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在宅緩和ケアクリニカルパスの開発
ー現場視点からのアプローチー
桜新町アーバンクリニック 在宅医療部
林 瞳,篠田 裕美,森 寿江,村上 玲子,片山 智栄,遠矢 純一郎
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桜新町アーバンクリニック在宅医療部
 常勤医師4名 非常勤医師5名 看護師10名
 医師1名・看護師1名で往診
 主治医制
(緊急時や夜間休日などは他の
医師・看護師の訪問もある)
 年間109名の末期がん患者の訪問診療を行い
そのうち在宅看取り率は89%
 当院がん末期患者の平均在院日数は67.4日
2
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 短期間でかつ早い病状経過の中での療養環境の調整、必要
なケア・サービスの導入が求められる
 緊急時や夜間休日などは他の医師・看護師が訪問すること
もあり、情報の整理と共有が必須
3
【背景】
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 短期間でかつ早い病状経過の中での療養環境の調整、必要
なケア・サービスの導入が求められる
 緊急時や夜間休日などは他の医師・看護師が訪問すること
もあり、情報の整理と共有が必須
4
そのサポートツール=パス
が有効では
【背景】
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【目的】
 在宅医療でのがん患者における
パスを作成する
5
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【方法】
 病期の経過を初診・導入期・維持
期・看取り期に分類
 医療・看護・介護・教育の視点か
ら各期に必要なケアや人員配置、
福祉用具の導入などを検討・確認
できるよう必須項目を抽出
 記入時の効率化を考慮したチェッ
クボックス形式
 各フェーズに使用できるケアパン
フレットを同時に作成
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□退院前カンファレンスを行う □2回目までに記入しアセスメントを行う □1ヶ月毎に記入しアセスメントを行う □看取り期に入ったことをチームで共有 □予後2週間以内の認識を持って関わる
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
退院前カンファや
紹介状から必要情報
を記入 予後1ヶ月 予後2週間
【方法】
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【方法】
紹介元: □症状コントロールは良好か評価する □症状コントロールは良好か評価する □症状コントロールは良好か評価する □症状コントロールの再評価を行う
病院での治療方針(病院名:      ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) □内服中止できるものを評価する □内服中止できるものを評価する
□治療中  □BSC  □その他 (  /  ) (  /  ) □坐薬・皮下注射への切替を検討する □坐薬・皮下注射への切替を検討する
(                       ) (  /  ) (  /  ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 )
通院の有無( 有 ・ 無 ) ■レスキュー薬( 有 ・ 無 ) ■レスキュー薬 (  /  ) (  /  )
治療内容 (  /  ) (  /  ) (  /  ) (  /  )
(  /  ) (  /  ) ■レスキュー薬 ■レスキュー薬
□BUN/Cr=    AST/ALT=    (  /  ) (  /  )
医療機器 【坐薬処方】 (  /  ) (  /  )
□HOT設置(   L器/業者名       ) □ナウゼリン 60㎎ □本人用置き薬
□吸引器 □アンペック 10㎎  □ダイアップ 4㎎ (  /  ) □本人用置き薬 □HOT設置(   L器/業者名       )
□輸液ポンプ(種類:            ) □ボルタレン 25㎎  □アンヒバ200㎎ (  /  ) (  /  ) □吸引器設置( 当院レンタル 有 ・ 無 )
□その他(                   ) ■その他の症状コントロール指示 ■その他の症状コントロール指示 ■その他の症状コントロール指示 ■その他の症状コントロール指示
症状: □嘔気時: □嘔気時: □嘔気時: □嘔気時:
□呼吸苦時: □呼吸苦時: □呼吸苦時: □呼吸苦時:
□発熱時: □発熱時: □発熱時: □発熱時:
PS       認知症状( 有 ・ 無 ) □便秘時: □便秘時: □不穏時: □不穏時:
□坐薬セット処方 □不眠時: □不眠時: □不眠時: □不眠時:
医
療
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
• 麻薬や緩和坐薬の処方内容
• 疼痛コントロールの評価
• 中止できる内服薬
• 薬剤の投与方法の
変更を検討治療方針を記入
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■看取り期 ■看取り期
原発巣、転移巣:赤 症状:青
PS     □3     □4 PS     □3     □4
ADL     □トイレ歩行困難 □寝たきり ADL     □トイレ歩行困難 □寝たきり
経口摂取  □減少傾向 □数口 □不可 経口摂取  □減少傾向 □数口 □不可
意識レベル □清明 □傾眠 □せん妄 意識レベル □清明 □傾眠 □せん妄
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
原発巣や症状の
ある部位を記載
訴えられていない
症状はないか
スクリーニング
看取り期に入った
指標としての
評価項目
【方法】
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家族構成 キーパーソン: □主介護者の疲労を確認 □主介護者の疲労を確認
■介護力 □レスパイト先の検討 □在宅療養困難因子は無いか確認
□キーパーソンの介護力の評価を行う □患者の希望はないか確認 ■患者の気がかりは? □主介護者・家族の気がかりを確認
キーパーソンの以外の介護力 (                      )
無 ・ 有 ⇒  ■在宅療養困難因子のスクリーニング ■家族の気がかりは?
