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平成27年度 茨城県広報研究会
災害時の広報に関する研修会
Twitter を活用した
災害情報の発信と共有
平成28年1月29日
稲野 茂
一般財団法人 道路新産業開発機構(HIDO)
(元 国土交通省国土技術政策総合研究所)
1
自己紹介と注意事項
稲野 茂(いなの しげる)
昭和末期に建設省に入り、以降、国交省、出先、
自治体出向など
昨年9月まで、つくば市内の研究所勤務
昨年10月から、道路新産業開発機構に出向
茨城県民歴通算6年、茨城県在勤歴通算10年
...
特に大規模・広域災害の発災直後
被災地の状況がわからない
(あくまでも個人の感想です。)
① 被災地への電話がつながらない
② テレビのニュースは目立つ場所しか映さない
③ 住民への情報提供が不十分
④ 交通マヒ等でパトロールが困難
⑤ 被災箇...
市町村役場では(これも個人の感想です。)
① 住民の状況が、わからない
② パトロール体制等が不十分
③ 被災情報は、国・県・消防等に頼らざるを得ない
④ 被災情報を庁内で迅速に整理・共有・活用できない
⑤ 庁舎被災や職員参集困難の可能性あり
...
ざっくり言うと
被災地のみんなで現地状況を
ツイッターに投稿しましょう
と呼びかけるだけ
投稿の際の注意事項
① 所定のハッシュタグをつける
② 場所がわかるようにする(ジオタグ等)
③ 投稿文や写真で、現地状況を説明する
5
①和光市のツイッター活用事例
②群馬県建設業協会の取組事例
③災害時ツイッター活用の提案
6
埼玉県和光市の事例
ざっくり言うと
① 和光市は災害時のツイッターハッシュタグ
「#和光市災害」を定めた
② 防災訓練でツイッター投稿を呼びかけた
③ 後日、大雨の時、市民が自発的に冠水等の
市内の状況を投稿し、役立った
7
和光市では災害時のハッシュタグ
#和光市災害
を定めた(2014年2月25日)
8
防災訓練(2014年6月1日)で
ツイッター投稿を呼びかけた
9
2014年 防災訓練の投稿例
10
防災訓練の全投稿 191件のうち
訓練に沿った投稿は 137件(72%)
71.7%
6.8%
3.7% 5.8%
12.0%
訓練に沿った投稿
訓練に沿わない投稿
タグだけの投稿
事務局からの連絡
その他(感想等)
11
イタズラ投稿は、13件(7%)
ニュースで紹介された時間帯に集中
0
5
10
15
20
25
30
35
感想等
事務局からの連絡
タグだけの投稿
訓練に沿わない投稿
訓練に沿った投稿
12
訓練は成功
• 訓練の依頼に応じ、多数(137件)の的確なツ
イッター投稿が得られた
• ニユースの影響と想定されるイタズラ投稿は、
少数(13件)かつ一過性で、気にする必要なし
• 日本初
*
のツイッターハッシュタグを活用した
市民協働の防...
埼玉県南部にてゲリラ豪雨
(2014年6月25日熊谷地方気象台発表)
14
ゲリラ豪雨、当日の投稿
15
16
新聞記事によると
これは使える!
• 和光市は、大雨への対応検討において
ツイッター情報を参考にした、とのこと
• 和光市の松本市長のコメント
「ビジュアル面も含め、瞬時に被害の把握が
できたことは大きい。」
17
和光市の事例考察①
多数の的確な投稿
訓練の成果として、大雨の時、的確に現地状況
を伝えるツイッター投稿が多数得られた
イタズラ投稿は、気にする必要なし
• 訓練の時に、少数のイタズラ投稿
• 大雨の時には、イタズラ投稿はゼロ
ツイッター...
