高度情報化と社会生活
   教養科目 水曜日 第3限目
   講師 藤野幸嗣
   講師のメールアドレス
          yuki@fujino.com
   講義資料のウェブのアドレス
       http://www.fujino.com
   講義連絡用掲示板
      http://twitter.com/fujinocom
    2009/7/22    高度情報化と社会生活          1
本日の講義
第14回        2009年7月22日
 今日で本講義は終了です。

・今週のネット社会
・地域情報化と大分県の取り組み


2009/7/22    高度情報化と社会生活   2
成績評価について
   7月16日からブログの評価を開始しま
    す。まずエントリーが30を越えてい
    るブログから最初に着手します。
   エントリーの尐ないブログの評価は
    後回しになります。
   7月31日には評価を終えます。
   ブログの更新ははやめに行いましょ
    う。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   3
単位の取得には
   ブログを開設して、定期的に更新ができ
    ていることが条件になります。
   更新頻度が尐し足りない場合でも出席点
    などで可能な限りカバーします。
   まだ評価の締切まで9日ありますので、
    頑張って更新をしてください。
   ただし、プロフィールの記載か自己紹介
    記事に本名を登録していること。
     2009/7/22   高度情報化と社会生活   4
評価後のブログについて
   運営しているブログは8月1日以降
    削除してもかまいませんが、評価の
    確認まで一ヶ月程度は残しておいて
    ください。
   締切ぎりぎりにブログのエントリー
    をしても、評価をする時間がとれな
    い可能性もあります。
   あと,できればブログの運営は続け
    て欲しいです。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   5
評価についての問い合わせ
 必ずメールにて
 yuki@fujino.com
  まで、
 8月1日には評価を終了するので、

 1日~6日の間に問い合わせること。

 評価の問い合わせには7日以降でも

  対応しますが、評価の変更ができな
  くなります。
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今週のネット社会




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埼玉の女子大生ブログで祭り
   駐車違反?を告発されて、彼氏が通
    報者の車に醤油をかけて報復した旨
    をブログに書いた。
   ライブドアニュースに転載。
   本人特定され、祭り状態に。
   ブログは生活のことを書くので本人
    の特定がされやすい。
   人から追求されるような行為は慎む。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   8
選挙は年寄りに厚い政策
   約1500万人いる20代の若者で実際に
    投票に行くのはわずか500万人。
   一方、70代は1200万人しかいないの
    に、投票には若者の2倍近い900万人
    も投票に行っている。
   「4000万円も損している日本の若者
    たち」著者、森川友義氏インタ
    ビューより
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   9
インターネットの現在




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地域とネット
   世界中の情報はたちどころに知るこ
    とができるようになった。
   それなのに自分の暮らしているとこ
    ろの情報はあまり入ってこない。
   地域でのネット活用とくに生活情報
    を充実させて利便性を高めようとい
    う活動→地域情報化にネットを生か
    す。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   11
地域情報化の取組み




2009/7/22   高度情報化と社会生活   12
地域情報化と大分県

   大分県の地域ネットワークのあゆみ
   コアラ=大分県の市民ネットワーク
     大分初のインターネットプロバイダ
     九州のネットワークベンチャー
   ハイパーネットワーク社会研究所の活動
   インターネットの進展と地域の課題


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   13
約24年の話の流れ
    1985          1990    1995         2000   2005      2009
                   第                              地   地
                   一 ハ
一          豊              地   ハ   豊   A                       地
    コ      の       回 イ            の      コ豊   N   域   域心
                                                        安
                                                              域
村                         域   イ   国   D ア の
                                              P   S   セ・      ソ
一   ア      国       ハ
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                                                        安    のー
    ラ      ネ       パ ー    ロ   パ   ッ
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                                                             展シ
                                                             開ャ
品   発      ッ       ー      バ   ー   ト   L 法 ハ   光       ドト
                                                        ッ    はル
運                  ネ 研        ネ           イ   コ              ?メ
                                      開 人
           ト              イ       の                   ラ活
動   足              ッ 発            イ       パ   ア
                                                        用     デ
           ワ       ト      ダ   ッ          化            イ       ィ
           ー       ワ 足
                                  ン   始   ー   ラ       フ       ア
                  ー           ト   タ       ネ
           ク
ニ   パ             ク   イ       ワ   ー  ブ    ッ       W セ ソ
ュ   ソ     マ       会
                      ン       ー
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                                  ッ  ロ   地ト   コ   e カ ー
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      2009/7/23               ソーシャルメディア研究会                  14
平松守彦前知事と一村一品運動


              元通産官僚 電子計算機行政も
              関わる
              1979年大分県知事就任
地域づくりの精神運動としての一村一品運動
  ・地域に誇りを持つこと
  ・とにかくやってみること
  ・弱点は長所になりうる
  2009/7/22      高度情報化と社会生活    15
参考図書
   「地方からの発想」
      岩波新書
   平松守彦(著)価格(税
    別): ¥660
   1990年9月

※参考図書は必読ではない、
 あくまで理解を深めるた
 めの参考資料として示す。

     2009/7/22   高度情報化と社会生活   16
参考図書
   「電子の国COAR
    A」 エーアイ出版
   尾野徹 (著)
    価格(税別): ¥22
    33
   1994年5月
    入手は難しいかも?

