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4-3・5 循環器における物理系利用 As(大動脈弁狭窄症)で息切れ 失神
- 4. ドップラー効果
• またはドップラーシフト(doppler shift)という
• 発生源が近付く場合には波の振動が詰められ
て周波数が高くなり、逆に遠ざかる場合は振動
が伸ばされて低くなる
• 波(音波や電磁波など)の発生源(音源・光源な
ど)と観測者との
相対的な速度の存在によって
波の周波数が異なって観測される現象を言う。
- 9. いよいよドップラーと血流速度
• 血液
• のなかでも
• 赤血球が
• 反射体
• 音に向かっ
てってのベクトル
来るのか逃げるのかでによって
• 単位時間に当たって帰ってくる波の数変わる
• 従って逆に解析して変わり方→速さわかる
※厳密にはシフトした光の割合は赤血球数に比例し、周波数のシフトの大きさは血流速度に比例するため、理論的
には赤血球数と血流速度の積から血流量が算出できる。
- 10. 心エコー法
• 病見え41p 参照
• 42p
• 断層心エコー
単に静止振動体反射
反射時間→距離=解剖学的位置関係
・Mモード心エコー法M=motion
構造物の動き
←音波反射の経時的変化
まさに一直線方向のそれぞれの層→縦軸時間→横軸
Bモードbrightness:振幅の大小を輝度で表す
通常断層モードのこと
- 13. ベルヌーイの簡易式
• 病気が見える162p 参照
• 流体力学
• ベルヌーイの定理とは、非粘性流体(完全流ベルヌーイの式
と呼ばれる運動方程式の第一積分が存在することを述べた
定理である。ベルヌーイの式は流体の速さと圧力と外力のポ
テンシャルの関係を記述する式で、力学的エネルギー保存
則に相当する
- 16. 今回
聴診収縮期雑音
心電図心肥大所見をうけて
心エコー精査
・大動脈弁概観肥厚解放制限←Bモード
・流速(最大) : 4m/s ←連続波ドップラー法
・圧較差推定64mmHg ←ベルヌーイ簡易式
カテーテル実測171-64=52
・弁口面積0.75cm’2 ←連続の式+ EDV ESV ←断層心エコー
→大動脈弁狭窄と診断
・一回拍出量214 ml ← 一回拍出時間60/84 [/s] ← 脈拍数84