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2015年度秋学期 応用数学(解析) 第13回 孤立特異点と留数 (2015. 12. 17) 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます
浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回
を計算すると
13. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます
浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回
を計算すると
上の積分も求まる
14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = 0, 1, 2, … のとき
f(z) = z0, z1, z2, … は単位円周C の内部で正則
f(z) = zn の積分
今日の問題のような積分を考えるため
準備として,f(z) = zn を,単位円周(複
の向きにまわって積分した時の値を考え
C を単位円周とします。まず,n = 0,
分定理により
C
f(z)dz = 0 です。
一方,n = −1, −2, . . . のとき,あらた
f(z) は正則ではありません。この場合は
表されるので,
C
コーシーの積分定理により
32. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
33. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
の値を考えます。
ず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
です。
とき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
= 1 のとき
1 2π
34. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
の値を考えます。
ず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
です。
とき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
= 1 のとき
1 2π
実軸
虚軸
1
1
C
35. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
の値を考えます。
ず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
です。
とき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
= 1 のとき
1 2π
経路 C 上で
実軸
虚軸
1
1
C
36. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
の値を考えます。
ず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
です。
とき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
= 1 のとき
1 2π
経路 C 上で
るために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えま
周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)に
を考えます。
= 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コー
。
あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき
場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
e−inθ
ieiθ
dθ
ない点、いわば「穴」があいている場合はどうなるか,が今回の話題です。
分を考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
,単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
た時の値を考えます。
。まず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
= 0 です。
のとき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
ん。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ (1)
実軸
虚軸
1
1
C
37. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
の値を考えます。
ず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
です。
とき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
= 1 のとき
1 2π
経路 C 上で
るために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えま
周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)に
を考えます。
= 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コー
。
あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき
場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
e−inθ
ieiθ
dθ
ない点、いわば「穴」があいている場合はどうなるか,が今回の話題です。
分を考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
,単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
た時の値を考えます。
。まず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
= 0 です。
のとき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
ん。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ (1)
実軸
虚軸
1
1
C
置換積分
38. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
n = –1, –2, –3, … のとき
ややこしいので,あらためて
えます。
, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシ
ためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ <
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
2π
とおいて n = 1, 2, 3, …とする
考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
の値を考えます。
ず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
です。
とき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
= 1 のとき
1 2π
経路 C 上で
るために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えま
周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)に
を考えます。
= 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コー
。
あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき
場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
e−inθ
ieiθ
dθ
ない点、いわば「穴」があいている場合はどうなるか,が今回の話題です。
分を考えるために,関数を級数で表して,各項に対する積分を考えます。その
,単位円周(複素平面における,原点を中心とする半径 1 の円周)にそって正
た時の値を考えます。
。まず,n = 0, 1, 2, . . . の場合は,円周内で zn は正則ですから,コーシーの積
= 0 です。
のとき,あらためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0 で
ん。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π) と
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ (1)
実軸
虚軸
1
1
C
置換積分
39. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
40. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
n = 1
41. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
n = 1
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
する半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
42. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
n = 1
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
する半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
n = 2, 3, … のとき
43. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
n = 1
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
する半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
n = 2, 3, … のとき
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(
分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (
のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
(
2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
とする半径 1 の円周を C とするとき,
44. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
n = 1
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
する半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
n = 2, 3, … のとき
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(
分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (
のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
(
2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
とする半径 1 の円周を C とするとき,
f(z) は正則ではありません。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z
表されるので,
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
となります。この積分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
となり,n = 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
で,e2(1−n)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 ですより
45. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
について n = 1のときためて f(z) =
1
zn
(n = 1, 2, . . . ) とおきます。このとき,z = 0
は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z = eiθ (0 θ < 2π)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
き
1 2π
=
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
る半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
きは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