※参考図書は必読ではない、
 あくまで理解を深めるため
 の参考資料として示す。
   2009/7/22 高度情報化と社会生活   17
大分ソフトパーク
   1984年 大分市東春日町に
    オープン
   地域のソフト開発拠点として
   富士通のソフト工場を地方に誘致
   地域のソフト関連産業を集積
   コンピュータ専門学校
   IT関連施設の設置


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   18
2009/7/22   高度情報化と社会生活   19
地域の拠点開発の手法
   新産業都市
    →臨海工業地帯
      都町の繁栄(1960年代)
    シリコンバレーやシアトルなど
    フランスの「ソフィア・アンティポ
    リス」を手本にして、大分の
    「ソフトパーク」が計画された。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   20
ソフト・「パーク」という命名
 ソフトに老若男女が親しんでもらう
  意図
 学校やメディア企業の誘致

 核としてソフト開発拠点

  →25年たったいまは?
ソフトパークは大分の情報化の拠点に
   なったか?
  実態は東京への出稼ぎ拠点か?
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   21
80年代の情報化
 産業の情報化
  →コンピュータの高性能化によって
  進展
 生活の情報化

  →テレビと電話の高度化によって進
  展する?
当時、「産業」と「生活」の二つの進
  展を「高度情報化」と呼んだ
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   22
情報化の諸相
   産業の情報化
    →会社にコンピュータやネットワークが導入される。

   情報の産業化
     →電子機器やネットの構築がビジネスになる。

   生活の情報化
      →家庭にパソコンやネットが入る、ネットで結ばれる。

   教育の情報化
      →講義に情報機器を活用する。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   23
地域情報化という思潮
   高度情報化(1980年代前半)
    →産業の情報化に加えて生活面や社
    会の情報化を推進する。
   そのためには「地域(生活の場)の
    情報化を行う必要がある。
   「地域」が何を指すのかあいまいな
    まま進められた国の政策である。
   背景に郵政省と通産省の縄張り争い
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   24
生活のニューメディア
1980年代半ば
 郵政省、NTTの主導による
 「CAPTAINシステム」の提案
 テレビと電話の融合
 電話回線でテレビ画面に生活情報を
  配信する仕組み。
→全国展開をはかったが失敗に終わる

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   25
1985年ニューメディアブーム

   大分県は、当時も今もじつは情報化後進
    県
    →産・官・学いずれもリーダーシップを
    とりえない当時の状況で「市民=利用者
    主導」による情報化推進を提案。

             一村一品運動
                               コアラの発足
           ニューメディア
     2009/7/22    高度情報化と社会生活        26
パソコン通信コアラのはじまり
 コアラ(発足時「大分パソコン通信
  アマチュア研究協会」の略称)は
ニューメディア時代の一村一村運動
 利用者(市民)による利用者のため
  のネットワークを構築
 パソコン通信による市民の交流を提
  唱。
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はじまりはパソコン通信




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コアラ発足に集まった人たち
   パソコンマニア
   企業の電算担当者
   ニューメディアに関心のある人
   大分に新機軸を求めている人
   なにか新しいことをやりたい人




    2009/7/22   高度情報化と社会生活   29
コアラのはじまりは
       オンライン・データベースの研究

      1985年5月
      当初は30人の研究会

1回線の手作りBBS          PC9801



                                ユーザー


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当時は音響カプラの時代




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パソコン通信と掲示板システム




2009/7/22   高度情報化と社会生活   32
コアラ、最初は産業寄り
コンピュータを使って地域の企業の情報
 を「オンライン・データベース」に集積
 してみよう。
※当時は「中小企業情報データベース」
 の準備中
「キャプテン」は生活情報らしいが、
パソコンを使ってビジネスの情報を集積
 してみよう。
→ところが、わずか数カ月で方針転換
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   33
コアラのパソコン通信
   1985年7月にパソコン通信をスタート
    当初は英文字のみ、1カ月後日本語に対応
   アスキーネット(今はない)1985年5月
   PC-VAN(現BIGLOBE) 1986年4月開始
   Nifty-serve(現ニフティ)1987年4月開始
    小規模システムは小回りが利くので先進
    的なアイデアを次々と盛り込んでいけた。


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   34
最初から勘違いの連続
   オンラインデータベースを目指す
    →そんなものは誰もみない
    →「オンライン=カフェ」(掲示板)をオープンし
    てみた。
   市民同士の情報交流に方針転換
    1985年に、市民がパソコンを購入して、
    交信をするというのは、「破天荒」なことだった。
     ~高価、面倒、かなりの知識が必要
   わが国でも最初期の電子掲示板システムの立上げ
    →楽しいので人数が増えていった。
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コアラの活動理念
   個人でのパソコン購入と通信機能利用の支援
   地域に根付いた活動
        →毎月一回の例会を開催
        →いろいろな市民層の参加
   実名主義
     地域での生活者、個人としての責任ある発言
   行政や企業による支援
     ハードのみの提供、運営は利用者にまかせる


