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市民参加型の減災(2015.7.11 徳島)

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2015.7.11に徳島で行われたソーシャルメディアミートアップ in 徳島 テクニカルセッション 「ソーシャルメディア×防災・減災」の資料です。

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市民参加型の減災(2015.7.11 徳島)

  1. 1. 〜ソーシャルメディアのつながるチカラで痛みを減らす 全国の自治体やメディアの最新事例 誰でもはじめられる2つのこと。 市民参加型の減災 小和田 香 Kaori Kowada @gensaiinfo 1 Socialmedia Meetup! in Tokushima 「ソーシャルメディア×防災・減災」(2015.7.11)
  2. 2. 「市民参加型の減災」 1. はじめに 2. 災害時に役に立つ情報とは? 「つたえる」メディアの特性/災害のフェーズ 3. ほんとうの現場情報は誰が? NHKやウェザーニューズの動き 4. 市民参加型減災 近年の災害にみる課題と注目したい全国の事例 5. ソーシャルメディアリテラシー 〜ふだんつかわないものは いざという時につかえない 6. まとめ 2
  3. 3. 1. はじめに 「防災」自然災害って防げるの? (写真:人と防災未来センター) 3
  4. 4. 防災→「減災」 4
  5. 5. 会場に質問 でも... どうしたら 被害は減らせる? 5
  6. 6. Q.会場に質問  災害に役立つ情報とは?  A. ● メディアの情報は遅い。TVよりTwitterの写真付きツイー トを見ている ● 避難所の場所、備蓄内容を知らせてほしい ● 警報は市の単位で広すぎる(地区の細かい情報が欲し い)... (2015.7.11 徳島ソーシャルメディアミートアップ×減災 参加者からの回答) 6
  7. 7. どのタイミング? 命を守れるタイミング  情報による減災は、 ● 未然回避(逃げる) ● 2次災害回避(逃げる、防ぐ) ● 発災後72h(いちばん大切なものは命) 7
  8. 8. 災害のフェーズ 未然避難 把握 発災 ▼ 救援 復興 仮設住宅へ ▽ 死傷者/ 避難者把握 ▽ △ 避難 「いかに迅速に被害を把握※し、 救命、支援要請につなげられるか?」 ※ 1. 地域の特定 2. 被害内容の把握 3. 支援内容の特定 4. 支援の優先順位付け 5. 支援者の派遣 復旧 地震等 72h 風水害 等 8
  9. 9. メディア特性 テレビ ラジオ 新聞 web ブログ メール fbページ LINE Twitter スピード 遅 遅 劇遅 中 中 中 早 劇早 劇早 信頼性 ○ ○ ○ △ 発信者 による 発信者に よる 発信者に よる 発信者 による 特に発信者 による 拡散性 × × × △ △ × ○ ○ ◎ 発信者 ごく少 少 少 中 中 中 多 多 多 集約性 × × × △RSS △RSS △× △ △× ○ 視聴者 多 中 中少 中 少 少 少 中 少 コスト 劇高 高 高 中 中安 中安 安 安 安 遠隔複運用 不可 不可 不可 可 可 不可 易 易 易 9
  10. 10. 参考)72hの壁  wikipediaより 10
  11. 11. 3. ほんとうの現場情報は誰が? 前提: 大規模広域災害では 公助は全てに迅速に対応できない。 救急車、消防車、水・食料... マスメディアもすぐ来ない。 1次情報はどこに?→現地にしか真の情報はない。 11
  12. 12. この数字は? 24/707 8/139 12
  13. 13. 南海トラフの予測範囲は707市町村 (分子は、うち徳島県) 南海トラフ地震 防災対策推進地域 24/707 南海トラフ地震 津波対策特別強化地域 8/139 13
  14. 14. 大規模災害で必要な受援力 大規模災害で県外からの支援を受けるには、 地域内での迅速な発信が必要 (被災内容、支援希望内容、量、優先順位) 受援力じゅえんりょく 14
