経営組織論1

経営組織論
第一回イントロダクション
黒澤壮史
神戸学院大学経営学部准教授

今回の目的
 本講義の概要をつかんで頂く
 これから学ぶ、「組織」と「組織論」についての
基本的な考え方を捉えて頂く

組織を捉える視点
 組織とは何か？どのように捉えるべきなのか？
 “組織の定義”の一例：
「目的を達成するための協働システム」
・・・本当に、そうだろうか？
それだけで、「組織」を語り尽くせるだろう
か？

組織を捉える視点を豊かにしよう！
 組織は、様々な顔を持っている存在である
ex) 収入を得る手段、生活の場、戦場、安らぎの場…
 様々な側面は、それぞれが「部分的に」正しい
⇒ 組織をメタファー（暗喩）で捉える方が現実的である

組織を”メタファーで捉える”とは？
例
・「システム（機械）」としての組織
・「生物（生命体）」としての組織
・「政治の舞台」としての組織
・「監獄」としての組織 etc…
↓
それぞれのメタファーは、組織の一面を描いている

組織とメタファーのイメージ
組織
システム・機械
生命体
監獄
政治の舞台
文化

経営組織”論”の動向
 ミクロ組織論（組織行動論、組織心理学）
モチベーション、リーダーシップなど、集団におけるメンバー
の心理状態など
 マクロ組織論
部門設計や組織間関係など組織全体を描く領域

今後の学習に向けて
 組織を固定的な視点で捉えるのではなく、多様な
姿を知ることが大切
 誰しも向き合っている存在の捉え方を広げること
に組織論を学ぶ意義がある

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