ツイッター投稿の大多数は、位置特定が困難で
あり、これが災害時活用上の課題
訓練で、場所がわかる投稿を呼びかけた結果、
その後の投稿のほとんどが位置特定容易とのこ
と(和光市役所担当者)
• 投稿文に番地名等を記載したものが大多数
• 位置...
和光市の事例考察③
優れた情報共有ツール
災害時の情報共有ツールとしてのツイッターの
有効性を確認
ツイッター活用は、情報共有が主たる目的
• 行政へ迅速な対応を求める通報ではない
投稿された情報を共有し、これに基づき
• 行政等関係機関...
他の市町村でも
和光市を模倣した動きあり
(下記は当方が把握したもの)
#宇部市災害、#北本市災害、#狭山市災害
#清瀬市災害、#金沢区災害、#御嵩町災害
#福岡市災害、#根室市災害
21
福岡県 福岡市
#福岡市災害
22
#福岡市災害の防災訓練投稿
23
①和光市のツイッター活用事例
②群馬県建設業協会の取組事例
③災害時ツイッター活用の提案
24
地域の建設会社が
災害情報等をツイッター投稿
• 一般社団法人群馬県建設業協会では、
独自開発のツイッター投稿システム
ぐんケン見張るくんを運用中
• パトロールの結果や復旧工事・除雪作業等の
実施状況を逐一投稿
• 全ての投稿に写真、ジオタグ...
「ぐんケンくん」➔
群馬県建設業協会の
マスコットキャラクター
(「ぐんケン見張るくん」のパンフレットより引用)
26
(「ぐんケン見張るくん」のパンフレットより引用) 27
2015年9月9日~
北関東などで豪雨
⇩
協会の災害対応状況を
ぐんケン見張るくん で
逐一ツイッター投稿
28
#桐生市災害 ①
29
#桐生市災害 ②
30
#桐生市災害 ③
31
ジオタグに基づき地図展開
(webサイト「ちずツイ」の検索結果)
32
#沼田市災害
33
#みなかみ町災害
34
#藤岡市災害
35
#桐生市災害
36
#渋川市災害
37
#富岡市災害
38
39
新たな災害情報の発信方法
群馬県建設業協会の災害時ツイッター投稿
① 多数のRTに加え、少数の感謝の投稿も
② 住民等への情報提供として有効と想定
③ 周知が進めば、有効性がさらに向上
④ ツイッターの特徴を活かした、新たな災害
情報の発信方法...
従来の災害情報
① 建設会社や国県等が、パトロールを実施、
その結果を市町村等に情報提供
② 市町村は、提供された情報等を踏まえて、
避難勧告や住民への情報提供などを検討
③ 市町村が検討している間、住民には十分に
情報が提供されない*
* 一...
ツイッター活用で
住民との情報共有が実現
① 建設会社や国県等が、パトロールを実施、
その結果を逐一、ツイッター投稿
② 住民も、現地の状況をツイッター投稿
③ 市町村は、投稿された情報を踏まえて、
避難勧告等を検討
④ 同時に住民も、投稿され...
#除雪 の作業状況
43
雪による災害状況
44
①和光市のツイッター活用事例
②群馬県建設業協会の取組事例
③災害時ツイッター活用の提案
45
#和光市災害、#桐生市災害 など
(はっしゅたぐ まるまるしさいがい)
別名、#●●市災害 と呼ぶ
目的は、特定行政区域内の災害情報の共有
① ハッシュタグ検索することにより、
② 住民の投稿や建設会社の投稿等を、
③ ツイッターでまとめて閲覧...
現地の人が、現地の状況を
ツイッター投稿
• 災害発生!その第一発見者は、現地の人
都市部 → 住民等その場にいる人
山間部 → 建設会社等のパトロール要員
• 現地の人が、ハッシュタグを添付の上、
場所と現地の状況をツイッターに投稿
• ...