  15. 15. 情報のレイヤー 国 都道府県(47) 自治体(1741) 地域/住民 具体的 広い 狭い 抽象的 被害の現状把握、支援要請に つながる情報発信を自ら行う   メディア ・ ・ ・ 社協 ・ ・ ・ NPO等 ・ ・ ・ 企業 ・ ・ ・ 大学 ・ ・ ・ 行政 ・ ・ いかに迅速に範囲を特定、 情報集約し、優先順位をつけるか? 「災害情報のトリアージ」 各地域内で現状把握し、迅速な救援を 行う 15
  16. 16. 4.「市民参加型の減災」 これまで 防災:計画による統制、管理。災害を防ぐ 役所主導による縦型の情報管理 これから  減災:災害は防げない。限界の知。被害を減らす 市民参加でネットワーク型の情報共有 (前提:現実直視と前向きな諦め) 16
  17. 17. NHKとウェザーニューズ ビッグプレイヤーはどう考え動いているか? NHK :SOLT ソルト (ソーシャルリスニングチーム) ウェザーニューズ : Join & Share 型の減災 17
  18. 18. NHK ソルト(SOLT: SOcial Listening Team) →詳細 きっかけは東日本大震災の反省 「Twitterを観測する要員が足りない」 「ネットで発信されている膨大な情報をキャッチ する設備がない」 「情報の信頼性を判断するノウハウがない」 「放送部門との連携がない」 ソルト 取材/記事化 TV報道 NHK NewsWeb NHK 社会部Twitter等 ネット情報 公式Twitter等 18
  19. 19. 3.11事例) 気仙沼市Twitter に端を発したNHK報道 宮城県気仙沼市役所 が唯一ツイッターを使って 「津波がまもなく来ます」「市街地で火災が起きている模様」 情報を発信 (夜に情報途絶える...) 「○○市の公民館に取り残されています。助けてください」 といった SOS メッ セージを探す その中に 「気仙沼市の中央公民館に児童を含めた400 人余りが取り残されている。助け て」公民館に取り残された母親の窮状を知ったロンドン在住の男性のツイート発 見 多くのTwitter RT(リツイート)と共に、NHKも原稿化 東京消防庁 早急救出につながる 19 NHK記者
  20. 20. 一方通行から、参加&共有による減災の必要性 図はウェザーニュース社 減災GENSAI 〜ネットワーク社会における 新たな市民参加型の減災を目指して より引用 20
  21. 21. ウェザーニューズ 減災プロジェクトと市民投稿型減災サイト 出典:ウェザーニューズのweb 21
  22. 22. 伝えると集める 〜自治体等の伝え方の課題と市民参画減災の先進事例 ●自治体の伝え方の課題 〜近年の災害にみる課題情報発信 1. 休日、夜間の情報発信 大島町 土砂災害 山梨県 大雪 2. アクセス負荷想定不足 横浜市 大雨 3. 逆効果な伝え方 東京都港区 土砂災害 ●注目したい全国の先進事例 1. 地域内での災害時情報共有 ●佐久市 ●和光市 2. 日頃からの気象/減災情報発信 石巻市/千代田区 3. 連携の新しい動き 群馬県建設業組合 河北新報 新聞と市民ブロガー 4. 県内全域の災害情報を伝える ●岩手県 22
  23. 23. 事例)長野県佐久市 市長Twitter、市民、市役所 23
  24. 24. 続き)佐久市事例 その後、佐久市は、市の公式Twitterをはじめました。 24
  25. 25. 続き)佐久市事例から考えてみましょう <自治体しかできないこと> ・ ・ ・ <市民もできること(むしろ市民の方ができること)> ・ ・ ・ 25
  26. 26. 事例)埼玉県和光市 #和光市災害 で災害情報共有 26 出典:減災インフォ勉強会 稲野氏資料より
  27. 27. 続き)和光市事例 出典:減災インフォ勉強会 稲野氏資料より 27
  28. 28. 広がる「災害時地域ハッシュタグ」運用 ・他にも災害時地域ハッシュタグを採用し始め ているところは増加傾向 ・減災インフォでは確認次第、各県のページの 自治体Twitterの特長欄に掲載中 「#●●市災害」災害時地域ハッシュタグ 出典:減災インフォ勉強会 稲野氏資料に加筆 自治体名 28
