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A.Asano,KansaiUniv.
2015年度秋学期 応用数学(解析)
浅野 晃
関西大学総合情報学部
第1部・「無限」の理解
収束とは何か,ε-δ論法
第4回
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
微分を習ったときの説明
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
何かだまされている気がする
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
関数 f(x) = x2 の微分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
関数 f(x) = x2 の微分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
関数 f(x) = x2 の微分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明
h はゼロに近づいているだけで,
ゼロではないから,
分母分子を h で割る
る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
関数 f(x) = x2 の微分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明
h はゼロに近づいているだけで,
ゼロではないから,
分母分子を h で割る
る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
関数 f(x) = x2 の微分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明
h はゼロに近づいているだけで,
ゼロではないから,
分母分子を h で割る
る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
やっぱり h はゼロ
関数 f(x) = x2 の微分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
微分の説明
h はゼロに近づいているだけで,
ゼロではないから,
分母分子を h で割る
る
ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと
df(x)
dx
= lim
h→0
f(x + h) − f(x)
h
= lim
h→0
(x + h)2 − x2
h
= lim
h→0
h(2x + h)
h
= lim
h→0
(2x + h) = 2x
(1
0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい
としています。これはおかしくありませんか?
収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と
やっぱり h はゼロ
これっておかしくありませんか?
関数 f(x) = x2 の微分
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
収束=「限りなく近づく」ことの
意味
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α
ε
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
ε
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α
α – ε α + ε
ε
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
ε
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
a1
α
α – ε α + ε
ε ε
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1
α
α – ε α + ε
ε ε
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2
α
α – ε α + ε
ε ε
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
aN–1
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
aN–1aN
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
aN–1aN
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
aN–1
aN+1
aN
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
aN–1
aN+1
aN
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
ε ε
…
aN–1
aN+1
aN
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
α – ε α + ε
ε ε
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
εをどんなに小さくしても
α – ε α + ε
ε ε
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε ε
εをどんなに小さくしても
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε ε
εをどんなに小さくしても
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε ε
εをどんなに小さくしても
aN
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε ε
εをどんなに小さくしても
aN
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε ε
εをどんなに小さくしても
aN
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
数列が十分大きな番号 N まで進めば
a1a2a3
α
α – ε α + ε
…
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε ε
εをどんなに小さくしても
aN
そういうNがある
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
数列が十分大きな番号 N まで進めば
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
る」とは,数学では次のような意味だと理解されて
狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1,
N まで進めば,
については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に
∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
る」とは,数学では次のような意味だと理解されて
狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1,
N まで進めば,
については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に
∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε – N 論法
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
る」とは,数学では次のような意味だと理解されて
狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1,
N まで進めば,
については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に
∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε – N 論法
2015
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数列の収束の定義
数列{an}が α に収束するとは
る」とは,数学では次のような意味だと理解されて
狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1,
N まで進めば,
については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に
∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε
α のまわりにどんなに狭い区間
[α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
ε – N 論法
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
どんなに大きな数 G を持ってきても,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
どんなに大きな数 G を持ってきても,
数列が十分大きな番号 N まで進めば
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
どんなに大きな数 G を持ってきても,
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみな G より大きくなる
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
どんなに大きな数 G を持ってきても,
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみな G より大きくなる
びます。図 1 の「4コマ漫画」で,この様子を説明し
列 {an} が ∞ に発散する」とは
ってきても,
まで進めば,
ついては,an は G より大きくなる。
∀G, ∃N; n > N ⇒ an > G
く小さな(好きなだけ小さくできる)正の数をさします。
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
どんなに大きな数 G を持ってきても,
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみな G より大きくなる
びます。図 1 の「4コマ漫画」で,この様子を説明し
列 {an} が ∞ に発散する」とは
ってきても,
まで進めば,
ついては,an は G より大きくなる。
∀G, ∃N; n > N ⇒ an > G
く小さな(好きなだけ小さくできる)正の数をさします。
2015
A.Asano,KansaiUniv.
