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2016.11.11 インフルエンザ関連市中肺炎とインフルエンザワクチン接種歴との関係
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2016.11.11 インフルエンザ関連市中肺炎とインフルエンザワクチン接種歴との関係
1.
インフルエンザ関連市中肺炎と インフルエンザワクチン接種歴との関係
2.
背景 インフルエンザは依然として様々な病状や 死亡の主要な原因となっている ワクチンはインフルエンザによる弊害を 削減するための一次戦略 →実際にインフルエンザによる呼吸器症状 に由来する入院のオッズを減らせると 既存の観察研究で示されている
3.
背景 インフルエンザワクチンがインフルエンザ 関連市中肺炎による入院のリスクを削減で きるかは定かではない 観察研究により、インフルエンザワクチン 接種がインフルエンザ関連市中肺炎による 入院のリスクを削減できるかを検証
4.
方法 2010年1月~2012年6月にかけて行われた アメリカCDCによるEPIC studyのデータを 利用した。 ※EPIC study (Etiology
of Pneumonia in the community) アメリカの4つのエリアの計8施設で行われた 市中肺炎に関する研究
5.
方法 ●EPIC studyにおける肺炎の診断 急性の感染症であること 呼吸器症状を認めること X線写真が肺炎と矛盾しない所見であること
6.
方法 ●EPIC studyにおける除外患者 ・直近の入院歴がある人 ・長期療養施設に入所中の小児 ・ナーシングホーム入居者 ・ADLの低下している患者 ・重度の免疫不全患者
7.
方法 ●インフルエンザ感染の検査診断方法 鼻咽頭or口腔咽頭のスワブを採取 →real time PCRでインフルエンザウイル スが検出されるかを調査
8.
方法 ●Case and Control Case 肺炎で入院した患者の中で、入院から72時 間以内に採取した鼻咽頭or口腔咽頭スワブで インフルエンザが陽性となった患者 Control 肺炎で入院した患者の中で、上記の方法で インフルエンザが陰性であった患者
9.
方法 ●「インフルエンザワクチン接種済」の基準 9歳未満:以下の①or②を満たす ①今回のインフルエンザシーズンで28日以上 の間隔を開けて2回接種しており、2回目の 接種は肺炎発症の14日以上前にされている ②前回のインフルエンザシーズンで1回以上 接種しており、今回のシーズンで肺炎発症 の14日以上前に1回接種している
10.
方法 ●「インフルエンザワクチン接種済」の基準 9歳以上:以下を満たす 今回のシーズンで肺炎発症の14日以上前に1回 接種している
11.
方法 ●インフルエンザシーズンの定義 シーズンの始まり: それぞれの地域のサーベイランスシステム で陽性例が2週連続で一定点あたり2例 以上となった場合の最初の週 シーズンの終わり: それぞれの地域のサーベイランスシステム で陽性率が2週連続で一定点あたり2例を 下回った場合の終わりの週
12.
方法 CaseとControlとの間のインフルエンザワ クチン接種による肺炎発症のオッズを多変 量ロジスティック回帰で計算 交絡因子を調節してオッズ比を計算 Table 3に示す内容で感度分析も行った
13.
方法 インフルエンザワクチンの有効性を (1-aOR)×100 (%) で計算 ※aOR:(インフルエンザワクチンの) 調整オッズ比
14.
方法 ●サブグループ 以下の条件でサブグループ解析を行った ・年齢 ・免疫抑制状態の有無 ・慢性疾患の有無 ・地域 ・インフルエンザのシーズン(年別) ・ウイルスのタイプ
15.
結果
16.
結果 EPIC studyに登録された患者のうち、 46%(2342人/5109人)が以下の理由で除外 ・6か月未満 ・インフルエンザシーズン外の感染 ・ワクチン接種が不十分の小児 ・ワクチン接種が自己申告のみ ・ワクチン接種状態が不明 ・インフルエンザの感染状況が不明 →残りの2767人が登録された
17.
結果 登録された2767人のうち 162人(5.9%)がインフル陽性(Case) 2605人(94.1%)がインフル陰性(Control)
18.
結果
19.
結果 肺炎患者のうち 794人(29%)がワクチンを接種していた ●非接種者で有意に多かった特徴 ・喫煙者 ・シーズンでより早期に入院する
20.
結果 ●接種者が有意に多かった特徴 ・高齢 ・白人 ・2010-2011年のシーズン ・past smoker ・HOT導入中 ・慢性疾患患者(COPD、冠動脈疾患など)
21.
結果 ワクチン 接種あり ワクチン 接種なし 計 インフルエンザ 関連肺炎 (Case) 28 134 162 非インフルエンザ 関連肺炎 (Control) 766
1839 2605 計 794 1973 2767 17% 29%
22.
結果 インフルエンザ関連肺炎であった Case群では162例中28例(17%) インフルエンザが陰性の肺炎であった Control群では2605例中766例(29%) →インフルエンザ関連肺炎群では インフルエンザワクチン接種率が低い
23.