n = 1
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(1)
は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (2)
ときは
C
1
zn
dz = i e2(n−1)πi
− 1 (3)
− 1)π) + i sin(2(n − 1)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
する半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
(4)
n = 2, 3, … のとき
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
(
分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi (
のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
(
2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
とする半径 1 の円周を C とするとき,
f(z) は正則ではありません。この場合は,単位円周 C を正の向きにまわる z が z
表されるので,
C
f(z)dz =
2π
0
e−inθ dz
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
となります。この積分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
となり,n = 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
で,e2(1−n)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 ですより
一方,n = −1, −2, . . . のとき,あらためて f(z
f(z) は正則ではありません。この場合は,単位円
表されるので,
C
f(z)dz =
=
=
となります。この積分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz =
となり,n = 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i(
C
f(z)dz =
0
e−inθ
dθ
dθ
=
2π
0
e−inθ
ieiθ
dθ
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
ます。この積分は,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
,n = 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
1−n)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 で
46. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
つまり
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
= 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の
a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3,
1 − n
)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分
,a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
す。
用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
= i
0
ei(1−n)θ
dθ
= i
2π
0
dθ = 2πi
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
47. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
つまり
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
= 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の
a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3,
1 − n
)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分
,a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
す。
用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
= i
0
ei(1−n)θ
dθ
= i
2π
0
dθ = 2πi
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
また,a を中心とする半径1の円周を
C とすると
48. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
つまり
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
= 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の
a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3,
1 − n
)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分
,a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
す。
用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
= i
0
ei(1−n)θ
dθ
= i
2π
0
dθ = 2πi
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
また,a を中心とする半径1の円周を
C とすると
実軸
虚軸
C
a
49. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
zn の積分を考える
つまり
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
= 2, 3, . . . のときは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の
a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3,
1 − n
)πi = cos(2(1 − n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分
,a を中心とする半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . .
す。
用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
= i
2π
0
ei(1−n)θ
dθ
のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
= i
0
ei(1−n)θ
dθ
= i
2π
0
dθ = 2πi
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
また,a を中心とする半径1の円周を
C とすると
= i
0
e dθ
,n = 1 のとき
C
1
z
dz = i
2π
0
dθ = 2πi
きは
C
1
zn
dz =
i
i(1 − n)
ei(1−n)θ
2π
0
=
1
1 − n
e2(1−n)πi
− 1
n)π) + i sin(2(1 − n)π) = 1 ですから上の積分は 0 です。
半径 1 の円周を C とするとき,
C
1
(z − a)n
dz =
2πi n = 1
0 n = 2, 3, . . . 実軸
虚軸
C
a
50. 51. 52. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
正則関数の任意の点での値は,
その点を囲む閉曲線上の値だけできまる
領域 D で正則な関数fの点 z における値 f(z) は,
D 内で点 z を囲み,正の方向に1周する閉曲線 C 上の積分
図 1: コーシーの積分公式
,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,D 内で点 z を囲み
に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
す。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線と
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってし
関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたよ
での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それ
で表される
z = 0 のときは
原点を囲み,正の方向に1周する閉曲線 C 上の積分
P
図 1: コーシーの積分公式
,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,D 内で点 z を囲み
沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
す。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線と
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってし
で表される
53. 54. 55. 56. 57. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
58. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
59. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
60. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
61. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
62. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
63. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
64. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
65. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
66. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
67. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
68. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
69. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
70. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
原点では正則でないが
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
71. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
原点では正則でないが
グレーの部分では正則
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
72. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
f(z) =
2πi C ζ − z
dζ (5)
に z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に一周する閉曲線として
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ (6)
数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値だけで決まってしまうこ
軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り目がなく曲げたようなも
の値が周囲での値によって決まってしまう,というのは,それほど不
1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側で原点を囲む半径 r の円
を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではありませんが,P から C を正
きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線で,その内
て,コーシーの積分定理により
Q
f(ζ) f(ζ) P
f(ζ)
を考える
O
C
Cr
P
Q
図 1: コーシーの積分公式
原点
