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Code4Lib JAPAN Conference 2014 
(2014年9月6・7日鯖江市図書館) 
図書館司書課程授業における 
ウェブサイト評価の実践の試み 
天理大学(人間学部総合教育研究センター) 古賀崇 
Email: 
Web: http://researchmap.jp/T_Koga_Govinfo 
1
司書課程科目「図書館情報技術論」 
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• 2011年度~(隔年) 京都大学で担当 
o 初年度は「図書館特論(選択科目)」扱い(カリキュ 
ラム改正前のため) 
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2
「ウェブサイト評価」のねらい 
• 「どんなウェブサイトが、なぜ信頼性が 
ある(ない)」と言えるか? 
• 「ウェブサイトの善し悪しの判断基準」 
を、実例に当てはめて体得する 
• 学習や就活・生活におけるウェブサイト 
の活用につなげる 
o 「ウェブサイト」ないし「インターネット上 
の情報」の全否定ではない 
→ 中間課題レポートのひとつとする 
3
ウェブサイト評価の基準 
• (1)内容に責任をもつ人物・団体がどの程度明
記されているか。 
o 専門の研究者か、政府・自治体など「公的な団体」か、大学・ 
学協会などの専門機関か、あるいは「アマチュア」の立場で情 
報発信をしているか。 
• (2)サイトの構築時期や更新時期が明記されて
いるか。 
o 最終更新日は比較的最近のものかどうか(最近ではない場合、 
内容に問題はあるか)。更新頻度について明記はあるか。 
• (3)サイトの目的や使い方などが明記されてい
るか。 
o データベースの場合、使い方(ヘルプ)はどれだけ詳細か。 
「よくある質問」といった形で、サイトについて詳細な説明を 
行っているか。 
4
ウェブサイト評価の基準(続き) 
• (4)どのような利用者を対象としているか。
この点への明記はあるか。 
• (5)誤字や脱字はないか(あるとすればどの 
程度か)。 
• (6)参考文献・引用文献をどの程度示してい
るか。これらは「サイトの信頼性」を保証 
するのに十分なものと言えるか。 
• (7)「信頼性」とは別に、ウェブサイトのデ
ザインなど「見やすさ」「使いやすさ」の
観点などでも、特徴をまとめておくこと。 
5
どこからウェブサイトを選ぶか? 
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o データベースや文献リスト的性格をもつウェブサイト 
を集約し分類 
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6
2014年度前期の授業での指示 
• NDLの「リンクサービス」として「リサーチ・ナビ」「レ 
ファ協」(調べ方マニュアル)のいずれかを用いるのが望 
ましい。 
• うまく見つけられなかった場合は、以下から選ぶか、 
Google、Yahooなどの通常の「検索エンジン」を用いて 
よい。 
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検索・ポータル」に載っているものは選ばないこと) 
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する「リンク集」から選ぶ)http://www.hamajima.co.jp/ 
• あるテーマについて、事典のようなかたちで情報を列挙し 
ているもの(単なる文章や主張ではないもの)を選択する 
ことが望ましい。なおかつ、自分の専門分野に関連するも 
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一般的な辞書・事典類のサイト(Yahoo!辞書、goo辞書、 
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7
2014年の課題レポートを振り返って 
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• 「Wikipediaは選ぶな」と指示したが… 
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8 
• 浜島書店サイトからリンクさ 
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信頼性の幅がある
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か?? 
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o ウェブサイトなどコンテンツの評価にかかわる作業は、 
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9 
• 履修学生の声 
o 高校時代までも含め、この 
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o 司書課程の授業を取ってい 
なければ、このような評価 
の機会はなかっただろう
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• 評価のポイントは先に述べたもので十分か? 
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• 大学授業や大学図書館の活動にとどまらず、 
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をどのように導入できるか? 
• 小・中・高の教育の段階で「ウェブサイトの 
評価」をどのように導入できるか? 