数列の発散の定義
数列{an}が ∞ に発散する
どんなに大きな数 G を持ってきても,
数列が十分大きな番号 N まで進めば
N 番より大きな番号 n については,
anはみな G より大きくなる
びます。図 1 の「4コマ漫画」で,この様子を説明し
列 {an} が ∞ に発散する」とは
ってきても,
まで進めば,
ついては,an は G より大きくなる。
∀G, ∃N; n > N ⇒ an > G
く小さな(好きなだけ小さくできる)正の数をさします。
2015
A.Asano,KansaiUniv.
収束や発散は「無限」なのか
「無限」とはひとことも言っていない
2015
A.Asano,KansaiUniv.
収束や発散は「無限」なのか
「無限」とはひとことも言っていない
どんなに狭い区間[α – ε, α + ε]
2015
A.Asano,KansaiUniv.
収束や発散は「無限」なのか
「無限」とはひとことも言っていない
どんなに狭い区間[α – ε, α + ε]
どんなに大きな数 G
十分大きな番号 N
2015
A.Asano,KansaiUniv.
収束や発散は「無限」なのか
「無限」とはひとことも言っていない
どれも「無限」ではなく有限
どんなに狭い区間[α – ε, α + ε]
どんなに大きな数 G
十分大きな番号 N
2015
A.Asano,KansaiUniv.
収束や発散は「無限」なのか
「無限」とはひとことも言っていない
どれも「無限」ではなく有限
どんなに狭い区間[α – ε, α + ε]
どんなに大きな数 G
十分大きな番号 N
ただし,求めに応じて
好きなだけ狭く・大きくできる
2015
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収束や発散は「無限」なのか
「無限」とはひとことも言っていない
どれも「無限」ではなく有限
どんなに狭い区間[α – ε, α + ε]
どんなに大きな数 G
十分大きな番号 N
ただし,求めに応じて
好きなだけ狭く・大きくできる
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
2015
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
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実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
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実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
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実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
有界(このへんに達することはできない)
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
2015
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
有界(このへんに達することはできない)
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
実数の連続性と収束
実数の有界な単調数列は収束する
有界(このへんに達することはできない)
実数の連続性を述べる公理の,4つめの表現
単調増加だから
つねに増加していくが,
収束する
数列{an}が
「単調増加」とは,a1 < a2 < … < an < …
「単調減少」とは,a1 > a2 > … > an > …
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
α
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
α
α′
α より小さい α′ を考えると
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存
α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p
方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p
の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま
に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える
す。■
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存
α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p
方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p
の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま
に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える
す。■
α′ はどれだけ
α に近くてもよい
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存
α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p
方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p
の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま
に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える
す。■
α′ はどれだけ
α に近くてもよい
これをε( > 0)と考えると
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存
α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p
方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p
の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま
に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える
す。■
α′ はどれだけ
α に近くてもよい
これをε( > 0)と考えると
ε
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存
α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p
方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p
の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま
に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える
す。■
α′ はどれだけ
α に近くてもよい
これをε( > 0)と考えると
α からの隔たり ε をどんなに小さく設定しても,
そこに入る an がある
ε
つまり,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ワイエルシュトラスの定理から証明
有界だから,上限 α が存在する
…α
α′
α より小さい α′ を考えると
α′ と α の間に来る an がある
an
n 番目
α
α′
an
数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ます。■
, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
うな番号 k をもってきて,
ak
= C とおきます。すると,n > k のとき
ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ことを証明せよ。
ak
列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存
α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p
方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p
の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま
に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える
す。■
α′ はどれだけ
α に近くてもよい
これをε( > 0)と考えると
α からの隔たり ε をどんなに小さく設定しても,
そこに入る an がある
ε
つまり,
{an} は α に収束する
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
数列の収束に関する例題
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
a > 0 のとき
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とお
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
n−k
を証明せよ。
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
a > 0 のとき
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とお
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
n−k
を証明せよ。
小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ることを証明せよ。
てきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
a > 0 のとき
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とお
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
n−k
を証明せよ。
