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利根川講演@プログラミング教育明日会議 2017
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利根川講演@プログラミング教育明日会議 2017
1.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp プログラミング教育明日会議 1 2017年8月 一般社団法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太
2.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp アイスブレイク 2
3.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp 自己紹介 3
4.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp 自己紹介 利根川 裕太 一般社団法人みんなのコード 代表理事 二児の父 (4歳, 2歳) ● 1985年 生まれ ● 2009年 ラクスル株式会社立ち上げから参画し、 プログラミングを学び始める ● 2014年 Hour of Code のワークショップ開催 ● 2015年 一般社団法人みんなのコード設立 ● 2016年 文部科学省「小学校段階における論理的思考力や創造性、 問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する 有識者会議」委員拝命 4
5.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp 一般社団法人みんなのコードについて 5 ● ミッション 「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」 ● 活動内容 2020年度から必修化される小学校でのプログラミング教育にて、 子どもたちがプログラミングを楽しめる授業が日本中に広まるよう 学校の先生等への支援を企業・行政と協力しながら実施。 ● 代表 利根川 裕太 文部科学省「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成と プログラミング教育に関する有識者会議」委員 みんなのコード 先生・校長 教育委員会等 子どもたち 企業 行政 支援 授業 協 力
6.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp 命令カードを5枚書いてください ● 右を向く ● 左を向く ● 1歩進む ● 3歩進む ● 5歩進む ロボットゲーム 6
7.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp ロボットゲーム 命令カードを1枚書いてください ● 右の人: 立つ ● 左の人: 座る 7
8.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp ロボットゲーム じゃんけんで 勝った人:プログラマー 負けた人:ロボット プログラマは、「行きたい席」を決めましょう 8
9.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp ロボットゲーム プログラマーは、 ロボットがゴールに行けるように、 命令カードをならべましょう。 並べたら、ロボットに動いてもらいましょう! うまくゴールに到着しなかったら、やりなおしましょう。 9
10.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp アンケート ● プログラミング教育 2020 (H32) に向け、問題ないと思う ○ 問題ない ○ 少し不安 ○ まずい
11.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp アンケート ● プログラミング教育 2020 (H32) に向け、何が課題だと思いますか? ○ 予算やインフラが貧弱 ○ 指導案・指導事例が足りない ○ 授業で使える良い教材が無い ○ 教員の意識・スキル ○ 管理職の意識・スキル ○ 他にもまだ課題がありそう ○ そもそも何が課題かよくわからない
12.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp アンケート ● プログラミング教育について ○ もう実践している ○ 実践することが決まっている ○ 準備・研究している ○ 今日が初めてだ
13.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp ● プログラミング教育のやり方について ○ どうやったら良いか分かってきた ○ やってみたが、これで正しいか分からない ○ 情報は収集しているが、どうやったらよいか実感がわかない ○ 全然想像が付かない アンケート
14.
© 2017 一般社団法人みんなのコード
info@code.or.jp プログラミング教育明日会議 14 2017年8月 一般社団法人みんなのコード 代表理事 利根川 裕太
15.
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info@code.or.jp 議題 1. 「昨日」のこと ○ プログラミング必修化の背景 ○ 有識者会議での議論 2. 「今日」のこと ○ 教材の分類 ○ 事例を見る軸 3. 「明日」のこと ○ みんなのコードからのご支援 ○ みんなのコード関係なく出来ること
16.
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info@code.or.jp 本日の資料 ご登録のメールアドレスにお送りします。 → Fax等でお申込みの方、 アンケートにメールアドレスのご記入をお願い致します。
17.
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info@code.or.jp 1.「昨日まで」のこと
18.
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info@code.or.jp 1-1. プログラミング必修化の 政治的・社会的背景 18
19.
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info@code.or.jp 昨年4月19日 産業競争力会議での発表 19 第26回 産業競争力会議 配布資料平成28年 4月19日 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai26/siryou.html 産業競争力会議にて、 小学校段階からの必修化が 文部科学大臣より発表。 2020年度開始
20.
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info@code.or.jp 産業競争力会議での発表 ● 「第四次産業革命に向けた人材の育成」 ● 学校教育での取り組み内容 “小学校における体験的に学習する機会の確保、 中学校におけるコンテンツに関するプログラミング学習、 高等学校における情報科の共通必履修科目化といった、 発達の段階に即したプログラミング教育の必修化” ● 情報スキルと情報リテラシーは別 20
21.
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info@code.or.jp 1-2. 有識者会議での議論 21
22.
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info@code.or.jp 会議について 22 ● 正式名称 「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育 成とプログラミング教育に関する有識者会議」 ● 委員構成 16名 ○ 大学教授等 7名 ○ 学校教頭教諭 2名 ○ 民間企業 5名 ○ NPO系 2名 ● 開催回数 ○ 全3回 (各2時間強)
23.