■在宅看取りの希望( 有 ・ 無 ・ 未 ) ・本人の在宅希望        ( 有 ・ 無 ) (                      )
・家族の自宅看取りの意思   ( 有 ・ 無 ) □看取りの場の再確認を行う
(病院名:          ) ・訪問看護の導入       ( 有 ・ 無 ) ■バックベッド先
・家族の介護力         ( 有 ・ 無 ) □松原アーバン □日赤緩和ケア病棟
・身体的苦痛の解決   ( 有 ・ 無 )
在
宅
□現在行っている検査・治療・ケアに伴う苦痛
はないか確認する
⇒患者の気がかりは?(        )
■バックベッド( 有 ・ 無 )
□面談予定( 済 ・ 未 )
□世田谷記念 □その他(        )
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
家族図を記入
それぞれの人物像や
関係性も示す
自宅看取りの希望
バックベッドの手配
家族の状況を把握
介護力の評価
介護者の疲労
在宅看取り可能か
• 看取りの場
• バックベッド
• 介護者の疲労
の再確認
【方法】
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■癌の告知( 未 ・ 済 ) □介護者の予後認識を確認する □日単位であることの説明
本人の希望 □理解度の確認・症状コントロール指導 □症状への対処方法の指導を行う
□オピオイドの説明を行う
家族の希望 □適宜、症状別パンフレットお渡し
□緊急コール方法の再確認をする
□看取りパンフお渡し(  /  )
理
解
度
病
状
教
育
□主治医から病状(予後)説明(  /  ) □本人・家族の予後認識を確認
■予後の告知( 未 ・ 済 / 誰に:  誰に: 本人 / 家族: □病の軌跡を説明する □死の過程の兆候を説明する*
□自宅での急変時の対処方法の指導
□症状への対処方法の指導を行う □死の過程の兆候を伝える
□病の軌跡を説明する
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
主治医の主観で
評価しています
告知の状況
病状・予後の理解度
緊急コール方法
看取りへ向けての
指導を行う
指導用・確認用
パンフレット
【方法】
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□要介護申請( 未 ・ 済 ) ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL:
□介護度 (  /  )
□介護度(区変後) (  /  ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 )
□ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □エアマット確認
□薬箱設置・説明(  /  ) 【指導】 □清拭指導(  /  ) □エンゼルケアの説明をする
□転倒予防策指導(  /  ) □Pトイレ・尿器説明(  /  ) □体位交換指導(  /  ) □エンゼルケアを訪看に確認する
■ADL: □オムツ指導‹区助成制度›(  /  ) □訪問入浴説明(  /  )
訪問看護 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日)
□24hあり ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日)
ケアマネ □往診回数、訪看回数見直し □往診回数、訪看回数見直し
□要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する
薬局 【導入】 【導入を確認】
□24hあり □介護ベッド(  /  ) □エアマット(  /  ) □介護ベッド □エアマット □尿器 □訪問入浴 □スポンジブラシ
ヘルパー □転倒予防具(種類:           /   ) □訪問入浴(  /  )
□車いす(  /  ) □吸飲(  /  )
□清潔ケア方法(          )
□口腔ケア指導(  /  )
□吸引指導(  /  )
□坐薬指導(誰に:  /  )
サ
|
ビ
ス
□Pトイレ(  /  ) □尿器(  /  )
ケ
ア
□清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          )
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
介護保険の
導入や区変
連携先
訪問看護の導入と
24時間対応の確認
褥瘡評価
介護ベッド
ベッドマット
の必要性を評価
介護ベッド
ベッドマット
の導入を確認流動的
区切らず設置
【方法】
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□要介護申請( 未 ・ 済 ) ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL:
□介護度 (  /  )
□介護度(区変後) (  /  ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 )
□ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □エアマット確認
□薬箱設置・説明(  /  ) 【指導】 □清拭指導(  /  ) □エンゼルケアの説明をする
□転倒予防策指導(  /  ) □Pトイレ・尿器説明(  /  ) □体位交換指導(  /  ) □エンゼルケアを訪看に確認する
■ADL: □オムツ指導‹区助成制度›(  /  ) □訪問入浴説明(  /  )
訪問看護 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日)
