公共交通オープンデータ第2幕︓
「静的データは出来た、次はリアルタイム」と決めつける前に考えること
東京⼤学 ⼤学院情報理⼯学系研究科
附属ソーシャルICT研究センター
伊藤昌毅
福井県 令和3年度 新モビリティサービス検討会
2021年10⽉29⽇
福井県福井市 アオッサ
伊藤 昌毅
• 東京⼤学 ⼤学院情報理⼯学系研究科
附属ソーシャルICT研究センター 准教授
• 静岡⼤学 ⼟⽊情報学研究所 客員教授
• 専⾨分野
– ユビキタスコンピューティング
– 交通情報学
• 経歴
– 静岡県掛川市出⾝
– 2002 慶應義塾⼤学 環境情報学部卒
– 2009 博⼠(政策・メディア) 指導教員︓ 慶應義塾⼤学 徳⽥英幸教授
– 2008-2010 慶應義塾⼤学⼤学院 政策・メディア研究科 特別研究助教
– 2010-2013 ⿃取⼤学 ⼤学院⼯学研究科 助教
– 2013-2019 東京⼤学 ⽣産技術研究所 助教
– 2019-2021 東京⼤学 ⽣産技術研究所 特任講師
– 2021-現在 現職
• 資格
– 運⾏管理者(旅客)
2
• 標準フォーマット関連
– バス情報の効率的な収集・共有に向けた検討会 座⻑(H28年度)
– 標準的なバス情報フォーマット利活⽤検討会 座⻑(H29年度)
– バス情報の静的・動的データ利活⽤検討会 座⻑(H30年度)
– GTFS-JPに関する検討会 委員(R2年度)
• オープンデータ関連
– 公共交通分野におけるオープンデータ推進に関する検討会 委員(H29年度-R3年度)
• MaaS関連
– 都市と地⽅における新たなモビリティサービスのあり⽅懇談会 委員(H30年度)
– 新モビリティサービス推進事業有識者委員会 委員(R1年度)
• 交通政策審議会
– 交通政策基本計画⼩委員会 委員(R1年度-)
• シェアサイクル
– シェアサイクルの在り⽅検討委員(R1年度-)
• 鉄道
– 鉄道の混雑緩和に資する情報提供のあり⽅に関する勉強会 委員(R2年度)
• 点呼
– 運⾏管理⾼度化検討会・ワーキンググループ(R2年度-)
伊藤×国⼟交通省
• 経済産業省 オープンデータ関連
– 官⺠データの相互運⽤性実現に向けた検討会 座⻑(H29年度)
– 情報共有基盤 利⽤促進ワーキンググループ 委員(H30年度)
• 総務省 オープンデータ関連
– 地域情報化アドバイザー(R2年度〜)
伊藤×経済産業省・総務省
• 沖縄観光2次交通の利便性向上に向けた検討委員会 座⻑(H30年度-R2年
度)
• 群⾺県バスロケーションシステム実証実験 アドバイザー(R1年度)
• さいたま市 スマート駅広研究会 副会⻑(R2年度〜)
• 佐賀市 街なか未来技術活⽤モデルプラン策定業務有識者会議 委員(R2年
度〜)
• 東京都 東京都における地域公共交通の在り⽅検討会 委員(R2年度〜)
• R3年度、更に2⾃治体と調整中
• その他⾃治体主催のイベントでの講演多数
– 静岡県掛川市、⽯川県能美市、群⾺県、島根県安来市、沖縄県、富⼭県、岐⾩県、北海道な
ど
伊藤×地⽅⾃治体
本⽇のトピック︓ GTFSデータ
• GTFS世界で広く使われる公共交通データ形式
• 乗換案内に必要な情報(バス停・駅+路線+時刻表+運賃)をまとめて格納
したファイル形式
バス停/駅+路線 時刻 運賃
フォーマットの標準化
標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP)
バス情報の効率的な収集・共有に向けた
検討会(2016年12⽉〜2017年3⽉)
• 事務局︓ 総合政策局公共交通政策部交通計画課
• 外部委員
– 伊藤昌毅 東京⼤学⽣産技術研究所(座⻑)
– ー川雄⼀ 株式会社構造計画研究所
– 伊藤浩之 公共交通利⽤促進ネットワーク
– 井上佳国 ジョルダン株式会社
– 遠藤治男 ⽇本バス協会
– 櫻井浩司 株式会社駅探
– 篠原雄⼤ 株式会社ナビタイムジャパン
– 丹賀浩太郎 株式会社⼯房
