基本的なツール
- 3. 社会問題の解決方法
Direct Service (弱い立場にある人
を直接支援)
Systemic Change (社会システム
を変化させることにより問題の原因
を取り除く)
魚を与えるのではなく、釣竿を与える
3
- 4. 地域問題の解決方法
国に依存(制度・補助金) 悪平等
行政に依存(文句) 時間かかる
部分解決
Systemic Change により問題の原
因を取り除く
依存から自立・自律へ
4
- 5. ( Tool としての)システム思考
構造の特徴を把握し、ラフな振舞を予
想
問題が何故発生しているかを理解する。
何をレバレッジポイントとしたら負の
スパイラルを正のスパイラルに転換で
きるかを考える。
5
- 7. 一般的な原因究明に基づく対策
営業部が
開発部に 原因
現象・結果 文句
商品に魅力がない
い売
上 営業部が 値引きで
が 企画部に
文句
収益悪化
上 商品の価格が高い
が
ら 営業ノル
な マアップ
開発部が 営業力がない で社員に
営業部に 嫌気
文句
7
- 9. システム思考:因果ループ図
コストをかけずに商品の
魅力を高める工夫をする
レバレッジ 商品の魅力
ポイント
商品開発の原資 売上高
より本質的な商品の魅力 売上が上昇する
を高める開発が可能に
9
- 10. 同じ目的でも戦略はいろいろ
目的:途上国の経済的自立
戦略:いろいろ
起業家育成・国際投資(エンデバー)
マイクロファイナンス(グラミン銀行)
新資本主義(ダノン)
フェアトレード(スタバ)
10
- 11. Theory of Change ( TOC )
達成したい長期目標までにどのようなこ
とが起こり、それには何をしなければな
らないかという道のり( MAP )を明らか
にする。
プロジェクトに係わる人たちに俯瞰図
( MAP )を提供する。
Forecast ではなく、 Backcast
11
- 12. 事例: Teach for America
http://www.teachforamerica.org/index.htm
貧困のループ(貧しいので学力があがら
ない→高等教育を受けられない→高所得
の職業につけない)を打破するために、
貧しい地域の学校(幼稚園前から高校ま
で)にエリート大学の学生を2年間派遣
TFA の卒業生は、各界で教育問題に対応
Wendy Kopp : 1990 年に 500 人の学
生、 6 地域で開始→ 32 地域、 8200 人
が従事、卒業生が 2 万人、年間 50 万人
の学生
12
- 15. MAP のイメージ
- Teach for America を例に-
貧しい地域の
最終ゴール 公立学校の 事業の効果を測定
学力を高める する指標を決める
良い先生が教える 生徒当りの先生を増やす
一流大学の学生が2年間先生になる
学生に教
教育委員会 え方を教
と調整する 授する
一流大学の学生が応募する
必要条件 学生を募
学生への手
集する
介入 当てを確保
する 教育格差是正事業を行う 15
- 16. 未来新聞・未来記事
夢(自分がやろうとしていること)が実
現すると、こういう世界になるというの
を具体的に示し、「ほらね、僕が言うこ
とを積み重ねると、こんな良い社会にな
るよ!」と周囲を説得⇒夢の共有
「 Soup Stock Tokyo 」の創業者が、 1997
年新しい事業を始めるにあたって、「 1998
年スープの有る 1 日」という会社員や OL の
一日の物語に仕立てた企画書を作成した 。
名張市国津地域⇒「名張市のトトロの森になろ
う」
遠山正道『スープで、いきます』新潮社、 2006 年
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