5. 古賀の考え
• 山梨氏の問題提起は美術のことにとどまらない
• 例:スポーツ資料をめぐって(1/27に緊急シンポジウム開催済)
• 秩父宮記念スポーツ博物館・図書館:旧国立競技場の取り壊しに伴い
2014年5月より長期休館、再開のメドは立たず
• https://www.jpnsport.go.jp/muse/
• 新国立競技場:当初設計案(故・ザハ氏)では博物館スペースを確保 →
修正設計ではまったくナシ!
• にもかかわらず、スポーツ庁による「スポーツ・デジタルアーカイブ構
想調査研究事業」というのは??
• http://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop08/list/detail/1389219.ht
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8. 仲俣氏の問題提起(2)
• 書籍の『アーカイブ立国宣言』(ポット出版, 2014)の
「はじめに」より:“21 世紀に入り、日本はグローバル
化する世界の中で「坂道を転げ落ちるように」、その存
在感を喪失してきた。”
↓
• 理想からではなく身も蓋もない現実論からゆえの「浅
さ・狭さ」が、「立国宣言」と「サミット」にはある
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11. • (1)デジタルアーカイブだけではなく、山梨氏の言う「知を根
底で支えているしごと」や、それを行う人・組織への支援体
制を、政策として整備することを、どこまで考えているか?
• (2) 「産業化された(あるいは、産業化が期待される)文化」
だけではなく、幅広い領域をカバーしうる、デジタルアーカ
イブ振興策(あるいは、(1)を含めた支援)についてはどう
か?
• (3)日本のデジタルアーカイブ振興策は、仲俣氏の言う「身も
蓋もない現実論からゆえの「浅さ・狭さ」」を基にしている
に過ぎないのか?(例:「2020年」とその後) あるいは、
「現実論」だからこその有効な政策があるとして、「その
先」をいかに考えていくか?
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