□24hあり ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日)
ケアマネ □往診回数、訪看回数見直し □往診回数、訪看回数見直し
□要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する
薬局 【導入】 【導入を確認】
□24hあり □介護ベッド(  /  ) □エアマット(  /  ) □介護ベッド □エアマット □尿器 □訪問入浴 □スポンジブラシ
ヘルパー □転倒予防具(種類:           /   ) □訪問入浴(  /  )
□車いす(  /  ) □吸飲(  /  )
□清潔ケア方法(          )
□口腔ケア指導(  /  )
□吸引指導(  /  )
□坐薬指導(誰に:  /  )
サ
|
ビ
ス
□Pトイレ(  /  ) □尿器(  /  )
ケ
ア
□清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          )
初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②
      /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )
介護保険の
導入や区変
連携先
訪問看護の導入と
24時間対応の確認
褥瘡評価
介護ベッド
ベッドマット
の必要性を評価
介護ベッド
ベッドマット
の導入を確認流動的
区切らず設置
【方法】
「強制力」は持たず「流動的で個別性に合わせた」もの
各期で必要なことを先回りして確認、導入
「ケアマップ」の要素が強い
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【事例】74歳 男性 直腸癌、肝・肺転移
14
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【事例】74歳 男性 直腸癌、肝・肺転移
○○
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【考察】
 病状の変化が大きくケア度が上がる
⇒ できていたことができなくなる 歩行・排泄・食事。。。
 症状の変化が速い
⇒ 週ごと、日ごとに
変化に患者・家族は戸惑い、混乱し不安が増す
16
予後1カ月
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【考察】
 病状の変化が大きくケア度が上がる
⇒ できていたことができなくなる 歩行・排泄・食事。。。
 症状の変化が速い
⇒ 週ごと、日ごとに
変化に患者・家族は戸惑い、混乱し不安が増す
17
予後1カ月
これらはある程度予測ができること
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【考察】
予測できる我々がやるべきこと
 病状・予後の予測
 症状コントロール
 他職種での円滑な連携
 緊急時のバックアップ体制
 家族支援・教育
これらを網羅しながら
• 治療方針、ケアの方向性を
再確認する
• タイミングを逸さず過不足
なく導入する
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【考察】
予測できる我々がやるべきこと
 病状・予後の予測
 症状コントロール
 他職種での円滑な連携
 緊急時のバックアップ体制
 家族支援・教育
これらを網羅しながら
• 治療方針、ケアの方向性を
再確認する
• タイミングを逸さず過不足
なく導入する
情報を整理・共有・確認
必要なケアの予測と準備
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在宅での看取り
24時間医療者がベッドサイドにいるわけではない
↓
そばにいるのは多くの場合は家族・介護者
家族は変化に戸惑い介護が増えることに大きな不安を抱く
家で看ていくことの不安「入院したほうがいいのでは」
「家では看れないのでは」
予測される事態に対して
・あらかじめ知っておくこと、準備しておくこと
・対処方法を決め、皆で共有すること
20
【考察】
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在宅での看取り
24時間医療者がベッドサイドにいるわけではない
↓
そばにいるのは多くの場合は家族・介護者
家族は変化に戸惑い介護が増えることに大きな不安を抱く
家で看ていくことの不安「入院したほうがいいのでは」
「家では看れないのでは」
予測される事態に対して
・あらかじめ知っておくこと、準備しておくこと
・対処方法を決め、皆で共有すること
21
【考察】
医療・看護・介護・教育が適切なタイミングで
過不足なく導入できることが重要
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【まとめ】
 在宅医療の場で運用できる
緩和ケアサポートパスを作成した
22

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在宅緩和ケアクリニカルパスの開発 ー現場視点からのアプローチー

  • 1. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 在宅緩和ケアクリニカルパスの開発 ー現場視点からのアプローチー 桜新町アーバンクリニック 在宅医療部 林 瞳,篠田 裕美,森 寿江,村上 玲子,片山 智栄,遠矢 純一郎
  • 2. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 桜新町アーバンクリニック在宅医療部  常勤医師4名 非常勤医師5名 看護師10名  医師1名・看護師1名で往診  主治医制 (緊急時や夜間休日などは他の 医師・看護師の訪問もある)  年間109名の末期がん患者の訪問診療を行い そのうち在宅看取り率は89%  当院がん末期患者の平均在院日数は67.4日 2