こういう経路で
原点では正則でないが
グレーの部分では正則
を積分
シーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における値 f(z) が,
周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
れるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲み正の方向に
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
ます。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む閉曲線上の値
しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃとどこにも折り
考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まってしまう,
はありません。
式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C とその内側
れに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正則ではあり
に1周→ PQ → C を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この
関数
コーシーの積分定理により,
積分=0
73. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
74. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
75. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
76. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
77. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
同じ経路を逆方向だから
打ち消し合う
78. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
同じ経路を逆方向だから
打ち消し合う
79. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
同じ経路を逆方向だから
打ち消し合う
80. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
C とは逆回りだからマイナス
同じ経路を逆方向だから
打ち消し合う
81. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
C とは逆回りだからマイナス
同じ経路を逆方向だから
打ち消し合う
の向きに1周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると
部で関数
f(ζ)
ζ
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ = −
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) htt
82. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
グレーの部分では正則 コーシーの積分定理により,
両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
ζ
は原点で正則ではありませんが,P か
周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると,この経路は閉曲線
ζ)
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f(ζ)
ζ
dζ = 0
の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は
に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
するのかは,参考文献を参照してください。
数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp
C とは逆回りだからマイナス
同じ経路を逆方向だから
打ち消し合う
の向きに1周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考えると
部で関数
f(ζ)
ζ
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
P
Q
f
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ = −
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) htt
つまり
の」と考えれば,ある点での関数の値が周囲での値によって決まっ
思議ではありません。
(6) 式の意味を考えるため,図 1 のような,原点を囲む閉曲線 C
Cr,それに両者を結ぶ線分 PQ を考えます。関数
f(ζ)
ζ
は原点で正
の向きに1周→ PQ → Cr を逆向きに1周→ QP という経路を考え
部で関数
f(ζ)
ζ
は正則です。よって,コーシーの積分定理により
C
f(ζ)
ζ
dζ +
Q
P
f(ζ)
ζ
dζ +
−Cr
f(ζ)
ζ
dζ +
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
f(0)
dζ に収束し 1,
83. 84. 85. 86. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
内側の円の半径→0とすると
積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は (−1) × C
ので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ (8
式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分を使うと
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0) (9
照してください。
学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 2/7 ページ
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://r
に収束する
(詳細略)
87. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
内側の円の半径→0とすると
積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は (−1) × C
ので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ (8
式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分を使うと
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0) (9
照してください。
学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 2/7 ページ
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://r
に収束する
(詳細略)
C ζ P ζ −Cr
ζ Q
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
88. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
内側の円の半径→0とすると
積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は (−1) × C
ので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ (8
式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分を使うと
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0) (9
照してください。
学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 2/7 ページ
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://r
に収束する
(詳細略)
C ζ P ζ −Cr
ζ Q
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
89. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
内側の円の半径→0とすると
積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は (−1) × C
ので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ (8
式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分を使うと
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0) (9
照してください。
学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 2/7 ページ
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://r
に収束する
(詳細略)
C ζ P ζ −Cr
ζ Q
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
90. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
内側の円の半径→0とすると
積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は (−1) × C
ので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ (8
式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分を使うと
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0) (9
照してください。
学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 2/7 ページ
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://r
に収束する
(詳細略)
C ζ P ζ −Cr
ζ Q
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
よって
91. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
コーシーの積分公式
O
C
Cr
P
Q
内側の円の半径→0とすると
積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に沿った積分は (−1) × C
ので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ (8
式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明した
1
z
の積分を使うと
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0) (9
照してください。
学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 2/7 ページ
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方向)に
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節で説明
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://r
に収束する
(詳細略)
C ζ P ζ −Cr
ζ Q
で,P → Q の積分と Q → P の積分は打ち消し合い,−Cr(Cr の負の方
の正の方向に沿った積分 となるので,
C
f(ζ)
ζ
dζ =
Cr
f(ζ)
ζ
dζ
となります。r → 0 のとき,上式の右辺は
Cr
f(0)
ζ
dζ に収束し 1,前節
Cr
f(0)
ζ
dζ = f(0)
Cr
1
ζ
dζ = 2πif(0)
1
なぜ収束するのかは,参考文献を参照してください。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) ht
よって
P
図 1: コーシーの積分公式
コーシーの積分公式
コーシーの積分公式は,領域 D で正則な関数 f の点 z における
向に1周する閉曲線 C に沿った積分を使って
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ
と表されるというものです。とくに z = 0 のとき,C を原点を囲
f(0) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ
dζ
となります。この公式は,正則関数 f の点 z での値は,z を囲む
