac3
  31. 31. • Toyota and Softbank ああ Stockholder of Uber (US), DiDi (China), Grab Taxi (Singapore), Ola (India) MONET設立
  32. 32. • 日本初の本格MaaS実証実験 – 2018年11月〜2019年3月→延長 • バス・電車・タクシー・サ イクルシェア・ レンタカーの組み合わせ • 予約・支払がアプリで可能 • 2009年7月 ナビタイムと連 携発表 My route: トヨタ+西鉄によるMaaSアプリ
  33. 33. • ルート検索から予約・決済 • 画面を「見せるだけ」で乗 車可能な「デジタル・フ リーパス」 • AIオンデマンド乗合交通に 乗車 Izuko: 伊豆の旅行のためのMaaSアプリ(東急他)
  34. 34. • 観光客がバスや鉄道で周遊できるように – 北海道 道東エリア、京丹後エリアを対象 • 観光体験も一括して予約可能 WILLER: MaaSアプリを開発
  35. 35. • 観光: 箱根にて観光フリーパス実証実験 • 郊外: 新百合ヶ丘で公共交通へのシフト • 複合経路検索 – 鉄道+バス+タクシー+シェアサイクル等 • 電子チケットの発行 – 企画券、飲食チケット、無料モビリティチケット 小田急: MaaSアプリ EMot(エモット)
  36. 36. • 2019年12月より、 柏の葉でプロ ジェクト開始 – 三井不動産と提携 – カーシェアリング、 タクシー、バスなど の交通事業者との提 携 – 月額定額制実現 – 物件、街の行事、観 光なども検索 Whimも日本に
  37. 37. ITエンジニアにとっては、 情報の世界でやってきたことを リアルを巻き込んで大規模に実施すること
  38. 38. データから始めよう!
  39. 39. 標準的なバス情報フォーマットによる オープンデータという土台作り Google Mapsで検索出来るだけではない!
  40. 40. 地域の公共交通は乗換案内に出てこない
  41. 41. 地域の公共交通は乗換案内に出てこない データ整備にはコストが掛かるため 利用者数が少ない地域のバスにまで 手が回らない 交通事業者が自ら 標準形式のオープンデータを用意して 乗換案内に提供する
  42. 42. 海外の事例: 交通事業者がオープンデータを提供 • 路線図、時刻表、リアルタイム車両位置情報などのデータの利用を開放 • 自由に使ってもらうことで、アプリの作成や工夫を凝らした印刷物などの情 報提供を促進 • アメリカ、ヨーロッパでは当たり前になりつつある
  43. 43. • 大企業、ベンチャー−企業、個人がアプリ開発 オープンデータから様々なアプリが開発される
  44. 44. DB Open Data Hackathon • ドイツ鉄道によるソフトウェア開発者との交流イ ベント – ハッカソン: ハック+マラソン 限られた時間内にソフトウェ アを開発しアイディアや出来を競うイベント – ベルリンにてこれまで7回開催 • 最新回(2017年5月12ー13日)はJR東日本をパー トナーとして開催し、DBだけでなく山手線などの データを提供して実施 – 最速で日本語ブログに報告
  45. 45. GTFS形式 • 世界で広く使われる形式 • 乗換案内に必要な情報(バス停・駅+路線+時刻表+運賃)をまとめて格納 したファイル形式 バス停/駅+路線 時刻 運賃
  46. 46. • 県庁、市役所、地元IT企業等とGTFSによるオー プンデータ化を実現 – Google Mapsへ提供可能に • アイデアソン、ハッカソンで地域でのデータ活用 を目指す 2014年〜 静岡県でコミュニティバスのオー プンデータ化の取り組み
  47. 47. • 交通の専門家は学会に結集している • ならばそこに参加してオープンデータ を訴える 学会発表を繰り返す
  48. 48. 「交通ジオメディアサミット 〜 IT×公共交通 2020年とその先の未来を考える〜」 開催 • 2016年2月12日開催(東大駒場第2キャンパス コンベンションホール) 195人来場 • 産(現場寄り): JR東日本、バイタルリード(出雲市の交通コンサルタント) • 産(IT寄り): ジョルダン、ナビタイム、ヴァル研究所(駅すぱあと) • 官: 国土交通省、学: 東京大学(私) • コミュニティ: Code for Japan、 路線図ドットコムなど