– 別所正博 公共交通オープンデータ協議会
– ⼭本直樹 株式会社ヴァル研究所
2017年3⽉31⽇
「標準的なバス情報フォーマット(GTFS-JP)」公開
Google Mapsで検索可能に
• いつも使ってるスマホアプリから⾃然にバス
情報にアクセス可能
• 外国⼈も使っているアプリ
「駅すぱあと/Yahoo!乗換案内」がオープン
データを採⽤
• オープンデータ化されたバスデータを経路探索に採⽤
h"ps://ekiworld.net/personal/app/spec/info.html?style=pc
• x
13
2018年11⽉︓30
2019年2⽉︓90 2019年7⽉︓126
2018年7⽉︓23
0
50
100
150
200
250
300
350
2017年7⽉
2017年10⽉
2018年1⽉
2018年4⽉
2018年7⽉
2018年10⽉
2019年1⽉
2019年4⽉
2019年7⽉
2019年10⽉
2020年1⽉
2020年4⽉
2020年7⽉
2020年10⽉
2021年1⽉
事業者数
• x
• x
25個のGTFSを公開
(2021年10⽉現在)
乗換案内サービスで検索出来ますか︖
NAVITIME
駅すぱあと 駅探 乗換案内 ジョルダン 乗換案内
Yahoo!乗換案内 Google Maps
Apple Maps
Google
Yahoo!・
駅すぱあと
ジョルダン ナビタイム オープン化
事業者 京福バス ○ ○ ○ ○ ○
⼤和交通 ○ ○ ○ ○ ○
⻄⽇本JRバス ○ ○ ○ ○ ―
京都交通 ○ ○ ○ ○ ―
市町コミバス 福井市 × × ○ ○ ○
敦賀市 ○ ○ ○ ○ ○
⼩浜市 × × ○ ○ ○
⼤野市 × × ○ ○ ○
勝⼭市 ○ × ○ ○ ○
鯖江市 ○ ○ ○ ○ ―
あわら市 ○ ○ ○ ○ ○
越前市 × ○ × ○ ○
坂井市 × × ○ ○ ○
永平寺町 × ○ ○ ○ ○
池⽥町 × × ○ ○ ×
南越前町 × × × ○ ×
越前町 ○ ○ ○ ○ ○
美浜町 ○ ○ ○ ○ ○
⾼浜町 ― ― ― ― ―
おおい町 ― ― ― ― ―
若狭町 × ○ ○ ○ ○
※令和3年9⽉現在(県交通まちづくり課調べ) を伊藤が⼀部修正
• ⽇本の経路検索サービス
– データ掲載件数を競っており、⾃社の努⼒でデータを増やそうとする
• 特にジョルダン・ナビタイム
– どういう形でもデータは受理し、⾃社のスタッフによって使える形に変換し取り込む
– 営業担当者がバス事業者と⼈間関係を作り、継続的に連絡を取る
• Google
– GTFSという標準規格に関わり、標準に正しく準拠したデータのみを取り込む
– 交通事業者(コミュバスの場合は市町村)がWebページから直接Google にデータを
アップロードする
– データ審査結果を伝え、交通事業者⾃⾝が修正する
• コミュニケーションは主にメール
Googleと⽇本の経路検索サービスの違い
公共交通データは4グループが存在
NAVITIME
駅すぱあと 駅探 乗換案内 ジョルダン 乗換案内
Yahoo!乗換案内 Google Maps
Apple Maps
データ
提供
データ提供(⼀部のみ)
データ+
エンジン提供
鉄道中⼼
福井県の静的データはほぼ揃った
次はリアルタイム︖
• バス⾞両にGPSを設置し、現在地や遅延状況などを案内するシ
ステム
GTFSリアルタイム︓バスロケから出⼒されるデータ
• 便ごとのバス停通過時刻、緯度経
度情報などをリアルタイム公開
• 混雑情報も追記可能
– 2020年7⽉より宇野バスが対応
• Protocol Buffer形式
GTFSリアルタイム(バスロケ)提供も増加中(44事業者)
• 公共交通オープンデータ協議会(坂村健会⻑)
による取り組み
– 公共交通オープンデータセンター
• 都バスは、Google Mapsでバスロケを考慮し
た検索が可能に
2020年︓ 都バス・横浜市営バスの