とを示しています。正則関数を「軟らかい板を,ぐにゃぐにゃと
92. 93. 94. 95. 96. 97. 98. 99. 100. 101. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
102. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
103. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
等比級数の形
f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
104. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
等比級数の形
f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
105. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
等比級数の形
f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
ζ は外側の経路上だから
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
106. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
等比級数の形
f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
ζ は外側の経路上だから
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
絶対値が1より小さく,収束する
107. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
等比級数の形
f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
。
(10) 式の第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C
− a| です。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
と,右辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
。同様に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き
ζ は外側の経路上だから
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
絶対値が1より小さく,収束する
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ (10
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にあるので
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
(11
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · · (12
,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き,z は C′ の外部に
108. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
す。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
(1
辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · · (1
に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き,z は C′ の外部
を参照してください。
)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 3/7 ペー
109. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
す。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
(1
辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · · (1
に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き,z は C′ の外部
を参照してください。
)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 3/7 ペー
110. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
こちらの ζ は内側の経路上
す。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
(1
辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · · (1
に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き,z は C′ の外部
を参照してください。
)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 3/7 ペー
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
111. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公式を用いて表すことができま
考慮すると
f(z) =
1
2πi C
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)
ζ − z
dζ
第1項の積分の過程では,ζ が外側の経路 C を動き,z は C の内部にある
。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · ·
こちらの ζ は内側の経路上
す。そこで,
1
ζ − z
=
1
(ζ − a) − (z − a)
=
1
ζ − a
·
1
1 −
z − a
ζ − a
(1
辺の 2 つめの分数は初項 1,公比
z − a
ζ − a
の等比級数の和で表され,
1
ζ − z
=
1
ζ − a
1 +
z − a
ζ − a
+
z − a
ζ − a
2
+ · · · (1
に,(10) 式の第2項の積分の過程では,ζ が内側の経路 C′ を動き,z は C′ の外部
を参照してください。
)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 3/7 ペー
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
あるので |ζ − a| < |z − a| で,
1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
と表されます。
(12) 式,(13) 式を (11) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z −
112. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
以上から
1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
ζ − z
=
ζ − a
1 +
z − a
+
z − a
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
113. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開
以上から
1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
ζ − z
=
ζ − a
1 +
z − a
+
z − a
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
孤立特異点 a のまわりのローラン級数
114. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開れます。
式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ます 3。
で,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
ことができます。
f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
いいます。
されます。
) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
すことができます。
数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
といいます。
数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の極といいます。これは,
115. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開れます。
式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ます 3。
で,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
ことができます。
f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
いいます。
されます。
) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
すことができます。
数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
といいます。
数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の極といいます。これは,
ところで
116. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開れます。
式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ます 3。
で,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
ことができます。
f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
いいます。
されます。
) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
すことができます。
数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
といいます。
数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の極といいます。これは,
ところで
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経路も含めて)平行移動すると,(5)
式が得られます 2。
117. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開れます。
式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ます 3。
で,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
ことができます。
f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
いいます。
されます。
) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
すことができます。
数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
といいます。
数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の極といいます。これは,
ところで
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経路も含めて)平行移動すると,(5)
式が得られます 2。
と表されます。
(12) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
ただし
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
となります 3。
ここで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
であり,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . )
と表すことができます。
関数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのロー
118. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開れます。
式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ます 3。
で,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
ことができます。
f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