小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ることを証明せよ。
てきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。
n > k となる番号 n について,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
a > 0 のとき
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とお
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
n−k
を証明せよ。
小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ることを証明せよ。
てきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。
n > k となる番号 n について,
単調に増加する数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在
α′ < α となるような α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以
α′ よりも大きく,一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) で
an の隔たりは α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります
さければどれだけ α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると
することがわかります。■
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
k +
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
1 n−k
C · 2k C · 2k
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
a > 0 のとき
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とお
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
n−k
を証明せよ。
小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
ることを証明せよ。
てきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。
n > k となる番号 n について,
単調に増加する数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在
α′ < α となるような α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以
α′ よりも大きく,一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) で
an の隔たりは α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります
さければどれだけ α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると
することがわかります。■
例題
a > 0 のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
k +
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
1 n−k
C · 2k C · 2k
界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき,
ます。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は,
下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と
りも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
よいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
であることを証明せよ。
もってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
a a a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
そこで,どんな小さな ε( > 0) についても,
番号 n が     であれば
わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
せよ。
C とおきます。すると,n > k のとき
C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
+ 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
· 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
ち,
an
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
そこで,どんな小さな ε( > 0) についても,
番号 n が     であれば
わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
せよ。
C とおきます。すると,n > k のとき
C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
+ 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
· 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
ち,
an
は 0 に収束します。■
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
そこで,どんな小さな ε( > 0) についても,
番号 n が     であれば
わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
せよ。
C とおきます。すると,n > k のとき
C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
+ 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
· 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
ち,
an
は 0 に収束します。■
n→∞ n!
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C と
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
a
n
2015
A.Asano,KansaiUniv.
例題
n > k となる番号 n について,
a > 0 のとき, lim
n→∞ n!
= 0 であることを証明せよ。
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k の
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
関数の極限
であることを証明せよ。
ってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
a
+ 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
なります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
k > 2a なので
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考え
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
かります。■
とき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
るような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
n
!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4
すから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5
できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
わかります。■
のとき, lim
n→∞
an
n!
= 0 であることを証明せよ。
あるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C とおきます。すると,n > k のとき
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
an
n!
は 0 に収束します。■
そこで,どんな小さな ε( > 0) についても,
番号 n が     であれば
わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小
を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束
せよ。
C とおきます。すると,n > k のとき
C ×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
k + (n − k)
(4)
+ 2
× · · · ×
a
2a + (n − k)
· 2k
2n
<
C · 2k
n
(5)
の数 ε をもってきて,n >
C · 2k
ε
となる n を考える
ち,
an
は 0 に収束します。■
n→∞ n!
k > 2a であるような番号 k をもってきて,
ak
k!
= C と
an
n!
=
ak
k!
×
a
k + 1
×
a
k + 2
× · · · ×
a
n
= C ×
で,k > 2a ですから
an
n!
< C ×
a
2a + 1
×
a
2a + 2
×
< C ×
1
2
n−k
=
C · 2k
2n
とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数
と,上の式に代入して
an
n!
