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プログラミング教育シンポジウム@札幌 資料
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2016/11/3@札幌市立大通高校にて開催されたプログラミング教育についてのシンポジウムの資料です。
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インスティテューショナル・リサーチ(以下、IR)には、高等教育に関連する広範なデータが必要である。それらを操作するためのデータベース(以下、DB)およびデータウェアハウスは、様々な部署から集められた多様なデータで構成されている。高等教育の現場では、日々の教務に柔軟に対応するべく、データベースの拡張・改変が繰り返されている。その結果、データベースが肥大化や、データの整合性を保証できなくなる問題が生じてしまうなどの困難が生じている。データ整合性を保証・保持することが肝要であり、そのようなデータベースを作る簡便な方法が求められている。 数学の一分野である圏論をDBに適用した圏論的DB理論[1,2]が、仕様との整合性を保証したDB構築に良い見通しを与えている。本稿では、圏論を簡単に解説し、圏論的DB理論に則ったDBの仕様記述法(オントロジーログ)を紹介する。
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プログラミング教育シンポジウム@札幌 資料
1.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 小学校段階における プログラミング教育の方向性と 実践について 一般社団法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太 1
2.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp ●
自己紹介・皆さんの興味について 5分 ● プログラミング必修化の流れについて 15分 ● 単元計画例 5分 本日の予定 2
3.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 運営者紹介 3
4.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 自己紹介 利根川 裕太 一般社団法人みんなのコード
代表理事 二児の父 (4歳, 1歳) ● 1985年 生まれ ● 2009年 ラクスル株式会社立ち上げから参画し、 プログラミングを学び始める ● 2014年 Hour of Code のワークショップ開催 ● 2015年 一般社団法人みんなのコード設立 ● 2016年 文部科学省「小学校段階における論理的思考力や創造性、 問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する 有識者会議」委員拝命 4
5.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 一般社団法人みんなのコードについて 5 ●
ミッション 公教育でのプログラミング必修化の推進 ● 設立 2015年7月 ● 組織形態 代表の他、学校教員やIT系企業のボランティア スタッフを中心に構成 ● 取組 普及啓蒙、学校教育支援、政策提言 政策 提言 学校教育支援 プログラミング教育の普及啓蒙活動
6.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 1.
政策提言への取組 6 安倍内閣の成長戦略でのプログラミング教育の 必修化と連動し、みんなのコードでは、 ● 海外での取組 ● 実際のエンジニア人材の要件 ● 学校現場での取組 等を総合して、政策提言を初期より実施しています。 「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力 等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」の委員 を2016年4月拝命しています。
7.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 2.学校教育の支援 7 授業の支援やプログラミング教育指導者研修会の実施。 ●
2015年10月より累計約200名の学校教員等への指導を実施。 ● トップ5名の教員で約2,000人の子どもにプログラミング教育を実施 ● 各地の教育委員会との連携しての開催も開始 ● 総務省プロジェクトとして石川県加賀市にて市内全小学校教員対象 にて今夏取組開始 ● 研修会内容 ○ なぜプログラミング教育が必要なのか ○ 教材紹介・実践 (主にHour of Code教材) ○ プログラミング教育実施の具体的な流れ ○ プログラミング教育実施事例共有 ○ 情報交換 ○ 児童向けプログラミング学習会に アシスト役として参加(オプション)
8.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp Hour
of Code 夏休み全国100校プログラミング 目的: プログラミング教育に興味があるが自信が無い先生に プログラミング教育を体感してもらう。 指導者: 全国のエンジニア等のボランティアが学校に出張し指導 事前準備:パソコン室の準備 と 児童の募集 当日の先生:体験会前にエンジニア等からレクチャーし、 指導補助をしてもらう 8 3. プログラミング教育の普及啓蒙活動 学校 ボランティア 学校数:104校 ボランティア:93人 ①募集 ②募集・ レクチャー ④訪問・授業 ③マッチング
9.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 教えてください ●
学校の先生ですか?どの学校ですか? ● プログラミング教えたことある方 ● プログラミングしたことはある方 ● 今日聞きたいこと ○ 必修化について ■ プログラミング必修化の政治的・社会的背景 ■ 会議での議論 ■ 取りまとめの結論 ○ 指導計画例 みなさまについて 9
10.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp プログラミング必修化の 政治的・社会的背景 10
11.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 4/19
産業競争力会議での発表 11 第26回 産業競争力会議 配布資料 平成28年 4月19日 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai26/siryou.html 産業競争力会議にて、 小学校段階からの必修化が 文部科学大臣より発表。 2020年度開始
12.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 4/19
産業競争力会議での発表 ● 「第四次産業革命に向けた人材の育成」 ● 学校教育での取り組み内容 “小学校における体験的に学習する機会の確保、 中学校におけるコンテンツに関するプログラミング学習、 高等学校における情報科の共通必履修科目化といった、 発達の段階に即したプログラミング教育の必修化” ● 情報スキルと情報リテラシーは別 12
13.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp なぜ義務教育にプログラミングが必要か 13 プログラミングが活用されているのはPC,
