A.Asano,KansaiUniv.
2014年度秋学期 応用数学(解析)
浅野 晃
関西大学総合情報学部
第4部・複素関数論ダイジェスト
複素関数・正則関数
第12回
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
いったい
何をやろうというのか
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
y
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
y
複素平面に拡張
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます
浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回
を計算すると
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます
浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回
を計算すると
上の積分も求まる
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数 z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数 z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
x
y
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
x
y
・
z = x + yi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
x
y
・
z = x + yi
x
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
x
y
・
z = x + yi
x
y
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
r cosθ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
r cosθ
r sinθ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
r cosθ
r sinθ
義で扱う内容を2回の講義で
て概略を説明します。詳しく
として x + yi(x, y は実数)
関数が複素関数です。
複素関数は,実部を横軸(実
解しやすくなります(図 1)。
うに,複素数 z は,原点から
使って,z = r(cos θ + i sin θ)
,2つの複素数の間で,絶対
せん。
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
r cosθ
r sinθ
[絶対値]
義で扱う内容を2回の講義で
て概略を説明します。詳しく
として x + yi(x, y は実数)
関数が複素関数です。
複素関数は,実部を横軸(実
解しやすくなります(図 1)。
うに,複素数 z は,原点から
使って,z = r(cos θ + i sin θ)
,2つの複素数の間で,絶対
せん。
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
r cosθ
r sinθ
[絶対値][偏角]
義で扱う内容を2回の講義で
て概略を説明します。詳しく
として x + yi(x, y は実数)
関数が複素関数です。
複素関数は,実部を横軸(実
解しやすくなります(図 1)。
うに,複素数 z は,原点から
使って,z = r(cos θ + i sin θ)
,2つの複素数の間で,絶対
せん。
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数と複素関数
複素数で定義された関数が
[複素関数]
複素数
虚部
実部
z = x + yi
数
どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i =
√
−1 として x + yi(x, y
数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です
+ yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を
軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります
数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は,
さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ
きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間
がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
れにならって,複素数 z について指数関数 ez を
2 n
( x, y は実数,   )
複素平面
実軸
x
y
虚軸
・
z = x + yi
x
y
r
θ
r cosθ
r sinθ
[絶対値][偏角]
複素数には大小はない
絶対値の大小がある
義で扱う内容を2回の講義で
て概略を説明します。詳しく
として x + yi(x, y は実数)
関数が複素関数です。
複素関数は,実部を横軸(実
解しやすくなります(図 1)。
うに,複素数 z は,原点から
使って,z = r(cos θ + i sin θ)
,2つの複素数の間で,絶対
せん。
2014年度秋学期 
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複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
2014年度秋学期 
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複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
2014年度秋学期 
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複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
2014年度秋学期 
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複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
2014年度秋学期 
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複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
2014年度秋学期 
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複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
cosθ のテイラー展開
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開
よって
(1)
(2)
(3)
から,eiθ = cos θ + i sin θ で
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開
よって
(1)
(2)
(3)
から,eiθ = cos θ + i sin θ で
すると,
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · · (1)
て指数関数 ez を
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · · (2)
θ)2
!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
(3)
sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin θ で
は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π のとき
なわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られます。
のとき
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開
よって
(1)
(2)
(3)
から,eiθ = cos θ + i sin θ で
すると,
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · · (1)
て指数関数 ez を
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · · (2)
θ)2
!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
(3)
sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin θ で
は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π のとき
なわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られます。
のとき
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ =
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。ま
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素数の指数関数
実数の指数関数のテイラー展開
すると
ます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で,
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する
ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。
,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると,
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
す。ここで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ +
わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ =
sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開
よって
(1)
(2)
(3)
から,eiθ = cos θ + i sin θ で
すると,
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · · (1)
て指数関数 ez を
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · · (2)
θ)2
!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
(3)
sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin θ で
は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π のとき
なわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られます。
のとき
ex
= 1 +
x
1!
+
x2
2!
+ · · · +
xn
n!
+ · · ·
にならって,複素数 z について指数関数 ez を
ez
= 1 +
z
1!
+
z2
2!
+ · · · +
zn
n!
+ · · ·
こで z = iθ とすると,
eiθ
= 1 +
(iθ)
1!
+
(iθ)2
2!
+ · · · +
(iθ)n
n!
+ · · ·
= (1 −
θ2
2!
+
θ4
4!
− · · · ) + i(
θ
1!
−
θ3
3!
+ · · · )
cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ =
ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。ま
= 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等[オイラーの等式]
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数と微分
正則関数
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則]
ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
→ f(z) が D 内のどこでも微分可能
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則]
ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
→ f(z) が D 内のどこでも微分可能
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則]
ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の微分
複素関数の微分の定義は,実関数と同様
→ f(z) が D 内のどこでも微分可能
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則]
ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
複素平面上で微分可能とは?