< ε となります。すなわち,
a
n
つまり
{an / n!} は 0 に
収束する
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
A
ε
ε
縦軸で A との隔たり ε を
どれほど小さくしても
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
A
ε
ε
縦軸で A との隔たり ε を
どれほど小さくしても
δδ
a
横軸で a との隔たり δ を
それに応じて小さくすれば
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
A
ε
ε
縦軸で A との隔たり ε を
どれほど小さくしても
δδ
a
横軸で a との隔たり δ を
それに応じて小さくすれば
x と a との隔たりが δ より小さければ
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
A
ε
ε
縦軸で A との隔たり ε を
どれほど小さくしても
δδ
a
横軸で a との隔たり δ を
それに応じて小さくすれば
x
x と a との隔たりが δ より小さければ
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
A
ε
ε
縦軸で A との隔たり ε を
どれほど小さくしても
δδ
a
横軸で a との隔たり δ を
それに応じて小さくすれば
x
x と a との隔たりが δ より小さければ
f(x)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
数列の収束と同じ論法を用いる
関数の極限
ここまでに述べた数列の収束
lim
x→a
f(x) = A であることは,次
どんなに小さな正の数 ε
x と a の隔たりをある δ
f(x) と A の隔たりも ε よ
これを,数学の表現では
∀ε
と書きます。この表現をε-δ
この定義で,最初に述べた微
けであってあくまで 0 ではない
としているのは,収束する先が
2
ε-N 論法もε-δ論法に含めて,
関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは
x
A
ε
ε
縦軸で A との隔たり ε を
どれほど小さくしても
δδ
a
横軸で a との隔たり δ を
それに応じて小さくすれば
x
x と a との隔たりが δ より小さければ
f(x) と A との隔たりも ε より小さいf(x)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
どんなに小さな ε を考えても(ε > 0)
x と a との隔たりを δ より小さくすれば
f(x) と A の隔たりも ε より小さくできる
2015
A.Asano,KansaiUniv.
関数の極限
どんなに小さな ε を考えても(ε > 0)
x と a との隔たりを δ より小さくすれば
f(x) と A の隔たりも ε より小さくできる
ことは,次のように定義されます。
正の数 ε を持ってきても,
をある δ より小さくすれば,
りも ε より小さくできる。
は
∀ε > 0, ∃δ > 0; 0 < |x − a| < δ ⇒ |f(x) − A| < ε
をε-δ論法とよびます 2。
述べた微分の問題を考えてみると,h → 0 という表現で
ではないので,割り算をしてもいい,ということになり
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2015年度秋学期 応用数学(解析) 第4回 収束とは何か,ε-δ論法 (2015. 10. 22)

  • 6. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と 関数 f(x) = x2 の微分
  • 7. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と 関数 f(x) = x2 の微分
  • 8. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と 関数 f(x) = x2 の微分
  • 9. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明 h はゼロに近づいているだけで, ゼロではないから, 分母分子を h で割る る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と 関数 f(x) = x2 の微分
  • 10. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明 h はゼロに近づいているだけで, ゼロではないから, 分母分子を h で割る る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と 関数 f(x) = x2 の微分
  • 11. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明 h はゼロに近づいているだけで, ゼロではないから, 分母分子を h で割る る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と やっぱり h はゼロ 関数 f(x) = x2 の微分
  • 12. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 微分の説明 h はゼロに近づいているだけで, ゼロではないから, 分母分子を h で割る る ば「f(x) = x2 を x で微分せよ」という問題を次のように説明されたと df(x) dx = lim h→0 f(x + h) − f(x) h = lim h→0 (x + h)2 − x2 h = lim h→0 h(2x + h) h = lim h→0 (2x + h) = 2x (1 0 に近づいているだけで,まだ 0 ではないから」といって h で割ってい としています。これはおかしくありませんか? 収束」を正確に理解する必要があります。今日は,「限りなく近づく」と やっぱり h はゼロ これっておかしくありませんか? 関数 f(x) = x2 の微分
  • 15. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
  • 16. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
  • 17. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
  • 18. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α ε α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) ε
  • 19. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α α – ε α + ε ε α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) ε
  • 27. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε ε ε … aN–1aN N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
  • 28. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε ε ε … aN–1 aN+1 aN N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
  • 29. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε ε ε … aN–1 aN+1 aN N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
  • 30. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε ε ε … aN–1 aN+1 aN N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る …
  • 31. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る α – ε α + ε ε ε
  • 32. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る εをどんなに小さくしても α – ε α + ε ε ε
  • 33. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε ε εをどんなに小さくしても
  • 34. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε ε εをどんなに小さくしても
  • 35. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε ε εをどんなに小さくしても aN
  • 36. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε ε εをどんなに小さくしても aN
  • 37. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε ε εをどんなに小さくしても aN …
  • 38. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは 数列が十分大きな番号 N まで進めば a1a2a3 α α – ε α + ε … N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε ε εをどんなに小さくしても aN そういうNがある …
  • 40. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0)
