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「オープンガバメント」時代の 
政府情報アクセスとアーカイブズに関する 
予備的考察 
日本アーカイブズ学会2013年度大会 
自由論題研究発表会 
(2013年4月21日学習院大学) 
天理大学(人間学部総合教育研究センター) 古賀崇 
Email: 
Web: http://researchmap.jp/T_Koga_Govinfo 
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発表の概要 
• 「オープンガバメント(OG)」について 
– 「オープンガバメント」とは何か 
– OGの具体的なしくみ 
• オープンガバメントの意義と課題:一般的な観 
点で 
• オープンガバメントとアーカイブズ 
– ICA(国際アーカイブズ評議会)の活動の中で 
– 想定される課題 
• まとめと今後の研究課題 
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オープンガバメント 
(Open Government: OG)とは何か 
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古賀による、さしあたりの定義 
• 政府情報について、刊行物や文書といった 
「パッケージ」の形態をとらず、CSV、Excel、 
XML、テキストなどのフォーマットで統計デー 
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• 「情報公開」「市民参画」と「技術の利用」の両 
立がどれだけ意識されているか 
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「オープン」の流れの中で 
• ここでの「オープン」:インターネットの技術のも 
とで、誰もがアクセスでき、活用できる 
( 「プロプライエタリ」:誰かの所有物である) 
• オープンデータ、オープンサイエンス、オープ 
ンアクセス… 
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「オープンガバメント」の 
具体的なしくみ 
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参照できる情報源の例 
• 『行政&情報システム』誌(隔月刊) 
– 刊行元:社団法人行政情報システム研究所(総務 
省所管特例民法法人) 
– 旧名:『行政&ADP』 
– OG特集:2010年12月号「オープンガバメント」、2012 
年6月号「オープンガバメントを支える最新技術動 
向」 
– それ以外にも、行政あるいはシステム開発の立場 
から、OG関連の論考(海外・日本の事例紹介など) 
を多数掲載 
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米国の事例 
• オバマ現大統領が就任直後(2009年1月)に提示した、 
OGに関する「覚え書」が、OGの先駆とされる 
• “Data.gov”(http://www.data.gov)が中心的サイト 
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Data.gov上のデータ例:地震情報 
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米国の事例 
(続き) 
• 政府データの 
活用例: 
“GovTrack” 
– 議会の審議・ 
決議情報を 
「見える化」 
http://www.govt 
rack.us/ 
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OGの国際的なネットワーク組織 
「オープンガバメント・パートナーシップ」 
• 2013年4月5日現在、加盟48国、加盟検討中10国。 
日本は未加盟http://www.opengovpartnership.org/ 
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日本の動向 
• 政府の政策文書でOG促進策を提示 
– 『電子行政推進に関する基本方針に係る提言』(IT 
戦略本部「電子行政に関するタスクフォース」、 
2011年7月4日)→ 「基本方針」として同年8月3日、 
IT戦略本部が決定 
– 『電子行政オープンデータ戦略』(2012年7月4日、 
IT戦略本部決定) 
– 「電子行政オープンデータ実務者会議」(2012年12 
月~) 
• 詳しくはIT戦略本部サイトにて: 
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/ 
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具体的事例(1):経済産業省「データボックス」 
13 
http://databox.openlabs.go.jp/ 
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具体的事例(2):福井県鯖江市 
「データシティ鯖江」 
14 
http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552 
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具体的事例(3):データ分析・加工の例 
「WHERE DOES MY MONEY GO?」 
15 
http://spending.jp/ 
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オープンガバメントの意義と課題 
一般的な観点で 
(アーカイブズの観点からは後述) 
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政府情報の位置づけの変化 
• 加工・編集された刊行物(出版物)や、内部で 
の業務過程に沿って作成される公文書(記録) 
にとどまらず、機械可読の(コンピュータによっ 
て処理・分析が可能な)データが、政府により 
提供される 
• 「情報公開」のあり方の変化 
– 単なる刊行物・公文書などの読解にとどまらない 
– コンピュータを活用しての、政府データの加工・分 
析・表現につながる 
• 「政府データの長期的保存・利用」は想定され 
ているか? 
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ガバナンス(統治のあり方)の変化 
• 「政府の透明性」を志向するOGであれば、多様 
なアクター(市民、NGO・NPO、研究機関、企業な 
ど)による「積極的な政府データの活用」を期待 
→「情報スキルをもったアクター」(“強い個人”やその 
集まり)による、能動的な政治参加への期待(「熟議民 
主主義」とのつながり?) 