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
実軸
虚軸
z
z + Δz
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
実軸
虚軸
z
z + Δz
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
実軸
虚軸
z
z + Δz
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
実軸
虚軸
z
z + Δz
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
実軸
虚軸
z
z + Δz
どのように近づいても,
極限値は同じ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素平面上での「微分可能」
複素関数 f(z) が,複素平面上のある点 z で微分可能とは
複素平面上で
z + Δz が z にどのように近づいても,
極限値はひとつに定まる
関数
分は,実関数の場合と同様に
f′
(z) =
df
dz
= lim
∆z→0
f(z + ∆z) − f(z)
∆z
面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D
(2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
実軸
虚軸
z
z + Δz
どのように近づいても,
極限値は同じ
正則関数は,
「折り目のないぐにゃ
ぐにゃの板」
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数を図示すると
MATLABで描画
参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数を図示すると
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
f(z) = z
実軸虚軸
f(z)の実部 色: f(z)の虚部
MATLABで描画
参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数を図示すると
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
f(z) = z
実軸虚軸
f(z)の実部 色: f(z)の虚部
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
f(z) = z3
MATLABで描画
参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数を図示すると
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
f(z) = z
実軸虚軸
f(z)の実部 色: f(z)の虚部
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
f(z) = z3
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez
MATLABで描画
参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則でない例
f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
MATLABで描画
参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則でない例
f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
こういう「穴」が
問題になる
MATLABで描画
参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
実軸
虚軸
z = x + yi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
実軸
虚軸
z = x + yi
極限をとるときに
どのように近づいてもよい
ので
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
x + (y + Δy)i
実軸
虚軸
z = x + yi
極限をとるときに
どのように近づいてもよい
ので
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
(x + Δx) + yi
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
x + (y + Δy)i
実軸
虚軸
z = x + yi
極限をとるときに
どのように近づいてもよい
ので
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
(x + Δx) + yi
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
x + (y + Δy)i
実軸
虚軸
z = x + yi
極限をとるときに
どのように近づいてもよい
ので
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は
z = x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら
(x + Δx) + yi
Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので,
。
i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) +
る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は,
⎧
⎪⎪⎪⎪⎨
⎪⎪⎪⎪⎩
∂u
∂x
=
∂v
∂y
かつ
∂u
∂y
= −
∂v
∂x
(6)
である。
で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて
まる」ことに強く関連しています。
z に近づく」ときの近づき方について,
づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
x + (y + Δy)i
実軸
虚軸
z = x + yi
極限をとるときに
どのように近づいてもよい
ので
この2通りを
考える
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
(7)
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
(8)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
(7)
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
(8)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
(7)
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
(8)
2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
′
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
(7)
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
(8)
2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
′
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
(7)
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
(8)
2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
′
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシー・リーマンの関係式
実軸
虚軸
z = x + yi
(x + Δx) + yi
x + (y + Δy)i
この2通りの近づき方で
極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
(7)
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
(8)
2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi
の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は
f′
(z) = lim
∆x→0
{u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
((x + ∆x) + yi) − (x + yi)
= lim
∆x→0
u(x + ∆x, y) − u(x, y)
∆x
+ i lim
∆x→0
v(x + ∆x, y) − v(x, y)
∆x
=
∂u
∂x
+ i
∂v
∂x
で,2. の場合については
f′
(z) = lim
∆y→0
{u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)}
(x + (y + ∆y)i) − (x + yi)
= lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
i∆y
+ i lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
′
これらが実部・虚部とも等しい
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
長方形で近似
a b
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
a b
xn
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
a b
xn
xi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
a b
xn
xi xi+1
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
a b
xn
xi xi+1
ξi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
高さ f(ξi)
a b
xn
xi xi+1
ξi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
高さ f(ξi)
a b
xn
xi xi+1
ξi
複素関数の積分
実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 <
を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき,
b
a
f(x)dx = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値
るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。
実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複
けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
区切りを無限に細かく
かつ分点の間隔の最大値→0
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
高さ f(ξi)
a b
xn
xi xi+1
ξi
複素関数の積分
実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 <
を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき,
b
a
f(x)dx = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値
るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。
実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複
けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
区切りを無限に細かく
かつ分点の間隔の最大値→0
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
高さ f(ξi)
a b
xn
xi xi+1
ξi
複素関数の積分
実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 <
を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき,
b
a
f(x)dx = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値
るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。
実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複
けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
∆y→0 i∆y ∆x→0 i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
らの近づき方でも f′(z) は同じになりますから,実部・虚部を比較すること
す。
積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < x1 < · · · < xn = b
+1 を満たす任意の値とするとき,
b
a
f(x)dx = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
実関数の積分
この面積を
求めたい
区切りを無限に細かく
かつ分点の間隔の最大値→0
f(x)
x
f(x)
x
x0
長方形で近似
高さ f(ξi)
a b
実関数の
積分
xn
xi xi+1
ξi
複素関数の積分
実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 <
を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき,
b
a
f(x)dx = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値
るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。
実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複
けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
∆y→0 i∆y ∆x→0 i∆y
= −i lim
∆y→0
u(x, y + ∆y) − u(x, y)
∆y
+ lim
∆x→0
v(x, y + ∆y) − v(x, y)
∆y
=
∂v
∂y
− i
∂u
∂y
らの近づき方でも f′(z) は同じになりますから,実部・虚部を比較すること
す。
積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < x1 < · · · < xn = b
+1 を満たす任意の値とするとき,
b
a
f(x)dx = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
z(ti)
z(ti+1)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
z(ti)
z(ti+1)
ξi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
経路の上に
「板」が載っているイメージ
(ただし「高さ」は複素数)
z(ti)
z(ti+1)
ξi
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
経路の上に
「板」が載っているイメージ
(ただし「高さ」は複素数)
z(ti)
z(ti+1)
ξi
「高さ」 f(ξi)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
経路の上に
「板」が載っているイメージ
(ただし「高さ」は複素数)
z(ti)
z(ti+1)
ξi
「高さ」 f(ξi)
a
f(x)dx = lim
n→∞
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 m
るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。
実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複
けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
そこで,経路C をパラメータ表示を使ってz = z(t)と表します。この経路上
b, (t0 < t1 < · · · < tn) となるように配置し,ξi を C 上で z(ti) と z(ti+1) の
き,f(z) の C にそった積分を
C
f(z)dz = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(z(ti+1) − z(ti))
と定義します。実関数の場合と同様に,正確には,この極限は「隣接する
値 maxi |z(ti+1) − z(ti)| を 0 に近づけるように,n → ∞ としたときの極限
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数の積分
積分区間だけでなく
複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要
実軸
虚軸
経路C
経路を z = z(t) と
パラメータで表す
t
t
t
経路の上に
「板」が載っているイメージ
(ただし「高さ」は複素数)
z(ti)
z(ti+1)
ξi
「高さ」 f(ξi)
a
f(x)dx = lim
n→∞
i=0
f(ξi)(xi+1 − xi)
で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 m
るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。
実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複
けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
そこで,経路C をパラメータ表示を使ってz = z(t)と表します。この経路上
b, (t0 < t1 < · · · < tn) となるように配置し,ξi を C 上で z(ti) と z(ti+1) の
き,f(z) の C にそった積分を
C
f(z)dz = lim
n→∞
n−1
i=0
f(ξi)(z(ti+1) − z(ti))
と定義します。実関数の場合と同様に,正確には,この極限は「隣接する
値 maxi |z(ti+1) − z(ti)| を 0 に近づけるように,n → ∞ としたときの極限
f(z) の経路 C に沿った積分
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数の場合
連続な関数 f(z) が領域 D で定義
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分により
素関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指
,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合
) が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分であ
(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて
,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
C には依存しない。
です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表しま
て
dF(z(t)) dF(z(t)) dz(t)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数の場合
連続な関数 f(z) が領域 D で定義
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分により
素関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指
,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合
) が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分であ
(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて
,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
C には依存しない。
です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表しま
て
dF(z(t)) dF(z(t)) dz(t)
積分は経路に依存しない