  • 41. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) 数列が十分大きな番号 N まで進めば
  • 42. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
  • 43. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは る」とは,数学では次のような意味だと理解されて 狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1, N まで進めば, については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に ∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る
  • 44. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは る」とは,数学では次のような意味だと理解されて 狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1, N まで進めば, については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に ∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε – N 論法
  • 45. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは る」とは,数学では次のような意味だと理解されて 狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1, N まで進めば, については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に ∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε – N 論法
  • 46. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の収束の定義 数列{an}が α に収束するとは る」とは,数学では次のような意味だと理解されて 狭い区間 [α − ε, α + ε] を設定しても 1, N まで進めば, については,an はみなその狭い区間 [α − ε, α + ε] に ∀ε > 0, ∃N; n > N ⇒ |an − α| < ε α のまわりにどんなに狭い区間 [α – ε, α + ε]を設定しても(ε > 0) 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみなその狭い区間[α – ε, α + ε]に入る ε – N 論法
  • 49. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の発散の定義 数列{an}が ∞ に発散する どんなに大きな数 G を持ってきても, 数列が十分大きな番号 N まで進めば
  • 50. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の発散の定義 数列{an}が ∞ に発散する どんなに大きな数 G を持ってきても, 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみな G より大きくなる
  • 51. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の発散の定義 数列{an}が ∞ に発散する どんなに大きな数 G を持ってきても, 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみな G より大きくなる びます。図 1 の「4コマ漫画」で,この様子を説明し 列 {an} が ∞ に発散する」とは ってきても, まで進めば, ついては,an は G より大きくなる。 ∀G, ∃N; n > N ⇒ an > G く小さな(好きなだけ小さくできる)正の数をさします。
  • 52. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の発散の定義 数列{an}が ∞ に発散する どんなに大きな数 G を持ってきても, 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみな G より大きくなる びます。図 1 の「4コマ漫画」で,この様子を説明し 列 {an} が ∞ に発散する」とは ってきても, まで進めば, ついては,an は G より大きくなる。 ∀G, ∃N; n > N ⇒ an > G く小さな(好きなだけ小さくできる)正の数をさします。
  • 53. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 数列の発散の定義 数列{an}が ∞ に発散する どんなに大きな数 G を持ってきても, 数列が十分大きな番号 N まで進めば N 番より大きな番号 n については, anはみな G より大きくなる びます。図 1 の「4コマ漫画」で,この様子を説明し 列 {an} が ∞ に発散する」とは ってきても, まで進めば, ついては,an は G より大きくなる。 ∀G, ∃N; n > N ⇒ an > G く小さな(好きなだけ小さくできる)正の数をさします。
  • 58. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 収束や発散は「無限」なのか 「無限」とはひとことも言っていない どれも「無限」ではなく有限 どんなに狭い区間[α – ε, α + ε] どんなに大きな数 G 十分大きな番号 N ただし,求めに応じて 好きなだけ狭く・大きくできる
  • 59. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 収束や発散は「無限」なのか 「無限」とはひとことも言っていない どれも「無限」ではなく有限 どんなに狭い区間[α – ε, α + ε] どんなに大きな数 G 十分大きな番号 N ただし,求めに応じて 好きなだけ狭く・大きくできる
  • 75. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目
  • 76. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目
  • 77. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 つまり,
  • 78. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an つまり,
  • 79. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak つまり,
  • 80. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak つまり,
  • 81. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak 列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存 α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える す。■ つまり,
  • 82. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak 列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存 α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える す。■ α′ はどれだけ α に近くてもよい つまり,
  • 83. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak 列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存 α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える す。■ α′ はどれだけ α に近くてもよい これをε( > 0)と考えると つまり,
  • 84. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak 列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存 α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える す。■ α′ はどれだけ α に近くてもよい これをε( > 0)と考えると ε つまり,
  • 85. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak 列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存 α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える す。■ α′ はどれだけ α に近くてもよい これをε( > 0)と考えると α からの隔たり ε をどんなに小さく設定しても, そこに入る an がある ε つまり,