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市民運動としてのコアラ
   パソコンを買ったら通信をしよう
   仲間を増やそう
   イベントを行い団体活動として活性化
   新規参加メンバーの自主性による新機
    軸
    自律的なアクティビティとそれを支え
    る技術
    →毎日会員が一人ずつ増えていく。
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ネットの利用者同士の連携
   サポートを期待するとコストがかかる
   便利なのは、やはり詳しい友人
   相談相手がいればパソコンも安心だ
   地域での利用には自主的
     (ボランタリー)な横連携が必要
   USAでは街毎のユーザーズグループ
    がPCの利用基盤を支えている。
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市民のパソコン通信
   目的:コミュニケーション空間の提供
       →エンドユーザーの相互扶助
   地域情報化→公的支援の仕組み
            コアラ会員
            ユーザー

            サポーター

    大分県・地域経済情報センター
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パソコンよりも交流が中心
 年代、社会地位を超えた地域内の交
  流活動
 自主的、問題解決型、先進取組型

 ネットワークを使うので、ビジネス

  マンや主婦、学生でも協働して活動
  が可能。
地域ボランティア活動の可能性
ネット上での交流、活性化運動として。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   40
コアラは利用者の交流の場
   様々なテーマにわかれた電子掲示板
   自己紹介 会議室
   喫茶コアラ(センター会議・雑談室)
   スタジオコアラ(地域づくり)
   趣味のコーナー(料理、本、映画)
   各町ごとの会議室
   パソコン相談など
   他のパソコン通信局との交流の会議室
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   41
80年代
    ニューメディアの覇権争い
   パソコン通信        vs    キャプテン
       パソコンは難しい     テレビと電話なら簡単
 草の根    お上が主導、地域マスコミ
 利用者主導   技術者主導
 交流が主   マスメディアの新しい伝達手段

    結局はどちらも敗者か?
→インターネットが勝ってしまった。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活       42
豊の国情報ネットワーク
 1989年11月
 「ふるさと創生資金」を活用

     →県、市町村の拠出金
 県下12の電話料金区間毎にアクセスポイン
  ト →3分10円の県内の公共アクセス網
 県内の公的なデータベースと接続し、

  そのコミュニケーション機能としてコアラを
  位置づけ
※ただしキャプテン網も使う。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   43
豊の国ネット記念シンポジウム
1990年に「未来のネットワーク」を
 考える会議
ハワード・ラインゴールド氏がメインゲス
 ト
マルチメディア(画像提示パソコン)の展示
 関心が高いし、どこにもやっていないか
 らネットワークの研究をしよう。
 コアラの安定した運用機関も必要だ。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   44
参考図書
   「バーチャルコミュ
    ニティ」 三田出版会
    ハワード・ライン
    ゴールド (著)
    価格(税別):
    ¥3500英文はインターネッ
         トでよむことができ
   1995年5月 る
      絶版
※参考図書は必読ではな
 い、あくまで理解を深
 めるための参考資料と
 して示す。
  2009/7/22 高度情報化と社会生活   45
ハイパーネットワークの意味
   大分で、コアラの電子会議室のなかで生
    まれた造語
   ハイパーカード ハイパーテキスト
   未来のネットワークを表す造語として。
   「第一回ハイパーネットワーク会議」
    を1990年3月に開催して大好評で
    した。

     2009/7/22   高度情報化と社会生活   46
ハイパーネットワークとは?
     テキスト                 アジア型
    ネットワーク              ネットワーク社会

                融合
マルチメディア                       欧米型
ネットワーク                       個人主義社会

   ハイパーネットワーク社会研究所
    1993年3月に設立
    2009/7/22   高度情報化と社会生活            47
ハイパーネットワーク社会研究所
 理論研究
→情報文化・文明論
→将来のネットワークの問題を考える
 実践研究

   →地域の情報基盤づくり
   →インターネットの先進的利用とそ
  の推進
   →最近は安心なネット利用を目指す
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   48
ハイパーネットワーク別府湾会議




2009/7/22   高度情報化と社会生活   49
コアラはニューコアラへ
   1993年、会員数2000人超え
    る、我が国有数の「地域パソコン通
    信網」となる。
   ボランタリーな互助会運営から
    運営委員会が主体の通信サービスへ
    →事務局の常設、会員と事務局の位
    置づけ

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   50
運営体の分離→日本型NPO
   目的:運営責任の明確化                 1993年
                コアラ会員
                 ユーザー

                サポーター
               オペレーター
            ニューコアラ運営委員会          ハイパー研

      大分県・地域経済情報センター
                                   国
    2009/7/22      高度情報化と社会生活            51
コアラのインターネット接続
   1994年7月 会員 2600名
   月額 2,000円固定