情報の入手方法①
ハッシュタグ検索
PCやスマホで#●●市災害を検索
• 時系列・リアルタイムに投稿を閲覧できる
• 関係機関は状況把握・初動対応の参考に
• 被災地の人は自らの行動の参考に
(自主避難判断、帰宅ルート検討、共助活動等)
• 遠...
情報の入手方法②
検索結果を地図上に展開
• 特定のサイト、アプリを使うことにより、
検索結果をPCやスマホの地図上に展開
例としては
Webサイト「ちずツイ」、「DIMS*」
アンドロイドアプリ「Twitmap」
*DIMS(Disast...
「ちずツイ」の表示例
50
「ちずツイ」で#災害通報を検索・表示
「ちずツイ」の表示例(拡大)
51
「ちずツイ」で#災害通報を検索・表示
AndroidアプリTwitmapの表示例
52
注意事項
• 避難等が必要な状況下では、住民に投稿を
求めてはいけない
• 人がいない場所の情報は得られない
• 通信が途絶したエリアの情報は得られない
• 個々の投稿の信頼性は保証されない
• それでも、メリット絶大!
53
注意事項!
万能...
災害時の情報
信頼性 vs 量・スピード
■行政から災害時に発信される情報(現状)
• 基本的に信頼できる
• 数時間おきに集計された情報が、ホームページにPDFで掲載さ
れるケースが多い←個人の感想です
■ツイッターの災害情報(容易に実現可能...
個別投稿の信頼性評価方法
① 周辺の投稿内容との比較
 周辺の投稿内容と比較して、複数の人が同じ内容で投稿している場合
は、信頼性が高いと想定される
② 投稿者の履歴・プロフィールの確認
 投稿者の過去の投稿内容やプロフィール等は簡単に閲覧...
未確認の災害情報の共有
• 行政の情報発信は、確認された情報に限定
• 一般からの情報は、未確認(要確認)情報
➔ 行政から、そのまま発信できない
➔ 数が多いと、個別確認も困難
56
【提案】
• 現地からの災害情報をツイッターに集約
(現地...
災害時の自情、共情、公情
(誤字・誤変換ではありません。造語です。)
■自情
– 自分自身で、直接、現場を見て確認した情報
– 情報を得られる範囲が限定される
■共情
– 各自が得た情報(自情)をネット上に投稿して共有
– 情報共有ツールとして...
問1
そもそも、なんでツイッター?
• 災害時の専用システムは、実際の災害時には使わ
れないと言われており、日常的に多くの人が使う
システムを、災害時に活用する発想が必要
• 実態として、多くの人が災害時にツイッター投稿
• 投稿のほとんどが、...
問2
ツイッター使えない人は?
• ツイッター活用は、従来の方法の代替ではなく、
現状にプラスの方法と位置づける
• 被災地でツイッターを使えない人が、情報不足で
困っているなら、ご近所で助けあう
– 例えば、ツイッター情報に基づき自主避難する...
本日、お伝えしたいこと
とにかく一度、防災訓練を
• 防災訓練のメニューのひとつとして、住民
へ、ツイッター投稿を呼びかける
• 手間を惜しまず、事前に趣旨等を説明←大切!
• 導入のメリット絶大、デメリットは無い...
強いて言うと、幹部へ説...
やってみなはれ
やらなわからしまへんで
61
サントリー創業者 鳥井信治郎 の言葉
小理屈を並べても、物事は運ばない。
とにかく実行して、そこから学びながら、
次のアクションを考えたらええ。
とにかくやってみる、といった行動原理が、
これからの...