結果 ワクチン接種に関する、インフル陽性肺炎と インフル陰性肺炎との間の調整オッズ比は 0.43(95% CI:0.28-0.68) →ワクチン有効性は56.7% (95% CI:31.9-72.5%)
24.
結果
25.
結果 感度分析でも主要な結果は特に変化なし ちなみに、インフルエンザワクチンと RSウイルス関連肺炎との間には 特に関連性は認めなかった (調整オッズ比:1.18(95% CI:0.88-1.58))
26.
結果
27.
結果 ●サブグループ解析 小児のみ →Case:68例中7例がワクチン接種(10%) Control:1309例中376例がワクチン接種(29%) 調整オッズ比:0.25(95% CI:0.11-0.58) 成人のみ 調整オッズ比:0.59(0.34-1.02)
28.
結果 ●サブグループ解析 生後6か月~4歳まで →Case:40例中3例がワクチン接種(8%) Control:850例中266例がワクチン接種(31%) 調整オッズ比:0.16(95% CI:0.05-0.53) 4歳以降では有意差なし
29.
結果 ●サブグループ解析 免疫抑制のない群 →Case:134例中13例がワクチン接種(10%) Control:2212例中592例がワクチン接種(27%) 調整オッズ比:0.27(95% CI:0.14-0.49)
30.
結果 ●サブグループ解析 免疫抑制のある群 →Case:28例中15例がワクチン接種(54%) Control:393例中174例がワクチン接種(44%) ※調整オッズ比:1.22(95% CI:0.55-2.71) ※もともと重度の免疫抑制患者は除外されている
31.
結果 ●サブグループ解析 慢性疾患の有無にかかわらずワクチン接種率は Case群の方がControl群より低かった 調整オッズ比 慢性疾患あり:0.54(95% CI:0.32-0.91) 慢性疾患なし:0.24(95% CI:0.09-0.62)
32.
結果 ●サブグループ解析 ウイルスのタイプ別のオッズ比は以下の通り A型(H1N1)pdm9:0.40(95% CI:0.19-0.87) A型(H3N2):0.55(95% CI:0.28-1.09) B型:0.28(95%
CI:0.09-0.83)
33.
考察 インフル関連肺炎による入院(Case群)に おけるインフルエンザワクチンのオッズは インフル関連でない肺炎であったControl群 と比べて低いということが分かった。 調整オッズ比は0.43(95% CI:0.28-0.68) →ワクチンの有効性はおよそ57%
34.
考察 ●サブグループ解析について ワクチンの接種に関して、免疫抑制状態下に あるCase群とControl群においてはオッズ比が 高くなってしまった。 (調整オッズ比:1.22(95% CI:0.55-2.71)) ※免疫抑制状態:担癌患者、HIV感染など →ワクチンの有効性は示されなかった
35.
考察 ●サブグループ解析について いくつかの研究で免疫抑制状態の患者に 対してのインフルエンザワクチンの抗原性は 低下してきているとの報告はある しかし、そのような患者群に関して インフルエンザ肺炎の予防に関する有効性が 評価されている研究はほとんどない。
36.
考察 ●サブグループ解析について インフルエンザワクチンの有効性に関する 他の観察研究では、免疫抑制状態の患者に 関して全ての原因による肺炎が減少したと の報告はある but インフルエンザの検査はされていない。 HIV感染者の肺炎予防に対するインフル エンザワクチンの有効性も限定的とのこと。
37.
考察 ●サブグループ解析について 免疫抑制状態にある患者では、 インフルエンザワクチンだけでなく他の 何らかの手段を講じないとインフルエンザ 感染やその合併症の予防にはつながらない
38.
考察 ●Limitation ①観察研究のため、交絡因子は除去しきれて いない ②連続する3つのシーズンで研究を行ったが、 診断基準を満たすインフルエンザ関連肺炎 の症例数が少なかった →特にサブグループ解析において正確さに 制限がかかることになった 例)感染ウイルスの菌株の種類など
39.
考察 ●Limitation ③メインの解析からはワクチン接種状態の 証明が見つからなかった人(自主申告のみ の人)は除外されている。 ④異なる地域で研究が行われたとはいえ、 地理的にはアメリカの4つのエリアでしか 行われていない →今回の研究の結果を他の地域でそのまま 適応できるかは定かではない
40.
考察 ●Limitation ⑤ワクチンが、実際に流行ったウイルス株 と一致したシーズンでのみ試験が行われ ている ⑥Caseの中には肺炎発症にインフルエンザ 感染が先行しすぎて検査が偽陰性に なってしまった例が存在しうる ※発症から入院までの平均期間は3日程度 なのでそれほど重要でないか
41.
考察 ●Limitation ⑦今回の研究の対象者は肺炎で入院した 患者のみ →外来における同様の研究がされないと 今回の結果は完璧なものにはならない
42.
結語 インフルエンザ関連市中肺炎と診断されて 入院した患者は、インフルエンザが関連しない 肺炎で入院した患者と比較すると、インフル エンザワクチンの接種によって肺炎で入院する オッズは低くなる(オッズ比:0.43) →インフルエンザワクチンを接種することで、 インフルエンザ関連市中肺炎による入院 患者をおよそ56.7%減少させることができる。
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