                                     データベース
                                      サブ・システム
                                 データベース
                                  サブ・システム
                               データベース
                                サブ・システム           ゲートウェイ
                  COARA−4
                                       豊の国ネット
    世界へ            コミュニケーション
                                      (パケット型)
インターネット              サブ・システム           通信コントロール
                                        サブ・システム
                      WWWサーバ                        ユーザー
                    インターネット接続

Infoweb
    プロバイダー
      2009/7/22       ユーザー     高度情報化と社会生活                  52
2009/7/22   高度情報化と社会生活   53
インターネットブーム到来
   1994年7月にコアラでプロバイ
    ダを開始
    わが国初の地域プロバイダ
      それまで年間200人の加入が
      一気に十倍近くに増加する。
   WINDOWS95によるインターネット
    利用も後押し。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   54
利用者の不満
   電話料金が高い
    →大分市のみのアクセスポイント
    →遠近格差と長時間利用
   通信速度が遅い
    画像の扱いは容易になったが
    電話回線では表示速度が遅い。


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   55
ハイパーネットワーク実験
NTTマルチメディア共同利用実験網          東
                           京
                               1995年~6年
           福              インターネットで世界へ
           岡



               大分ハイパーステーション
                           メディア
   20ヶ所の光網                  サロン

  県庁,商店街,病院,
   学校,工場,大学                ダイアルアップによる利用
コンベンションホールなど


   2009/7/22      高度情報化と社会生活         56
情
報
コ
ン
セ
ン
ト
の
あ
る
街
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   57
豊の国ネットワークのインターネッ
    ト化
   公共ネットワークの問題点
    需要の急速な立ち上がりに応じるこ
    とができない。      需要
                             需給ギャッ
                               プ
                              予算


    2009/7/22   高度情報化と社会生活       58
プロバイダの多様化
      インターネットユーザー
      コアラ会員
福岡
               生活圏のメーリングリスト

接続プロバイダー       コミュニティ支援
     ニューコアラ運営委員会      地域プロバイダ全国プロバイダ


              ハイパー研

  2009/7/22
                大分県
                 高度情報化と社会生活       59
地域プロバイダとして認知
   インターネット利用者の着実な増大
   ニューコアラの会員数1万人
     →九州最大級の地域プロバイダへ
      大分・福岡にアクセスポイント
    →生活エリアのコミュニティの出現




    2009/7/22   高度情報化と社会生活   60
新アクセス方法を模索
 アクセス系のブロードバンド化を模索
 光ファイバーはやはり高い

(将来はともかく当面個人向きではない)
 CATVインターネット

  大分ケーブルテレビがサービスを開始
 ADSL

コアラが1999年12月に全国で初めて
  開始
 無線インターネット→学校間実験など
   2009/7/22
         高度情報化と社会生活   61
大分県はブロードバンドが普及
大分市では
 国内プロバイダ100社近くがサー
  ビス
 CATVインターネット約5万所帯が

  加入
 ADSLサービスもいちはやく開始

別府、佐伯、南海部郡、臼杵市では
  ケーブルインターネットも
   しかし、依然として・・・空白地帯が
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   62
e-japan構想と通信事業者
 政府の「e-Japan重点計画」では、2005
  年までに3000万所帯がブロードバンド利
  用可能→これは実現した。
→でも日本の所帯総数4000万戸のうち残り
  の「1000万戸」はどうなるの?
 孫正義のインタビューではYahoo!BBは人口
  の70%のカバーを目指すそうだ。
  →では、残りの30パーセントはだれがカ
  バーする


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   63
大分県の基盤構想の背景
   第3次の「豊の国ネットワーク」
   行政内のネットワーク利用の増大
   今後の行政間ネットワーク利用の予測
     →総合行政ネットワークも背景に
   地域内の情報格差の是正
   都市部以外の情報基盤整備の遅れ
   技術革新(とくにインターネットまわり)
    への対応

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   64
地域版情報ハイウェイ
   先行事例
     ・岡山情報ハイウェイ
     ・高知県情報スーパーハイウェイ
   並行事例
     ・山口情報スーパーネットワーク
     ・ふくおかギガビットハイウェイ
    その他、宮崎、岐阜、青森、三重、岩
    手、秋田・・・

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   65
地域版情報ネットの特長
 各地域において態様がかなり異なる
→地域の横並び時代の終焉
→地域情報基盤の競争時代のはじまり
 運営ポリシーも異なる

  行政ネットワーク(大分県)
  民間の利用促進(福岡県)
  域内の都市間ネットワーク(岡山県
  など)
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   66
「豊の国ハイパーネットワーク」
                                     高田国東ルート
                                   (H16.4供用開始予定)             姫島村
        アクセスポイント
                                          香々地町         国見町
                                          真玉町                                         豊の国医療診断      県庁内サーバ
                       中津市     県北ルート                                                  支援センター                  県立芸術文化
                                                                                                              短期大学
                             (H15.1供用開始)               国東町                   産業科学
                                               豊後高田市                         技術センター
                                      宇佐市
  中津日田ルート                                              武蔵町                                                       大分大学
(H16.1供用開始予定)                                                                               豊の国情報
                       三光村                             安岐町               県立図書館
                                                                                            ネットワークセンター
    山国町              本耶馬溪町           安心院町             杵築市
              耶馬溪町           院内町                                                                                県教育センター
                                     山香町                 国東別杵ルート                            (データセンター)
  日田市
                                                     日出町
                                                         (H15.4供用開始)
                     玖珠町                                                                介護研修センター   産業創造機構
                                                                                                            スポーツ公園


