2016.6.24 軽度の心不全患者におけるエプレレノンの有効性
- 14. Fig.1 Death from cardiovascular causes or hospitalization for heart failure
356人
(25.9%)
249人
(18.3%)
Editor's Notes
- Table1はりつけ(不可)
- ・複合イベントを経験したのはエプレレノン群の18.3%とプラセボ群の25.9%で、調整後ハザード比は0.63(95%信頼区間0.54-0.74、P<0.001)。
複合イベントを1年間に1件減らすための治療必要数は19(15-27)になった。
- 全死因死亡はエプレレノン群12.5%、偽薬群15.5%で、ハザード比は0.76(0.62-0.93、P=0.008)。
- 心不全による入院(ハザード比0.58、0.47-0.70、P<0.001)とあらゆる原因による入院(ハザード比0.77、0.67-0.88、P<0.001)もエプレレノン群で有意に少なかった。
- 心不全による入院(ハザード比0.58、0.47-0.70、P<0.001)とあらゆる原因による入院(ハザード比0.77、0.67-0.88、P<0.001)もエプレレノン群で有意に少なかった。
- MIと高カリウム血症による入院に関してはハザード比が1を超えましたが、いずれも数は少なく有意差もありませんでした。
それ以外のoutcomeでは有意差のないものもありましたが、ハザード比はエプレレノン群で有意に減少しました。
また、多変量解析でも単変量解析でも結果に大きな差はありませんでした。
- 有害事象を経験した患者の割合はエプレレノン群72.0%、プラセボ群73.6%(P=0.37)。有害事象による治療中止はエプレレノン群13.8%、偽薬群16.2%(P=0.09)で、いずれも有意差はなかった。
血清カリウム濃度が5.5mmol/Lを超えた患者は、エプレレノン群11.8%、プラセボ群7.2%だった(P<0.001)。しかし、6.0mmol/Lを超えた患者の割合には有意差はなく、高カリウム血症が原因で治療を中止した患者の割合にも差はみられなかった。 反対に血清カリウム濃度が3.5mmol/L以下になった患者の割合はエプレレノン群7.5%、プラセボ群11.0%で、プラセボ群の方が有意に高かった(P=0.002)。
血清カリウム濃度が5.5mmol/Lを超えた患者は、エプレレノン群11.8%、プラセボ群7.2%だった(P<0.001)。しかし、6.0mmol/Lを超えた患者の割合には有意差はなく、高カリウム血症が原因で治療を中止した患者の割合にも差はみられなかった。 反対に血清カリウム濃度が3.5mmol/L以下になった患者の割合はエプレレノン群7.5%、プラセボ群11.0%で、プラセボ群の方が有意に高かった(P=0.002)。