  • 86. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ワイエルシュトラスの定理から証明 有界だから,上限 α が存在する …α α′ α より小さい α′ を考えると α′ と α の間に来る an がある an n 番目 α α′ an 数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, な α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ます。■ , lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 うな番号 k をもってきて, ak = C とおきます。すると,n > k のとき ば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, あるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 で,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ことを証明せよ。 ak 列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存 α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となりま に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考える す。■ α′ はどれだけ α に近くてもよい これをε( > 0)と考えると α からの隔たり ε をどんなに小さく設定しても, そこに入る an がある ε つまり, {an} は α に収束する
  • 89. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 a > 0 のとき 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とお an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × n−k を証明せよ。
  • 90. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 a > 0 のとき 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とお an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × n−k を証明せよ。 小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ることを証明せよ。 てきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) (小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。
  • 91. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 a > 0 のとき 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とお an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × n−k を証明せよ。 小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ることを証明せよ。 てきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) (小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。 n > k となる番号 n について,
  • 92. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 a > 0 のとき 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とお an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × n−k を証明せよ。 小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ることを証明せよ。 てきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) (小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。 n > k となる番号 n について, 単調に増加する数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在 α′ < α となるような α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以 α′ よりも大きく,一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) で an の隔たりは α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります さければどれだけ α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると することがわかります。■ 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × k + で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) 1 n−k C · 2k C · 2k
  • 93. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 a > 0 のとき 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とお an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × n−k を証明せよ。 小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 ので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 ることを証明せよ。 てきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) (小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える と置く。番号 k は,k > 2a であるとする。 n > k となる番号 n について, 単調に増加する数列 {an} が有界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在 α′ < α となるような α′ を用意します。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以 α′ よりも大きく,一方上限 α 以下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) で an の隔たりは α と α′ の隔たりよりも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります さければどれだけ α に近くてもよいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると することがわかります。■ 例題 a > 0 のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × k + で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) 1 n−k C · 2k C · 2k 界ならば,Weierstrass の定理により上限 α が存在します。このとき, ます。この数列は単調増加ですから,ある番号 p 以降の an (n > p) は, 下ではあるはずです。つまり α′ < an α (n > p) です。よって,α と りも小さい,すなわち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 よいので,α − α′ を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 であることを証明せよ。 もってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) a a a
  • 94. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 95. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので
  • 96. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 97. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 98. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 99. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 100. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 101. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 102. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 103. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 104. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 105. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 106. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 107. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■