スマートフォンの中だけではあり ません。 ● これまでの10年間 ○ Facebook 2004年、Youtube 2005年、Twitter 2006年、 iPhone 2007年、LINE 2011年 はいずれも過去約10年に 生まれています。 10年の時価総額成長率で全セクター 45%に対し,ITセクターは128%(*1) → IT業界が約3倍の成長率で伸びた時代 ● この先の10年間 ○ トヨタが2020年に全自動運転車の市販発表 (*2) ○ サッカー岡田監督のチーム FC今治もITを駆使 (*3) ○ 回転すしでもICチップ+ビックデータ解析で1分後と15分後に 握るネタを決定し廃棄を減少 (*4) → IT業界以外でのITの活用が進んでいます。 * 1 Financial Times, FT500 2006, 2015 * 2 トヨタ自動車プレスリリース 2015/10/16 * 3 SAPジャパン FC今治オフィシャルパートナー * 4 スシロー、ビッグデータ分析し寿司流す 日経情報ストラテジー 2014/10
14.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp なぜ義務教育にプログラミングが必要か 14 過去10年間でスマートフォン等の前掲の技術が黎明から普及し、私たちの 生活を変えたように、現在黎明期の技術が10年~20年後の社会を変える ことが予測されます。 人工知能、音声認識、先端ロボット技術、自動運転車、機械学習
(AI)、IoT、3Dプリンター等の技術によ り、ブルーカラー(タクシー、トラック運転手等 )だけでなく、ホワイトカラー (コールセンターオペレーター、弁 護士等)の多くの仕事も失われると見込まれ、その割合は 49%にもなると予測されています。 (*5,6) → 35人学級だとすると17人の仕事が失われる可能性 → 逆に新たに発生するであろう仕事の多くは 共通スキルとしてプログラミングの重要性が 高まると予測されています。 * 5 McKinsey Global Institute, Disruptive technologies: Advances that will transform life, business, and the global econom 2013 * 6 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に (野村総合研究所・オックスフォード大学 2015)
15.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp なぜ義務教育にプログラミングが必要か 15 理科の「電気」が教育課程に導入されていることにより、 「社会で広く使われている技術を科学的に理解する」ことに役立っているのと同様に、 21世紀において、社会で幅広く活用されているコンピューターについて、 その動作原理を科学的に理解する為に、 義務教育でのプログラミング教育が必要と考えられます。 画像:当法人の出張授業まとめスライドより
16.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 有識者会議での議論 16
17.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 会議について 17 ●
正式名称 「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育 成とプログラミング教育に関する有識者会議」 ● 委員構成 16名 ○ 大学教授等 7名 ○ 学校教頭教諭 2名 ○ 民間企業 5名 ○ NPO系 2名 ● 開催回数 ○ 全3回 (各2時間強)
18.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp ●
報告・提言 ○ 人工知能について ■ 東京大学松尾特任准教授 (国内の第一人者)から ● 人工知能で実現される社会について ■ 新井紀子国立情報学研究所教授から ● 小学校ではプログラミングよりも読み書きではとの懸念 ○ 民間企業・NPO等の実践者から ● 議論を深めるというよりも、各出席者からの ○ 「必修化にあたってのあるべき論」 ○ 「必修化にあたっての懸念点」 が中心 会議のスタイル 18
19.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 取りまとめの結論 19
20.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp
20
21.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp
21 背景 ● 人工知能等の第四次産業革命により社会のあり方が 変わるので、学校教育も変える必要がある ● 身近な生活で使われるプログラミングが「魔法の箱」ではなく 科学技術として理解することが必要 ● 特定のプログラミング言語でのコーディングを覚えること目的 としない (→「コーディングしない」ではない)
22.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp ●
コンピューターに処理を行うように指示すること (=プログラミング)を体験 ● 将来どのような職業に就くとしても必要な 「プログラミング的思考」等を育成 小学校段階でのプログラミング教育 22
23.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp プログラミング的思考とは 23 ●
子供たちが、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくためには、コン ピュータの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージし、意図する処理がどの ようにすればコンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることができる のかを考えることが重要になる。 ● そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの 動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図し た活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。 ● こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミングや情報技術の在り方がどのように変化して いっても、普遍的に求められる力であると考えられる。 また、特定のコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身に付けることは、情報技術が人間の生活 にますます身近なものとなる中で、それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解して、自分が 設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに生かしていくために必要である。 言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような 進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。
24.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp ●
何をやるか 子供たちが、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創 造的に思考し課題を発見・解決していくためには、コンピュー タの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように 活用できるかをイメージし、意図する処理がどのようにすれば コンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してど のように現実世界に働きかけることができるのかを考えること が重要になる。 プログラミング的思考とは 24
25.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp ●