GTFS-JP・GTFSリアルタイムデータ公開
2019年3⽉
• GTFSだって簡単ではない
– データ整備の継続や品質向上の⼤切さと難しさ
– 「今のまま」すら出来なくなる可能性もある
• バスロケはもっと難しい
– それを乗り越えるために何をするべきか
• GTFSはもっと活かせる
– Google Maps以外にも使い道がある
– ⾏政の役割の重要性
本⽇のトピック
GTFSだって簡単ではない
お前、簡単に出来るって⾔ってただろ︖
→ ごめん、今からほんとのことを話す
• ⻄沢ツール
– ⻄沢明⽒開発
– 約40+⾃治体・事業者が利⽤
フリーのデータ作成ツールが提供される
• ⾒える化共通⼊⼒フォーマット
– 伊藤浩之⽒開発
• 当初は三重県のプロジェクトで利⽤
– 約33⾃治体・事業者が利⽤
• 無償配布されているダイ
ヤ編集システム
• プロ向けシステムと同等
の機能を備え、バス事業
の運営に利⽤出来る
• GTFS/標準的なバス情報
フォーマット出⼒機能を
備える
– 42事業者がオープンデータ公
開
その筋屋
h"p://www.sinjidai.com/sujiya/
• システム会社や経路検索サービス会社がデータ作成を受託
外部委託によるデータ作成も可能に
• 業務として技術を継承できていますか︖
– 求められるスキルが今までの業務と⼤きく違う
• ⾃治体の場合
– 1年に1回なので⽅法を忘れがち
– ⼈事異動で代わった⼈が対応できるとは限らない
– Googleから指摘を受けても技術的すぎて対応できない
• バス会社の場合
– 業務が増えてしまい、現場が疲弊
– システム改修にコストが掛かりすぎ、ペイできない
– 理想としては業務遂⾏に伴って、⾃動的にデータが作成されるといいが。。。
⾃作派の場合
• 業務として技術を継承できていますか︖
• ⾃治体の場合
– 1年に1回なので⽅法を忘れがち
– ⼈事異動で代わった⼈が対応できるとは限らない
– Googleから指摘を受けても技術的すぎて対応できない
• バス会社の場合
– 業務が増えてしまい、現場が疲弊
– システム改修にコストが掛かりすぎ、ペイできない
– 理想としては業務遂⾏に伴って、⾃動的にデータが作成されるといいが。。。
⾃作派の場合
• 標準的なバス情報フォーマット
(GTFS-JP)データ整備に関わる有志
によるコミュニティ
– 2017年夏頃から、国交省検討会の関係者らを
中⼼に⾃然発⽣的に誕⽣
– 普及に関わるツール開発、勉強会やイベント
開催、関係者への働きかけなどを継続的に実
施
– チャットなどによる活発な情報交換
• 参加者
– ⼤学研究者
– 乗換案内サービスデータ整備担当
– バス事業者向けツール開発者
– 公共交通コンサルタント
– 交通事業者職員
– ⾃治体職員 等 20名程度
標準的なバス情報フォーマット広め隊
• 県や運輸局が実施する勉強会に講師として登壇
• 事業者や⾃治体にツール導⼊を指南
広め隊による講演会・講習会
• ⾃治体の場合
– 誰が受託するか決められましたか︖
– 継続して予算を獲得できますか︖
• バス会社の場合
– 業務が増えてしまい、現場が疲弊
– システム改修にコストがたびたび必要になる
– 理想としては業務遂⾏に伴って、⾃動的にデータが作成されるといいが。。。
外注派の場合
• データの品質を管理出来ていますか︖
• 例︓
– データは正しいか
– バス停の位置は正しいか︖
– 現地での案内と整合しているか︖
– 運賃も⼊⼒されているか︖
– データは改正に間に合っているか
データ品質という課題
• Webの深くに乗り場案内があるけど・・・
札幌駅→⽺ヶ丘展望台 乗れますか︖
正しい乗車位置
Google Mapsでの
乗車位置
• 減便になった8-33 遠鉄バス伊佐美線 17:45発で確認(10⽉26⽇ 伊藤調べ)
10⽉1⽇のダイヤ改正は反映されていたか︖
Navitime
駅探
Yahoo!