                                         別府市
          天瀬町           九重町
前津江村           日田玖珠ルート 湯布院町                            大分市               佐賀関町
        大山町    (H15.4供用開始) 庄内町
                                          挾間町                          臼杵市              佐伯臼杵ルート
                                                野津原町                                  (H16.4供用開始予定)
 中津江村
        上津江村                                                                   津久見市
                              大野竹田ルート                 犬飼町      県南ルート
                              (H14.4供用開始)                    (H13.9供用開始)              上浦町
                                                       千歳村       野津町                               ネットワーク利用予定システム
                                               大野町
                                                                                                   ●豊の国医療診断支援システム
                                         朝地町                       弥生町                 鶴見町         ●学校教育情報ネットワーク
          CATVサービス中
                                   竹田市                                                             ●生涯学習システム
                                                           本匠村           佐伯市                       ●防災情報システム
          CATVサービス予定                     緒方町                                                米水津村
                                                     三重町                                           ●福祉、介護情報システム
                                               清川村
                                                                  直川村                              ●産業科学情報システム
                                                                                      蒲江町          ●各種行政利用システム
                                                      宇目町                                          ●インターネットサービス
              2009/7/22                               高度情報化と社会生活                                   ●ケーブルテレビ
                                                                                                                      67
ハイパーネットワーク構想の目的
    行政ネットワークの構築
      県庁内イントラネット
      県=市町村間の行政ネットワーク
    上記の設備を活用した、民間への解
     放を予定
      (利用料は無料ないし低額を検討)
     県内CATVへの接続用伝送路として
     インターネット域内バックボーンと
     して
2009/7/22   高度情報化と社会生活   68
全体ネットワーク構成
                                       姫島村




           中津総合庁舎              高田総合          国東総合庁舎
                        宇佐総合   庁舎
                        庁舎




                         日出総合庁舎

    日田総合                              大分県庁
                         別府総合庁舎
    庁舎
                                             豊の国情報センタ
           玖珠総合庁舎



                                                  臼杵総合庁舎




                    竹田総合庁舎             三重総合庁舎

                                                        佐伯総合庁舎


;   市役所・町村役場
; 基幹ネットワーク(県
整備分)
; 基幹ネットワーク(市町村整
備分) 2009/7/22                高度情報化と社会生活                          69
犬飼町ネットワーク構成                                      <凡例>      赤線       県整備伝送路
   例                                                          青線       市村村整備伝送路
豊の国医療診断支援システム
                                                              黒線        既設伝送路
大分県産業科学情報システ
ム                                                                      県三重総合庁舎
大分県水産業情報システム
                                              WDM (1Gbps)
                                                                県整備
大分県生涯学習システム            大分県庁
大分県介護情報システム
                                                              10km
大分県総合防災情報システム                                                県整備

                                          1000 BASE-LX
                                                                       犬飼町中央公民館
県学校教育情報ネットワー
ク                                         犬飼町整備
  犬飼町役場                 光コンバータ                                       大分県生涯学習システム
 大分県総合防災情報システム             メディアコンバータ                                 犬飼町保健センター
                                                                           V2
                                               100 BASE-FX

                           メディアコンバータ


 大分県生涯学習システム                                 100 BASE-FX
                                                                     大分県介護情報システム
                                                                       在宅介護支援センター
事業費約5,600万円
              長谷小学校
                  V2
                                   犬飼小学校          V2


                                                                       大分県生涯学習システム
                                         犬飼中学校                         デイサービスセンター
      県学校教育情報ネットワー
     2009/7/22 ク 高度情報化と社会生活                                                      70
                                                                      大分県生涯学習システム
行政分野での活用




               電子自治体の実現
県民・企業


              ハイパーネットワーク




  2009/7/22      高度情報化と社会生活   71
生涯学習分野での活用
生涯学習企画・開発・提供グループ                          県教育委員会
                                                           県教育事務所
                       県立・公立図書館
小・中・高等学校・大学                       司 書



                                                                    県生涯教育センタ
                                                     県職員・社会教育主事



         教員・研究者   テレビ会議を使っ
                  た企画会議支援
                                                                      市町村教育委員会


                                                     市町村職員・社会教育主事

                                                                           Lネット
                              豊の国ハイパーネットワーク
学    習     者                                                  公立図書館
                  企業



                                                                     公民館




                              WBTでの学習              講座・セミ
                                                                    県生涯教育センタ
                                                   ナー
                              情報収集・発信
                   家    庭