  • 108. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ そこで,どんな小さな ε( > 0) についても, 番号 n が     であれば わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 せよ。 C とおきます。すると,n > k のとき C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) + 2 × · · · × a 2a + (n − k) · 2k 2n < C · 2k n (5) の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える ち, an は 0 に収束します。■
  • 109. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ そこで,どんな小さな ε( > 0) についても, 番号 n が     であれば わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 せよ。 C とおきます。すると,n > k のとき C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) + 2 × · · · × a 2a + (n − k) · 2k 2n < C · 2k n (5) の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える ち, an は 0 に収束します。■
  • 110. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ そこで,どんな小さな ε( > 0) についても, 番号 n が     であれば わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 せよ。 C とおきます。すると,n > k のとき C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) + 2 × · · · × a 2a + (n − k) · 2k 2n < C · 2k n (5) の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える ち, an は 0 に収束します。■ n→∞ n! k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C と an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, a n
  • 111. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 例題 n > k となる番号 n について, a > 0 のとき, lim n→∞ n! = 0 であることを証明せよ。 k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k の an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ 関数の極限 であることを証明せよ。 ってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき a + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える なります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ k > 2a なので かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考え 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ かります。■ とき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 るような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき n ! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4 すから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5 できます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える 代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ わかります。■ のとき, lim n→∞ an n! = 0 であることを証明せよ。 あるような番号 k をもってきて, ak k! = C とおきます。すると,n > k のとき an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × · · · × a 2a + (n − k) < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n < C · 2k n (5) ができます。そこで,ある(小さな)正の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える に代入して an n! < ε となります。すなわち, an n! は 0 に収束します。■ そこで,どんな小さな ε( > 0) についても, 番号 n が     であれば わち |α − an| < α − α′ となります。α′ は,α より小 を上の収束の定義の ε と考えると,{an} は α に収束 せよ。 C とおきます。すると,n > k のとき C × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a k + (n − k) (4) + 2 × · · · × a 2a + (n − k) · 2k 2n < C · 2k n (5) の数 ε をもってきて,n > C · 2k ε となる n を考える ち, an は 0 に収束します。■ n→∞ n! k > 2a であるような番号 k をもってきて, ak k! = C と an n! = ak k! × a k + 1 × a k + 2 × · · · × a n = C × で,k > 2a ですから an n! < C × a 2a + 1 × a 2a + 2 × < C × 1 2 n−k = C · 2k 2n とすることができます。そこで,ある(小さな)正の数 と,上の式に代入して an n! < ε となります。すなわち, a n つまり {an / n!} は 0 に 収束する
  • 114. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x
  • 115. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x A ε ε 縦軸で A との隔たり ε を どれほど小さくしても
  • 116. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x A ε ε 縦軸で A との隔たり ε を どれほど小さくしても δδ a 横軸で a との隔たり δ を それに応じて小さくすれば
  • 117. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x A ε ε 縦軸で A との隔たり ε を どれほど小さくしても δδ a 横軸で a との隔たり δ を それに応じて小さくすれば x と a との隔たりが δ より小さければ
  • 118. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x A ε ε 縦軸で A との隔たり ε を どれほど小さくしても δδ a 横軸で a との隔たり δ を それに応じて小さくすれば x x と a との隔たりが δ より小さければ
  • 119. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x A ε ε 縦軸で A との隔たり ε を どれほど小さくしても δδ a 横軸で a との隔たり δ を それに応じて小さくすれば x x と a との隔たりが δ より小さければ f(x)
  • 120. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 数列の収束と同じ論法を用いる 関数の極限 ここまでに述べた数列の収束 lim x→a f(x) = A であることは,次 どんなに小さな正の数 ε x と a の隔たりをある δ f(x) と A の隔たりも ε よ これを,数学の表現では ∀ε と書きます。この表現をε-δ この定義で,最初に述べた微 けであってあくまで 0 ではない としているのは,収束する先が 2 ε-N 論法もε-δ論法に含めて, 関数 f(x) の x→a の極限が A であるとは x A ε ε 縦軸で A との隔たり ε を どれほど小さくしても δδ a 横軸で a との隔たり δ を それに応じて小さくすれば x x と a との隔たりが δ より小さければ f(x) と A との隔たりも ε より小さいf(x)
  • 121. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 どんなに小さな ε を考えても(ε > 0) x と a との隔たりを δ より小さくすれば f(x) と A の隔たりも ε より小さくできる
  • 122. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 関数の極限 どんなに小さな ε を考えても(ε > 0) x と a との隔たりを δ より小さくすれば f(x) と A の隔たりも ε より小さくできる ことは,次のように定義されます。 正の数 ε を持ってきても, をある δ より小さくすれば, りも ε より小さくできる。 は ∀ε > 0, ∃δ > 0; 0 < |x − a| < δ ⇒ |f(x) − A| < ε をε-δ論法とよびます 2。 述べた微分の問題を考えてみると,h → 0 という表現で ではないので,割り算をしてもいい,ということになり