+政府データの加工・分析・表現を司る新たな産業の 
創出への期待 
• ただし「情報スキルをもたない者」(弱い個人)を 
どう位置づけるか 
• 政府と一線を画すマスメディアのあり方は? 
(cf. 遠藤, 2011) 
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OGの「概念のあいまいさ」への批判 
(Yu & Robinson, 2012) 
• OGは、もともと「政府の透明性・挙証説明責任」 
を説明する概念 
– 米国FOIA(情報自由法)制定(1966年)の原動力に 
• 「政府によるデータ提供とその活用」の文脈で 
OGが語られる現状では… 
– 透明性・挙証説明責任はOGの要素の一部に過ぎ 
ない 
– 政府の効率性・パフォーマンス向上、経済活性化な 
ど、さまざまな要素と結びつけられる 
→ 「OGのもたらす可能性」がかえってあいまいに。ま 
た、「透明性なきOG」もあり得る 
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Yu & Robinsonによる概念整理の提案 
(図は古賀により一部加工) 
20 
加工が容易なデータ 
CSV Excel XML TXT 
加工が困難なデータ 
サービ 
ス提供 
公に対す 
る挙証説 
明責任 
乗り換え 
情報 
ビジネス・ 
ライセン 
シング 
政府調達選挙経費 
の公開 
印刷物PDF(イメージ) 
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オープンガバメントとアーカイブズ(1): 
ICA(国際アーカイブズ評議会)の 
活動の中で 
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ICAの活動テーマの中に掲げられるOG 
• 例:2013年11月年次会合(ブリュッセル)での 
発表募集告知文より 
– “… Current trends such as the Open Government 
Partnership and the Open Data movement, 
combined with the on-going challenges and 
opportunities offered by modern technology mean 
that all areas of government and society, whether 
they know it or not, are considering recordkeeping 
issues. …” 
→ OGと「レコードキーピング」(アーカイブズを含 
む)とを結びつけて捉える 
http://www.ica.org/12412/annual-conference-2013/about-annual-conference- 
2013.html 
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2012年ICAブリスベン大会にて 
• 基調講演(パネルディスカッション)「情報とプラ 
イバシーの公民権」 
– オーストラリア、米国、カナダのパネリストが参加 
– プライバシー、情報公開、「政府情報にかかわる政 
策」の文脈で、OGがトピックのひとつに 
• 「OGとレコードキーピング」にかかわる発表セッ 
ション 
– オーストラリアの連邦・州政府におけるOGの実践 
報告(アーカイブズではなくOG担当部局の立場か 
ら) 
(cf. 古賀, 2012=大会参加報告) 
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EASTICAでもすでにOGが語られる 
• 2010年EASTICAセミナー(ソウル)にて、ソル・ 
ムンウォン教授(Seol Moon-won 釜山大学) 
の発表 
– アーカイブズのデータのネット上での利用に関し 
て 
– 「韓国・国家記録院は「生のデータ」の公開を進め、 
それへの価値の付与(検索システム向上など)は 
利用者の側に委ねるべき」 
(cf. 古賀, 2010 = セミナー参加報告) 
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オープンガバメントとアーカイブズ(2): 
想定される課題 
Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 25
OGや「オープンデータ」のもつ危うさ 
• 「今ある大量のデータを瞬時に処理」を志向 
→ 「過去の蓄積(時間軸)への視点」はどれだけある 
か? 
• データそのものの「真正性」は保障されているか? 
– 「真正なデータ」と「偽のデータ」を見分けられるか?(特 
に「データの加工・再利用」が推奨される状況において) 
– データの改ざん・改変を防止する技術的・制度的手段は 
適切に運用されているか 
• 政府(あるいは政権党)に都合のよいデータのみが 
出される、という状況も考えられる… 
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アーカイブズとして対処すべき点 
• 「新たな情報形態」への対処 
• 「アーカイブズとしての情報管理」の応用 
– 出所、フォンド、原秩序 
• デジタル保存 
• アーカイブズ自身による目録等のデータ発信 
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真正性をいかに保証するか 
• 科学データをめぐる研究より(Fear & Donaldson, 
2012) 
– データと関連資料とのリンク付けが、「メタデータ」と 
あいまって、「出所の明確化を通じた真正性保証」 
につながる 
• 著作権の扱い(生貝, 2011) 
– 「クリエイティブ・コモンズ」の活用(政府の権利をあ 
る程度まで留保) 
→ 誤用・改ざんに対する法的対抗の余地を残しつ 
つ、データの加工・活用を促す 
• 適切な記録管理こそがOGの真正性を支える 
(Thurston, 2012) 
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「デジタル保存」の現状と課題 
• さまざまな取り組みはあるが、「電子公文書」 
を前提としている 
– 例:米国NARAのERA、アリゾナ州などのPeDALS 
• 「機械可読」の状態を保ったまま、データの保 
存はできるか? 