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info@code.or.jp 会議のスタイル 23 ● 報告・提言 ○ 人工知能についての研究者から ○ 民間企業・NPO等の実践者から ● 議論を深めるというよりも、各出席者からの ○ 「必修化にあたってのあるべき論」 ○ 「必修化にあたっての懸念点」 が中心
24.
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info@code.or.jp 閑話休題 24 本当に人工知能で社会は変わるの?
25.
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info@code.or.jp すぐそこに来ている人工知能 25 決算サマリーから 人工知能が記事を自動生成 http://pr.nikkei.com/qreports-ai/
26.
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info@code.or.jp すぐそこに来ている人工知能 26 患者のヤマシタさん 「先生、私は人工知能は未来 のSFに出てくるようなものだ と思っていました。 それが私のところに来てくれ たんですね」
27.
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info@code.or.jp すぐそこに来ている人工知能 27
28.
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info@code.or.jp すぐそこに来ている人工知能 28 https://cloudplatform-jp.googleblog.com/2016/08/tensorflow_5.html きゅうりの等級の仕分けを ディープラーニングで自動化
29.
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info@code.or.jp すぐそこに来ている人工知能 29 ソフトバンク株式会社は、応募者をより客 観的に、また適正に評価することを目的 に、2017年5月29日より新卒採用選考の エントリーシート評価にIBM Watson日本 語版を活用します。 https://www.softbank.jp/corp/group/sbm /news/press/2017/20170529_01/ http://japanese.engadget.com/2017/05/ 29/ai-75/
30.
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info@code.or.jp なぜ義務教育にプログラミングが必要か 30 プログラミングが活用されているのはPC, スマートフォンの中だけではあり ません。 ● これまでの10年間 ○ Facebook 2004年、Youtube 2005年、Twitter 2006年、 iPhone 2007年、LINE 2011年 はいずれも過去約10年に 生まれています。 10年の時価総額成長率で全セクター45%に対し,ITセクターは128%(*1) → IT業界が約3倍の成長率で伸びた時代 ● この先の10年間 ○ トヨタが2020年に全自動運転車の市販発表(*2) ○ サッカー岡田監督のチームFC今治もITを駆使 (*3) ○ 回転すしでもICチップ+ビックデータ解析で1分後と15分後に 握るネタを決定し廃棄を減少(*4) → IT業界以外でのITの活用が進んでいます。 * 1 Financial Times, FT500 2006, 2015 * 2 トヨタ自動車プレスリリース2015/10/16 * 3 SAPジャパン FC今治オフィシャルパートナー* 4 スシロー、ビッグデータ分析し寿司流す日経情報ストラテジー2014/10
31.
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info@code.or.jp なぜ義務教育にプログラミングが必要か 31 過去10年間でスマートフォン等の前掲の技術が黎明から普及し、私たちの 生活を変えたように、現在黎明期の技術が10年~20年後の社会を変えるこ とが予測されます。 人工知能、音声認識、先端ロボット技術、自動運転車、機械学習(AI)、IoT、3Dプリンター等の技術により、ブ ルーカラー(タクシー、トラック運転手等)だけでなく、ホワイトカラー(コールセンターオペレーター、弁護士等)の 多くの仕事も失われると見込まれ、その割合は49%にもなると予測されています。(*5,6) → 35人学級だとすると17人の仕事が失われる可能性 → 逆に新たに発生するであろう仕事の多くは 共通スキルとしてプログラミングの重要性が 高まると予測されています。 * 5 McKinsey Global Institute, Disruptive technologies: Advances that will transform life, business, and the global econom 2013 * 6 日本の労働人口の49%が人工知能やロボット等で代替可能に(野村総合研究所・オックスフォード大学2015)
32.
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info@code.or.jp なぜ義務教育にプログラミングが必要か 32 理科の「電気」が教育課程に導入されていることにより、 「社会で広く使われている技術を科学的に理解する」ことに役立っているのと同様に、 21世紀において、社会で幅広く活用されているコンピューターについて、 その動作原理を科学的に理解する為に、 義務教育でのプログラミング教育が必要と考えられます。 画像:当法人の出張授業まとめスライドより
33.
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info@code.or.jp なぜプログラミング必修化が必要か 33 http://gakusyu.shizuoka-c.ed.jp/science/chuugaku/buturi/kairo/3-2-2/3-2-2-1.html
34.
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info@code.or.jp 1-3. 議論の取りまとめ 34
35.
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info@code.or.jp 35 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/074/siryo/__icsFiles/afieldfile/2016/07/07/1373891_5_1_1.pdf
36.