駅すぱあと
Google
Apple
ジョルダン
対応済み 未対応
2018年
今、データが作れているのは、
現場やツール作者などの頑張りによるところ
が⼤きい
いかに継続的な体制を整えるかは、
各地で課題となっている
バスロケはもっと難しい
そもそも
バスロケ・GTFSリアルタイムとは
• ⾞載器、サーバ、案内(アプリやデジタルサイネージなど)が
⼀体となったシステム
バスロケーションシステム
車載器
(GPS 等)
送信
(携帯電話回線)
サーバ
・停留所・便データ
・時刻表データ
・仕業データ ・計画ダイヤと
実運行の差を計算
情報提供
バス営業所
・車載器とダイヤの紐付け
・車両管理
• バス事業者に既に導⼊されている様々なシステムと連携して動作す
るため、導⼊に時間やコストが掛かる
• 導⼊にはバス停の正確な位置情報やダイヤなど複数のデータが必要
であり、それらを⼀括して揃えるのが負担
– GTFSを既に作成している事業者はこれをある程度クリアしていると⾔える
• 運転⼿が操作するなど現場にも負担があり、事業者によって運⽤の
品質はまちまち
• 導⼊には補助⾦が付くが運⽤には付きにくく、運⽤コストが問題に
なることも
• 専⽤アプリで利⽤することが⼀般的であり、利⽤が伸び悩みがち
– ここにGTFSリアルタイムの可能性
バスロケーションシステムの困難や問題点
44
• 神⼾市ではバスロケアプリが乱⽴、機能も使い勝⼿もバラバラ
「バスロケ」アプリは要らないのでは︖
乗換検
索
バスロ
ケが出
ない
神戸市バス
(乗換検索は別サイト)
神姫バス 山陽バス 阪急・阪神バス
(見た目同じ別サイト)
みなと観光
(PC用、使い方不明)
神戸交通振興
(要アプリインストール)
• バスロケシステムからGTFSリアルタイムデータを出⼒
• 経路検索サービスなどがリアルタイム情報を利⽤したバス案内
を実現
GTFSリアルタイム
• あ
Google Mapsの検索結果
• 松コース
– ⼤⼿メーカが百台規模
以上の事業者に納⼊
– 数億円〜数⼗億円
– ⾼価な専⽤装置
現在のバスロケメーカー
• ⽵コース
– 中堅・新興メーカが数
⼗台規模以上の事業者
に納⼊
– 数百万円〜数千万円
– スマホや汎⽤機器、ク
ラウドなどを利⽤
• 梅コース
– 個⼈・⼤学などが開発
– 数⼗万円〜数百万円
– スマホ・IoT機器を利
⽤
– 利⽤者にも⼀定のスキ
ルが必要
詳細→ h"ps://www.rosenzu.com/net/mieru/busloclist.html
• ⾼価な物が品質がいいとは限らない
– 技術の変化が早いためコスト構造が数年で変わっている
– 様々な技術的負債に対応するために⾼価になっている側⾯も
• GTFS(出⼒・利⽤)への対応はどこも⼿探り
• 経路検索サービスとの統合は始まったばかり
– Googleは以前より対応していたが、⽇本の経路検索サービスはデータの採⽤を
始めたばかり
• 安価なシステムは、GTFSリアルタイム出⼒に割り切る例も
– ⾃社アプリを作らず、Google Mapsなどに特化
松・⽵・梅とはいうものの
• システム選定は重要。超重要
• ⾏政主導で地域⼀括で導⼊する場合、仕様書が超⼤事
– 最近よくあるパターン(富⼭県など)
• 独⾃アプリにこだわらなくていい。GTFSリアルタイムを広く使っ
てもらえるように
– ゴールは利⽤者の利便性。利⽤者が普段使うアプリに届けたい
• 現場でのオペレーションが円滑になるように
– システム、データが⼊り組んでしまいがち。
– 「システム導⼊で楽になる」ように
• 今のGTFSはより⾼い品質が求められることを覚悟
• 初期コストよりオペレーションに⼗分な配分を
バスロケ導⼊を進めるために
GTFSはもっと活かせる
56
標準データなら⾊々な形で利⽤者に届けられる
路線 時刻 運賃
「標準的なバス情報フォーマット」(世界標準のGTFS互換)でデータ整備
リアルタイム
乗換案内・MaaS サイネージ・印刷物等 交通分析・計画
ワンソース・マルチユース
• データを使った様々なアプリ開発や
交通分析が実現
• データ分析やアプリ開発によって公
共交通の利便性が向上
公共交通
オープンデータ
乗り換え案内 マイ路線図・マイ時刻表
交通分析
!"#$%&"'%( 平日
#+,-"'./0" 123号線6789:;<=片上@岡山駅D
行FGH 計画 最小 中央値
最大
:QRS; T8 U; 9:; 9:Q
:TRV: WT WT T8 U:
9:R8S WQ WQ T: TV
9SR99 WS WU T9 TT