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茨城県広報研修会資料「Twitter を活用した災害情報の発信と共有」

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2016年1月29日に開催された茨城県広報研修会で使ったスライドです。

Published in: Government & Nonprofit
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茨城県広報研修会資料「Twitter を活用した災害情報の発信と共有」

  1. 1. 平成27年度 茨城県広報研究会 災害時の広報に関する研修会 Twitter を活用した 災害情報の発信と共有 平成28年1月29日 稲野 茂 一般財団法人 道路新産業開発機構(HIDO) (元 国土交通省国土技術政策総合研究所) 1
  2. 2. 自己紹介と注意事項 稲野 茂(いなの しげる) 昭和末期に建設省に入り、以降、国交省、出先、 自治体出向など 昨年9月まで、つくば市内の研究所勤務 昨年10月から、道路新産業開発機構に出向 茨城県民歴通算6年、茨城県在勤歴通算10年 このスライドの内容について、現在の所属組織 との関係は、ありません 2
  3. 3. 特に大規模・広域災害の発災直後 被災地の状況がわからない (あくまでも個人の感想です。) ① 被災地への電話がつながらない ② テレビのニュースは目立つ場所しか映さない ③ 住民への情報提供が不十分 ④ 交通マヒ等でパトロールが困難 ⑤ 被災箇所多数で迅速な全容把握が困難 ⑥ 関係機関相互の情報共有が不十分 これらの課題をツイッターで解決 しようとする提案です。 3
  4. 4. 市町村役場では(これも個人の感想です。) ① 住民の状況が、わからない ② パトロール体制等が不十分 ③ 被災情報は、国・県・消防等に頼らざるを得ない ④ 被災情報を庁内で迅速に整理・共有・活用できない ⑤ 庁舎被災や職員参集困難の可能性あり ⑥ 住民へ適切に情報提供できない これらの課題をツイッターで解決 しようとする提案です。 4 特に大規模・広域災害の発災直後 被災地の状況がわからない
  5. 5. ざっくり言うと 被災地のみんなで現地状況を ツイッターに投稿しましょう と呼びかけるだけ 投稿の際の注意事項 ① 所定のハッシュタグをつける ② 場所がわかるようにする(ジオタグ等) ③ 投稿文や写真で、現地状況を説明する 5
  6. 6. ①和光市のツイッター活用事例 ②群馬県建設業協会の取組事例 ③災害時ツイッター活用の提案 6
  7. 7. 埼玉県和光市の事例 ざっくり言うと ① 和光市は災害時のツイッターハッシュタグ 「#和光市災害」を定めた ② 防災訓練でツイッター投稿を呼びかけた ③ 後日、大雨の時、市民が自発的に冠水等の 市内の状況を投稿し、役立った 7
  8. 8. 和光市では災害時のハッシュタグ #和光市災害 を定めた(2014年2月25日) 8
  9. 9. 防災訓練(2014年6月1日)で ツイッター投稿を呼びかけた 9
  10. 10. 2014年 防災訓練の投稿例 10
  11. 11. 防災訓練の全投稿 191件のうち 訓練に沿った投稿は 137件(72%) 71.7% 6.8% 3.7% 5.8% 12.0% 訓練に沿った投稿 訓練に沿わない投稿 タグだけの投稿 事務局からの連絡 その他(感想等) 11
  12. 12. イタズラ投稿は、13件(7%) ニュースで紹介された時間帯に集中 0 5 10 15 20 25 30 35 感想等 事務局からの連絡 タグだけの投稿 訓練に沿わない投稿 訓練に沿った投稿 12