  29. 29. 事例)岩手県 休日夜間もタイムリーに津波前後に発信 29
  30. 30. 続き)岩手県の事例と、県アカウントの意義 発信力の弱い自治体もフォロー、県アカウントの意義 2014年の広島の土砂災害では、広島市の土砂災害警報のツイートをよりフォ ロワーの多い広島県がリツイートしたことで情報が拡散した。 (その効果はNHKでも報道された) ・運営体制の弱い小自治体に 替わって発信 ・情報拡散の協力 ・県内情報の集約 30
  31. 31. 5. 「ソーシャルメディアリテラシー」 公助から自助へ。そのためには情報を集め、伝えるスキルが必要になる。 31 出典:ウェザーニューズ
  32. 32. 震災後、避難の判断は「自分」とする人が増え続けている 32 出典:ウェザーニューズ
  33. 33. SNSでの投稿 が減災につながる と思う人は7割以上 33 出典:ウェザーニューズ
  34. 34. でも、実際に 参加しているのは2割以下 出典:ウェザーニューズ 34
  35. 35. 災害時 ソーシャルメディアリテラシー(お作法)→詳細 1. まず自分の安否の発信、周知 2. シェアはひと呼吸おいて a. 信頼できるか? b. 鮮度は? 「結果誤報」問題 c. なるべく公式RT d. 間違えや完了したら「削除」 3. 平時から信頼できるアカウントをフォロー a. 地域の自治体、Twitterリストの活用など 4. 電池、電波の節約 a. 不要なPush機能は切り、極力wifiを利用 5. 伝わる書き方 (次ページ詳細) 減災インフォ作成  参考)助けあいジャパン ソーシャルメディア防災訓練  35
  36. 36. 災害時Twitter 伝わる書き方 6か条 →詳細 減災インフォ勉強会竹島さん講演より文 言修正(2015.4.29) 1. 目的、伝えたい人の想定 誰のために? 何のために? 2. 5W1H When「いつ」、Where「どこで」、Who「だれが」、Why「なぜ」、 What「何を」、How「どのように」 119番通報と似ている 3. 数字 危険度、規模の具体性 4. 写真 情報の塊り。(*但し、回線スピードや検索性も考慮) 5. 位置情報(ジオタグ) 場所の特定性 6. 事実ファースト 事実と意見を分ける 36
  37. 37. メディアの目にもとまったツイートで検証 「気仙沼市の中央公民館に児童を含めた400 人余りが 取り残されている。助けて」 1. 目的、伝えたい人の想定 →救援要請、消防救急 2. 5W1H: Where→”気仙沼市の中央公民館”、Who→”児童 を含めた400人余り”、Why→”取り残されている” 3. 数字→ ”400人余り” 4. 写真→ なし(遠隔にいる家族の投稿) 5. 位置情報→ なし(住所特定可能な公民館) 6. 事実ファースト→ 事実+”助けて” 37
  38. 38. 6. 誰でもはじめられる2つのこと 1. JOIN&SHARE 参加して共有しよう   ○ 集合知 一次情報はそこにいる人からしか得られない ○ 域内、域外とのネットワーク ○ それぞれの得意なこと、その立場でしかできないことで協力しあう 2. ふだんからソーシャルメディア ○ ふだんつかわないものは、いざという時につかえない   人のつながり、分かち合いの豊かさは、災害時だけのものではない 38
  39. 39. But with, not for (誰かのためでなく、共に) 「みんなの意見は案外正しい」 web 2.0 群衆の叡智〜Wisdom of Crowd (2004) 集団において情報を寄せ集めることで、その集団が出す 結論は集団の中の個人の誰が考えるよりもよい結論を導く ことができるという考え(wikipedia) オープンガバメント、シビックテックなどの動きに共通するのは  ●市民のチカラを信じること。  ●共に貢献しあって社会を豊かにしていくこと。 39
  40. 40. ソーシャルメディアのつながるチカラ 〜JOIN & SHARE 立場を越えて、災害の痛みを減らしましょう 市民参加型の減災 gensaiinfo.com @gensaiinfo 40

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