9WR:S TS TW UT 999
総計 WUYV T; TU UQ
0
20
40
60
80
100
120 06:52
08:40
10:35
15:11
17:05
計画 最小
中央値 最大
より多くのチャンネルで利⽤者に届ける
デジタルサイネージでの活⽤
• ⽇本の経路検索サービス
– ナビタイム、ジョルダンなどが対応を開始
GTFSリアルタイム対応アプリも拡⼤
海外のアプリでも活⽤
• イスラエルのベンチャー企業が開発するMoovitが⼭梨県などのデータを採⽤
• Aa
市⺠発のアプリも登場
https://play.google.com/store/apps/details?id=work.momizi.unomap&hl=ja
https://sonohino-kibunshidai.org/aobus_now/
⻘バスなう︕ UnoMap
• バスの利⽤を促進する援軍︕
ゆる〜と 全国⽇帰り温泉・銭湯マップ
https://yuru-to.net
事業者からの情報発信をより効果的に
• データ整備は問い合わせを減らす効果がある
WebやSNSなどの情報発信にプラスして
• バス乗り場の位置や名称
まで含んだ案内を実現
• 事業者が必要と思うレベ
ルの情報提供が可能
正確な乗り場による
バス案内
• お盆の⽇のみ⾛る臨時便を事
前に情報提供
• その⽇を設定した検索にだけ
案内される
• Google Mapsはデータを送信
してからほぼ48時間以内で更
新されるらしい
臨時便への対応
先進事例(佐賀市営バス・祐徳バス)︓
正確な情報でバス→バスの乗換も安⼼
• 佐賀空港から「枝梅酒造」を検索
• バス停位置が正確だから「県庁前」での乗換も
不安なし︕
• リアルタイムデータも掲載準備中
• 佐賀県の例
– 現在、過去、将来の
データを整理して公
開
将来のデータも事前に公開
h"p://opendata.sagabus.info
GTFSリアルタイムは
位置情報だけではない
• 遅れを加味した検索
• 運⾏情報の表⽰
リアルタイム情報提供
• アプリの対応が進む
– Google Maps︓ 対応
• 情報発信すれば即座に反映
– 「標準的なバス情報フォーマット」に組
み込まれたことで⽇本企業の対応も進⾏
中
災害時・緊急時の情報発信もオープンデータで
⾏政にとって︓
地域公共交通の把握と交通計画の⽴案
• 地域公共交通活性化再⽣法(2007年
制定)により、⾏政が主導して地域
公共交通を計画、実現する枠組みが
明確化。
• 特徴(伊藤の理解)
– 地域のことは地域(事業者、住⺠、⾏政な
ど)で
– 全体をネットワークで考える
– やる気のある地域を⾦や制度でサポート
– まちづくりとの連携
⾏政の役割の⾼まり
• 2020年法改正
で⽰された⽅針
• 地域に「デー
タ」という武器
を
https://www.mlit.go.jp/common/001352013.pdf
都バスのサービスレベルを把握するマップを作成
公共交通の運⾏本数の直感的把握
⼈⼝と運⾏本数⽐較
中⼼地からの到達時間
データでさらにバス事業者の
業務が楽になるために
利⽤者向けのデジタル化を進めたところで…
運輸局への紙による膨⼤な申請・届出業務
バス会社(永井運輸@前橋) 関東運輸局
太⽥恒平, ⽔野⽺平, 三浦公貴, 伊藤昌毅, "GTFS-JPデータを⽤いた乗合
バス事業の電⼦申請に向けた基礎検討 〜帳票地獄からの脱却による働き
⽅改⾰を⽬指して〜", 第59回⼟⽊計画学研究発表会, 2019年6⽉9⽇.
書式の例
• x
https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/bus/procedure/noriai/style.html
規制改⾰推進に関する
答申(2020年7⽉)
• 内閣府 規制改⾰推進会議
• 交通事業者のデータ整備・連携
の推進
• 交通事業者から国への申請のオ
ンライン化
– 交通業界におけるDX(デジタルトランス
フォーメーション)推進
実演
• 利⽤するツール
– QGIS
– GTFS-GO
• QGISのプラグイン
• 利⽤するデータ
– 福井県公共交通オープンデータ
– 国勢調査(2015年)
– 地理院地図
QGIS上でGTFSデータマップを作成
お前、簡単に出来るって⾔ったよな︖
→ おう。任せろ。
福井県はトップランナー
失敗を恐れず、前に進みましょう
そして、全国に情報発信を︕

公共交通オープンデータ第2幕:「静的データは出来た、次はリアルタイム」と決めつける前に考えること