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の
連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関
わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間
になるならば,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
となり,経路 C には依存しない。
証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a,
成関数の微分によって
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
となります。よって,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
1
dF(z(t)) dz(t)
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の
連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関
わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間
になるならば,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
となり,経路 C には依存しない。
証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a,
成関数の微分によって
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
となります。よって,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
1
dF(z(t)) dz(t)
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
(合成関数の微分)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の
連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関
わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間
になるならば,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
となり,経路 C には依存しない。
証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a,
成関数の微分によって
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
となります。よって,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
1
dF(z(t)) dz(t)
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
(合成関数の微分)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の
連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関
わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間
になるならば,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
となり,経路 C には依存しない。
証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a,
成関数の微分によって
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
となります。よって,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
1
dF(z(t)) dz(t)
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
(合成関数の微分)
です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると
て
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
式から
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
正則関数と積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
となり,さらに (12) 式から
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
1
dF(z(t))
積分は経路に依存しない
経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の
連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関
わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間
になるならば,
C
f(z)dz = F(b) − F(a)
となり,経路 C には依存しない。
証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a,
成関数の微分によって
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
となります。よって,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
1
dF(z(t)) dz(t)
(置換積分)
依存しない。
経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
(合成関数の微分)
です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると
て
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
,置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
式から
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
閉曲線に沿った積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
前節のように,複素関数の積分
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
積分は経路に依存しない
さっきの定理
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
閉曲線に沿った積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
前節のように,複素関数の積分
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
積分は経路に依存しない
さっきの定理
ということは,
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
閉曲線に沿った積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
前節のように,複素関数の積分
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
積分は経路に依存しない
さっきの定理
ということは,
経路 C が単純閉曲線なら,始点も終点も同じだから
dz(t)
dt
dt
(13)
= F(b) − F(a)
(14)
すから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
,下記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
閉曲線に沿った積分
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分なら
経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば
前節のように,複素関数の積分
られません。しかし,正則関数
連続な関数 f(z) が領域 D
わち F′(z) = f(z) であると
になるならば,
となり,経路 C には依存し
証明は以下の通りです。経路
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分
関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め
正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。
が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな
) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部
C
f(z)dz = F(b) − F(a) (11)
には依存しない。
す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合
dF(z(t))
dt
=
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
(12)
置換積分により
C
f(z)dz =
1
0
f(z(t))
dz(t)
dt
dt
=
1
0
dF(z(t))
dz
dz(t)
dt
dt
(13)
式から
積分は経路に依存しない
さっきの定理
ということは,
経路 C が単純閉曲線なら,始点も終点も同じだから
dz(t)
dt
dt
(13)
= F(b) − F(a)
(14)
すから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
,下記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
示唆して
いるのは
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
示唆して
いるのは
正則関数の微分は正則関数。
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
示唆して
いるのは
正則関数の微分は正則関数。
正則関数は何度でも微分できる。
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
示唆して
いるのは
正則関数の微分は正則関数。
正則関数は何度でも微分できる。
領域 D で正則な関数
ある。
この定理と,その前に
則関数 F(z) が必ず存在す
関数は何度でも微分できる
の積分を
C
f(z)dz と書き
コーシーの積分定理の
P(x, y), Q(x, y) があると
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
示唆して
いるのは
正則関数の微分は正則関数。
正則関数は何度でも微分できる。
領域 D で正則な関数
ある。
この定理と,その前に
則関数 F(z) が必ず存在す
関数は何度でも微分できる
の積分を
C
f(z)dz と書き
コーシーの積分定理の
P(x, y), Q(x, y) があると
閉曲線上の
積分を表す
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
実は
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数 F(z) の微分で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
前節のように,複素関数の積分は,
られません。しかし,正則関数の場
連続な関数 f(z) が領域 D で定
わち F′(z) = f(z) であるとする
になるならば,
となり,経路 C には依存しない
証明は以下の通りです。経路 C を
成関数の微分によって
となります。よって,置換積分によ
閉曲線に沿った積分
C
f(z)dz =
1
0
dF(z(t))
dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば
)
dt
b) − F(a)
(14)
,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
記のコーシーの積分定理です。
http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
[コーシーの積分定理]
示唆して
いるのは
正則関数の微分は正則関数。
正則関数は何度でも微分できる。
領域 D で正則な関数
ある。
この定理と,その前に
則関数 F(z) が必ず存在す
関数は何度でも微分できる
の積分を
C
f(z)dz と書き
コーシーの積分定理の
P(x, y), Q(x, y) があると
閉曲線上の
積分を表す
注:
「領域内で正則」
であって,
「経路上で正則」
ではない
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
閉曲線 C 上での(線)積分
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
閉曲線 C 上での(線)積分
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
閉曲線 C 上での(線)積分
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分
線積分と面積分を
交換
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
閉曲線 C 上での(線)積分
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分
と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正
が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則
でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ
f(z)dz と書きます。
の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数
y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (15)
で交換できる,というものです。
いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(16)
ー・リーマンの関係式より実部・虚部ともに 0 となります。■
として
線積分と面積分を
交換
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
閉曲線 C 上での(線)積分
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分
と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正
が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則
でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ
f(z)dz と書きます。
の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数
x, y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分
が
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (15)
で交換できる,というものです。
いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(16)
と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正
が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則
でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ
f(z)dz と書きます。
の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数
y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (15)
で交換できる,というものです。
いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(16)
ー・リーマンの関係式より実部・虚部ともに 0 となります。■
として
線積分と面積分を
交換
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分定理
複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で
経路 C が, D 内にある閉曲線ならば
コーシーの積分定理
証明は,グリーンの定理で
C
f(z)dz =
0 dt
dt
= F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
(14)
線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず
C
f(z)dz = 0 である
ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。
度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
閉曲線 C 上での(線)積分
必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正
微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,
)dz と書きます。
分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関
があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (
換できる,というものです。
と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(
2次元関数
閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分
と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正
が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則
でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ
f(z)dz と書きます。
の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数
x, y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分
が
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (15)
で交換できる,というものです。
いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(16)
と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正
が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則
でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ
f(z)dz と書きます。
の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数
y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分
C
(Pdx + Qdy) =
D′
∂Q
∂x
−
∂P
∂y
dxdy (15)
で交換できる,というものです。
いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき
C
f(z)dz =
C
{u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy)
=
C
(udx − vdy) + i
C
(vdx + udy)
=
D′
−
∂v
∂x
−
∂u
∂y
dxdy + i
D′
∂u
∂x
−
∂v
∂y
dxdy
(16)
ー・リーマンの関係式より実部・虚部ともに 0 となります。■
として
正則関数なので,
コーシー・リーマンの
関係式よりどちらもゼロ
線積分と面積分を
交換
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
今日のまとめ
複素関数
 複素数の指数関数
 複素関数の微分→「正則関数」
 複素関数の積分(経路に沿った積分)
コーシーの積分定理
 正則関数を閉曲線に沿って積分すると0
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
今日のまとめ
複素関数
 複素数の指数関数
 複素関数の微分→「正則関数」
 複素関数の積分(経路に沿った積分)
コーシーの積分定理
 正則関数を閉曲線に沿って積分すると0
正則でない点を囲んで積分したら?
