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英明 伊藤
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BtoB新規事業を舵取りするためのユーザー調査
2017/10/04 ユーザーテストLive!『第2回 UT事例発表会』 ── UX先進企業の担当者が語る「活用事例」第二弾 での発表資料です
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BtoB新規事業を舵取りするためのユーザー調査
1.
BtoB新規事業を 舵取りするための ユーザー調査 株式会社ヴァル研究所 伊藤英明 ユーザーテストLive!『第2回 UT事例発表会』
UX先進企業の担当者が語る「活用事例」第二弾 2017/10/4
2.
アジェンダ • 自己紹介 • PO、UXデザイナーとして関わったサービス 「RODEM」について •
仮説構築フェーズでのユーザー調査 • 仮説検証フェーズでのユーザー評価 • まとめ
3.
自己紹介 • 株式会社ヴァル研究所 Business Development
Dept. UXデザイナー • 自社のメイン商材である の技術をベースにし た新規事業開発の仕事をしています • RODEMのPO(プロダクトオーナー) • 経歴的には、デザイナー(プロダクト、UI) → ユーザビリティエンジニア → UXデザイナー
4.
自己紹介 • マーケティング/商品企画のためのユーザー インタビューの教科書 共著
5.
担当サービス「RODEM」
6.
アポイントメント時 どのくらい移動時間がかかる か 知るため、カレンダーに移動 の 予定を入れるために検索 業務で外出するたびに何度も経路検索 を していませんか?
7.
アポイントメント当日 具体的に何時に出発するかを 決めるために検索 業務で外出するたびに何度も経路検索 を していませんか?
8.
交通費精算時 いつどこに打合せに行った か、 どのくらいの運賃がかかっ た のか、その日のことを思い 出しながら改めて検索 業務で外出するたびに何度も経路検索 を していませんか?
9.
あなたの交通費精算は各駅停車では ありませんか?
10.
• ユーザーはカレンダーに予定を入れるだけ 普段と同じように打合せの予定を カレンダーに登録 担当サービス「RODEM」
11.
普段と同じように打合せの予定を カレンダーに登録 目的地までの経路や出発時刻を計算 移動予定をスケジュールに追加登録する • システムが移動予定が算出して登録 担当サービス「RODEM」
12.
• 算出されたデータを使って交通費精算ができる 担当サービス「RODEM」
13.
あなたの交通費精算を各駅停車から超特急 に! 87%の工数削減!!
14.
本登壇の趣旨 • このサービスはなぜこういう形になったのか • 開発の中でどんな調査、評価を行い、どんな決断が あったのか •
サービスデザインで舵取りしていったことを振り返りな がらお話します
15.
BtoBサービス開発の難しさ • ユーザーの声は大きく扱われるが、本質的な課題で はないことも多い • 導入までのハードルが多い 例)社内での既存システムや風習に合わないところは 個別対応しているケースが多い
16.
HCDプロセス • システムを使いやすくするためにユーザの立場や視 点に立って設計を行うためのプロセス
17.
HCDプロセス • システムを使いやすくするためにユーザの立場や視 点に立って設計を行うためのプロセス 使われる 現場を確認 お試し案 を作る 何が必要か 考える 使えるかを チェック
18.
HCDプロセス • 仮説構築と仮説検証を繰り返すプロセスでもある
19.
仮説構築フェーズでのユーザー調査 • ユーザーの課題は何か、その課題を解決するのに 適した手段は何か • BtoBに合わせた調整:課題を聞くのではなく、実態か ら課題を見つける
20.
開発初期のピボット • 当初は「交通費精算作業の効率化」を目的にしたソ リューションの開発を目指していた • 想定課題は「精算時の面倒事」であった •
ビジネスマンの実態を知るためにインタビューを実施
21.
開発初期のピボット • 当初、想定していた精算時の課題は感じられているも のの、すでに仕方のないこととして受け入れられてい る • 外出に関わる活動の中で、何度も経路を検索している という実態が明らかになった 計画時:移動の予定、所要時間を確認するために検索 当日
:具体的な出発時間を決めるために検索 移動時:乗る電車を確認するために検索 精算時:使った経路にかかった運賃を調べるために検索
22.
開発初期のピボット • 精算時の面倒事を解消するには計画時の課題まで遡 り解消する必要があることがわかった • ビジネスマンの外出に関わる 「計画時」「移動時」「精算時」 の課題を解決するソリューションを提供することに決 定
23.