いいます。
されます。
) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
すことができます。
数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
といいます。
数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の極といいます。これは,
ところで
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経路も含めて)平行移動すると,(5)
式が得られます 2。
グレーの部分で f(z) は正則なので,
コーシーの積分定理より
と表されます。
(12) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
ただし
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
となります 3。
ここで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
であり,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . )
と表すことができます。
関数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのロー
119. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
ローラン級数展開れます。
式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ます 3。
で,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
ことができます。
f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
いいます。
されます。
) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
(14)
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . ) (15)
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . ) (16)
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0 (17)
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . ) (18)
すことができます。
数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのローラン (Laurent) 級数
といいます。
数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の極といいます。これは,
ところで
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経路も含めて)平行移動すると,(5)
式が得られます 2。
グレーの部分で f(z) は正則なので,
コーシーの積分定理より
と表されます。
(12) 式,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
ただし
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
となります 3。
ここで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
であり,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . )
と表すことができます。
関数 f(z) をこのような級数で表すことを,f(z) の孤立特異点 a のまわりのロー
よって
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ ·
し
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
ります 3。
こで,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
り,これを使うと,(15) 式と (16) 式を合わせて
an =
1
2πi C
f(ζ)(ζ − a)−n−1
dζ (n = 0, ±1, ±2, . . . )
120. 121. 122. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
123. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
124. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
ここしか残らない
積分すると 2πi
125. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
ここしか残らない
積分すると 2πi
つまり
126. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
ここしか残らない
積分すると 2πi
部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周して積分することを考
開したものの各項を積分すると考えると,今回の最初に説明した「zn の
はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではありませんが,ここでは
度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 4/7 ペ
つまり
127. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
ここしか残らない
積分すると 2πi
部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周して積分することを考
開したものの各項を積分すると考えると,今回の最初に説明した「zn の
はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではありませんが,ここでは
度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 4/7 ペ
つまり
f(z) の孤立特異点 a における
[留数 (residue)]という
128. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
ここしか残らない
積分すると 2πi
部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周して積分することを考
開したものの各項を積分すると考えると,今回の最初に説明した「zn の
はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではありませんが,ここでは
度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 4/7 ペ
つまり
f(z) の孤立特異点 a における
[留数 (residue)]という
,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表します。
n 位の極であるとき
z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · · (20)
129. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
留数 1
ζ − z
=
−1
ζ − a
1 +
ζ − a
z − a
+
ζ − a
z − a
2
+ · · ·
ます。
,(13) 式を (10) 式に代入すると,
f(z) = · · · +
a−n
(z − a)n
+
a−(n−1)
(z − a)n−1
+ · · · +
a−1
z − a
+
a0 + a1(z − a) + · · · + an−1(z − a)n−1
+ an(z − a)n
+ · · ·
an =
1
2πi C
f(ζ)
(ζ − a)n+1
dζ (n = 0, 1, 2, . . . )
a−n =
1
2πi C′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ (n = 1, 2, . . . )
す 3。
,図 2 の円環領域で f(z) は正則なので,コーシーの積分定理により
1
2πi
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ −
1
2πi ′
f(ζ)(ζ − a)n−1
dζ = 0
関数 f(z) を展開して,
C′′ に沿って積分
a
C
Cʹ
P
Q
Cʹʹ
図 2: 孤立特異点とローラン級数展開
となりますから,(6) 式が得られました。これをさらに z だけ(積分経
式が得られます 2。
孤立特異点とローラン級数展開
領域 D において,関数 f(z) が1点 a を除いて正則であるとき,a
つまり,今日の最初に述べた「穴」です。
このとき,a を中心とする円周 C と,その内部にありやはり a を中
ように,P から C を正の向きに1周→ PQ → C′ を逆向きに1周→ Q
すると,経路の内部で f(z) は正則ですから,f(z) をコーシーの積分公
図 1 と同様の関係を考慮すると
f(z) =
1
2πi
f(ζ)
ζ − z
dζ −
1
2πi ′
f(ζ
ζ −
ここしか残らない
積分すると 2πi
部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周して積分することを考
開したものの各項を積分すると考えると,今回の最初に説明した「zn の
はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではありませんが,ここでは
度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.mikeneko.jp/ 4/7 ペ
つまり
f(z) の孤立特異点 a における
[留数 (residue)]という
,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表します。
n 位の極であるとき
z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · · (20)
留数を別の方法で求められれば,積分は簡単に計算できる
130. 131. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
ローラン級数がa-nから始まるような
孤立特異点を,[n位の極]という
の a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,
異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
,
)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z −
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
1
1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z −
ります 4。この a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表
こで,孤立特異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
されますから,
(z − a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · ·
う,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
り,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
132. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
ローラン級数がa-nから始まるような
孤立特異点を,[n位の極]という
両辺を (n – 1) 回微分すると
の a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,
異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
,
)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z −
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
1
1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z −
ります 4。この a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表
こで,孤立特異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
されますから,
(z − a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · ·
う,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
り,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
133. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
ローラン級数がa-nから始まるような
孤立特異点を,[n位の極]という
両辺を (n – 1) 回微分すると
の a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,
異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
,
)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z −
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
1
1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z −
ります 4。この a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表
こで,孤立特異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
されますから,
(z − a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · ·
う,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
り,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
ります 4。この a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表
こで,孤立特異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
されますから,
(z − a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · ·
う,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
り,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
134. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
ローラン級数がa-nから始まるような
孤立特異点を,[n位の極]という
両辺を (n – 1) 回微分すると
の a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,
異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
,
)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z −
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
1
1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z −
ります 4。この a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表
こで,孤立特異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
されますから,
(z − a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · ·
う,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
り,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
ります 4。この a−1 を,f(z) の孤立特異点 a における留数 (residue) といい,Res(a; f) で表
こで,孤立特異点 a が n 位の極であるとき
f(z) =
a−n
(z − a)n
+ · · · +
a−1
z − a
+ a0 + a1(z − a) + · · ·
されますから,
(z − a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · ·
う,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
り,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
微分によって,a-1 の手前の項まで消える
135. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
136. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
137. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
138. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
よって
139. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
よって
− a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) +
数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
n−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留
式が計算できれば求められることを表しています。
C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則
. . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路
でと同様の考えで,コーシーの積分定理により
140. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
よって
− a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) +
数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
n−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留
式が計算できれば求められることを表しています。
C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則
. . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路
でと同様の考えで,コーシーの積分定理により
孤立特異点を囲んだ閉曲線上の積分は
留数で表される
141. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
よって
− a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) +
数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
n−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留
式が計算できれば求められることを表しています。
C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則
. . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路
でと同様の考えで,コーシーの積分定理により
孤立特異点を囲んだ閉曲線上の積分は
留数で表される
関数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の
ローラン級数の負のべきの項が有限,すなわち級数が a−n (n 1) から始まるこ
略)。このとき,a を n 位の極といいます。なお,負のべきの項が無限に現れると
とよばれます。
留数
図 2 において,f(z) を円環部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周し
ます。f(z) をローラン級数展開したものの各項を積分すると考えると,今回の最
分」により,
1
z − a
の項以外はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
3
本当は,ここで「無限級数の積分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではあ
は略します。
142. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
よって
− a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) +
数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
n−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留
式が計算できれば求められることを表しています。
C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則
. . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路
でと同様の考えで,コーシーの積分定理により
孤立特異点を囲んだ閉曲線上の積分は
留数で表される
関数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の
ローラン級数の負のべきの項が有限,すなわち級数が a−n (n 1) から始まるこ
略)。このとき,a を n 位の極といいます。なお,負のべきの項が無限に現れると
とよばれます。
留数
図 2 において,f(z) を円環部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周し
ます。f(z) をローラン級数展開したものの各項を積分すると考えると,今回の最
分」により,
1
z − a
の項以外はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
3
本当は,ここで「無限級数の積分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではあ
は略します。
n位の極については,留数は別途求まる
143. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
「n位の極」と留数
(z − a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) + · · ·
,べき級数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · ·
,
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
れます。これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で
数は上の式が計算できれば求められることを表しています。
,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則である
き,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C
,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ら,
z→a のとき,これらの項は0
よって
− a) f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a) + a0(z − a) +
数が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
n−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z)
これらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留
式が計算できれば求められることを表しています。
C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則
. . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路
でと同様の考えで,コーシーの積分定理により
孤立特異点を囲んだ閉曲線上の積分は
留数で表される
関数 f(z) と孤立特異点 a について,|f(z)| → ∞ (z → a) のとき,a を f(z) の
ローラン級数の負のべきの項が有限,すなわち級数が a−n (n 1) から始まるこ
略)。このとき,a を n 位の極といいます。なお,負のべきの項が無限に現れると
とよばれます。
留数
図 2 において,f(z) を円環部分の中にある円周 C′′ に沿って正の向きに1周し
ます。f(z) をローラン級数展開したものの各項を積分すると考えると,今回の最
分」により,
1
z − a
の項以外はすべて 0 となり,
a−1 =
1
2πi C′′
f(z)dz
3
本当は,ここで「無限級数の積分」を「積分の無限級数」に置き換えられるのは,当然ではあ
は略します。
n位の極については,留数は別途求まる
144. 145. 146. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
孤立特異点がいくつあっても
b1
C
C1
b2
C2
b3
C3
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
