More Related Content Similar to 京丹後市_つくろう!みらいのまち_コンセプトチーム発表資料 (20) 京丹後市_つくろう!みらいのまち_コンセプトチーム発表資料Editor's Notes 【岡部】
まずはじめに、チームのメンバーを紹介します。
チームメンバーはこの7名です。
京丹後市出身の高校生が3名。京丹後市外出身の社会人が3名。京都市内に住んでいて、京丹後市ともっと関わりたいと思ってくれている大学生が1名です。
このように所属も出身もバラバラな7名が集まって、それぞれの視点を生かしながら理想のまちについて何度も話し合いを行ってきました。 【岡部】
7月のキックオフから今日まで、このメンバーでワークショップやフィールドワークを何度も重ねてきました。
今日はその成果を皆さんの前で発表させていただきます。
【岡部】
私たちの発表の前に、基礎調査データを見て考えたことについて説明します。
左のグラフは京丹後市の人口のグラフですが、人口がすごい勢いで減少しているのがよくわかります。
また、右のグラフは2020年時点での年代別人口ですが、20代が極端に少なくなっていることがわかります。
【岡部】
次に、年代別の転出・転入者数のグラフを見ると、20代は転出者も転入者も多いことがわかります。
この原因としては、高校卒業後に若者が帰ってきていないことや、新社会人で京丹後市にやってきた若者が定着できずに離れてしまうことにあるのではないかと考えました。
つまり、人口の減少は若者の減少とリンクしていて、20年後の京丹後を考える上で重要だと考えられます。 【岡部】
では、どうしたら京丹後市に若者が増えるのでしょうか?
それを考えるには、若者がどんなまちに住みたいのかをイメージすることが大切だと思いました。 【岡部】
そのコンセプトが「My Home Tango」です。
今あるものを大切にし、我が家のように感じられるまちに、という想いをこめています。
また、「市街地エリア」は、高速道路も伸びてきて、京丹後市内全域に人の動きを生み出すハブになります。
言い換えれば、「京丹後市の玄関」になるエリアで、Homeという言葉がピッタリだと考えています。 My Home Tangoは、HouseとFamilyの二つの要素に分けることができます。
Houseとは、まち自体を自分の家のように大切に思うこと、そのために「地域独自の資源を活かすこと」です。
Familyとは、住む人たちが家族のようにつながること、そのために「人々のつながりやコミュニティを作ること」です。
若者も、長く住んでいる人も、多様な人たちが関わり合い、京丹後市という家を一緒に育てていくような未来をイメージして、このコンセプトをまとめました。 コンセプト1つ目の要素は「地域独自の資源を生かす・伸ばす」です。
今回、私たちのチームでは京丹後市にあるたくさんの資源の中でも「子ども」「自然」。この2つに焦点を当てて考えてみました。
これらの資源をどう生かしていくかを考える前に、まず私たちはこれらの資源について、京丹後市のどんなところをこれからも残していきたいのかを考えました。
ここからはこのチームに参加してくれている高校生に話を聞いてみたいと思います。
・子育てについて
(にじかちゃん)
・自然について
(あいこちゃん)
これらの資源をどう生かしていくかを考える前に、まず私たちはこれらの資源について、京丹後市のどんなところをこれからも残していきたいのかを考えました。
ここからはこのチームに参加してくれている高校生に話を聞いてみたいと思います。
・子育てについて
(にじかちゃん)
・自然について
(あいこちゃん)
【古武】
ここで、私たちから2つ提案をしたいと思います。
まず一つ目は、フィールドワークのような「体験から学べる機会」を作る、ということです。
私たちは実際にフィールドワークをすることで、荒山区、新町区、河辺区の歴史やまちづくりについて知ることができました。
逆に言えば、私たちはフィールドワークをするまで、これらのまちについて何も知りませんでした。
それはおそらく、他の地域住民の方もおなじだと思います。
このまちにどんな人が住んでいて、どんな歴史があるのか。
どんな習慣や文化があって、どんな環境で暮らしているのか。
まずは知ること、体験することで、このまちの風景を残したい、と思ってくれる人が増えると私たちは考えています。
先ほど高校生の二人が話してくれたエピソードは、実際に京丹後市で暮らさないと体験できない、まちの魅力です。
このような感性を持ち、まちについて考えてくれる若者がいることは、それ自体が京丹後市の魅力でもあり、資源でもあると私は思います。
まずは私たちのHouse、家、暮らす場所としての京丹後のことを、まちの人々が知るところからまちづくりは始まるのではないかと思います。
二つ目の提案については、後半のスライドでご説明します。 【案】また、私たちはフィールドワークで荒山区、新町区、河辺区の区長さんからお話を伺い、住んでいる人たちがどんなことを行い、どんなことを考えているのか、地域の取り組みや課題などを聞かせてもらいました。