  • 3. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved.  短期間でかつ早い病状経過の中での療養環境の調整、必要 なケア・サービスの導入が求められる  緊急時や夜間休日などは他の医師・看護師が訪問すること もあり、情報の整理と共有が必須 3 【背景】
  • 4. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved.  短期間でかつ早い病状経過の中での療養環境の調整、必要 なケア・サービスの導入が求められる  緊急時や夜間休日などは他の医師・看護師が訪問すること もあり、情報の整理と共有が必須 4 そのサポートツール=パス が有効では 【背景】
  • 5. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 【目的】  在宅医療でのがん患者における パスを作成する 5
  • 6. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 6 【方法】  病期の経過を初診・導入期・維持 期・看取り期に分類  医療・看護・介護・教育の視点か ら各期に必要なケアや人員配置、 福祉用具の導入などを検討・確認 できるよう必須項目を抽出  記入時の効率化を考慮したチェッ クボックス形式  各フェーズに使用できるケアパン フレットを同時に作成
  • 7. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 7 □退院前カンファレンスを行う □2回目までに記入しアセスメントを行う □1ヶ月毎に記入しアセスメントを行う □看取り期に入ったことをチームで共有 □予後2週間以内の認識を持って関わる 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) 退院前カンファや 紹介状から必要情報 を記入 予後1ヶ月 予後2週間 【方法】
  • 8. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 8 【方法】 紹介元: □症状コントロールは良好か評価する □症状コントロールは良好か評価する □症状コントロールは良好か評価する □症状コントロールの再評価を行う 病院での治療方針(病院名:      ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) □内服中止できるものを評価する □内服中止できるものを評価する □治療中  □BSC  □その他 (  /  ) (  /  ) □坐薬・皮下注射への切替を検討する □坐薬・皮下注射への切替を検討する (                       ) (  /  ) (  /  ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) ■定時麻薬( 有 ・ 無 ) 通院の有無( 有 ・ 無 ) ■レスキュー薬( 有 ・ 無 ) ■レスキュー薬 (  /  ) (  /  ) 治療内容 (  /  ) (  /  ) (  /  ) (  /  ) (  /  ) (  /  ) ■レスキュー薬 ■レスキュー薬 □BUN/Cr=    AST/ALT=    (  /  ) (  /  ) 医療機器 【坐薬処方】 (  /  ) (  /  ) □HOT設置(   L器/業者名       ) □ナウゼリン 60㎎ □本人用置き薬 □吸引器 □アンペック 10㎎  □ダイアップ 4㎎ (  /  ) □本人用置き薬 □HOT設置(   L器/業者名       ) □輸液ポンプ(種類:            ) □ボルタレン 25㎎  □アンヒバ200㎎ (  /  ) (  /  ) □吸引器設置( 当院レンタル 有 ・ 無 ) □その他(                   ) ■その他の症状コントロール指示 ■その他の症状コントロール指示 ■その他の症状コントロール指示 ■その他の症状コントロール指示 症状: □嘔気時: □嘔気時: □嘔気時: □嘔気時: □呼吸苦時: □呼吸苦時: □呼吸苦時: □呼吸苦時: □発熱時: □発熱時: □発熱時: □発熱時: PS       認知症状( 有 ・ 無 ) □便秘時: □便秘時: □不穏時: □不穏時: □坐薬セット処方 □不眠時: □不眠時: □不眠時: □不眠時: 医 療 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) • 麻薬や緩和坐薬の処方内容 • 疼痛コントロールの評価 • 中止できる内服薬 • 薬剤の投与方法の 変更を検討治療方針を記入
  • 9. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 9 ■看取り期 ■看取り期 原発巣、転移巣:赤 症状:青 PS     □3     □4 PS     □3     □4 ADL     □トイレ歩行困難 □寝たきり ADL     □トイレ歩行困難 □寝たきり 経口摂取  □減少傾向 □数口 □不可 経口摂取  □減少傾向 □数口 □不可 意識レベル □清明 □傾眠 □せん妄 意識レベル □清明 □傾眠 □せん妄 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) 原発巣や症状の ある部位を記載 訴えられていない 症状はないか スクリーニング 看取り期に入った 指標としての 評価項目 【方法】