                                        民間教育事業者     小・中・高等学校・大学
    インターネット

     2009/7/22                    高度情報化と社会生活                                   72
システム構成の概要
                  地域住民の利用

 行政、公的機関               企業
              社
                       企業
行政イ           会             各種通信サー
       教育     的
                  遠隔   イン
                              ビス       CATV事業者
ントラ   ネット     ア
                  医療   トラ
ネット               など   ネッ
      など      プ
                       ト
              リ

  プライベートIP
                            Internet     CATV配信
   (VLAN)

      光ファイバー、 (WDM・ギガイーサ)


大分県庁 公的機関          一般企業 通信事業者            CATV
  2009/7/22            高度情報化と社会生活                 73
ハイパーネットの特長
   自前の光ファイバーを公共網として構築
     県と市町村役場、学校・公民館
   民間にも積極的に開放を行う方針
   通信会社ではなく「広域LAN」という
    思想
   アクセス系は地域の特性に応じて選択
   利用面を重視する。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   74
地域情報基盤の構築
 行政網の整備を先行
 高速公共網を民間開放して、新通信

  サービスを地域にいちはやく構築す
  る。
 問題点は地域の自主的なやる気

 通信サービスの立ち上げが目的では

  なく、産業や生活面での活用が目
  的。
   ただし、利用・運用技術に課題が。
  2009/7/22
         高度情報化と社会生活   75
インフラ整備から活用へ
   2003年高速行政網は完成した。
   わが国のブロードバンド時代
    基盤の利用はできるようになったが、
    問題は地域で活用しようという意識
    ビジネス、生活、地域、遊びに
    ネットワークを活用しようという意
    識が欠如?しているかも?

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   76
大分県の残された課題
   基盤格差是正のための工夫
    市部の中心はADSL 周辺は?
    一部の市町村はケーブルインターネット
    大半の町村は役場と公民館・学校だけの
    インターネット化止まりである。
    地域におけるインターネット難民が多数
    いる。
    →地域の自助努力がないエリアは?
    →いっそうの都市部集中を招きかねない。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   77
ひとつの工夫として
   地域の公共網の開放
   NPOによる無線インターネット網の整備
   産業と一緒に光網を構築するなど

    地域がひとつになってインフラ整備の工
    夫が必要である。→いまや情報基盤の整備
    は「政治課題」なのである。
    住みよい環境と、ネットワークの利便性。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   78
津久見市では
   市内に4つの電話局があるが、ADSLが
    できるのは中心部の一つの電話局だけ。
    (大分県内180の電話局中まだ半分は
    設備がない、たぶん未来永劫ない)
   市営のADSL設備をおいて安価なイン
    ターネットサービスを開始する予定。
   ただし問題もある→需要拡大に応じられな
    いかも?


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   79
ただしほんとに高速網は必要?
   約20年間インフラの整備をしてき
    たけれど結局「ケータイメール」の
    利用者の方が多い。
    速度よりも中身が大切だ。
    ネットワークを活用して、生活を豊
    かにする工夫はこれから皆さんが考
    えるべき。


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   80
利用者主導による情報化
   パソコン通信→インターネットに至
    る「鬼っ子」の流れ。
    常に利用者による情報発信を重視
   コアラは福岡都市部でのブロードバ
    ンド展開とWeb支援に主力を。
   大分県は独自の公共ギガビットネッ
    トワーク網を構築したが・・・
   課題は地域の自律したネットワーク
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   81
ユーザーも地域で様々な活動
 別府八湯メーリングリスト
  別府の街づくりの情報交換拠点
 国東半島メーリングリスト

 BuNGO Channel

 個人の動画作成支援教室などを主宰
 日田や中津、佐伯でも地域ポータル
  の運営がみられる。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   82
コアラの抱えていた課題
   ハイパーネットワーク実験の終了
   ブロードバンド時代の到来
    ADSL、ケーブルインターネット
    などプロバイダの多様化
   福岡の会員の増加
   投資額の肥大化(機器、人員)
   事業への課税問題 etc.

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   83
大分県とコアラの思惑
どちらも利用者主導のネットワーク
 大分県

  行政網の構築を優先、光が基本、当
  面クローズなネットワーク
 コアラ

  福岡を含めてADSLへの投資
  オープンな利用と多様化するコンテ
  ントへの対応
2009/7/22   高度情報化と社会生活   84
コアラの法人化
   株式会社コアラ 2001年4月
    ~有志、地元企業の出資により設立
    資本金 3億9,750万円

    現時点では主に福岡県と大分県をサー
    ビスエリアとするプロバイダ及び地域
    の民間や公的機関のネットワーク活用
    を支援するサービスを行っている。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   85
(株)コアラのサービス
   インターネット・プロバイダ
    おもに福岡県と大分県
コンテントとコミュニケーション提供

天神コアラ
 様々な組織のWeb活用を支援
大分コアラ
    「ネットピアッツァ」大分市の情報拠点の支援
    ほか地域の企業や商業拠点の情報発信支援など。
    三重コアラやNPO観光コアラの支援などの活動も