  13. 13. 訓練は成功 • 訓練の依頼に応じ、多数(137件)の的確なツ イッター投稿が得られた • ニユースの影響と想定されるイタズラ投稿は、 少数(13件)かつ一過性で、気にする必要なし • 日本初 * のツイッターハッシュタグを活用した 市民協働の防災訓練は成功(*2014年6月1日時点、個人調べ) 13 …と思っていたところ、 6月25日にゲリラ豪雨が発生
  14. 14. 埼玉県南部にてゲリラ豪雨 (2014年6月25日熊谷地方気象台発表) 14
  15. 15. ゲリラ豪雨、当日の投稿 15
  16. 16. 16
  17. 17. 新聞記事によると これは使える! • 和光市は、大雨への対応検討において ツイッター情報を参考にした、とのこと • 和光市の松本市長のコメント 「ビジュアル面も含め、瞬時に被害の把握が できたことは大きい。」 17
  18. 18. 和光市の事例考察① 多数の的確な投稿 訓練の成果として、大雨の時、的確に現地状況 を伝えるツイッター投稿が多数得られた イタズラ投稿は、気にする必要なし • 訓練の時に、少数のイタズラ投稿 • 大雨の時には、イタズラ投稿はゼロ ツイッターからは的確な情報は期待できない、 といった懸念は杞憂 18
  19. 19. ツイッター投稿の大多数は、位置特定が困難で あり、これが災害時活用上の課題 訓練で、場所がわかる投稿を呼びかけた結果、 その後の投稿のほとんどが位置特定容易とのこ と(和光市役所担当者) • 投稿文に番地名等を記載したものが大多数 • 位置情報(ジオタグ)添付は少数 2014年の訓練ではジオタグ付きは、6件(3%) 19 和光市の事例考察② 位置特定が容易
  20. 20. 和光市の事例考察③ 優れた情報共有ツール 災害時の情報共有ツールとしてのツイッターの 有効性を確認 ツイッター活用は、情報共有が主たる目的 • 行政へ迅速な対応を求める通報ではない 投稿された情報を共有し、これに基づき • 行政等関係機関は優先順位を考慮し、最善を尽くす。 • 市民は自己責任で最善と思う行動をとる。 コストゼロで導入可能 ハッシュタグ検索するだけで簡単に情報入手 20
  21. 21. 他の市町村でも 和光市を模倣した動きあり (下記は当方が把握したもの) #宇部市災害、#北本市災害、#狭山市災害 #清瀬市災害、#金沢区災害、#御嵩町災害 #福岡市災害、#根室市災害 21
  22. 22. 福岡県 福岡市 #福岡市災害 22
  23. 23. #福岡市災害の防災訓練投稿 23
  24. 24. ①和光市のツイッター活用事例 ②群馬県建設業協会の取組事例 ③災害時ツイッター活用の提案 24
  25. 25. 地域の建設会社が 災害情報等をツイッター投稿 • 一般社団法人群馬県建設業協会では、 独自開発のツイッター投稿システム ぐんケン見張るくんを運用中 • パトロールの結果や復旧工事・除雪作業等の 実施状況を逐一投稿 • 全ての投稿に写真、ジオタグ、ハッシュタグ添付 25
  26. 26. 「ぐんケンくん」➔ 群馬県建設業協会の マスコットキャラクター (「ぐんケン見張るくん」のパンフレットより引用) 26
  27. 27. (「ぐんケン見張るくん」のパンフレットより引用) 27
  28. 28. 2015年9月9日~ 北関東などで豪雨 ⇩ 協会の災害対応状況を ぐんケン見張るくん で 逐一ツイッター投稿 28
  29. 29. #桐生市災害 ① 29
  30. 30. #桐生市災害 ② 30
  31. 31. #桐生市災害 ③ 31
  32. 32. ジオタグに基づき地図展開 (webサイト「ちずツイ」の検索結果) 32
  33. 33. #沼田市災害 33
  34. 34. #みなかみ町災害 34
  35. 35. #藤岡市災害 35
  36. 36. #桐生市災害 36
  37. 37. #渋川市災害 37
  38. 38. #富岡市災害 38
  39. 39. 39
  40. 40. 新たな災害情報の発信方法 群馬県建設業協会の災害時ツイッター投稿 ① 多数のRTに加え、少数の感謝の投稿も ② 住民等への情報提供として有効と想定 ③ 周知が進めば、有効性がさらに向上 ④ ツイッターの特徴を活かした、新たな災害 情報の発信方法と評価できる 40