• InterPARESの方法論の応用はどこまでできる 
か?(cf. デュランチ, 2013) 
– 「情報」というより「情報を管理する者」の信用性の 
担保、ログの管理など 
Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 29
アーカイブズの目録等のデータを 
OGの流れに合流させる 
• 「過去の蓄積への視点」に意識を向けさせる 
効果 
↓ 
• 「政府や社会の活動の長期的・遡及的検証」 
につなげる! 
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おわりに 
まとめと今後の研究課題 
Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 31
今回の発表のまとめ 
• OGが示す可能性と危惧 
– よりよい「挙証説明責任」・市民参加か 
– 逆に、政府による、より巧妙なコントロールが進む 
か 
• OGひいてはオープンデータに、アーカイブズ 
の視点を 
– カギは“時間軸”と“真正性” 
→ アーカイブズ自身の目録等のデータで、それを示 
す道もあるはず 
Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 32
今後の研究の枠組み(科研(※)のもとで) 
33 
電子化・情報技術 
の影響 
政府機関 
図書館・文書館等 
<管理・保存・ 
アクセス提供> 
国民・住民 
「オープンガバメント」がもたらす効果と課題 
制度・政策 
(情報公開、知的 
財産権など) 
従来の政府情報 
(刊行物、公文書など) 
「オープンガバメン 
ト」のもとでの役割 
は? 
「オープンガバメント」の 
もとでの政府データ 
(※)平成25~27年度科学研究費若手研究(B)「オープン・ガバメント時代の政府情報アク 
セス制度・政策と図書館・文書館等の役割」(課題番号25730191, 研究代表者:古賀崇) 
Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved.
主要参考文献(1) 
• 生貝直人「オープンガバメントと著作権:欧米の取り組みと日本への示唆」、 
西田亮介・塚越健司編著『「統治(ガバナンス)」を創造する:新しい公共/オー 
プンガバメント/リーク社会』、春秋社、2011年、255-281頁。 
• 遠藤薫「権力の監視機能、一層の強化を:オープンガバメント時代における 
マスメディアの役割」、『新聞研究』718号、2011年、60-64頁。 
• 古賀崇「韓国・国際アーカイブズ文化展覧会(IACE)に参加して:EASTICAセミ 
ナー・IACE国際セミナーの模様を中心に」、『アーカイブズ学研究』13号、 
2010年、60-65頁。 
• 古賀崇「国際アーカイブズ評議会(ICA)2012年ブリスベン大会に参加して」、 
『アーカイブズ学研究』17号、2012年、110-117頁。 
• デュランチ, ルチアナ(古賀崇訳)「デジタル記録の信用性:インターパレス・ 
プロジェクトの成果」、『京都大学大学文書館研究紀要』11号、2013年、1-13 
頁。 
• 「特集:オープンガバメント」、『行政&情報システム』2010年12月号、6-24頁。 
• 「特集:オープンガバメントを支える最新技術動向」、『行政&情報システム』 
2012年6月号、6-30頁。 
Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 34
主要参考文献(2) 
• Fear, Kathleen and Devan Ray Donaldson, ‘Provenance and 
Credibility in Scientific Data Repositories’, Archival Science, vol. 
12, no. 3, 2012, pp.319–339. 
• Lathrop, Daniel and Laurel Ruma (eds.), Open Government: 
Collaboration, Transparency, and Participation in Practice, 
Sebastopol: O’Reilly Media, 2010, 402p. 