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
次回に向けて
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
正則でない点を囲んで積分したら?
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
次回に向けて
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
正則でない点を囲んで積分したら?
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
次回に向けて
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
正則でない点を囲んで積分したら?
積分は0
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
次回に向けて
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
正則でない点を囲んで積分したら?
積分は0
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
次回に向けて
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
正則でない点を囲んで積分したら?
積分は0
積分は?
2014年度秋学期 
A.Asano,KansaiUniv.
次回に向けて
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
f(z) = ez f(z) = 1 / z
−1
−0.5
0
0.5
1
−1
−0.5
0
0.5
1
−20
−15
−10
−5
0
5
10
15
20
正則でない点を囲んで積分したら?
積分は0
積分は?
正則でない「穴」によって決まる

2014年度秋学期 応用数学(解析) 第4部・複素関数論ダイジェスト / 第12回 複素関数・正則関数 (2014. 12. 18)

  • 1.
  • 2.
  • 3.
  • 4.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π
  • 5.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π
  • 6.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π
  • 7.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を
  • 8.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を y
  • 9.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を y 複素平面に拡張
  • 10.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を 実部 y 虚部 複素平面に拡張 z = x + yi
  • 11.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を 実部 y 虚部 複素平面に拡張 z = x + yi こういう周C上で C
  • 12.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を 実部 y 虚部 複素平面に拡張 z = x + yi こういう周C上で C = (1+i√ 2 − = −1 − 4 √ 2 となり,同様に Res( −1 + i √ 2 ; f) = 1 − i 4 √ 2 となり よって,(25) 式より, 1 2πi C f(z)dz = Res( 1 で,すなわち C 1 z4 + 1 dz = π √ 2 が得られます 浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回 を計算すると
  • 13.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. こんな積分は まっとうには計算できません。 そこで 積分 ∞ −∞ 1 x4 + 1 dxを求めることを考えます。そのために, の 1 z4 + 1 の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる 上では |z| r であることを用います。 辺では r+ri r 1 z4 + 1 dz r+ri r 1 |z|4 + 1 d|z| r 0 1 r4 + 1 dy = r r4 + 1 ∞ 1 π x 数直線を 実部 y 虚部 複素平面に拡張 z = x + yi こういう周C上で C = (1+i√ 2 − = −1 − 4 √ 2 となり,同様に Res( −1 + i √ 2 ; f) = 1 − i 4 √ 2 となり よって,(25) 式より, 1 2πi C f(z)dz = Res( 1 で,すなわち C 1 z4 + 1 dz = π √ 2 が得られます 浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回 を計算すると 上の積分も求まる
  • 14.
  • 15.
