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Taken out of context
- 12. IEの原因微生物
自己弁
Viridans Streptcoccus 緑色連鎖球菌 30−40%
Staphylococcus aureus 黄色ブドウ球菌 30%
Enterococcus spp. 腸球菌 10%
HACEK 口腔内常在のグラム陰性菌5種類 5−6%
Haemophilus,Actinobacillus,Cardiobacterium,Eikenella,Kingella
特殊栄養を補充し通常より長く(2-4週間)培養する必要がある
ため、培養陰性心内膜炎と呼ばれる
- 15. Modified Duke Criteria 概略
●definite
病理診断:下記のいずれか
心臓弁などの組織培養から微生物が検出
病理で疣贅や心臓内膿瘍が確定
臨床診断:下記のいずれかを満たす場合
大項目2つ
大項目1つと小項目3つ
小項目5つ
●possible
大項目1つと小項目1つ
小項目3つ
●rejected
心内膜炎を説明する確かな別の診断など
<大項目>
●血培陽性所見
・血培2set陽性でIE原因菌検出
・血培最低2set陽性で持続菌血症
・血培1set陽性でcoxiella burnetiiが検出Q熱
●心エコー所見
・疣贅、新たな逆流など
<小項目>
・IEリスク(弁膜症、薬物中毒)
・発熱38度以上
・血管病変(出血斑など)
・免疫病変(糸球体腎炎やオスラー結節、
RF陽性)
・血培陽性で大項目を満たさない状態
Editor's Notes
- SAH、髄膜炎、脳腫瘍に注意。いつもと違う頭痛には注意。髄膜刺激兆候に注意して身体診察を
- 心雑音増悪していればIEの可能性は上がる。
- 正球性貧血、重度の血小板減少
産生低下か破壊亢進
末梢血スメア
- TTPの5兆は血小板減少、血管内溶血性貧血、神経学的異常、腎障害、発熱
溶血性貧血と血小板減少でTTPの可能性を考慮し、血漿交換するのは予後の改善にはよいが、これらの所見はTTPに特異的な所見でもなく、他の鑑別も考慮し続ける必要がある。
- TTPの5兆は血小板減少、血管内溶血性貧血、神経学的異常、腎障害、発熱
診断にはその他の血小板減少の原因の除外とADAMTS13活性の10%未満への低下
溶血性貧血と血小板減少でTTPの可能性を考慮し、血漿交換するのは予後の改善にはよいが、これらの所見はTTPに特異的な所見でもなく、他の鑑別も考慮し続ける必要がある。
- Lightの基準
胸水蛋白/血清蛋白>0.5
LDH>0.6
LDH/正常上限>2/3
抗核抗体妖精と胸水、顔面紅斑はSLEの可能性をあげる
- 溶血と血清型ABCDFG(Eは人に感染しない)で分類される。
α溶血 不完全溶血 緑色連鎖球菌IE、肺炎球菌・腸球菌の一部
β溶血 完全溶血 A群β連鎖球菌GASトキシックショック丹毒、B群β連鎖球菌妊婦・新生児
γ溶血 非溶血 腸球菌の一部、S.bovis(下部消化管悪性腫瘍との関連あり)
C群β連鎖球菌は緑色連鎖球菌よりもIEの原因にはなりにくい
リウマトイド因子陽性と血管内溶血性貧血、血小板減少の原因としてIEは説明可能