つまりどのような能力か そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するため に、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに 対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号 の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近 づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。 プログラミング的思考とは 25
26.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp プログラミング的思考とは 26 ●
どのように活かされるのか こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミング や情報技術の在り方がどのように変化していっても、普遍的に求められる 力であると考えられる。 また、特定のコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身 に付けることは、情報技術が人間の生活にますます身近なものとなる中 で、それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解し て、自分が設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに 生かしていくために必要である。 言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を 目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就 くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。
27.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp プログラミング教育を通じて目指す育成すべき資質・能力 27 ●
【知識・技能】 (小) 身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解 決には必要 な手順があることに気付くこと ● 【思考力・判断力・表現力等】 発達の段階に即して「プログラミング的思考」を育成すること ● 【学びに向かう力・人間性等】 発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づ くりに生かそうとする態度を涵養すること
28.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 実施時間について 28 ●
次期指導要領(2020年全面施行)の総則に加わる予定 ● 実施時間 ○ 各学校が単元(教科・時間数・実施学年)を決める。 ○ その背景 ■ 2020 ~ 2030年まで全国一律の固い基準を策定する のは非現実的 ■ 時間数の純増は出来ない
29.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 【参考】 情報教育の中のプログラミング教育 情報教育 コンピューターの内面の教育
コンピューターの外面の教育 プログラミング データベース ネットワーク 調べ学習 オフィスソフト使い方 情報マナー 29
30.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 【参考】プログラミング教育の教材選定 プログラミング教材を「ビジュアル
x テキスト」、「チュートリアル型 x 自由型」で分類すると下記 4タイプに なり、子どもと指導者の状況で最適な教材は異なります。 ● ビジュアル vs テキスト ○ ビジュアルの方が、文法エラー等が無く、構造の学習に集中でき理解しやすい ○ テキストの方が、関数の種類が豊富等で高度な事が出来ることが多い ● チュートリアル vs 自由 ● チュートリアルの方が、教材が 子どもを導いてくれるので、 指導が容易 (同時に多人数指導可能 ) ○ 自由型の方が、子どもの 創造力・問題解決能力を 育むことができる 30
31.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 現場での実践例 31
32.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 教科の中でのプログラミング 32 A 多くの汎用 プログラミング入 門教材 B 多くの授業での プログラミング 実践事例 C 必要な領域
2 1 教科との 親和性 高 低 プログラミングとしての難易度 (児童の難易度 + 指導の難易度) 低 高
33.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 教科の中でのプログラミング 33 A.
多くの汎用プログラミング入門教材
34.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 教科の中でのプログラミング 34 B.
多くの授業でのプログラミング ● 回転寿司ロボット http://jouhouka.mext.go.jp/school/programming_zirei/ ● ゴムで走るクルマのシミュレーション
35.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp プログラミング授業の 単元計画例 総合的な学習の時間
5時間分 35
36.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp C.
必要な領域 (1のアプローチ) Hour of Code の教材そのままで、文脈として教科との親和性を上げる 石川県加賀市での事例 教科 :総合的な学習の時間 (4年生) 単元名:私たちの暮らしとコンピューター/プログラミング 目標 : ● コンピューターが社会と自分たちの生活にどのように役立っているか理解する。 [知識・理解] ● 紙と体を使った活動を通じ、コンピューターが動く原理を理解する。 プログラミングを通じ、コンピューターが動く原理を理解する。 [思考・判断/技能・表現] ● コンピューターの利用者ではなく作成者となる視点を育てる。 [関心・意欲・態度] 教科の中でのプログラミング 36
37.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp C.
必要な領域 (1のアプローチ) 石川県加賀市での事例 教科の中でのプログラミング 37 目標 学習活動の流れ 評価 第1時間 コンピューターが私たちの 生活で役立っていることを 理解する。 世の中でコンピューターが役立って いる例を議論し共有する。 プログラミング作成の概念を学ぶ。 ・現代社会がプログラミング に支えられていることを理 解したか 第2時間 コンピューターの考え方を 理解する。 ルビィのぼうけんに沿ったワークで 学習活動を実施 第3,4時間 コンピューターの作成者に なれるという実感を持つ Hour of Code 取り組み (コースは学年ごとに調整) 「順次」、「条件分岐」、「繰り 返し」の役割と概念を理解 し、適切に利用できたか 第5時間 活動のまとめ。 更に学習を深めたい場合 の導き。 実際の身近な まだコンピューター化 されていないものにプログラミング をするとどうなるかを議論し共有。 指導員からの解説。さらに学習した い場合について。 ・プログラミングを学ぶこと によって、コンピュータを 使った創作的な活動が可能 になることを理解したか
38.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp プログラミング授業の 単元計画例 算数
多角形 全8時間中1時間 38
39.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp C.