  49. 49. バス情報の効率的な収集・共有に向けた 検討会(2016年12月〜2017年3月) • 事務局: 総合政策局公共交通政策部交通計画課 • 外部委員 – 伊藤昌毅 東京大学生産技術研究所(座長) – ー川雄一 株式会社構造計画研究所 – 伊藤浩之 公共交通利用促進ネットワーク – 井上佳国 ジョルダン株式会社 – 遠藤治男 日本バス協会 – 櫻井浩司 株式会社駅探 – 篠原雄大 株式会社ナビタイムジャパン – 丹賀浩太郎 株式会社工房 – 別所正博 公共交通オープンデータ協議会 – 山本直樹 株式会社ヴァル研究所
  50. 50. 各社のエンジニアが集まった ワーキンググループを開催 • 東大生産技術研究所に 各コンテンツプロバイ ダのエンジニアなどが 集まり、バスデータの フォーマットについて 集中討議 • データ項目のひとつひ とつを徹底議論
  51. 51. 2017年3月31日 「標準的なバス情報フォーマット」公開
  52. 52. • GTFSリアルタイムをベースにバスロ ケデータの標準化にも対応 • GTFS-JPの改定作業 – 2年経って40項目以上の検討、見直し事項が蓄 積 • 国交省バス情報の静的・動的データ利 活用検討会 – バスロケ事業者も委員に 2019年3月 標準的なバス情報フォーマット 第2版
  53. 53. • Webページからデータを誰でもダウンロード出来るように オープンデータとして公開
  54. 54. 2018年3月:7事業者 石川県能美市「のみバス」 2017年1月からGTFS形式でオープン データ公開。Google Mapsから検索 も可能に。 福岡県新宮町 2016年末からGTFS形式でバス、 渡船のデータ整備。Google Mapsから検索を可能に。 山梨県 主要2事業者(山梨交通、富 士急行)及び一部のコミュニ ティバスデータを2017年2月 よりGTFS形式で公開。 静岡県島田市・焼津市 OpenTrans.itによって2016年から GTFS形式でデータ公開。Google Mapsから検索も可能に。 宇野バス(岡山) フリーのダイヤ編成システム「その筋屋」を 利用し、GTFSデータとGTFS Realtimeデータ を公開。Google Mapsからリアルタイム位 置を加味した検索が可能に。 北海道室蘭市 独自形式で公開していたオープンデー タをCode forがGTFS化、公式にも反映。
  55. 55. 2018年7月:23事業者
  56. 56. 2018年11月:30事業者
  57. 57. 2019年2月:90事業者
  58. 58. 2019年7月:126事業者
  59. 59. 2019年10月:146事業者 70
  60. 60. 2020年2月:183事業者 71
  61. 61. なぜこれだけの ムーブメントになったのか?
  62. 62. • GoogleはGTFS形式によるオープン データを推奨 – ほぼ選り好みせずデータを掲載 – 検索の統計情報も公開 • 乗換案内に掲載されていない自治 体やバス事業者が利用促進のため にデータ整備 • 訪日外国人が利用するのはGoogle Maps Google Mapsに載るから
  63. 63. • バスロケやアラートを標準フォーマットで積極公開、利便性向上へ GTFSリアルタイムで攻めの情報発信
  64. 64. • ツールの開発が進む • 各地で勉強会を実施 • 運輸局が独自にマニュアル作成 自分でも出来そうだから
  65. 65. • 佐賀、富山、群馬、沖縄 • その他にも続々と・・・ 国交省・運輸局・自治体が推進するから
  66. 66. 78 • 自治体、運輸局、事業者と連携してGTFS-JPの整備の呼び掛け、技術協力 – バス事業者が周辺の事業者のデジタル化を啓蒙・指南する「バス芸人」が全国で誕生 • 「その筋屋」「西沢ツール」「見える化フォーマット」等のITツールを開 発、配布 – 中小事業者の業務のデジタル化を支援するとともに、IT企業に対し方向性を示す • IT事業者、研究者などへのデータ活用アピール • イベントの開催や関係者の交流の促進 • フォーマット仕様のアップデートや国際連携 「標準的なバス情報フォーマット広め隊」として 公共交通のオープンイノベーションを開拓
  67. 67. 全国でさまざま講演
  68. 68. ワンソース・マルチユース • データを使った様々なアプリ開発や 交通分析が実現 • データ分析やアプリ開発によって公 共交通の利便性が向上 公共交通 オープンデータ 乗り換え案内 マイ路線図・マイ時刻表 交通分析 service_id 平日 route_name 250号線 [3102](片上→岡山駅) 行ラベル 計画 最小 中央値最大 06:52 83 92 102 106 08:40 78 78 83 90 10:35 76 76 80 84 15:11 75 79 81 88 17:05 85 87 98 111 総計 79.4 82 89 96 0 20 40 60 80 100 120 06:52 08:40 10:35 15:11 17:05 計画 最小 中央値 最大