• Thurston, Anne Catherine, ‘Trustworthy Records and Open Data’, 
Journal of Community Informatics, vol.8, no.2, 2012. http://ci-journal. 
net/index.php/ciej/article/view/951/952 
• Yu, Harlan and David G. Robinson, ‘The New Ambiguity of “Open 
Government”’, UCLA Law Review Discourse, vol.59, 2012, 
pp.178-208. http://ssrn.com/abstract=2012489 
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政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)
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Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from Japan
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「オープンガバメント」時代の 政府情報アクセスとアーカイブズに関する 予備的考察(古賀崇)

  • 1. 「オープンガバメント」時代の 政府情報アクセスとアーカイブズに関する 予備的考察 日本アーカイブズ学会2013年度大会 自由論題研究発表会 (2013年4月21日学習院大学) 天理大学(人間学部総合教育研究センター) 古賀崇 Email: Web: http://researchmap.jp/T_Koga_Govinfo Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 1
  • 2. 発表の概要 • 「オープンガバメント(OG)」について – 「オープンガバメント」とは何か – OGの具体的なしくみ • オープンガバメントの意義と課題:一般的な観 点で • オープンガバメントとアーカイブズ – ICA(国際アーカイブズ評議会)の活動の中で – 想定される課題 • まとめと今後の研究課題 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 2
  • 3. オープンガバメント (Open Government: OG)とは何か Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 3
  • 4. 古賀による、さしあたりの定義 • 政府情報について、刊行物や文書といった 「パッケージ」の形態をとらず、CSV、Excel、 XML、テキストなどのフォーマットで統計デー タや議事録データなどを提供し、その分析・ 加工は利用者に委ねる、という取り組み • 「機械可読」の(コンピュータによる処理が可 能な)データを提供、というのがポイント • 「情報公開」「市民参画」と「技術の利用」の両 立がどれだけ意識されているか Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 4
  • 5. 「オープン」の流れの中で • ここでの「オープン」:インターネットの技術のも とで、誰もがアクセスでき、活用できる ( 「プロプライエタリ」:誰かの所有物である) • オープンデータ、オープンサイエンス、オープ ンアクセス… • データ処理に適したフォーマットが望ましい Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 5
  • 6. 「オープンガバメント」の 具体的なしくみ Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 6
  • 7. 参照できる情報源の例 • 『行政&情報システム』誌(隔月刊) – 刊行元:社団法人行政情報システム研究所(総務 省所管特例民法法人) – 旧名:『行政&ADP』 – OG特集:2010年12月号「オープンガバメント」、2012 年6月号「オープンガバメントを支える最新技術動 向」 – それ以外にも、行政あるいはシステム開発の立場 から、OG関連の論考(海外・日本の事例紹介など) を多数掲載 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 7
  • 8. 米国の事例 • オバマ現大統領が就任直後(2009年1月)に提示した、 OGに関する「覚え書」が、OGの先駆とされる • “Data.gov”(http://www.data.gov)が中心的サイト Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 8
  • 9. Data.gov上のデータ例:地震情報 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 9
  • 10. 米国の事例 (続き) • 政府データの 活用例: “GovTrack” – 議会の審議・ 決議情報を 「見える化」 http://www.govt rack.us/ Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 10
  • 11. OGの国際的なネットワーク組織 「オープンガバメント・パートナーシップ」 • 2013年4月5日現在、加盟48国、加盟検討中10国。 日本は未加盟http://www.opengovpartnership.org/ Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 11
  • 12. 日本の動向 • 政府の政策文書でOG促進策を提示 – 『電子行政推進に関する基本方針に係る提言』(IT 戦略本部「電子行政に関するタスクフォース」、 2011年7月4日)→ 「基本方針」として同年8月3日、 IT戦略本部が決定 – 『電子行政オープンデータ戦略』(2012年7月4日、 IT戦略本部決定) – 「電子行政オープンデータ実務者会議」(2012年12 月~) • 詳しくはIT戦略本部サイトにて: http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/ Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 12
  • 14. 具体的事例(2):福井県鯖江市 「データシティ鯖江」 14 http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=11552 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved.
  • 15. 具体的事例(3):データ分析・加工の例 「WHERE DOES MY MONEY GO?」 15 http://spending.jp/ Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved.