このとき,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周
すると,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ですから,
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
がなりたちます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,
数がわかれば求められることを示しています。
留数と定積分
留数の考えを使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った
考えます。
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√ )(z − −1+i√ )(z − −1−i√ )(z − 1−i√ )
1 2
すると,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ですから,
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
がなりたちます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,そ
数がわかれば求められることを示しています。
留数と定積分
留数の考えを使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った
考えます。
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
147. 148. 149. 150. 151. 152. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます
浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回
を計算すると
153. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
こんな積分は
まっとうには計算できません。
そこで
積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → 0 のとき 0 になる
上では |z| r であることを用います。
辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
∞
1 π
x
数直線を
実部
y 虚部
複素平面に拡張 z = x + yi
こういう周C上で
C
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます
浅野 晃/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回
を計算すると
上の積分も求まる
154. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
なわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 9) http://
を計算する
経路は
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式よ
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
155. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
なわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 9) http://
を計算する
経路は
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式よ
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれ
られることを示しています。
って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った f(z) =
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて1位の極
156. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
なわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 9) http://
を計算する
経路は
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式よ
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれ
られることを示しています。
って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った f(z) =
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて1位の極
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25
ます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
ば求められることを示しています。
分
を使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った f(z) =
1
z4 + 1
の積分を
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
(26
つある f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて1位の極です。孤立特異点 は,すべて1位の極
157. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
なわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
/応用数学(解析)(2013 年度春学期) 第13回 (2013. 7. 9) http://
を計算する
経路は
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式よ
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれ
られることを示しています。
って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った f(z) =
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて1位の極
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25
ます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
ば求められることを示しています。
分
を使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った f(z) =
1
z4 + 1
の積分を
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
(26
つある f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて1位の極です。孤立特異点 は,すべて1位の極
展開するまでもなく
158. 159. 160. 161. 162. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
163. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
164. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
n=1だから微分しなくてよい
165. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
n=1だから微分しなくてよい
0 r
x
√2 √2
–r
C
図 4: 留数と定積分
の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式より
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
=
1
(1+i√
2
− −1+i√
2
)(1+i√
2
− −1−i√
2
)(1+i√
2
− 1−i√
2
)
=
−1 − i
4
√
2
(27)
Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となります。
166. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
n=1だから微分しなくてよい
また,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除い
このとき,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周す
すると,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ですから,
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
がなりたちます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,
数がわかれば求められることを示しています。
留数と定積分
留数の考えを使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った
考えます。
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
ですから,4 つある f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて
4
こう言えるのは,ローラン級数が「一様収束」しているからです。詳細は略します。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://rac
0 r
x
√2 √2
–r
C
図 4: 留数と定積分
の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式より
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
=
1
(1+i√
2
− −1+i√
2
)(1+i√
2
− −1−i√
2
)(1+i√
2
− 1−i√
2
)
=
−1 − i
4
√
2
(27)
Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となります。
167. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
n=1だから微分しなくてよい
また,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除い
このとき,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周す
すると,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ですから,
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
がなりたちます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,
数がわかれば求められることを示しています。
留数と定積分
留数の考えを使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った
考えます。
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
ですから,4 つある f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて
4
こう言えるのは,ローラン級数が「一様収束」しているからです。詳細は略します。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://rac
0 r
x
√2 √2
–r
C
図 4: 留数と定積分
の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式より
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
=
1
(1+i√
2
− −1+i√
2
)(1+i√
2
− −1−i√
2
)(1+i√
2
− 1−i√
2
)
=
−1 − i
4
√
2
(27)
Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となります。
168. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
経路の内部にある孤立特異点は2つ
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(2
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
それぞれ留数を求める
,
a)n
f(z) = a−n + a−n+1(z − a) + · · · + a−1(z − a)n−1
+ a0(z − a)n
+ · · · (21)
が得られます。したがって,両辺を (n − 1) 回微分すると,
−1
−1
(z − a)n
f(z) = (n − 1)!a−1 +
n!
1!
a0(z − a) +
(n + 1)!