     2009/7/22   高度情報化と社会生活   86
コアラのステークホルダー
   スタッフ 福岡 36名 大分 6名
   大株主 九州電力
    出資者 地域の企業
    支援  地域のメディア
   プロバイダの利用者
   情報発信の起点をコアラに置いている地域
    の個人・企業・組織
   コアラのコンテント・ウォッチャー
   情報トレンドのオブザーバ

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   87
コンテント支援事業が主力に
   地域の企業や商業施設、公的機関の
    情報発信の支援業務
   九州最大の商業拠点である「天神」
    の情報発信




    2009/7/22   高度情報化と社会生活   88
スタッフは様々な活動へ発散
   (株)コアラ→九州のITベンチャー
      プロバイダからコンテント産業へ
   デジタル工房ハート
     →ネットワーク技術支援、運用支援
   三重コアラの立ち上げ
   NPO観光コアラ→大分の観光情報
    発信の支援
   その他様々なIT企業へ
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   89
ユーザーも地域で様々な活動
 別府八湯メーリングリスト
  別府の街づくりの情報交換拠点
 国東半島メーリングリスト

 BuNGO Channel

 個人の動画作成支援教室などを主宰
 日田や中津、佐伯でも地域ポータル
  の運営がみられる。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   90
NPO観光コアラ
 2004年1月 設立認証
 大分県の新しい観光を提案

「おおいた・ゆふいん観光マップ」
予約ができる
「地域ポータル」
を開始


2009/7/22   高度情報化と社会生活   91
2009/7/22   高度情報化と社会生活   92
おおいた街中モバイル
 商業機能
   仕事の場(商店・オフィス)
 生活機能

   買物や食事の場
 交流機能

   人々が出会い、交流する場
ネットの活用で実現できるか?

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   93
コアラで大分は元気になったのか?
   九州では福岡県に次いで2位のブ
    ロードバンド普及率
    →ケーブルテレビの影響が大きい?
    →インフラの整備は都市部のみ。
   事業者は、技術者は増えたのか?
    →出稼ぎは依然として多いような。
   利用者の活用程度は?
    →傑出した例はあまり無いような。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   94
コアラ=ハイパーの意義
ソーシャルキャピタルとしての地域情報化
 インターネットによる地域情報化を県域と
  いう広域で実現しようとした。
 都市部のインフラの整備と郡部のインフラ
  の準備
 地域活動とネットワーク利用の連携

 地域からの利用アプリケーションの提案

 地域からの情報発信

 利用支援セクターの存在

2009/7/22   高度情報化と社会生活   95
これからの大分の課題
利用者層の厚みと地域のソーシャル
  キャピタルを生かせる施策が必要
 ソーシャルパワーの分散が課題

 IT企業のプレゼンスとニーズのミ
  スマッチ
 技術研究拠点のパワー不足

 足を引っ張る行政セクター



2009/7/22   高度情報化と社会生活   96
均質でないインターネット
   中国をはじめ国家権力による情報検
    閲が始まる。
   インターネットを使わない次世代型
    ネットワーク→メトロなど
   Web2.0など消費者主導型の情報発信
    などなど、そしてデジタル・デバイ
    ドによるトラブルも。
    ますます課題は多くなるばかり。
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   97
アジアの中の九州
   九州の商都「ふくおか」
       癒しの「おおいた」
   グローバリゼーションと都市間競争
   国家の分権化と「九州府」の必要性
    ガバナンスとデモクラシーの対立
   NPOの台頭
    公共サービスと生活者のためのネット
   地域戦略のための情報発信とは?
    2009/7/22   高度情報化と社会生活   98
高度情報化と社会生活まとめ
   60年代からの社会思潮としての
    「情報化」を概括する。
   情報技術への期待と生活への適用のギャップ
   技術者の期待した利用法と現実のギャップ
   コミュニティの利用にこそ大きな可能性が
     →利用者が創るネットワークが大切
     →総情報発信時代の到来


     2009/7/22   高度情報化と社会生活   99
メディアの進化

      パーソナル=コミュニケーション
        ケータイによるマイクロコミニュティ
20世紀型のメディア 21世紀型のメディア
       ソーシャル=コミュニケーション

                匿名掲示板


              マス=コミュニケーション
  2009/7/22      高度情報化と社会生活   100
インターネットの課題
   誰もが情報発信できる時代
     →ウェブからブログへ
     →検索エンジンとXML
   情報の確実性や真実性は低下する。
     →情報を評価する能力が問われる。
     →情報を自らのものとして発信する能
    力も必要。
   現代の高等教育はそうした要請に答えて
    いない。
      2009/7/22
            高度情報化と社会生活   101
地域ネットワークのこれから
   地域ポータル
   コミュニティ・ネットワーク
   BlogやSNSなど個人やムーブメン
    トサイトの充実

    どのような方向にいくのかが楽し
    み。

    2009/7/22   高度情報化と社会生活   102
ネットワークの課題
   利用する上でのモラル
    著作権、法令違反など
   セキュリティ(専門家ではない)
   ただ乗り
    スパム、信号のバイパス




