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4元速度
4元速度の定義
𝑥0
= 𝜔, 𝑥1
= 𝑥, 𝑥2
= 𝑦, 𝑥3
= 𝑧と定義する。
ここで各量を固有時間𝑑𝜏で割ったもの
𝑑𝑢 𝑖 =
𝑑𝑥 𝑖
𝑑𝜏
を4元速度と呼ぶ。
4元速度の不変量
𝑑𝑢0
− 𝑑𝑢1
− 𝑑𝑢2
− 𝑑𝑢3
は不変量となっている。
なぜなら、固有時τはローレンツ変換に対して不変量で、
𝑑𝜏 2 = 𝑑𝜔 2 − 𝑑𝑥 2 − 𝑑𝑦 2 − 𝑑𝑧 2
⇔ 1 =
𝑑𝜔
d𝜏
2
−
𝑑𝑥
𝑑𝜏
2
−
𝑑𝑦
𝑑𝜏
2
−
𝑑𝑧
𝑑𝜏
2
となり、𝑑𝑢0 − 𝑑𝑢1 − 𝑑𝑢2 − 𝑑𝑢3が不変量となっていることが確
かめられた。
不変量を考える意義
物理法則は慣性系によらないという仮定を置いていた。これは、
ローレンツ変換に対して物理法則は不変であるということと等し
い。したがって、物理法則はローレンツ変換に対する不変量と
なっているはずである。
𝑑𝜔
𝑑𝜏
の計算
𝑑𝜏 2
= 𝑑𝜔 2
− 𝑑𝑥 2
− 𝑑𝑦 2
− 𝑑𝑧 2
⇔
𝑑𝜏
𝑑𝜔
2
=
𝑑𝜔
𝑑𝜔
2
−
𝑑𝑥
𝑑𝜔
2
−
𝑑𝑦
𝑑𝜔
2
−
𝑑𝑧
𝑑𝜔
2
⇔
𝑑𝜏
𝑑𝜔
2
= 1 −
𝑣2
𝑐2
⇔
𝑑𝜏
𝑑𝜔
= 1 −
𝑣2
𝑐2
=
1
𝛾
⇔
𝑑𝜔
𝑑𝜏
= 𝛾
𝑑𝑥
𝑑𝜏
,
𝑑𝑦
𝑑𝜏
,
𝑑𝑧
𝑑𝜏
𝑑𝑥
𝑑𝜏
=
𝑑𝑥
𝑑𝜔
𝑑𝜔
d𝜏
=
𝑣 𝑥
𝑐
𝛾
ほかの場合も同様にして、
𝑑𝑦
𝑑𝜏
=
𝑣 𝑦
𝑐
𝛾
𝑑𝑧
𝑑𝜏
=
𝑣𝑧
𝑐
𝛾
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