近年のインターネット問題について

保護者や指導者が意識するべきこと
阿部 学[敬愛大学]
八千代市青少年問題協議会 2016.8.25
阿部 学[敬愛大学国際学部専任講師]博士(学術)
・ 専門は教育方法(授業・教材づくり)
・ メディアリテラシー教育やデジタル教材開発に携わる。
・ 2008年頃から、情報モラル関係の依頼が激増。
・ 全国各地をまわり授業・講座などを行ってきました。
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ごっこ遊びは
「現実をうつす鏡」
現実も虚構も、遊びも勉強も関係なく
スマホがある社会が前提
ex. 2013年、iTunes App Storeに「子ども向け」カテゴリ登場
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本日の情報提供
①スマホ・ネット利用の現状把握
②今後の教育・啓発のあり方は?
③「ポケモンGO」について(おまけ)
本日の情報提供
①スマホ・ネット利用の現状把握
②今後の教育・啓発のあり方は?
③「ポケモンGO」について(おまけ)
スマホ利用率の増加
内閣府(2016)「平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より引用
→H.25あたりからスマホが激増
ネット利用方法の多様化
内閣府(2016)「平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より引用
→スマホ以外でもネット利用
保護者からの一時借用も想定される
ネット利用方法の多様化
内閣府(2016)「平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より引用
→コミュニケーション、ゲーム、動画などが上位
ネット利用の長時間化
内閣府(2016)「平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より引用
→小 高で上昇傾向。高の7割は2h以上
子どもの多忙感・ぼんやり感
ベネッセ総合教育研究所(2013)「第2回 放課後の生活時間調査」より引用
→「なんとなく」

 スマホ・ネットを

 使っている?
フィルタリング利用率の低下
内閣府(2016)「平成27年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」より引用
→十分なフィルタリング設定の難しさ
【参考】3種のフィルタリング
1)携帯電話回線にかかる

  「ネットワーク型」の

  フィルタリング
2)Wi-Fi利用時にも機能する

 「端末型」のフィルタリング
3)アプリに関するフィルタリング

  もしくは機能制限

        http://dfujikawa.cocolog-nifty.com/jugyo/2015/08/26410-cadc.html
スマホ・ネット利用の現状まとめ
• スマホ利用率が激増している。
• ネットの利用方法が多様化している。
• ネット利用が

長時間化・だらだら化している。
• フィルタリング設定の難しさなど

従来どおりいかないこともある。
本日の情報提供
①スマホ・ネット利用の現状把握
②今後の教育・啓発のあり方は?
③「ポケモンGO」について(おまけ)
課題がある一方で、実は、
• 教育・啓発プログラムは

すでに豊富に用意されている。

ex.「ちば地域コンソーシアム」
• 形態も多様

 企業による出前講座、

 教育関係の専門家の派遣、

 ワークショップ型の講座、

 無料で使える教材の配布……
• 内容も多様

 トラブル事例の紹介、

 家庭でのルールづくり、

 フィルタリングの設定について……
https://ace-npo.org/consortium/
ドラマ教材 話し合い
あえて「愚かな主人公」を描く 「つっこみ」ながら問題について考える
http://ace-npo.org/info/kangaeyou/kyouzai/kangaeyou4.html
教育・啓発の新たな試みも
• 大人からの「お説教」ではなく、

子どもたち自身に考えてもらう試みが

各地で見られるように。
• 「利己的な学び」でなく、

「利他的な学び」の試みとして評価できる(私見)
• 学校で何をするかというレベルでなく、

社会をどうするかというレベルで(皆で)考える
利己的
な学び
利他的
な学び
自分のために学びたい
とにかく成績を上げたい
分かりたい
自分が得をしたい
「がんばったね」が嬉しい
誰かのために学びたい
知識を活かしたい・使いたい
助けになりたい
社会をよくしたい
「ありがとう」が嬉しい
兵庫県猪名川町

「INAGAWAスマホサミット」
猪名川町HPより引用
http://www.town.inagawa.lg.jp/soshiki/tiikishinkou/sankaku/kosodate/
syougaigakusyuu/index.html
千葉県浦安市

「うらやすっ子SNSルール策定中学生サミット」
浦安市HPより引用
http://www.city.urayasu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/015/489/2-3pe-ji.pdf
今後の教育・啓発のあり方は?
• 単発のプログラムは豊富にある。

イベントの事例もみつかる。
• あとは、現場(学校・地域・家庭)で

PDCAサイクルを、

長期的にまわしていけるか(まわしたいか)が
• やってない→誰が、どうやって、システムをつくる?
やってる→ちゃんとサイクルがまわっているか?

本日の情報提供
①スマホ・ネット利用の現状把握
②今後の教育・啓発のあり方は?
③「ポケモンGO」について(おまけ)
「ポケモンGO」をどう考えるか?
内閣サイバーセキュリティセンター配布の資料
http://www.nisc.go.jp/active/kihon/pdf/reminder_20160721.pdf
「ポケモンGO」をどう考えるか?
• 歩きスマホ、危険な場所への立ち入り、深夜外出

などは確かに危険!→すぐ指導したい。
• 「ポケモンGO」を禁止するだけでは課題も。

→AR(拡張現実)技術は今後ますます発展。

→類似したアプリ、サービスが当たり前に?
• 今後の展開に注目。

→コミュニケーション機能、RMT (Real Money Trade)などに注意
• 一度やってみることのススメ(新しい「技術」です)

近年のインターネット問題について保護者や指導者が意識するべきこと(八千代市青少年問題協議会)