  69. 69. サイネージでの活用
  70. 70. • 群馬県・富山県では2018年度整備したデータを活用しバスロ ケーションシステムの整備を推進 – GTFSリアルタイムデータのオープン化にも取り組む バスロケーションシステムの基礎データ https://www.pref.gunma.jp/04/h21g_00088.htmlhttps://toyama.vtfm.jp
  71. 71. • 北海道十勝MaaS実証実験の 基盤データの一部はGTFS-JP オープンデータ • 小田急+VAL研究所のMaaS プラットフォームに採用 MaaSの基盤データとして http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/stk/hokkaido-tokachi-maas.htm https://www.slideshare.net/KenjiMorohoshi/20200128shikoku-gtfsjp
  72. 72. • Aa 市民発のアプリも登場 https://play.google.com/store/apps/details?id=work.momizi.unomap&hl=jahttps://sonohino-kibunshidai.org/aobus_now/ 青バスなう! UnoMap
  73. 73. データに触れよう!
  74. 74. ITと交通という異なる二つの世界を結び付ける のが標準フォーマット GTFS-JP (標準フォーマット) • インフラ事業者として責任を持って交通を支える! • 様々な法令、規則に基づいて日々事故なく運行 • 労使交渉をへてダイヤ作成 • ダイヤ改正やバス停設置など全てが監督官庁への許認可や申請が必要 • 安全性、信頼性、精度 交通インフラの世界 ITサービスの世界 • アジャイル・DevOps • サービスは多産多死 • とりあえずオープンデータを落としてから考える
  75. 75. ダウンロードしてみよう GTFSオープンデータ一覧 (標準的なバス情報フォーマット広め隊) https://www.odpt.org/overview/ 公共交通オープンデータセンター (公共交通オープンデータ協議会) https://www.odpt.org/overview/
  76. 76. ZIPファイルの中身はCSVファイルの固まり
  77. 77. http://www.mlit.go.jp/common/001283244.pdf
  78. 78. データ構造はリレーショナルデータベースとして理解可能
  79. 79. • GTFSDB: Pythonで書かれたGTFSの RDBMS投入ツール – https://github.com/OpenTransitTools/gtfsdb – CSVをそのまま読むだけでなく、運行日や緯度経度 情報などを追加する便利ツール • PostGIS拡張を使用 – SQLに緯度経度情報を扱う機能を追加 – バス停位置情報や路線などを扱える • 詳細はQiita参照! PostgreSQLに読み込んでみた • https://qiita.com/niyalist/items/22b743d973e4a6aeef86
  80. 80. • x 例: 本日 渋谷駅前 51番乗り場から発車するバス
  81. 81. • QGIS: オー プンソース 地理情報シ ステム • データはバ ス停、路線 図を含む QGISで位置情報を読み込み
  82. 82. • ターミナル駅においても正確な乗り場が案内可能 – ただし都バスのみ(当たり前ですが) 乗り場単位の正確な位置情報
  83. 83. • node.js を用いてバス停情報、 路線情報などをjsonで返す APIサーバを構築 • Leaflet(地図ライブラリ)を 用いてフロントエンドを構築 node.js + leafletでWebアプリを作ってみた
  84. 84. 都バスのサービスレベルを把握するマップを作成
  85. 85. 高松駅13:00発の到達圏 https://qiita.com/niyalist/items/1d3941761df3969f16a2
  86. 86. 地域コミュニティが データ活用 富山県資料 Code for Saga
  87. 87. • Code for Saga今年のテーマが 「公共交通の利用促進」 • 2018年11月17日にアイディアソ ン開催! – 伊藤も参加予定! 地域のITコミュニティが データ活用を議論
  88. 88. 公共交通・CivicTechなどのコミュニティに越境
  89. 89. GTFSリアルタイム バスのリアルタイム位置情報について