  • 16.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数 z =x + yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   )
  • 17.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 z =x + yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   )
  • 18.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   )
  • 19.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   )
  • 20.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面
  • 21.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 x y
  • 22.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 x y ・ z = x + yi
  • 23.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 x y ・ z = x + yi x
  • 24.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 x y ・ z = x + yi x y
  • 25.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y
  • 26.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r
  • 27.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ
  • 28.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ r cosθ
  • 29.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ r cosθ r sinθ
  • 30.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ r cosθ r sinθ 義で扱う内容を2回の講義で て概略を説明します。詳しく として x + yi(x, y は実数) 関数が複素関数です。 複素関数は,実部を横軸(実 解しやすくなります(図 1)。 うに,複素数 z は,原点から 使って,z = r(cos θ + i sin θ) ,2つの複素数の間で,絶対 せん。
  • 31.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ r cosθ r sinθ [絶対値] 義で扱う内容を2回の講義で て概略を説明します。詳しく として x + yi(x, y は実数) 関数が複素関数です。 複素関数は,実部を横軸(実 解しやすくなります(図 1)。 うに,複素数 z は,原点から 使って,z = r(cos θ + i sin θ) ,2つの複素数の間で,絶対 せん。
  • 32.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ r cosθ r sinθ [絶対値][偏角] 義で扱う内容を2回の講義で て概略を説明します。詳しく として x + yi(x, y は実数) 関数が複素関数です。 複素関数は,実部を横軸(実 解しやすくなります(図 1)。 うに,複素数 z は,原点から 使って,z = r(cos θ + i sin θ) ,2つの複素数の間で,絶対 せん。
  • 33.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数と複素関数 複素数で定義された関数が [複素関数] 複素数 虚部 実部 z = x+ yi 数 どんな2次方程式でも必ず解が存在するように,i = √ −1 として x + yi(x, y 数として導入されたものです。複素数に対して定義された関数が複素関数です + yi について,x を実部,y を虚部といいます。複素数や複素関数は,実部を 軸(虚軸)であらわす複素平面(ガウス平面)で考えると理解しやすくなります 数は,複素平面でのひとつの点で表されます。図 1 に示すように,複素数 z は, さ r と,原点からその点に向かう直線と実軸とがなす角 θ を使って,z = r(cos θ きます。r を複素数 z の絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間 がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · れにならって,複素数 z について指数関数 ez を 2 n ( x, y は実数,   ) 複素平面 実軸 x y 虚軸 ・ z = x + yi x y r θ r cosθ r sinθ [絶対値][偏角] 複素数には大小はない 絶対値の大小がある 義で扱う内容を2回の講義で て概略を説明します。詳しく として x + yi(x, y は実数) 関数が複素関数です。 複素関数は,実部を横軸(実 解しやすくなります(図 1)。 うに,複素数 z は,原点から 使って,z = r(cos θ + i sin θ) ,2つの複素数の間で,絶対 せん。
  • 34.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま
  • 35.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
  • 36.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
  • 37.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら cosθ のテイラー展開
  • 40.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開
  • 41.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開 よって (1) (2) (3) から,eiθ = cos θ + i sin θ で
  • 42.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開 よって (1) (2) (3) から,eiθ = cos θ + i sin θ で すると, x2 2! + · · · + xn n! + · · · (1) て指数関数 ez を z2 2! + · · · + zn n! + · · · (2) θ)2 ! + · · · + (iθ)n n! + · · · − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) (3) sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin θ で は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π のとき なわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られます。 のとき
  • 43.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開 よって (1) (2) (3) から,eiθ = cos θ + i sin θ で すると, x2 2! + · · · + xn n! + · · · (1) て指数関数 ez を z2 2! + · · · + zn n! + · · · (2) θ)2 ! + · · · + (iθ)n n! + · · · − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) (3) sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin θ で は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π のとき なわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られます。 のとき ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。ま = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素数の指数関数 実数の指数関数のテイラー展開 すると ます。r を複素数 zの絶対値,θ を偏角といいます。なお,2つの複素数の間で, ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π の = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られま 複素数の指数関数は,テイラー展開で定義する ありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら 関係がありますが,複素数そのものの間には大小関係はありません。 ,実数の指数関数 ex をテイラー展開すると, ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · 。これにならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · す。ここで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) 実部は cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + わかります。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。また,θ = sin π = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得ら cosθ のテイラー展開 sinθ のテイラー展開 よって (1) (2) (3) から,eiθ = cos θ + i sin θ で すると, x2 2! + · · · + xn n! + · · · (1) て指数関数 ez を z2 2! + · · · + zn n! + · · · (2) θ)2 ! + · · · + (iθ)n n! + · · · − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) (3) sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = cos θ + i sin θ で は z = reiθ と表すことができます。また,θ = π のとき なわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等式が得られます。 のとき ex = 1 + x 1! + x2 2! + · · · + xn n! + · · · にならって,複素数 z について指数関数 ez を ez = 1 + z 1! + z2 2! + · · · + zn n! + · · · こで z = iθ とすると, eiθ = 1 + (iθ) 1! + (iθ)2 2! + · · · + (iθ)n n! + · · · = (1 − θ2 2! + θ4 4! − · · · ) + i( θ 1! − θ3 3! + · · · ) cos θ のテイラー展開,虚部は sin θ のテイラー展開ですから,eiθ = ます。よって,図 1 の複素数は z = reiθ と表すことができます。ま = 0 ですから,eiπ = −1,すなわち eiπ + 1 = 0 というオイラーの等[オイラーの等式]
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  • 46.
  • 47.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z+ ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
  • 48.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z+ ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
  • 49.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z+ ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
  • 50.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z+ ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則] ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
  • 51.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 → f(z) がD 内のどこでも微分可能 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則] ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
  • 52.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 → f(z) がD 内のどこでも微分可能 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則] ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い
  • 53.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の微分 複素関数の微分の定義は,実関数と同様 → f(z) がD 内のどこでも微分可能 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene複素関数 f(z) が,複素平面の領域 D で[正則] ただし,変数は複素平面上にあるのが,大きな違い 複素平面上で微分可能とは?
  • 54.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
  • 55.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
  • 56.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
  • 57.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
  • 58.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene
  • 59.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene 実軸 虚軸 z z + Δz
  • 60.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene 実軸 虚軸 z z + Δz
  • 61.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene 実軸 虚軸 z z + Δz
  • 62.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene 実軸 虚軸 z z + Δz
  • 63.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene 実軸 虚軸 z z + Δz どのように近づいても, 極限値は同じ
  • 64.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素平面上での「微分可能」 複素関数 f(z) が,複素平面上のある点z で微分可能とは 複素平面上で z + Δz が z にどのように近づいても, 極限値はひとつに定まる 関数 分は,実関数の場合と同様に f′ (z) = df dz = lim ∆z→0 f(z + ∆z) − f(z) ∆z 面の領域 D で複素関数 f(z) が微分可能であることを,f(z) は D (2014 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikene 実軸 虚軸 z z + Δz どのように近づいても, 極限値は同じ 正則関数は, 「折り目のないぐにゃ ぐにゃの板」
  • 65.