フィールドワークを終えた後の感想では、この区に住みたい!という言葉が出てくるほど楽しんでお話を聞かせていただきました。 【古武】
ここで、私たちから2つ提案をしたいと思います。
まず一つ目は、フィールドワークのような「体験から学べる機会」を作る、ということです。
私たちは実際にフィールドワークをすることで、荒山区、新町区、河辺区の歴史やまちづくりについて知ることができました。
逆に言えば、私たちはフィールドワークをするまで、これらのまちについて何も知りませんでした。
それはおそらく、他の地域住民の方もおなじだと思います。
このまちにどんな人が住んでいて、どんな歴史があるのか。
どんな習慣や文化があって、どんな環境で暮らしているのか。
まずは知ること、体験することで、このまちの風景を残したい、と思ってくれる人が増えると私たちは考えています。
先ほど高校生の二人が話してくれたエピソードは、実際に京丹後市で暮らさないと体験できない、まちの魅力です。
このような感性を持ち、まちについて考えてくれる若者がいることは、それ自体が京丹後市の魅力でもあり、資源でもあると私は思います。
まずは私たちのHouse、家、暮らす場所としての京丹後のことを、まちの人々が知るところからまちづくりは始まるのではないかと思います。
二つ目の提案については、後半のスライドでご説明します。 【中西】
次に、My Home Tangoのもう一つの要素「Family」について説明します。
Familyとは「人々の繋がり・コミュニティ」を意味していて、それを作るには、「情報」「場」「安心」の3つが大切だと考えました。
京丹後市には昔ながらの地域コミュニティが残っているところも多いですが、高校生や移住者などの若者がそのコミュニティに入っていくには、少しハードルが高いのかなと思います。
情報を発信し、人が集まる場があり、そこに安心して行ける、これがハードルを下げる鍵だと考えます。
ハードルが下がれば、若者が地域のいろんな人たちと関わるきっかけになり、その結果、昔ながらのコミュニティにも関わることができるはずです。
(クリックで吹き出しが消える) 【中西】
例えば、情報に興味を持った人が、気軽に立ち寄れる場があれば、繋がりは生まれやすくなりますし、そんな場所がコンパクトに集まっていれば、さらにいろんな人たちとの繋がりに広がっていきます。
この中で、私たちは「気になる場所にふらっと行ける」ということが、大きなポイントだと考えます。
今の京丹後市はお店や学校、会社など、さまざまな施設が分散していて、車を運転できない人にとってはふらっと行けないまちになっています。
車社会にはコンパクトなまちは求められていないのでしょうか? 【劉】
ここで、基礎調査から、京丹後市の2010年から2020年の20歳未満、40歳未満の人口増減のデータを示します。
黄色や黄緑色で示されたエリアは人口減少率が20%未満となっている小学校区ですが、市街地エリア付近に集まっていることがわかります。
(クリック)
これは、人口は減りつつあるものの、比較的便利なところに人が集まるということを示していると思います。
言い換えれば、コンパクトシティ化が京丹後市内でも進みつつあり、市街地エリアの重要性がさらに高まっていくことが予想されます。 【劉】
今までの話を踏まえて、私たちからの2つめの提案は、地域内外の人たちが「ふらっと行ける」ことを意識したまちづくりを行うことです。
「ふらっと行けるまちづくり」では、安全な交通インフラに加えて、多様な選択肢を提供できるような都市開発を行うことが必要です。
例えば、まち歩きができるコンパクトな市街地があれば、利便性が高まるだけでなく、人の繋がりづくりを促すと考えています。
また、情報をうまく使う仕組みや仕掛けを整え、その受け皿として、イベントを実施することも大切だと思います。
イベントだけでなく、「そのお店に行けば、新しい人の繋がりができる」というようなお店があることも、気軽さを高め、お店にとってもリピーターづくりに繋がると思います。
京丹後市では、地区のお祭りや集会など、近所に住んでいる人の顔を知る機会が多くあると聞きましたが、今ではそのような集まりも減り、隣の家に住んでいる人の顔が分からないということも起きています。
(クリック)
そのため、今の時代に合わせた繋がりづくりの方法を考えていくことも必要ではないでしょうか。 【岡部】
最後に、私たちの発表をまとめます。
20年後の京丹後市を考えた時に、若い世代が住みたいまちであることが大切だと考え、その結果、MyHomeTangoというコンセプトを考えました。
地域独自の資源の魅力を知り、人々のつながりを大切にすること、これはまち全体を自分の家のように感じられることに近いと思います。
京丹後市の玄関となる市街地エリアにこそ、このコンセプトは必要です。
そのようなコンセプトでまちづくりを行えば、高校生は地元に戻りたいと感じ、移住者はここに住み続けたいと思ってもらえるのではないでしょうか。
若い人が増えることで地域に新しい風が吹き、長くこのまちに住む人たちにとっても刺激になり、京丹後市全域の活性化につながると考えます。
以上で私たちの発表を終わります。
ご清聴ありがとうございました