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info@code.or.jp 36 背景 ● 人工知能等の第四次産業革命により社会のあり方が 変わるので、学校教育も変える必要がある ● 身近な生活で使われるプログラミングが「魔法の箱」ではなく 科学技術として理解することが必要 ● 特定のプログラミング言語でのコーディングを覚えること目的 としない (→「コーディングしない」ではない)
37.
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info@code.or.jp ● コンピューターに処理を行うように指示すること (=プログラミング)を体験 →アンプラグドだけではNG ● 将来どのような職業に就くとしても必要な 「プログラミング的思考」等を育成 小学校段階でのプログラミング教育 37
38.
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info@code.or.jp プログラミング的思考とは 38 ● 子供たちが、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくためには、コン ピュータの働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージし、意図する処理がど のようにすればコンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることがで きるのかを考えることが重要になる。 ● そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの 動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図 した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。 ● こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミングや情報技術の在り方がどのように変化し ていっても、普遍的に求められる力であると考えられる。 また、特定のコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身に付けることは、情報技術が人間の生活 にますます身近なものとなる中で、それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解して、自分 が設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに生かしていくために必要である。 言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を目指す子供たちだけではなく、どのような 進路を選択しどのような職業に就くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。
39.
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info@code.or.jp ● 何をやるか 子供たちが、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創 造的に思考し課題を発見・解決していくためには、コンピュータ の働きを理解しながら、それが自らの問題解決にどのように 活用できるかをイメージし、意図する処理がどのようにすれば コンピュータに伝えられるか、さらに、コンピュータを介してど のように現実世界に働きかけることができるのかを考えること が重要になる。 プログラミング的思考とは 39
40.
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info@code.or.jp ● つまりどのような能力か そのためには、自分が意図する一連の活動を実現するため に、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに 対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号 の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近 づくのか、といったことを論理的に考えていく力が必要になる。 プログラミング的思考とは 40
41.
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info@code.or.jp プログラミング的思考とは 41 ● どのように活かされるのか こうした「プログラミング的思考」は、急速な技術革新の中でプログラミング や情報技術の在り方がどのように変化していっても、普遍的に求められる 力であると考えられる。 また、特定のコーディングを学ぶことではなく、「プログラミング的思考」を身 に付けることは、情報技術が人間の生活にますます身近なものとなる中で、 それらのサービスを受け身で享受するだけではなく、その働きを理解して、 自分が設定した目的のために使いこなし、よりよい人生や社会づくりに生か していくために必要である。 言い換えれば、「プログラミング的思考」は、プログラミングに携わる職業を 目指す子供たちだけではなく、どのような進路を選択しどのような職業に就 くとしても、これからの時代において共通に求められる力であると言える。
42.
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info@code.or.jp プログラミング教育を通じて目指す育成すべき資質・能力 42 ● 【知識・技能】 (小) 身近な生活でコンピュータが活用されていることや、問題の解決 には必要 な手順があることに気付くこと ● 【思考力・判断力・表現力等】 発達の段階に即して「プログラミング的思考」を育成すること ● 【学びに向かう力・人間性等】 発達の段階に即して、コンピュータの働きを、よりよい人生や社会づく りに生かそうとする態度を涵養すること
43.
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info@code.or.jp 実施時間について 43 ● 次期指導要領(2020年全面施行)の総則に加わる予定 ● 実施時間 ○ 各学校が単元(教科・時間数・実施学年)を決める。 ○ その背景 ■ 2020 ~ 2030年までの基準は無理 ■ 全国一律の固い基準を策定するのは非効率 ■ 時間数の純増は出来ない
44.
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info@code.or.jp 1-4. 指導要領解説編
45.
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info@code.or.jp ● 情報活用能力は「学習の基盤となる能力」 ○ 言語能力等と並ぶ ○ 情報活用能力に含まれるのは ■ 基本的な操作 ■ プログラミング的思考 ■ 情報モラル ■ 統計情報セキュリティ ■ 統計 等 ● カリキュラムマネジメントとしてのプログラミング体験 ○ 環境整備 ○ 各教科と合わせて実施 ○ 算数・理科・総合はあくまで例示 総則 45
46.
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info@code.or.jp 総則 46 学習の基盤となる能力 言語能力 情報活用能力 問題発見・ 解決能力 基本的な 操作 プログラミング的 思考 統計情報モラル セキュリティ
47.
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info@code.or.jp 算数 正多角形の学習では「正多角形は円に内接すること」を基に定規とコンパスなどを用 いてかくことを指導する。コンピュータを用いると,「正多角形は全ての辺の長さや角の 大きさが等しいこと」を基に簡単にかつ正確にかくことができる。 また,辺の長さや角の大きさを適切に変えれば,ほかの正多角形もすぐにかくことが できる。辺の長さ分だけ線を引き,角の大きさ分向きを変え,これらのことを繰り返すこ とで正多角形がかける。正方形は直角に向きを変えればよいが,正六角形は何度にす ればいいのかを考えて目的に達することになる。 動きを示す記号として「線を引く」「○度向きを変える」「繰り 返す」など少ない記号を覚えれば,正多角形をかくことが できるのである。 算数科ではこのような活動を行うことで,問題の解決には必要な手順があることと,正 確な繰り返しが必要な作業をする際にコンピュータを用いるとよいことに気付かせること ができる。 47
48.