  • 17. 政府情報の位置づけの変化 • 加工・編集された刊行物(出版物)や、内部で の業務過程に沿って作成される公文書(記録) にとどまらず、機械可読の(コンピュータによっ て処理・分析が可能な)データが、政府により 提供される • 「情報公開」のあり方の変化 – 単なる刊行物・公文書などの読解にとどまらない – コンピュータを活用しての、政府データの加工・分 析・表現につながる • 「政府データの長期的保存・利用」は想定され ているか? Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 17
  • 18. ガバナンス(統治のあり方)の変化 • 「政府の透明性」を志向するOGであれば、多様 なアクター(市民、NGO・NPO、研究機関、企業な ど)による「積極的な政府データの活用」を期待 →「情報スキルをもったアクター」(“強い個人”やその 集まり)による、能動的な政治参加への期待(「熟議民 主主義」とのつながり?) +政府データの加工・分析・表現を司る新たな産業の 創出への期待 • ただし「情報スキルをもたない者」(弱い個人)を どう位置づけるか • 政府と一線を画すマスメディアのあり方は? (cf. 遠藤, 2011) Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 18
  • 19. OGの「概念のあいまいさ」への批判 (Yu & Robinson, 2012) • OGは、もともと「政府の透明性・挙証説明責任」 を説明する概念 – 米国FOIA(情報自由法)制定(1966年)の原動力に • 「政府によるデータ提供とその活用」の文脈で OGが語られる現状では… – 透明性・挙証説明責任はOGの要素の一部に過ぎ ない – 政府の効率性・パフォーマンス向上、経済活性化な ど、さまざまな要素と結びつけられる → 「OGのもたらす可能性」がかえってあいまいに。ま た、「透明性なきOG」もあり得る Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 19
  • 20. Yu & Robinsonによる概念整理の提案 (図は古賀により一部加工) 20 加工が容易なデータ CSV Excel XML TXT 加工が困難なデータ サービ ス提供 公に対す る挙証説 明責任 乗り換え 情報 ビジネス・ ライセン シング 政府調達選挙経費 の公開 印刷物PDF(イメージ) Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved.
  • 22. ICAの活動テーマの中に掲げられるOG • 例:2013年11月年次会合(ブリュッセル)での 発表募集告知文より – “… Current trends such as the Open Government Partnership and the Open Data movement, combined with the on-going challenges and opportunities offered by modern technology mean that all areas of government and society, whether they know it or not, are considering recordkeeping issues. …” → OGと「レコードキーピング」(アーカイブズを含 む)とを結びつけて捉える http://www.ica.org/12412/annual-conference-2013/about-annual-conference- 2013.html Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 22
  • 23. 2012年ICAブリスベン大会にて • 基調講演(パネルディスカッション)「情報とプラ イバシーの公民権」 – オーストラリア、米国、カナダのパネリストが参加 – プライバシー、情報公開、「政府情報にかかわる政 策」の文脈で、OGがトピックのひとつに • 「OGとレコードキーピング」にかかわる発表セッ ション – オーストラリアの連邦・州政府におけるOGの実践 報告(アーカイブズではなくOG担当部局の立場か ら) (cf. 古賀, 2012=大会参加報告) Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 23
  • 24. EASTICAでもすでにOGが語られる • 2010年EASTICAセミナー(ソウル)にて、ソル・ ムンウォン教授(Seol Moon-won 釜山大学) の発表 – アーカイブズのデータのネット上での利用に関し て – 「韓国・国家記録院は「生のデータ」の公開を進め、 それへの価値の付与(検索システム向上など)は 利用者の側に委ねるべき」 (cf. 古賀, 2010 = セミナー参加報告) Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 24
  • 26. OGや「オープンデータ」のもつ危うさ • 「今ある大量のデータを瞬時に処理」を志向 → 「過去の蓄積(時間軸)への視点」はどれだけある か? • データそのものの「真正性」は保障されているか? – 「真正なデータ」と「偽のデータ」を見分けられるか?(特 に「データの加工・再利用」が推奨される状況において) – データの改ざん・改変を防止する技術的・制度的手段は 適切に運用されているか • 政府(あるいは政権党)に都合のよいデータのみが 出される、という状況も考えられる… Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 26
  • 27. アーカイブズとして対処すべき点 • 「新たな情報形態」への対処 • 「アーカイブズとしての情報管理」の応用 – 出所、フォンド、原秩序 • デジタル保存 • アーカイブズ自身による目録等のデータ発信 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 27
