Cloud Native アプリケーションの実行環境は、様々な選択肢があり、特定の実行環境だけを理解していれば良いというわけではありません。アプリケーションの動作や特性、コスト、ビジネス判断などにより判断し、優先順位に基づいて実行環境を決定する必要があります。 例えば実行環境として、コンテナ、Serverless、Kubernetes, OpenShift など様々な実行環境が提供されていますが、どのような状況で、どのテクノロジーを使えば効果的かを判断する事は難しい場合もあります。本セッションは、お客様とのハックフェストでの経験に基づき、実装したアプリケーションやサービスがどのような環境で動作させるのが適切か、実際にアドバイスしている点を体系的にまとめご紹介します。本セッションを受講する事で、より適切な Cloud Native アプリの実行環境を選択する事ができます。

1. CloudNative Days Tokyo 2020
Cloud Native Architecture
ことはじめ
Sr. Cloud Advocate
Yoshio Terada

2. IaaS PaaS Container/k8s Serverless

3. 実際には、
詳しく聞いてみないと
わからないです。

5. ビジネス課題
• 売り上げ拡大
• 新規事業創出
• UX の向上 (顧客満足度向上)
• リード・タイム(納期)の短縮
• 将来計画

6. ビジネス課題
コスト面
• 売り上げ拡大
• 新規事業創出
• UX の向上 (顧客満足度向上)
• リード・タイム(納期)の短縮
• 将来計画
• 初期/運用コスト
• 技術採用の教育コスト
• 利用資産の最適化
• 採用技術毎のコスト比較

7. ビジネス課題
コスト面
組織・人員
• 売り上げ拡大
• 新規事業創出
• UX の向上 (顧客満足度向上)
• リード・タイム(納期)の短縮
• 将来計画
• 初期/運用コスト
• 技術採用の教育コスト
• 利用資産の最適化
• 採用技術毎のコスト比較
• 内製 or 外注
• 開発・運用体制
• エンジニアのスキル

8. ビジネス課題
コスト面
組織・人員
採用技術の判断
• 売り上げ拡大
• 新規事業創出
• UX の向上 (顧客満足度向上)
• リード・タイム(納期)の短縮
• 将来計画
• 初期/運用コスト
• 技術採用の教育コスト
• 利用資産の最適化
• 採用技術毎のコスト比較
• 内製 or 外注
• 開発・運用体制
• エンジニアのスキル
• IaaS
• PaaS
• Container/k8s
• Servlerless

9. • Azure については詳しくない
• システムをモダナイズをしていきたい
• 将来の変化に強いシステム作りを行いたい
• リードタイムを短縮したい
• マイクロサービス化も視野に入れている
新規システムの
アーキテクチャを考えたい

10. 最初のヒアリング時の代表的な質問項目
• どのようなシステムなのですか？
• 納期はいつまでですか？
• 今後サービスはどの位増加しますか？
• リリース後の更新頻度はどの程度ですか？
• コストはどの位でしょうか？
• どの位 CPU やメモリを消費しますか？
• 突発的なアクセス増加はありますか？
• 開発・運用体制はどのようになっていますか？
• エンジニアの製品・技術に対する知識は？
• その他：レイテンシ、稼働率など非機能要件

11. 質問：どのようなシステムなのですか？

12. 質問：納期はいつまでですか？

13. 質問： 今後サービスはどの位増加しますか？
リリース後の更新頻度はどの程度ですか？

14. 質問：コストはどの位でしょうか？

15. 質問：どの位 CPU やメモリを消費しますか？

16. ワーカーノード：
CPU : 4 Core
Mem : 16 Gb
１Core, 4 Gb
１Core, 4 Gb
１Core, 4 Gb
１Core, 4 Gb
どれだけ動かせられる？

17. ワーカーノード：
CPU : 4 Core
Mem : 16 Gb
OS
Kubelet, Docker Runtime, kube-proxy, CNI
Eviction Thread
Pod にアサイン可能
なノード毎のリソース
オーバヘッドがある

18. CPU : 4 Core
Mem : 16 Gb
アプリケーション
IaaS, PaaS の方が良いのでは？
OS

19. ワーカーノード：
CPU : 4 Core
Mem : 16 Gb
0.5Core, 2 Gb
0.5Core, 2 Gb
0.5Core, 2 Gb
0.5Core, 2 Gb
0.5Core, 2 Gb
0.5Core, 2 Gb
スケールするサービス？

20. 質問：突発的なアクセス増加はありますか？

21. 質問：開発・運用体制はどのようになっていますか？
エンジニアの製品・技術に対する知識は？

22. ここからの発言内容は
決して結果だけを見ないでください。
今までの内容の優先順位付けにより
トータル的な判断が必要です

23. • サービスのリリースは今年中
• Kubernetes に詳しいエンジニアはいない
質問に対するお客様からの回答

24. • マイクロサービスは考えている
• サービス数はさほど多くない (10-20程度)
質問に対するお客様からの回答
PaaS の利用をお勧め
Azure App Service

25. • 既存サービスをコンテナ化したい
• モノリスで CPU も Memory も使う
質問に対するお客様からの回答
Azure App Service for Contaienr
Azure Container Instance

26. • 今後新規サービスが増加していく
• 基本的にはスケールするアプリ
• マイクロサービス化も検討中
• トラブルにはエンジニアで自ら対応していく
質問に対するお客様からの回答
AzureKubernetes Service

27. • マルチ・テナントサービスがある
• テナントによっては負荷が高い
• 内部サービス間連携が頻繁にある
• 基本的には自らで考え対応する
質問に対するお客様からの回答
AzureKubernetes Service ＋
Virtual Node の組み合わせ

28. • 新規サービスをコンテナ化したい
• マイクロサービス化をしていきたい
• Kubernetes のエンジニアが少ない
• 開発・運用・管理を楽したい
• 予算はある程度確保できる
質問に対するお客様からの回答
Azure RedHat OpenShift
Azure Spring Cloud

29. 製品選定はとても難しいです
自社で今何が有効か考えましょう

30. ありがとうございました！

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