必要な領域 (2のアプローチ) Scratch を算数と融合させる。 狛江市での事例 教科 :算数 (5年生) 単元名:Scratchを活用しての多角形の学習 目標 : ● 図形についての観察や構成などの活動を通して、平面図形についての理解を深める。 ● 図形の性質を見いだし、それを用いて図形を調べたり構成したりする 教科の中でのプログラミング 39 目標 学習活動の流れ 評価 第1-7時 間 (通常の多角形の学習と同様の為、略) 第8時間 多角形の内角の和をもとに、 正多角形の一つの角の大き さを求める。 正多角形を描くプログラムを 考える。 色々な正多角形をプログラミ ングで書きながら、正多角形 の性質を考える ● 繰り返し ● 変数 正多角形の一つの角の大きさ を求め、それをもとに正多角形 を描くプログラムを考えること ができる。
40.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp C.
必要な領域 (2のアプローチ) Scratch を算数と融合させる。 狛江市での事例 教科の中でのプログラミング 40 Loop文使う 変数使う
41.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp C.
必要な領域 (2のアプローチ) Scratch を算数と融合させる。 狛江市での事例 教科の中でのプログラミング 41 種類 角の大き さの和 一つの角 の大きさ 辺の数 回す角度 辺の数 x 回す角度 正三角 形 180 60 3 120 360 正方形 360 90 4 90 360 正五角 形 540 108 5 72 360 正六角 形 720 120 6 60 360 規則性を見出し、プログラミングに反映
42.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 【参考】心構えについて 42
43.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp ▼冗長なアプローチ
▼シンプルなアプローチ 43 ①模範解答にこだわりすぎない プログラミングにおいては、問題解決に多様なアプローチがあります。 ゴールに辿り着くための多様なアプローチを一緒に考え、認めるということをし てあげてください。 ただし、一般的ではシンプルなアプローチ(コード)のほうが「他の人と共同作業 をする際に分かりやすい」という点で優れていると言われています。 強要する必要はありませんが、 ”他の子どもよりも進んでいる” 子どもに対して、シンプルな アプローチをゴールにしてみて 下さい。
44.
© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp
44 ②皆さんが”アツく”なりすぎない プログラミング教材は、子ども自ら課題解決を考える学習機会です。 なるべく大人は見守り指導し過ぎないように注意してください。 (稀に、参加している子どもより一緒に来ているお父さんお母さんが 熱中してしまう場合がありますのでお気をつけ下さい。) ◆アツくなりすぎない3つの対策 ● わからない時は大人ではなく隣のお友達に聞く ● 質問をされた場合には自分の手を止めて教える ● その際に、操作はせずにヒントを教える (ご参加される保護者と子どもの距離を開ける)
45.
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45 ③疲れた時にはリフレッシュする プログラミングをしている最中は、常に画面を見ながらイスに座り、集中してい る状態になります。 30分以上経過すると疲れてくる子どもが出ますので、その際には皆が座って いるからといって我慢させずにリフレッシュさせてあげるようにしてください。 リフレッシュ後、再度集中してプログラミングを続けることができます。
46.
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46 ④後生(こうせい)畏るべしを受け入れる プログラミングにおいては、先生よりも生徒のほうが高いレベルに達するとい うことが、よく起こります。 先生として心苦しいことや、子どもの方が知識を持つ事に対する不安も あるかとは思いますが、受け入れ・認めてあげてください。 子どもが「自分で夢中になって頑張ると大人を超えることが出来るんだ」と感じ る素晴らしい機会だと思い、温かく見守って下さい。
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© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 質疑応答 47
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© 2016 一般社団法人みんなのコードinfo@code.or.jp 本日のまとめ 48 ●
みんなのコードの取組 (右図) ● 文部科学省の小学校での プログラミング教育の方針 ○ 社会的背景から→プログラミング的思考 →プログラミング体験を教科の中で ● 現場での実践例 ○ 教科との親和性 x プログラミング教育の難易度 の2軸 一般社団法人みんなのコード 利根川 裕太 info@code.or.jp 政策 提言 学校教育支援 プログラミング教育の普及啓蒙活動
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