  • 10. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 10 家族構成 キーパーソン: □主介護者の疲労を確認 □主介護者の疲労を確認 ■介護力 □レスパイト先の検討 □在宅療養困難因子は無いか確認 □キーパーソンの介護力の評価を行う □患者の希望はないか確認 ■患者の気がかりは? □主介護者・家族の気がかりを確認 キーパーソンの以外の介護力 (                      ) 無 ・ 有 ⇒  ■在宅療養困難因子のスクリーニング ■家族の気がかりは? ■在宅看取りの希望( 有 ・ 無 ・ 未 ) ・本人の在宅希望        ( 有 ・ 無 ) (                      ) ・家族の自宅看取りの意思   ( 有 ・ 無 ) □看取りの場の再確認を行う (病院名:          ) ・訪問看護の導入       ( 有 ・ 無 ) ■バックベッド先 ・家族の介護力         ( 有 ・ 無 ) □松原アーバン □日赤緩和ケア病棟 ・身体的苦痛の解決   ( 有 ・ 無 ) 在 宅 □現在行っている検査・治療・ケアに伴う苦痛 はないか確認する ⇒患者の気がかりは?(        ) ■バックベッド( 有 ・ 無 ) □面談予定( 済 ・ 未 ) □世田谷記念 □その他(        ) 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) 家族図を記入 それぞれの人物像や 関係性も示す 自宅看取りの希望 バックベッドの手配 家族の状況を把握 介護力の評価 介護者の疲労 在宅看取り可能か • 看取りの場 • バックベッド • 介護者の疲労 の再確認 【方法】
  • 11. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 11 ■癌の告知( 未 ・ 済 ) □介護者の予後認識を確認する □日単位であることの説明 本人の希望 □理解度の確認・症状コントロール指導 □症状への対処方法の指導を行う □オピオイドの説明を行う 家族の希望 □適宜、症状別パンフレットお渡し □緊急コール方法の再確認をする □看取りパンフお渡し(  /  ) 理 解 度 病 状 教 育 □主治医から病状(予後)説明(  /  ) □本人・家族の予後認識を確認 ■予後の告知( 未 ・ 済 / 誰に:  誰に: 本人 / 家族: □病の軌跡を説明する □死の過程の兆候を説明する* □自宅での急変時の対処方法の指導 □症状への対処方法の指導を行う □死の過程の兆候を伝える □病の軌跡を説明する 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) 主治医の主観で 評価しています 告知の状況 病状・予後の理解度 緊急コール方法 看取りへ向けての 指導を行う 指導用・確認用 パンフレット 【方法】
  • 12. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 12 □要介護申請( 未 ・ 済 ) ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: □介護度 (  /  ) □介護度(区変後) (  /  ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) □ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □エアマット確認 □薬箱設置・説明(  /  ) 【指導】 □清拭指導(  /  ) □エンゼルケアの説明をする □転倒予防策指導(  /  ) □Pトイレ・尿器説明(  /  ) □体位交換指導(  /  ) □エンゼルケアを訪看に確認する ■ADL: □オムツ指導‹区助成制度›(  /  ) □訪問入浴説明(  /  ) 訪問看護 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) □24hあり ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日) ケアマネ □往診回数、訪看回数見直し □往診回数、訪看回数見直し □要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する 薬局 【導入】 【導入を確認】 □24hあり □介護ベッド(  /  ) □エアマット(  /  ) □介護ベッド □エアマット □尿器 □訪問入浴 □スポンジブラシ ヘルパー □転倒予防具(種類:           /   ) □訪問入浴(  /  ) □車いす(  /  ) □吸飲(  /  ) □清潔ケア方法(          ) □口腔ケア指導(  /  ) □吸引指導(  /  ) □坐薬指導(誰に:  /  ) サ | ビ ス □Pトイレ(  /  ) □尿器(  /  ) ケ ア □清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          ) 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) 介護保険の 導入や区変 連携先 訪問看護の導入と 24時間対応の確認 褥瘡評価 介護ベッド ベッドマット の必要性を評価 介護ベッド ベッドマット の導入を確認流動的 区切らず設置 【方法】