ビジネスモデル仮説を立てる • 各種キャンバスを用いる
24.
Problem/Solution Fitの検証 • ターゲットとするユーザの課題に関する仮説と、 その課題を解決するソリューションの仮説を検証 •
その製品、サービスは「誰のどのような問題を どのように解決するのか?」を明らかに • これが”MVPの要件定義”となる
25.
Problem/Solution Fitの検証 課題 ソリューション 計画時 アポごとに訪問先の所在地、最寄り駅を調 べて経路を検索。移動時間を踏まえたスケ ジューリングをしなくてはならないのが面倒 → スケジュール登録時に移動ルートも自 動で登録。 正確な計画立案をサポート。 移動時 当日の出発時間や乗る電車を決めるため に再度検索するのが面倒
→ 移動中の乗換をリアルタイムアシスト。 急なアクシデントも迂回経路で サポート 精算時 精算のために日にちや経路を思い出したり、 改めて検索しなくてはならないのが面倒 → 交通費精算用の明細リストを自動で作 成することによる面倒な入力作業からの 解放 • 誰のどのような問題をどのように解決するのか?
26.
MVPとは Build-Measure-Learnのフィードバックループ1周を回せる『必要最 低限の労力』+『最低限の実装時間』バージョンの製品」
27.
仮説検証フェーズでのユーザー評価 • 課題解決の方法性が合っているのか • その手段でユーザーの課題は解決するのか •
BtoBに合わせた調整: 課題の解決はもちろんのこと、「ユーザーの普段の行 動」に即する手段を提供する
28.
MVPによる検証時:入力UIの選択 • まず、MVPでは ①:予定を入れる→移動予定が算出される ②:移動予定が精算データになる という体験価値の提供を目指した
29.
MVPによる検証時:入力UIの選択 • ①について、当初の予定ではアプリからの予定 登録を考えていた 打合せの予定を登録 自宅、会社から目的地までの経路や 出発時刻を計算。移動予定を一覧
30.
MVPによる検証時:入力UIの選択 • ユーザーの「既存の体験」を変えないことを重視 B向けサービスであることから、スイッチングコストへの 考慮もあった • ユーザーが普段から使っているカレンダーを予定 登録時の入力UIとすることに決定
31.
検証を終えて:スマホアプリを公開しない • MVPとしてのRODEMは「カレンダー&リマインダー&ナ ビゲーション&精算システムへのアダプター」だった
32.
検証を終えて:スマホアプリを公開しない • 主に「ナビゲーション」部分を担うものとして アプリを作った
33.
Problem/Solution Fitの検証 誰の、どのような問題を、どのように解決するのか? 課題 ソリューション 計画時 アポごとに訪問先の所在地、最寄り駅を調 べて経路を検索。移動時間を踏まえたスケ ジューリングをしなくてはならないのが面倒 → スケジュール登録時に移動ルートも自 動で登録。 正確な計画立案をサポート。 移動時 当日の出発時間や乗る電車を決めるため に再度検索するのが面倒
→ 移動中の乗換をリアルタイムアシスト。 急なアクシデントも迂回経路で サポート 精算時 精算のために日にちや経路を思い出したり、 改めて検索しなくてはならないのが面倒 → 交通費精算用の明細リストを自動で作 成することによる面倒な入力作業からの 解放 検証を終えて:スマホアプリを公開しない
34.
検証を終えて:スマホアプリを公開しない • 予定通りの行動はサポートできるが予定外の行動に弱 い • マップアプリを見たり、駅すぱあとで調べたほう がいいという場面が多い •
ピンポイントには駅すぱあともRODEMの競合であった という事実 • 駅すぱあと(その他アプリ)からスマホの画面を 奪えない • 課題に対してソリューションがFitしていなかった
35.
リリース直前:コンセプト再定義 • スマホアプリを廃止したことで、RODEMというシステム は完全に「サービスの裏方」になった
36.
リリース直前:コンセプト再定義 • 一定の形態を持たずに変幻自在に姿を変えながら ユーザーに寄り添い助ける存在というコンセプトを再 定義
37.
現在:改善のための開発 • スクラム開発で仮説構築と仮説検証を繰り返していま す https://www.slideshare.net/itow_ponde/uxpo-170927-80220011
38.
ご静聴ありがとうございました。
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