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RHF2021_ポイントは業務視点.pdf
- 1. Red Hat Forum Japan | October 20th, 2021 Virtual Experience ポイントは業務視点 技術的負債を一掃する システム更改戦略 -クラウド時代のアーキテクチャへの道のり- 内藤 聡 Cloud Strategy Tech Lead 梅野 昌彦 Chief Technologist
- 2. 2 本日のスピーカー 内藤 聡 Cloud Strategy Tech Lead 梅野 昌彦 Chief Technologist
- 3. 本日のテーマ 3 ● システム更改のジレンマとレッドハットのアプローチ ● ルール駆動開発に加えてPoCすべきアーキテクチャと技術 ● 成功体験を通じて挑戦するマインドを醸成
- 4. 基幹システムの更改に対する期待 4 システム改修 = 長期の影響調査+多大な工数 な状態を脱却したい 品質は維持/向上、ビジネス要求に対する実装リードタイムを短縮し実装頻度を増加させたい もちろん絶対に失敗は許されない クラウドリフト！ クラウドネイティブ！ アジャイル！ DevOps！！ API！ アーキテクチャ変更！ マイクロサービス！ ビジネスアジリティ！ 業務継続性！ 信頼性向上！ コスト削減！ バッチ脱却！
- 9. 業務ルールからアプローチした実績 9 時期 業種 内容 前システム規模 2012 製造業 会計システム 300万ステップ ... ... ... ... 2017 金融業 保険の引受〜支払 700万ステップ 2017 製造業 製造設計 600万ステップ 2018 金融業 取引管理 N/A 2019 通信業 コンテンツ配信 300万ステップ 2020 小売業 オンラインショッピング N/A 2021 製造業 設計支援システム N/A 2021 情報通信業 人事給与システム N/A その他多数 実績例 1 製造業 ● システム全体の70%をルールでカバー ● 開発期間は既存手法での見積もりと 比較して、5ヶ月以上短縮 ● 開発総コストは50%削減 実績例 2 金融業 ● まず最も一般的な商品をターゲットに 2ヶ月で初回イテレーション実施 (デシジョンテーブル約70個) ● 初回テスト結果は精度75% 2週間で2回イテレーションを回し 精度99.98%に向上
- 10. レッドハットのアプローチ 10
- 11. レッドハットのアプローチ 11
- 12. レッドハットのアプローチ 12 PoCの範囲 ● Proof of Conceptで確認すべき”コンセプト”は アーキテクチャと開発手法
- 18. マイクロサービスアーキテクチャ 18 User Interface Service Process Service Decision Service Data Service Integration Service Platform Service Infrastructure Service 新規会員 注文受付 発送 在庫管理 営業管理 会計 画面の入出力 案件の進捗管理 チェック・計算・推論 格納・抽出 サービス連携・システム間連携 サービス稼働環境 物理・仮想環境 ITとしてのサービス x ドメイン = マイクロサービス
- 19. コンテナ技術 ルール駆動開発をコンテナとプラットフォームサービスで加速 ● コンテナの可搬性・不変性を活用し、シンプルかつ効果的な自動テストやCIパイプラインを実装 ○ 開発者の開発マシン、チームの開発環境、CI環境等の環境維持もコンテナで容易に ● コンテナプラットフォーム層のセルフサービスにより、必要な作業をオンデマンドで実行 ○ Dev側から変更依頼、Ops側で変更作業という人的連携のリードタイムを解消 変更者 変更作業 Dev Ops 変更確認 コンテナ プラットフォーム 変更依頼 変更作業 確認 変更確認 変更者 従来の連携モデル 今後の連携モデル プラットフォーム サービスの利用 プラットフォーム サービスの提供
- 20. コンテナからクラウドネイティブへ プラットフォームサービスの活用と自律運用 20 APP 例・サービスの起動、監視 維持、停止の制御 ・ログの集約、監視等の管理 ● 業務ロジック以外の作り込みをKubernetesや各種サービスにオフロード ○ 例：業務アプリのプロセス/スレッド管理 → Kubernetesサービス ○ 例：ログ管理 → ロギングサービス、モニタリングサービス ● Operatorによるコンテナと各種サービスの自律運用 CLUSTER SERVICES APPLICATION SERVICES DEVELOPER SERVICES Middleware, Service Mesh Functions, ISV Monitoring, Chargeback Registry, Logging Automated Builds, CI/CD, IDE 例・プロセス/スレッドの起動、 監視・維持、停止の制御 ・ログの集約、監視等の管理 これら取り組みを クラウドネイティブな 開発と運用の足がかりとする
- 23. 成功の鍵は前向きに挑戦するマインドセット 23 ● 更改に対する不安に加え、最初から新しいことに前向きに挑戦できる人材は少数派 ● マインドセットは急には変わらない、成功体験x回数で変化させる ○ 更改検討の営みに成功体験を組み込む ○ 出来ない理由を如何に回避・解消・緩和するか前向きな議論を呼ぶ 最悪なのは、実体の伴わない表面上の辻褄だけを合わせた報告 業務、IT、開発ベンダーがチーム一丸となって前向きに挑戦するマインドを成功体験を通じて醸成 実体ある試行錯誤と改善のサイクルを作る ルール駆動開発なんて やったことがない こんな複雑なシステムをマ イクロサービス化できるの か？ ルール駆動開発に加えて コンテナまで挑戦するなん て無理だ
- 24. 成功体験の創出 24
- 25. まとめ 25 ● システム更改のジレンマとレッドハットのアプローチ ○ 既存アーキテクチャや既存コードから始めないルール駆動開発 ○ 業務ルールから業務ロジックを高速実装、3ヶ月を目安に適用判断 ○ 動く叩き台で業務部門と共に要件を検討 ● ルール駆動開発に加えてPoCすべきアーキテクチャと技術 ○ マイクロサービス、コンテナ/クラウドネイティブ ○ ソリューションの掛け合わせによる大きな成果 ● 成功体験を通じて挑戦するマインドを醸成 ○ プロトタイプや試行開発を通じた成功体験の共有 ○ 業務、IT、開発ベンダーが一丸となって挑戦するマインド ○ 実体ある改善サイクルを回す
- 26. WE CAN DO MORE WHEN WE WORK TOGETHER ルール駆動開発 マンガ 検索
- 27. Thank you Red Hat Forum linked.com/company/Red-Hat youtube.com/user/RedHatAPAC facebook.com/RedHatAPAC twitter.com/Red_Hat_APAC