  • 66.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数を図示すると −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 f(z) = z 実軸虚軸 f(z)の実部色: f(z)の虚部 MATLABで描画 参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
  • 67.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数を図示すると −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 f(z) = z 実軸虚軸 f(z)の実部色: f(z)の虚部 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 f(z) = z3 MATLABで描画 参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
  • 68.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数を図示すると −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 f(z) = z 実軸虚軸 f(z)の実部色: f(z)の虚部 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 f(z) = z3 −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ez MATLABで描画 参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
  • 69.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則でない例 f(z) = 1/ z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 MATLABで描画 参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
  • 70.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則でない例 f(z) = 1/ z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 こういう「穴」が 問題になる MATLABで描画 参考:http://jp.mathworks.com/help/matlab/examples/functions-of-complex-variables.html
  • 71.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi
  • 72.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi 実軸 虚軸 z = x + yi
  • 73.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi 実軸 虚軸 z = x + yi 極限をとるときに どのように近づいてもよい ので
  • 74.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi x + (y + Δy)i 実軸 虚軸 z = x + yi 極限をとるときに どのように近づいてもよい ので
  • 75.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら (x + Δx) + yi Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi x + (y + Δy)i 実軸 虚軸 z = x + yi 極限をとるときに どのように近づいてもよい ので
  • 76.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら (x + Δx) + yi Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi x + (y + Δy)i 実軸 虚軸 z = x + yi 極限をとるときに どのように近づいてもよい ので
  • 77.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 複素関数 f(z) が正則である必要十分条件は z= x + yi とするとき f(z) = u(x, y) + iv(x, y) と表せるなら (x + Δx) + yi Cauchy-Riemann) の関係式は,複素関数の微分可能性を別の形で表したもので, 。 i の関数 f(z) が,x, y の実関数 u(x, y), v(x, y) を使って f(z) = u(x, y) + る時,f(z) が正則であるための必要十分条件は, ⎧ ⎪⎪⎪⎪⎨ ⎪⎪⎪⎪⎩ ∂u ∂x = ∂v ∂y かつ ∂u ∂y = − ∂v ∂x (6) である。 で示した複素関数の微分可能性の定義で「どの方向からどのように z に近づいて まる」ことに強く関連しています。 z に近づく」ときの近づき方について, づく,すなわち (x + ∆x) + yi → x + yi x + (y + Δy)i 実軸 虚軸 z = x + yi 極限をとるときに どのように近づいてもよい ので この2通りを 考える
  • 78.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい
  • 79.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい
  • 80.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x (7) で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y (8)
  • 81.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x (7) で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y (8)
  • 82.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x (7) で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y (8) 2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y ′
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x (7) で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y (8) 2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y ′
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x (7) で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y (8) 2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y ′
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシー・リーマンの関係式 実軸 虚軸 z = x+ yi (x + Δx) + yi x + (y + Δy)i この2通りの近づき方で 極限値は等しい2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x (7) で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y (8) 2. 虚軸にそって近づく,すなわち x + (y + ∆y)i → x + yi の2つの場合を考えてみましょう。1. の場合については,f′(z) は f′ (z) = lim ∆x→0 {u(x + ∆x, y) + iv(x + ∆x, y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} ((x + ∆x) + yi) − (x + yi) = lim ∆x→0 u(x + ∆x, y) − u(x, y) ∆x + i lim ∆x→0 v(x + ∆x, y) − v(x, y) ∆x = ∂u ∂x + i ∂v ∂x で,2. の場合については f′ (z) = lim ∆y→0 {u(x, y + ∆y) + iv(x, y + ∆y)} − {u(x, y) + iv(x, y)} (x + (y + ∆y)i) − (x + yi) = lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) i∆y + i lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y ′ これらが実部・虚部とも等しい
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 実関数の積分 この面積を 求めたい f(x) x f(x) x x0 長方形で近似 高さ f(ξi) a b xn xixi+1 ξi 複素関数の積分 実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき, b a f(x)dx = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(xi+1 − xi) で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。 実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複 けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 実関数の積分 この面積を 求めたい 区切りを無限に細かく かつ分点の間隔の最大値→0 f(x) x f(x) x x0 長方形で近似 高さ f(ξi) a b xn xixi+1 ξi 複素関数の積分 実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき, b a f(x)dx = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(xi+1 − xi) で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。 実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複 けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 実関数の積分 この面積を 求めたい 区切りを無限に細かく かつ分点の間隔の最大値→0 f(x) x f(x) x x0 長方形で近似 高さ f(ξi) a b xn xixi+1 ξi 複素関数の積分 実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき, b a f(x)dx = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(xi+1 − xi) で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。 実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複 けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり ∆y→0 i∆y ∆x→0 i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y らの近づき方でも f′(z) は同じになりますから,実部・虚部を比較すること す。 積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < x1 < · · · < xn = b +1 を満たす任意の値とするとき, b a f(x)dx = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(xi+1 − xi)
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 実関数の積分 この面積を 求めたい 区切りを無限に細かく かつ分点の間隔の最大値→0 f(x) x f(x) x x0 長方形で近似 高さ f(ξi) a b 実関数の 積分 xn xixi+1 ξi 複素関数の積分 実関数 f(x) の積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < を xi ξi < xi+1 を満たす任意の値とするとき, b a f(x)dx = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(xi+1 − xi) で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。 実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複 けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり ∆y→0 i∆y ∆x→0 i∆y = −i lim ∆y→0 u(x, y + ∆y) − u(x, y) ∆y + lim ∆x→0 v(x, y + ∆y) − v(x, y) ∆y = ∂v ∂y − i ∂u ∂y らの近づき方でも f′(z) は同じになりますから,実部・虚部を比較すること す。 積分(リーマン積分)は,積分区間 [a, b] に分点 a = x0 < x1 < · · · < xn = b +1 を満たす任意の値とするとき, b a f(x)dx = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(xi+1 − xi)
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の積分 積分区間だけでなく 複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要 実軸 虚軸 経路C 経路を z =z(t) と パラメータで表す t t t 経路の上に 「板」が載っているイメージ (ただし「高さ」は複素数) z(ti) z(ti+1) ξi
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の積分 積分区間だけでなく 複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要 実軸 虚軸 経路C 経路を z =z(t) と パラメータで表す t t t 経路の上に 「板」が載っているイメージ (ただし「高さ」は複素数) z(ti) z(ti+1) ξi 「高さ」 f(ξi)