  • 28. 真正性をいかに保証するか • 科学データをめぐる研究より(Fear & Donaldson, 2012) – データと関連資料とのリンク付けが、「メタデータ」と あいまって、「出所の明確化を通じた真正性保証」 につながる • 著作権の扱い(生貝, 2011) – 「クリエイティブ・コモンズ」の活用(政府の権利をあ る程度まで留保) → 誤用・改ざんに対する法的対抗の余地を残しつ つ、データの加工・活用を促す • 適切な記録管理こそがOGの真正性を支える (Thurston, 2012) Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 28
  • 29. 「デジタル保存」の現状と課題 • さまざまな取り組みはあるが、「電子公文書」 を前提としている – 例:米国NARAのERA、アリゾナ州などのPeDALS • 「機械可読」の状態を保ったまま、データの保 存はできるか? • InterPARESの方法論の応用はどこまでできる か?(cf. デュランチ, 2013) – 「情報」というより「情報を管理する者」の信用性の 担保、ログの管理など Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 29
  • 30. アーカイブズの目録等のデータを OGの流れに合流させる • 「過去の蓄積への視点」に意識を向けさせる 効果 ↓ • 「政府や社会の活動の長期的・遡及的検証」 につなげる! Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 30
  • 31. おわりに まとめと今後の研究課題 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 31
  • 32. 今回の発表のまとめ • OGが示す可能性と危惧 – よりよい「挙証説明責任」・市民参加か – 逆に、政府による、より巧妙なコントロールが進む か • OGひいてはオープンデータに、アーカイブズ の視点を – カギは“時間軸”と“真正性” → アーカイブズ自身の目録等のデータで、それを示 す道もあるはず Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 32
  • 33. 今後の研究の枠組み(科研(※)のもとで) 33 電子化・情報技術 の影響 政府機関 図書館・文書館等 <管理・保存・ アクセス提供> 国民・住民 「オープンガバメント」がもたらす効果と課題 制度・政策 (情報公開、知的 財産権など) 従来の政府情報 (刊行物、公文書など) 「オープンガバメン ト」のもとでの役割 は? 「オープンガバメント」の もとでの政府データ (※)平成25~27年度科学研究費若手研究(B)「オープン・ガバメント時代の政府情報アク セス制度・政策と図書館・文書館等の役割」(課題番号25730191, 研究代表者:古賀崇) Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved.
  • 34. 主要参考文献(1) • 生貝直人「オープンガバメントと著作権:欧米の取り組みと日本への示唆」、 西田亮介・塚越健司編著『「統治(ガバナンス)」を創造する:新しい公共/オー プンガバメント/リーク社会』、春秋社、2011年、255-281頁。 • 遠藤薫「権力の監視機能、一層の強化を:オープンガバメント時代における マスメディアの役割」、『新聞研究』718号、2011年、60-64頁。 • 古賀崇「韓国・国際アーカイブズ文化展覧会(IACE)に参加して:EASTICAセミ ナー・IACE国際セミナーの模様を中心に」、『アーカイブズ学研究』13号、 2010年、60-65頁。 • 古賀崇「国際アーカイブズ評議会(ICA)2012年ブリスベン大会に参加して」、 『アーカイブズ学研究』17号、2012年、110-117頁。 • デュランチ, ルチアナ(古賀崇訳)「デジタル記録の信用性:インターパレス・ プロジェクトの成果」、『京都大学大学文書館研究紀要』11号、2013年、1-13 頁。 • 「特集:オープンガバメント」、『行政&情報システム』2010年12月号、6-24頁。 • 「特集:オープンガバメントを支える最新技術動向」、『行政&情報システム』 2012年6月号、6-30頁。 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 34
  • 35. 主要参考文献(2) • Fear, Kathleen and Devan Ray Donaldson, ‘Provenance and Credibility in Scientific Data Repositories’, Archival Science, vol. 12, no. 3, 2012, pp.319–339. • Lathrop, Daniel and Laurel Ruma (eds.), Open Government: Collaboration, Transparency, and Participation in Practice, Sebastopol: O’Reilly Media, 2010, 402p. • Thurston, Anne Catherine, ‘Trustworthy Records and Open Data’, Journal of Community Informatics, vol.8, no.2, 2012. http://ci-journal. net/index.php/ciej/article/view/951/952 • Yu, Harlan and David G. Robinson, ‘The New Ambiguity of “Open Government”’, UCLA Law Review Discourse, vol.59, 2012, pp.178-208. http://ssrn.com/abstract=2012489 Copyright (c) 2013 Takashi Koga. All rights reserved. 35