  41. 41. 従来の災害情報 ① 建設会社や国県等が、パトロールを実施、 その結果を市町村等に情報提供 ② 市町村は、提供された情報等を踏まえて、 避難勧告や住民への情報提供などを検討 ③ 市町村が検討している間、住民には十分に 情報が提供されない* * 一般的ケースを想定した個人の見解です。実際には、細 かく住民へ情報提供したり、迅速な避難勧告を出してい るケースも、あると思います。 41
  42. 42. ツイッター活用で 住民との情報共有が実現 ① 建設会社や国県等が、パトロールを実施、 その結果を逐一、ツイッター投稿 ② 住民も、現地の状況をツイッター投稿 ③ 市町村は、投稿された情報を踏まえて、 避難勧告等を検討 ④ 同時に住民も、投稿された情報を踏まえ て、自らの行動を判断 42
  43. 43. #除雪 の作業状況 43
  44. 44. 雪による災害状況 44
  45. 45. ①和光市のツイッター活用事例 ②群馬県建設業協会の取組事例 ③災害時ツイッター活用の提案 45
  46. 46. #和光市災害、#桐生市災害 など (はっしゅたぐ まるまるしさいがい) 別名、#●●市災害 と呼ぶ 目的は、特定行政区域内の災害情報の共有 ① ハッシュタグ検索することにより、 ② 住民の投稿や建設会社の投稿等を、 ③ ツイッターでまとめて閲覧できる。 46 災害時地域ハッシュタグ
  47. 47. 現地の人が、現地の状況を ツイッター投稿 • 災害発生!その第一発見者は、現地の人 都市部 → 住民等その場にいる人 山間部 → 建設会社等のパトロール要員 • 現地の人が、ハッシュタグを添付の上、 場所と現地の状況をツイッターに投稿 • DITS*を使うと、ハッシュタグ等の添付が 自動化され、間違いなく簡単に投稿できる *DITS(Disaster Information Tweeting System)とは、東海大学情報理工学部情報科学 科の内田研究室が開発したシステム 47
  48. 48. 情報の入手方法① ハッシュタグ検索 PCやスマホで#●●市災害を検索 • 時系列・リアルタイムに投稿を閲覧できる • 関係機関は状況把握・初動対応の参考に • 被災地の人は自らの行動の参考に (自主避難判断、帰宅ルート検討、共助活動等) • 遠方の人は知人の安否確認の参考に (連絡がとれなくても、概略的な状況把握など) 48
  49. 49. 情報の入手方法② 検索結果を地図上に展開 • 特定のサイト、アプリを使うことにより、 検索結果をPCやスマホの地図上に展開 例としては Webサイト「ちずツイ」、「DIMS*」 アンドロイドアプリ「Twitmap」 *DIMS(Disaster Information Mapping System)とは、 東海大学情報理工学部情報科学科の内田研究室が開発したハッシュタグ付きの 投稿を地図上に展開・表示するシステム 49
  50. 50. 「ちずツイ」の表示例 50 「ちずツイ」で#災害通報を検索・表示
  51. 51. 「ちずツイ」の表示例(拡大) 51 「ちずツイ」で#災害通報を検索・表示
  52. 52. AndroidアプリTwitmapの表示例 52
  53. 53. 注意事項 • 避難等が必要な状況下では、住民に投稿を 求めてはいけない • 人がいない場所の情報は得られない • 通信が途絶したエリアの情報は得られない • 個々の投稿の信頼性は保証されない • それでも、メリット絶大! 53 注意事項! 万能ではない
  54. 54. 災害時の情報 信頼性 vs 量・スピード ■行政から災害時に発信される情報(現状) • 基本的に信頼できる • 数時間おきに集計された情報が、ホームページにPDFで掲載さ れるケースが多い←個人の感想です ■ツイッターの災害情報(容易に実現可能な理想) • 発災直後から現地の状況が続々とツイッターに投稿され、リア ルタイムに追加・更新 • ハッシュタグ検索やジオタグ検索で、絞り込みが容易 • 添付写真と投稿文から、個別の状況把握が容易 • 投稿内容の信頼性は、基本的に保証されないが、工夫次第で 信頼性を評価可能 54