  90. 90. GTFSリアルタイム: Protocol Bufferで位置情報を提供 • アプリ開発者が交通事業 者のサーバ(バスロケ) に問い合わせる際のプロ トコル • アプリとサーバの通信は アプリ開発者の役割 – アプリから直接接続しない • GTFSの存在が前提
  91. 91. 事業者 配信元 ベンダー Vehicle Position Trip Update Alert ライセンス 宇野バス 配信元 その筋屋 ○ ○ ○ CC 0 両備バス・ 岡電バス 配信元 Bus-Vison(リオス) ○ ○ CC BY 4.0 和歌山バス 配信元 Bus-Vison(リオス) ○ ○ CC BY 4.0 佐賀市交通局 配信元 ○ ○ ○ CC BY 4.0 祐徳バス 配信元 ○ ○ ○ CC BY 4.0 中津川市コミュ ニティバス 配信元 SkyBrain(ヴァル研究所) ○ ○ CC BY 4.0 オープンデータとして提供されている GTFSリアルタイムデータ
  92. 92. • gtfs-realtime-bindings – Protocol Buffer の読み込みには定義ファイルをコンパイルする必要 – .NET、Go、Java、node.js(JavaScript)、php、Python、Rubyむけ バインディングが用意されている • gtfs-realtime-bindings はnpm で取得可能 JavaScript(node.js)からGTFSリアルタイムに アクセス $ npm init $ npm install --save gtfs-realtime-bindings $ npm install --save request
  93. 93. データを取得、JSONで表示する最小のコード
  94. 94. MaaSどうよ?
  95. 95. ハイプサイクル的に今どの辺りか? 将来性はあるか? https://www.gartner.com/jp/newsroom/press-releases/pr-20190830
  96. 96. • 審議会などで議論された政策に基づきインフラ整備 – 長期的な視点で大規模、総合的に検討され後戻りは想定しない • モビリティの形態ごとに事業が成り立ち制度が作られる – 法律、習慣、企業、組織などとして固定化されがち • IT・アプリは業務効率化や利便性向上、交通の本質ではない これまで:「計画」の時代の交通 自家 用車 バス タク シー 電車 路面 電車 道路線路 線路 レンタ カー アプリアプリアプリアプリアプリ 制度・政策 重厚長大 軽薄短小 110 伊藤・ 交通政策基本計画 小委員会資料より
  97. 97. • ユーザから伝わる絶え間ない圧力に応えながら進化 • 出発点はユーザの移動需要や実績、評価 – アプリを通じてその場その時のユーザデータがリアルタイムにフィードバック これから: ユーザ主導のITサービスとしての交通 自家 用車 バス タク シー 電車 路面 電車 レンタ カー 道路・線路 制度・政策 変化の圧力 アプリ・サービス ユーザ 111
  98. 98. 告知
  99. 99. • 公共交通オープンデータの紹介 や、それを利用したプログラミ ング方法を解説 – GTFSとODPTデータを紹介 – QGIS、SQL、Processing、Lineボット などで活用 • 122ページの書籍を300部以上 販売 技術書展6で同人誌を販売
  100. 100. • x x
  101. 101. • 2020年3月7日(土) 東大駒場IIにて • https://geomedia2020.peatix.com • 交通事業者、ITエンジニア、国や地方 行政、研究者など多様な関係者が集合 イベント: 第4回 交通ジオメディアサミット in インターナショナルオープンデータデイ2020
  102. 102. • 公共交通オープンデータ協議会(ODPT)がオリンピックをターゲットにアプリコンテストを実施 • ODPT独自APIによる首都圏公共交通データを活用(一部のみGTFSも対応) • 商用サービスも開発可能 https://tokyochallenge.odpt.org
  103. 103. • Facebookグループ GTFS/バスオープンデータ友の会 情報収集とコミュニケーション • メーリングリスト https://www.gtfs.jp/blog/about_ml/https://www.facebook.com/groups/492835051529368/
  104. 104. ITエンジニアによるモビリティを創ろう! 古い業界、でもチャンスはこれから!

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