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info@code.or.jp 理科 日常生活との関連としては,エネルギー資源の有効利用という観点から,電気の効率的な利用について捉えるよう にする。このことについて,例えば,蓄電した電気を使って,発光ダイオードと豆電球の点灯時間を比較することが考 えられる。 また,身の回りには,温度センサーなどを使って,エネルギーを効率よく利用している道具があることに気付き,実 際に目的に合わせてセンサーを使いモーターの動きや発光ダイオードの点 灯を制御するなどといったプログラミングを体験することを通して,その仕組みを体験的に 学習するといったことが考えられる。 48 ロジック if ~ else ~ センサー
49.
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info@code.or.jp 総合 49 ● キーワードは「探究的な学習に取り組むことを通して」 ● 「情報技術」と「社会」を繋げて探求する ● 「情報技術」と「自分たちの暮らし」を見つめ考える
50.
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info@code.or.jp 流れの整理 50 時 間 の 流 れ 産業競争力 会議 有識者会議 議論の 取りまとめ 指導 要領 指導 要領解説 事例・教科書 etc いまここ 議論の幅
51.
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info@code.or.jp 2.「今日」のこと
52.
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info@code.or.jp 2-1. プログラミング教材について 52
53.
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info@code.or.jp プログラミング教材の種類 1. アンプラグド ● コンピューターを使わない 2. ソフトウェア ● コンピューターにプログラミングをし、 コンピューター内のキャラクター等を操作する 3. ロボット ● コンピューターにプログラミングをし、 コンピューター外のロボット等を操作する 53 難易度 予算 1.アンプラグド X ほぼ無料 2.ソフトウェア ◯ 無料から 3.ロボット △ 無料は無い
54.
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info@code.or.jp 2. ソフトウェア型 プログラミング教材の選定 54
55.
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info@code.or.jp ソフトウェア型 プログラミング教材の選定 プログラミング教材を「ビジュアルx テキスト」、「チュートリアル型x 自由型」で分類すると下記4タイプになり、 子どもと指導者の状況で最適な教材は異なります。 ● ビジュアル vs テキスト ○ ビジュアルの方が、文法エラー等が無く、構造の学習に集中でき理解しやすい ○ テキストの方が、関数の種類が豊富等で高度な事が出来ることが多い ● チュートリアル vs 自由 ● チュートリアルの方が、教材が 子どもを導いてくれるので、 指導が容易 (同時に多人数指導可能) ○ 自由型の方が、子どもの 創造力・問題解決能力を 育むことができる 55
56.
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info@code.or.jp 2-2. 授業での実践例 56
57.
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info@code.or.jp 教科の中でのプログラミング 57 A 多くの汎用 プログラミング入 門教材 B 多くの授業での プログラミング 実践事例 C 必要な領域 2 1 教科との 親和性 高 低 プログラミングとしての難易度 (児童の難易度 + 指導の難易度) 低 高
58.
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info@code.or.jp お知らせ 58 小学校プログラミング教育を体系的に 解説する本を執筆しました。 拙著「先生のための小学校プログラミン グ教育がよくわかる本」を ご覧ください。 http://amzn.to/2vdZZk4
59.
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info@code.or.jp 3.「明日」のこと
60.
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info@code.or.jp 3-1. みんなのコードからの ご支援
61.
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info@code.or.jp プログラミング教育研修会 市内の情報教育研究会等の講師を承っています。 ● プログラミング必修化の背景 ● 指導要領解説編の読み込み ● 授業の実践事例 ● 教材の体験 ● 実践に向けての討議 等を通じて、 プログラミング教育を体系的に学ぶ研修です。 (所要 1.5 ~ 3時間)
62.
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info@code.or.jp プログラミング指導教員養成塾 62 プログラミング教育のエキスパートを養成しています 周辺の教員をリードする教員を養成しています。 プログラミング指導教員養成塾のコンテンツ ● 必修化の背景を理解する ● 具体的に教材を研究し、授業を考える ● 実際に授業する ● 周囲に広める
63.
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info@code.or.jp 3-2. みんなのコードに 関係なく出来ること
64.
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info@code.or.jp 一人でも様々なことが出来ます。 ● 自分で教材を試してみる ● 子どもたちと試してみる。 (自分/親戚の子ども・コンピュータークラブ活動等) ● 他の先生と研究してみる。 ● 授業に取り入れてみる。
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