  • 13. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 13 □要介護申請( 未 ・ 済 ) ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: ■褥瘡( 有 ・ 無 ) ■ADL: □介護度 (  /  ) □介護度(区変後) (  /  ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) ■介護ベッドの必要性( 有 ・ 無 ) □ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □ベッドマット確認( エアマット ・ その他 ) □エアマット確認 □薬箱設置・説明(  /  ) 【指導】 □清拭指導(  /  ) □エンゼルケアの説明をする □転倒予防策指導(  /  ) □Pトイレ・尿器説明(  /  ) □体位交換指導(  /  ) □エンゼルケアを訪看に確認する ■ADL: □オムツ指導‹区助成制度›(  /  ) □訪問入浴説明(  /  ) 訪問看護 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) 訪問看護(週   回・ 曜日) □24hあり ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(週   回・ 曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日) ヘルパー(  回/日朝・夕             )曜日) ケアマネ □往診回数、訪看回数見直し □往診回数、訪看回数見直し □要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する □要介護度区変の必要性検討する 薬局 【導入】 【導入を確認】 □24hあり □介護ベッド(  /  ) □エアマット(  /  ) □介護ベッド □エアマット □尿器 □訪問入浴 □スポンジブラシ ヘルパー □転倒予防具(種類:           /   ) □訪問入浴(  /  ) □車いす(  /  ) □吸飲(  /  ) □清潔ケア方法(          ) □口腔ケア指導(  /  ) □吸引指導(  /  ) □坐薬指導(誰に:  /  ) サ | ビ ス □Pトイレ(  /  ) □尿器(  /  ) ケ ア □清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          ) □清潔ケア方法(          ) 初診 導入期 維持期 看取り期① 看取り期②       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   )       /    (   ) 介護保険の 導入や区変 連携先 訪問看護の導入と 24時間対応の確認 褥瘡評価 介護ベッド ベッドマット の必要性を評価 介護ベッド ベッドマット の導入を確認流動的 区切らず設置 【方法】 「強制力」は持たず「流動的で個別性に合わせた」もの 各期で必要なことを先回りして確認、導入 「ケアマップ」の要素が強い
  • 14. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 【事例】74歳 男性 直腸癌、肝・肺転移 14
  • 15. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 15 【事例】74歳 男性 直腸癌、肝・肺転移 ○○
  • 16. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 【考察】  病状の変化が大きくケア度が上がる ⇒ できていたことができなくなる 歩行・排泄・食事。。。  症状の変化が速い ⇒ 週ごと、日ごとに 変化に患者・家族は戸惑い、混乱し不安が増す 16 予後1カ月
  • 17. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 【考察】  病状の変化が大きくケア度が上がる ⇒ できていたことができなくなる 歩行・排泄・食事。。。  症状の変化が速い ⇒ 週ごと、日ごとに 変化に患者・家族は戸惑い、混乱し不安が増す 17 予後1カ月 これらはある程度予測ができること
  • 18. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 18 【考察】 予測できる我々がやるべきこと  病状・予後の予測  症状コントロール  他職種での円滑な連携  緊急時のバックアップ体制  家族支援・教育 これらを網羅しながら • 治療方針、ケアの方向性を 再確認する • タイミングを逸さず過不足 なく導入する
  • 19. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 19 【考察】 予測できる我々がやるべきこと  病状・予後の予測  症状コントロール  他職種での円滑な連携  緊急時のバックアップ体制  家族支援・教育 これらを網羅しながら • 治療方針、ケアの方向性を 再確認する • タイミングを逸さず過不足 なく導入する 情報を整理・共有・確認 必要なケアの予測と準備
  • 20. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 在宅での看取り 24時間医療者がベッドサイドにいるわけではない ↓ そばにいるのは多くの場合は家族・介護者 家族は変化に戸惑い介護が増えることに大きな不安を抱く 家で看ていくことの不安「入院したほうがいいのでは」 「家では看れないのでは」 予測される事態に対して ・あらかじめ知っておくこと、準備しておくこと ・対処方法を決め、皆で共有すること 20 【考察】
  • 21. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 在宅での看取り 24時間医療者がベッドサイドにいるわけではない ↓ そばにいるのは多くの場合は家族・介護者 家族は変化に戸惑い介護が増えることに大きな不安を抱く 家で看ていくことの不安「入院したほうがいいのでは」 「家では看れないのでは」 予測される事態に対して ・あらかじめ知っておくこと、準備しておくこと ・対処方法を決め、皆で共有すること 21 【考察】 医療・看護・介護・教育が適切なタイミングで 過不足なく導入できることが重要
  • 22. Sakura Shinmachi Urban Clinic Copyright © Platanus All Rights Reserved. 【まとめ】  在宅医療の場で運用できる 緩和ケアサポートパスを作成した 22