2!
a1(z − a)2
+ · · · (22)
Res(a; f) = a−1 =
1
(n − 1)!
lim
z→a
dn−1
dzn−1
(z − a)n
f(z) (23)
れらのことは,孤立特異点つまり「穴」を囲んだ閉曲線上の積分が,留数で表され,し
が計算できれば求められることを表しています。
の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除いて正則であるとします。
. . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周する経路を C1, C2, . . . と
と同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0 (24)
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · · (25)
このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,それぞれの「穴」での留
n=1だから微分しなくてよい
また,閉曲線 C の内部で,関数 f(z) が有限個の孤立特異点 b1, b2, . . . を除い
このとき,b1, b2, . . . のそれぞれを囲み C の内部にある円周を正の向きに一周す
すると,これまでと同様の考えで,コーシーの積分定理により
C
f(z)dz −
C1
f(z)dz −
C2
f(z)dz − · · · = 0
ですから,
1
2πi C
f(z)dz = Res(b1; f) + Res(b2; f) + · · ·
がなりたちます。このことは,いくつかの「穴」を囲んだ閉曲線上の積分は,
数がわかれば求められることを示しています。
留数と定積分
留数の考えを使って,図 4 に示す,幅 2r・高さ r の長方形の経路 C に沿った
考えます。
1
z4 + 1
=
1
(z − 1+i√
2
)(z − −1+i√
2
)(z − −1−i√
2
)(z − 1−i√
2
)
ですから,4 つある f(z) の孤立特異点
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
,
−1 − i
√
2
,
1 − i
√
2
は,すべて
4
こう言えるのは,ローラン級数が「一様収束」しているからです。詳細は略します。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://rac
–r
図 4
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 +
√
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→1+i√
2
(
=
(1+i√
2
−
=
−1 −
4
√
2
となり,同様に Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となり同様に
0 r
x
√2 √2
–r
C
図 4: 留数と定積分
の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,(23) 式より
Res(
1 + i
√
2
; f) = lim
z→ 1+i√
2
(z −
1 + i
√
2
)f(z)
=
1
(1+i√
2
− −1+i√
2
)(1+i√
2
− −1−i√
2
)(1+i√
2
− 1−i√
2
)
=
−1 − i
4
√
2
(27)
Res(
−1 + i
√
2
; f) =
1 − i
4
√
2
となります。
169. 170. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
よって
b2
C2
b3
C3
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,
2 4 2
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
i
2
√
2
,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.miken
2 4 2
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f)
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) h
では実関数の積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の辺での
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → ∞ のとき 0 になるこ
外の辺上では |z| r であることを用います。
側の立辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
は?
171. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
よって
b2
C2
b3
C3
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,
2 4 2
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
i
2
√
2
,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.miken
2 4 2
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f)
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) h
では実関数の積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の辺での
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → ∞ のとき 0 になるこ
外の辺上では |z| r であることを用います。
側の立辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
は?
r→∞ のとき,
実軸上以外は0
(略,プリントで)
172. 2015年度秋学期
A.Asano,KansaiUniv.
複素関数にして積分する
よって
b2
C2
b3
C3
図 3: 有限個の孤立特異点を含む場合
y
0
–1+i
r
x
√2
1+i
√2
–r
r+rir–ri
C
図 4: 留数と定積分
図 4 の経路 C の内部に入っている極は,
1 + i
√
2
,
−1 + i
√
2
だけです。ここで,
2 4 2
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f) = −
i
2
√
2
,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) http://racco.miken
2 4 2
よって,(25) 式より,
1
2πi C
f(z)dz = Res(
1 + i
√
2
; f) + Res(
−1 + i
√
2
; f)
で,すなわち
C
1
z4 + 1
dz =
π
√
2
が得られます。
浅野 晃/応用数学(解析)(2014 年度春学期) 第14回 (2015. 1. 8) h
では実関数の積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。そのために,
の辺での
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → ∞ のとき 0 になるこ
外の辺上では |z| r であることを用います。
側の立辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
は?
r→∞ のとき,
実軸上以外は0
(略,プリントで)
を使って,実関数の積分
∞
−∞
1
x4 + 1
dx を求めることを考えます。
,それぞれの辺での
1
z4 + 1
の積分が,実軸上以外では r → ∞ のと
は,実軸以外の辺上では |z| r であることを用います。
長方形の右側の立辺では
r+ri
r
1
z4 + 1
dz
r+ri
r
1
|z|4 + 1
d|z|
r
0
1
r4 + 1
dy =
r
r4 + 1
のとき 0 になります。他の辺でも同様で,
∞
−∞
1
x4 + 1
dx =
π
√
2
がよって
173.