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の積分 積分区間だけでなく 複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要 実軸 虚軸 経路C 経路を z =z(t) と パラメータで表す t t t 経路の上に 「板」が載っているイメージ (ただし「高さ」は複素数) z(ti) z(ti+1) ξi 「高さ」 f(ξi) a f(x)dx = lim n→∞ i=0 f(ξi)(xi+1 − xi) で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 m るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。 実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複 けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり そこで,経路C をパラメータ表示を使ってz = z(t)と表します。この経路上 b, (t0 < t1 < · · · < tn) となるように配置し,ξi を C 上で z(ti) と z(ti+1) の き,f(z) の C にそった積分を C f(z)dz = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(z(ti+1) − z(ti)) と定義します。実関数の場合と同様に,正確には,この極限は「隣接する 値 maxi |z(ti+1) − z(ti)| を 0 に近づけるように,n → ∞ としたときの極限
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 複素関数の積分 積分区間だけでなく 複素平面のどこを通って積分するか(経路)が重要 実軸 虚軸 経路C 経路を z =z(t) と パラメータで表す t t t 経路の上に 「板」が載っているイメージ (ただし「高さ」は複素数) z(ti) z(ti+1) ξi 「高さ」 f(ξi) a f(x)dx = lim n→∞ i=0 f(ξi)(xi+1 − xi) で定義されます。正確には,この極限は「隣接する分点の間隔の最大値 m るようにして,n → ∞ としたときの極限」です。 実関数の場合は,積分区間をとる場所は x 軸上に決まっていますが,複 けでなく,複素平面上のどの経路を通って積分するかを考える必要があり そこで,経路C をパラメータ表示を使ってz = z(t)と表します。この経路上 b, (t0 < t1 < · · · < tn) となるように配置し,ξi を C 上で z(ti) と z(ti+1) の き,f(z) の C にそった積分を C f(z)dz = lim n→∞ n−1 i=0 f(ξi)(z(ti+1) − z(ti)) と定義します。実関数の場合と同様に,正確には,この極限は「隣接する 値 maxi |z(ti+1) − z(ti)| を 0 に近づけるように,n → ∞ としたときの極限 f(z) の経路 C に沿った積分
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数の場合 連続な関数 f(z) が領域 D で定義 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分により 素関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指 ,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合 ) が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分であ (z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて , C f(z)dz = F(b) − F(a) C には依存しない。 です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表しま て dF(z(t)) dF(z(t)) dz(t)
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数の場合 連続な関数 f(z) が領域 D で定義 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分により 素関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指 ,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合 ) が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分であ (z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて , C f(z)dz = F(b) − F(a) C には依存しない。 です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表しま て dF(z(t)) dF(z(t)) dz(t) 積分は経路に依存しない
  • 111.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない
  • 112.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b
  • 113.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 114.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 115.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 116.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 117.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 118.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 119.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の 連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関 わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間 になるならば, C f(z)dz = F(b) − F(a) となり,経路 C には依存しない。 証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, 成関数の微分によって dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt となります。よって,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt 1 dF(z(t)) dz(t) (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14)
  • 120.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の 連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関 わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間 になるならば, C f(z)dz = F(b) − F(a) となり,経路 C には依存しない。 証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, 成関数の微分によって dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt となります。よって,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt 1 dF(z(t)) dz(t) (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) (合成関数の微分)
  • 121.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の 連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関 わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間 になるならば, C f(z)dz = F(b) − F(a) となり,経路 C には依存しない。 証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, 成関数の微分によって dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt となります。よって,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt 1 dF(z(t)) dz(t) (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) (合成関数の微分)
  • 122.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の 連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関 わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間 になるならば, C f(z)dz = F(b) − F(a) となり,経路 C には依存しない。 証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, 成関数の微分によって dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt となります。よって,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt 1 dF(z(t)) dz(t) (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) (合成関数の微分) です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると て dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt ,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt 式から C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
  • 123.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 正則関数と積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 となり,さらに (12) 式から 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 1 dF(z(t)) 積分は経路に依存しない 経路C を z = z(t) で表す 両端は z(0) = a, z(1) = b られません。しかし,正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の 連続な関数 f(z) が領域 D で定義されているとし,それが正則関 わち F′(z) = f(z) であるとする。このとき,2点 a, b とその間 になるならば, C f(z)dz = F(b) − F(a) となり,経路 C には依存しない。 証明は以下の通りです。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, 成関数の微分によって dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt となります。よって,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt 1 dF(z(t)) dz(t) (置換積分) 依存しない。 経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) (合成関数の微分) です。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると て dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt ,置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt 式から C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a)
  • 124.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 閉曲線に沿った積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば 前節のように,複素関数の積分 られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな ) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 積分は経路に依存しない さっきの定理
  • 125.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 閉曲線に沿った積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば 前節のように,複素関数の積分 られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな ) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 積分は経路に依存しない さっきの定理 ということは,
  • 126.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 閉曲線に沿った積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば 前節のように,複素関数の積分 られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな ) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 積分は経路に依存しない さっきの定理 ということは, 経路 C が単純閉曲線なら,始点も終点も同じだから dz(t) dt dt (13) = F(b) − F(a) (14) すから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ,下記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
  • 127.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 閉曲線に沿った積分 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分なら 経路 C が両端 a, b を含めてすべて D 内にあれば 前節のように,複素関数の積分 られません。しかし,正則関数 連続な関数 f(z) が領域 D わち F′(z) = f(z) であると になるならば, となり,経路 C には依存し 証明は以下の通りです。経路 成関数の微分によって となります。よって,置換積分 関数の積分は,積分区間の両端の値だけでなく,途中の経路を指定しないと求め 正則関数の場合は,積分が経路によらず両端の値だけによる場合があります。 が領域 D で定義されているとし,それが正則関数 F(z) の微分である,すな ) であるとする。このとき,2点 a, b とその間の経路 C がすべて D の内部 C f(z)dz = F(b) − F(a) (11) には依存しない。 す。経路 C を z = z(t) (0 t 1), z(0) = a, z(1) = b で表します。すると,合 dF(z(t)) dt = dF(z(t)) dz dz(t) dt (12) 置換積分により C f(z)dz = 1 0 f(z(t)) dz(t) dt dt = 1 0 dF(z(t)) dz dz(t) dt dt (13) 式から 積分は経路に依存しない さっきの定理 ということは, 経路 C が単純閉曲線なら,始点も終点も同じだから dz(t) dt dt (13) = F(b) − F(a) (14) すから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ,下記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