  55. 55. 個別投稿の信頼性評価方法 ① 周辺の投稿内容との比較  周辺の投稿内容と比較して、複数の人が同じ内容で投稿している場合 は、信頼性が高いと想定される ② 投稿者の履歴・プロフィールの確認  投稿者の過去の投稿内容やプロフィール等は簡単に閲覧でき、信頼性 評価の参考となる  過去の防災訓練にマジメに参加している投稿者は信頼性が高い  取得したばかりのアカウントからの投稿は、デマの可能性ありと考える ③ ジオタグの有無  ジオタグ(位置座標)が添付されていれば、信頼性をプラス評価する  デマ情報の投稿者が、自分の現在位置を明らかにするとは考えにくい 55
  56. 56. 未確認の災害情報の共有 • 行政の情報発信は、確認された情報に限定 • 一般からの情報は、未確認(要確認)情報 ➔ 行政から、そのまま発信できない ➔ 数が多いと、個別確認も困難 56 【提案】 • 現地からの災害情報をツイッターに集約 (現地状況のツイッター投稿を呼びかける。) • 情報を共有し、未確認を前提に活用
  57. 57. 災害時の自情、共情、公情 (誤字・誤変換ではありません。造語です。) ■自情 – 自分自身で、直接、現場を見て確認した情報 – 情報を得られる範囲が限定される ■共情 – 各自が得た情報(自情)をネット上に投稿して共有 – 情報共有ツールとしてツイッターを活用 ■公情 – 行政等の公的機関やマスコミから出される情報 – 公的機関の情報は、出るまで遅いケースが多い←個人の感想 – テレビのニュースは目立つ箇所が中心で、知りたい箇 所の情報が得られない←個人の感想です 57
  58. 58. 問1 そもそも、なんでツイッター? • 災害時の専用システムは、実際の災害時には使わ れないと言われており、日常的に多くの人が使う システムを、災害時に活用する発想が必要 • 実態として、多くの人が災害時にツイッター投稿 • 投稿のほとんどが、検索対象 • 投稿は、オープンデータ的な活用が可能 • 第三者による様々なアプリ開発が行われている • 県市町村の独自開発ガラパゴス化は回避すべき • バルス*に耐えた強固なシステム *バルスとは「天空の城ラピュタ」の滅びの呪文。テレビ放映の度にテレビと同期して「バルス」をツイッター投稿するこ とが流行しており、2013年8月の放映時、1秒間に14万3199件の投稿があったが、ツイッターは陥落せず。2016年1月15 日の放映時にも陥落せず。しかし3日後(1月18日)のスマスマ放映時に陥落(一時的につながりにくくなった) 58
  59. 59. 問2 ツイッター使えない人は? • ツイッター活用は、従来の方法の代替ではなく、 現状にプラスの方法と位置づける • 被災地でツイッターを使えない人が、情報不足で 困っているなら、ご近所で助けあう – 例えば、ツイッター情報に基づき自主避難する時には、 ご近所にも呼びかけて 59
  60. 60. 本日、お伝えしたいこと とにかく一度、防災訓練を • 防災訓練のメニューのひとつとして、住民 へ、ツイッター投稿を呼びかける • 手間を惜しまず、事前に趣旨等を説明←大切! • 導入のメリット絶大、デメリットは無い... 強いて言うと、幹部へ説明し、理解を得るま でに骨が折れること←個人の推測です 60
  61. 61. やってみなはれ やらなわからしまへんで 61 サントリー創業者 鳥井信治郎 の言葉 小理屈を並べても、物事は運ばない。 とにかく実行して、そこから学びながら、 次のアクションを考えたらええ。 とにかくやってみる、といった行動原理が、 これからの社会を、少しずつ良くしていく。

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