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Approximate Scalable Bounded Space Sketch for Large Data NLP 研究室内PRML勉強会 11章2-4節
- 1.
- 2.
マルコフ連鎖モンテカルロとは
• 複雑な分布から「マルコフ連鎖」をもちいてサンプリングする手
法の総称
• 「マルコフ連鎖」する提案分布を用いる
• Gibbs Samplingは素直な解釈では提案分布を用いないが、提案分布をもつ
形にも書ける(後述)
• 「マルコフ連鎖」する:サンプリングを行うごとに状態がかわる
• 状態がかわる:という性質
• 単純に棄却を行うより、広い範囲を効率よくサンプルすることができる
• 特に高次元の問題で重要
• 状態に良し悪しの尺度(尤度等)をつけることで、最適化の手法としても
用いることができる(おまけ)
• 記号の概略
• 確率変数の状態 : z , 提案分布 : q , サンプリングを行いたい分布 : p
- 3.
11.2 マルコフ連鎖モンテカルロ
• マルコフ連鎖を成す提案分布からのサンプリング
(! )
• 提案分布は、現在の状態に依存する q(z | z )
• 簡単な例 ) Metropolisアルゴリズム
1. 提案分布 q( z | z(t) ) から z* をサンプリングする
2. A (z*, z(t)) = min{1, p(z*)/p(z(t))} (11.33)
3. (0,1)の一様分布から u をサンプルして
• A (z*, z(t)) > u の場合
z(t+1) = z*
• otherwise
z(t+1) = z(t)
4. ステップ1に戻る
• つまり、 提案分布qからサンプルをもってきて
• p(z) が増加するなら z* を「必ず」採択
• p(z) が減少する場合も 減少率に反比例した確率 で z* を採択
- 4.
- 5.
ランダムウォークの効率
• z(0) =0 の場合…
!
E ! z (! ) # = 0, E !(z (! ) )2 # =
" $ " $
2
• サンプル分散は sqrt(tau) に比例してしか増えない = 2倍の
範囲をサンプリングするには、2乗の数のサンプルを得なけれ
ばならない => 提案分布の選択が重要
- 6.
- 7.
マルコフ連鎖の定義と性質 (2/2)
• 詳細釣り合い条件
• いかなる状態zに対しても、逆変換が同じ分布になる
• エルゴード性
• どんな初期状態z(0)からスタートしても、サンプリングを沢山くりかえすこ
とでサンプルzの分布はp*(z)に収束する
• p(z)がゼロでない領域であれば、「どこからでも」「どこへでも」ゼロでは
ない確率で遷移できるということ
• MCMC全般において、非常に重要
- 8.
- 9.
11.3 Gibbs Sampling
• 例)三変数の場合を考える
1. まずそれぞれの確率変数ziを適当に初期化
2. 各ステップtauにおいて以下のようにサンプルする
1.
2.
3. (11.46-11.48)
• 一般的な形については p.258 参照
• サンプリングする順番は適当に決めて良い(順番にでも、ランダムにでも)
• MHアルゴリズムと同様、初期値から相関が消えるにはそれなりに
時間がかかる(隣接するサンプル同士も相関を持っている)
• 条件付き分布のエルゴード性が重要
• 確率変数の空間の中で「どこからでも」「どこへでも」行けなければならない
- 10.
Gibbs Sampling とM-H Algorithm
• Gibbs Samplingは Metropolis-Hasting Algorithmの特別な
場合とみなすことができる
• M-H法における提案分布をGibbs Samplingにおける条件付き分布とみ
なすと、二つのアルゴリズムは等価になる
• 11.49 式参照
• この場合、採択率は1になるということに注意
- 11.
- 12.
- 13.
- 14.
11.4 スライスサンプリング
• Metropolisアルゴリズムはステップサイズ(提案分布の分散)
に敏感
• 小さすぎ : ランダムウォーク的に振る舞い、相関が消えにくい
• 大きすぎ : 棄却されることが多くなる
• u という補助的な変数を導入することでサンプリング範囲を適
応的に決める
1. zの初期値を適当に定めたら,以下の2ステップを交互に
1. Sample u ~ Uniform(0,p(z))
• 縦にサンプリング(スライスする場所(高さ)を決める)
2. Sample z ~ Uniform({ z : p(z) < u })
• 横にサンプリング (スライスされた平面(領域)から一様にサンプル)
- 15.
- 16.
- 17.
まとめ
• マルコフ連鎖モンテカルロ
• マルコフ連鎖をもちいて、分布からサンプルを得る手法の総称
• 提案分布を用いるアルゴリズム(マルコフ的棄却法)
• Metropolis アルゴリズム : 提案分布が対称
• Metropolis-Hasting アルゴリズム : 非対称な提案分布を扱える
• 提案分布の設計が重要
• 条件付き分布を用いるアルゴリズム
• Gibbs Sampling
• M-H法において提案分布 = 条件付き分布と置いたものと等価
• 棄却されないので、条件付き分布からのサンプルが容易であれば高効率
• 補助変数を導入するアルゴリズム
• スライスサンプリング
• “スライス点”を一様にサンプル & “スライスされた領域”から一様に(スライス点を)サンプル
• Gibbs Samplingと似ているが、スライス領域の計算が面倒(な場合がある)
• 各手法、一長一短があるので、使い分けられると良いですね
• NLPではGibbs Samplingをみかけることが多いが、その他の方法も知っておこう
- 18.
何のためにサンプリングを行うか
• あくまで私の認識ですが・・・
• 期待値計算
• (複雑な)事後分布のサンプルを得ることで、期待値、中央値等の近似
値を求める
• EM における E-stepの代替 (ex. IPアルゴリズム)
• LDA等におけるGibbs Samplingはこちら
• ある単語があるトピックに紐づく確率の期待値を求める
• 最適化
• たとえば尤度関数は分かっているが、最尤推定ができないという状況で、
尤度関数が最大になる点(できれば大域解)を求める
• Simulated-Annealing と M-Hアルゴリズム の類似性
• Simulated-Annealingと同様、M-Hアルゴリズムも多峰性をもつ場合もまぁ
まぁ動く
- 19.
補遺
• Sequential MonteCarlo(SMC)アルゴリズム
• MCMCと似ているが、各ステップで”沢山”サンプルする
• そして、それらのサンプルをもちいて
• モデルパラメータを調節したり、期待値を求めたり
• パーティクルフィルタ
• 時系列モデルにおいて、(かくれ)状態が変化する点を求める問題
• M-H法とSimulated Annealingにおける(考え方の)類似性が、
SMCとGA(遺伝的アルゴリズム)においてもみられる
• GAについては、適応システム論あたりの講義でやったかな?
• ただし、「期待値計算」の世界と「最適化」の世界を区別するこ
とは重要らしい
- 20.