o 「総合的学習」「情報」などの科目の位置づけにもかか 
わる 
10
ありがとうございました 
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政府情報のデジタル・アーカイブ:米国の動向と日本への示唆(古賀崇)
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「政府情報論」の試み:教育・研究の観点から(古賀崇)
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日本の「デジタル・アーカイブ」はガラパゴスか?:諸外国の関連概念との比較と検証(古賀崇)
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iSchoolとは何か :米国から世界へ至る 図書館情報学関連の 研究・教育の動向(古賀崇)
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米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に
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「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)
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「アーカイブ」と 「アーカイブ立国宣言」の 射程をめぐって(古賀崇)
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図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)

  • 1. Code4Lib JAPAN Conference 2014 (2014年9月6・7日鯖江市図書館) 図書館司書課程授業における ウェブサイト評価の実践の試み 天理大学(人間学部総合教育研究センター) 古賀崇 Email: Web: http://researchmap.jp/T_Koga_Govinfo 1
  • 2. 司書課程科目「図書館情報技術論」 での古賀の取り組み • 2011年度~(隔年) 京都大学で担当 o 初年度は「図書館特論(選択科目)」扱い(カリキュ ラム改正前のため) • 2013年度~ 天理大学で担当 2
  • 3. 「ウェブサイト評価」のねらい • 「どんなウェブサイトが、なぜ信頼性が ある(ない)」と言えるか? • 「ウェブサイトの善し悪しの判断基準」 を、実例に当てはめて体得する • 学習や就活・生活におけるウェブサイト の活用につなげる o 「ウェブサイト」ないし「インターネット上 の情報」の全否定ではない → 中間課題レポートのひとつとする 3
  • 4. ウェブサイト評価の基準 • (1)内容に責任をもつ人物・団体がどの程度明 記されているか。 o 専門の研究者か、政府・自治体など「公的な団体」か、大学・ 学協会などの専門機関か、あるいは「アマチュア」の立場で情 報発信をしているか。 • (2)サイトの構築時期や更新時期が明記されて いるか。 o 最終更新日は比較的最近のものかどうか(最近ではない場合、 内容に問題はあるか)。更新頻度について明記はあるか。 • (3)サイトの目的や使い方などが明記されてい るか。 o データベースの場合、使い方(ヘルプ)はどれだけ詳細か。 「よくある質問」といった形で、サイトについて詳細な説明を 行っているか。 4
  • 5. ウェブサイト評価の基準(続き) • (4)どのような利用者を対象としているか。 この点への明記はあるか。 • (5)誤字や脱字はないか(あるとすればどの 程度か)。 • (6)参考文献・引用文献をどの程度示してい るか。これらは「サイトの信頼性」を保証 するのに十分なものと言えるか。 • (7)「信頼性」とは別に、ウェブサイトのデ ザインなど「見やすさ」「使いやすさ」の 観点などでも、特徴をまとめておくこと。 5
  • 6. どこからウェブサイトを選ぶか? • 国立国会図書館(NDL)「Dnavi」の存在 o データベースや文献リスト的性格をもつウェブサイト を集約し分類 o ただし信頼性の低いサイトも多く含まれていた → 2014年3月でサービス終了 6
  • 7. 2014年度前期の授業での指示 • NDLの「リンクサービス」として「リサーチ・ナビ」「レ ファ協」(調べ方マニュアル)のいずれかを用いるのが望 ましい。 • うまく見つけられなかった場合は、以下から選ぶか、 Google、Yahooなどの通常の「検索エンジン」を用いて よい。 o やたがらすナビ(日本文学・中国文学・中国哲学のサイト。ただし「総合 検索・ポータル」に載っているものは選ばないこと) http://yatanavi.org/ o 浜島書店サイト(国語、地理、歴史、公民、数学、理科、英語、美術に関 する「リンク集」から選ぶ)http://www.hamajima.co.jp/ • あるテーマについて、事典のようなかたちで情報を列挙し ているもの(単なる文章や主張ではないもの)を選択する ことが望ましい。なおかつ、自分の専門分野に関連するも のを選ぶことが望ましい。趣味や娯楽には走らないように。 • 一般的な論文データベース(CiNii、Google Scholar)や、 一般的な辞書・事典類のサイト(Yahoo!辞書、goo辞書、 Weblioなど)、およびWikipediaは選ばないこと。 → 「2つのサイトを選んで比較すること」 7
  • 8. 2014年の課題レポートを振り返って • 「青空文庫」への評価はどうか? o 内容に責任をもつ人物・団体(≒運営体制)に関す る理解は難しい? • 「Wikipediaは選ぶな」と指示したが… o 「ニコニコ大百科」を選ぶ学生が複数いた 8 • 浜島書店サイトからリンクさ れる「教科関連サイト」も、 信頼性の幅がある
  • 9. さらに翻って… • 高校での「情報」科目は何を教えているの か?? o 機器やソフトウェアの操作が中心 o ウェブサイトなどコンテンツの評価にかかわる作業は、 ほとんど行っていない? 9 • 履修学生の声 o 高校時代までも含め、この ような課題は行ったことは なかった o 司書課程の授業を取ってい なければ、このような評価 の機会はなかっただろう
  • 10. ご意見・アドバイスをお願いします • 評価のポイントは先に述べたもので十分か? o ウェブコンテンツの多様化に鑑み • 「Dnavi」なき今、評価対象を選ぶのに適切 な情報源が何かあるか? • 大学授業や大学図書館の活動にとどまらず、 さまざまな図書館で「ウェブサイトの評価」 をどのように導入できるか? • 小・中・高の教育の段階で「ウェブサイトの 評価」をどのように導入できるか? o 「総合的学習」「情報」などの科目の位置づけにもかか わる 10