  • 128.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
  • 129.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理]
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理] 示唆して いるのは
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理] 示唆して いるのは 正則関数の微分は正則関数。
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理] 示唆して いるのは 正則関数の微分は正則関数。 正則関数は何度でも微分できる。
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理] 示唆して いるのは 正則関数の微分は正則関数。 正則関数は何度でも微分できる。 領域 D で正則な関数 ある。 この定理と,その前に 則関数 F(z) が必ず存在す 関数は何度でも微分できる の積分を C f(z)dz と書き コーシーの積分定理の P(x, y), Q(x, y) があると
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理] 示唆して いるのは 正則関数の微分は正則関数。 正則関数は何度でも微分できる。 領域 D で正則な関数 ある。 この定理と,その前に 則関数 F(z) が必ず存在す 関数は何度でも微分できる の積分を C f(z)dz と書き コーシーの積分定理の P(x, y), Q(x, y) があると 閉曲線上の 積分を表す
  • 139.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 実は 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数 F(z) の微分で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば 前節のように,複素関数の積分は, られません。しかし,正則関数の場 連続な関数 f(z) が領域 D で定 わち F′(z) = f(z) であるとする になるならば, となり,経路 C には依存しない 証明は以下の通りです。経路 C を 成関数の微分によって となります。よって,置換積分によ 閉曲線に沿った積分 C f(z)dz = 1 0 dF(z(t)) dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 曲線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である のことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 年度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 複素関数 f(z) が,領域 D での正則関数で 経路 C が, D 内にある単純閉曲線ならば ) dt b) − F(a) (14) ,経路によらず C f(z)dz = 0 である 記のコーシーの積分定理です。 http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ [コーシーの積分定理] 示唆して いるのは 正則関数の微分は正則関数。 正則関数は何度でも微分できる。 領域 D で正則な関数 ある。 この定理と,その前に 則関数 F(z) が必ず存在す 関数は何度でも微分できる の積分を C f(z)dz と書き コーシーの積分定理の P(x, y), Q(x, y) があると 閉曲線上の 積分を表す 注: 「領域内で正則」 であって, 「経路上で正則」 ではない
  • 140.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy (
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 閉曲線 C 上での(線)積分 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 閉曲線 C 上での(線)積分 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数 閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 閉曲線 C 上での(線)積分 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数 閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分 線積分と面積分を 交換
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 閉曲線 C 上での(線)積分 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数 閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分 と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正 が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則 でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ f(z)dz と書きます。 の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数 y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy (15) で交換できる,というものです。 いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy (16) ー・リーマンの関係式より実部・虚部ともに 0 となります。■ として 線積分と面積分を 交換
  • 147.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 閉曲線 C 上での(線)積分 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数 閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分 と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正 が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則 でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ f(z)dz と書きます。 の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数 x, y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分 が C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy (15) で交換できる,というものです。 いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy (16) と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正 が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則 でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ f(z)dz と書きます。 の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数 y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy (15) で交換できる,というものです。 いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy (16) ー・リーマンの関係式より実部・虚部ともに 0 となります。■ として 線積分と面積分を 交換
  • 148.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. コーシーの積分定理 複素関数 f(z) が,領域D での正則関数で 経路 C が, D 内にある閉曲線ならば コーシーの積分定理 証明は,グリーンの定理で C f(z)dz = 0 dt dt = F(z(1)) − F(z(0)) = F(b) − F(a) (14) 線なら,始点も終点も同じですから,経路によらず C f(z)dz = 0 である ことをより一般的に表したのが,下記のコーシーの積分定理です。 度秋学期) 第12回 (2014. 12. 18) http://racco.mikeneko.jp/  4/5 ページ 閉曲線 C 上での(線)積分 必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正 微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には, )dz と書きます。 分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関 があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy ( 換できる,というものです。 と,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy ( 2次元関数 閉曲線 C に囲まれた領域 D´ 内での(面)積分 と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正 が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則 でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ f(z)dz と書きます。 の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数 x, y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分 が C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy (15) で交換できる,というものです。 いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy (16) と,その前に説明した定理をあわせると,正則関数 f(z) に対しては F′(z) = f(z) となる正 が必ず存在することがわかります。したがって,正則関数の微分は正則関数で,つまり正則 でも微分できることがわかります。なお,経路 C が閉曲線であることを強調する時には,こ f(z)dz と書きます。 の積分定理の証明には,グリーン (Green) の定理が用いられます。これは,2次元の関数 y) があるとき,その閉曲線 C に沿った積分(線積分)と,C で囲まれた領域 D′ での積分 C (Pdx + Qdy) = D′ ∂Q ∂x − ∂P ∂y dxdy (15) で交換できる,というものです。 いると,f(z) = u(x, y) + iv(x, y) とするとき C f(z)dz = C {u(x, y) + iv(x, y)}(dx + idy) = C (udx − vdy) + i C (vdx + udy) = D′ − ∂v ∂x − ∂u ∂y dxdy + i D′ ∂u ∂x − ∂v ∂y dxdy (16) ー・リーマンの関係式より実部・虚部ともに 0 となります。■ として 正則関数なので, コーシー・リーマンの 関係式よりどちらもゼロ 線積分と面積分を 交換
  • 149.
  • 150.
  • 151.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 次回に向けて −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ezf(z) = 1 / z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 正則でない点を囲んで積分したら?
  • 152.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 次回に向けて −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ezf(z) = 1 / z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 正則でない点を囲んで積分したら?
  • 153.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 次回に向けて −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ezf(z) = 1 / z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 正則でない点を囲んで積分したら? 積分は0
  • 154.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 次回に向けて −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ezf(z) = 1 / z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 正則でない点を囲んで積分したら? 積分は0
  • 155.
    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 次回に向けて −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ezf(z) = 1 / z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 正則でない点を囲んで積分したら? 積分は0 積分は?
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    2014年度秋学期  A.Asano,KansaiUniv. 次回に向けて −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 0 0.5 1 1.5 2 2.5 3 f(z) = ezf(z) = 1 / z −1 −0.5 0 0.5 1 −1 −0.5 0 0.5 1 −20 −15 −10 −5 0 5 10 15 20 正則でない点を囲んで積分したら? 積分は0 積分は? 正則でない「穴」によって決まる