スタートアップとNTTドコモベンチャーズによるNTTドコモのアセットを活用した 共同事業開発プログラムである39works(http://www.39works.net/)を主宰するNTTドコモ執行役員の栄藤稔が、その活動を紹介する。 この活動はスタートアップのプラットフォーム共通化、開発テーマのトップダウン検討、チーム編成の組織化という意味でベルリンのRocket Internet, シリコンバレーのTandem Capitalのとるアプローチに近い。異なるのは、日本の風土にあった起業スタイルを模索していることだ。すぐに会社を作らなくても製品と顧客に関する仮説検証ができる仕組みを提供している。参加者は個人でも会社でも良い。さらに39WorksではAPIを軸とした産業間連携を模索しており、B2B2Cの枠組みで事業開発をすることに興味があるスタートアップやこれから起業を考えている方に参考になるはずだ。この講演では併せてドコモのベンチャー連携方針や注力技術、クラウド利用の実態について述べる。