2016.5.13 敗血症および敗血症性ショックの定義に関する第3の国際的なコンセンサス
- 18. 結果/推奨
【敗血症患者を定義する臨床基準】
・SOFAはLogistic Organ Dysfunction Systemよりもよく知られ単純であるため、タスクフォース
は臓器機能障害を示すために、SOFAスコアの2点以上の増加を基準とすることを推奨する。
・SOFAスコアのベースは、患者が感染症発症より前から急性あるいは慢性の臓器機能障害を
もっていない限りは0点と想定されるべきである。
・SOFAスコアが2点以上増加した患者は、約10%の院内死亡率となる。
・SOFAスコアが2点以上であることは、2点未満の患者に比べて死亡のリスクが2~25倍高くな
ると定義された。