    2009/7/22   高度情報化と社会生活   103
21世紀の情報社会を生き抜くために
   必要なのは構想力や企画力だ。
ユーザー (ITを使いこなす)
サポーター(利用支援を行う)
プロデューサー(情報基盤の提供を)
→そして、自分の住んでいる足下の地域
 にもっと目を向けましょう。


    2009/7/22   高度情報化と社会生活   104
コミュニティエリアネットワーク
   ネットワークは自分たちで造るもの
    だ!!
   だれもが構築可能 Build
   だれもが所有可能 Own
   だれもが運用可能 Operate
   だれもが参加可能 Participa
    te
   だれもが利用可能 Use

2009/7/22   高度情報化と社会生活   105
コミュニティエリアネットワーク

   そこに企業も市民も行政も集い、
   ネットワーク上のコミュニティを形成す
    る


                     Communication


       Information

     2009/7/22       高度情報化と社会生活      106
では、講義を終了します
 暑い中         おつかれさまでした (^-^)ノ

試験とレポートにがん
ばってください。
その後は楽しい夏休みを!!

 2009/7/22      高度情報化と社会生活   107

7 22localnet

  • 1.
    高度情報化と社会生活  教養科目 水曜日 第3限目  講師 藤野幸嗣  講師のメールアドレス yuki@fujino.com  講義資料のウェブのアドレス http://www.fujino.com  講義連絡用掲示板 http://twitter.com/fujinocom 2009/7/22 高度情報化と社会生活 1
  • 2.
    本日の講義 第14回 2009年7月22日 今日で本講義は終了です。 ・今週のネット社会 ・地域情報化と大分県の取り組み 2009/7/22 高度情報化と社会生活 2
  • 3.
    成績評価について  7月16日からブログの評価を開始しま す。まずエントリーが30を越えてい るブログから最初に着手します。  エントリーの尐ないブログの評価は 後回しになります。  7月31日には評価を終えます。  ブログの更新ははやめに行いましょ う。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 3
  • 4.
    単位の取得には  ブログを開設して、定期的に更新ができ ていることが条件になります。  更新頻度が尐し足りない場合でも出席点 などで可能な限りカバーします。  まだ評価の締切まで9日ありますので、 頑張って更新をしてください。  ただし、プロフィールの記載か自己紹介 記事に本名を登録していること。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 4
  • 5.
    評価後のブログについて  運営しているブログは8月1日以降 削除してもかまいませんが、評価の 確認まで一ヶ月程度は残しておいて ください。  締切ぎりぎりにブログのエントリー をしても、評価をする時間がとれな い可能性もあります。  あと,できればブログの運営は続け て欲しいです。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 5
  • 6.
    評価についての問い合わせ  必ずメールにて yuki@fujino.com まで、  8月1日には評価を終了するので、  1日~6日の間に問い合わせること。  評価の問い合わせには7日以降でも 対応しますが、評価の変更ができな くなります。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 6
  • 7.
    今週のネット社会 2009/7/22 高度情報化と社会生活 7
  • 8.
    埼玉の女子大生ブログで祭り  駐車違反?を告発されて、彼氏が通 報者の車に醤油をかけて報復した旨 をブログに書いた。  ライブドアニュースに転載。  本人特定され、祭り状態に。  ブログは生活のことを書くので本人 の特定がされやすい。  人から追求されるような行為は慎む。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 8
  • 9.
    選挙は年寄りに厚い政策  約1500万人いる20代の若者で実際に 投票に行くのはわずか500万人。  一方、70代は1200万人しかいないの に、投票には若者の2倍近い900万人 も投票に行っている。  「4000万円も損している日本の若者 たち」著者、森川友義氏インタ ビューより 2009/7/22 高度情報化と社会生活 9
  • 10.
    インターネットの現在 2009/7/22 高度情報化と社会生活 10
  • 11.
    地域とネット  世界中の情報はたちどころに知るこ とができるようになった。  それなのに自分の暮らしているとこ ろの情報はあまり入ってこない。  地域でのネット活用とくに生活情報 を充実させて利便性を高めようとい う活動→地域情報化にネットを生か す。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 11
  • 12.
    地域情報化の取組み 2009/7/22 高度情報化と社会生活 12
  • 13.
    地域情報化と大分県  大分県の地域ネットワークのあゆみ  コアラ=大分県の市民ネットワーク 大分初のインターネットプロバイダ 九州のネットワークベンチャー  ハイパーネットワーク社会研究所の活動  インターネットの進展と地域の課題 2009/7/22 高度情報化と社会生活 13
  • 14.
    約24年の話の流れ 1985 1990 1995 2000 2005 2009 第 地 地 一 ハ 一 豊 地 ハ 豊 A 地 コ の 回 イ の コ豊 N 域 域心 安 域 村 域 イ 国 D ア の P S セ・ ソ 一 ア 国 ハ イ パ プ ネ O N カ全 安 のー ラ ネ パ ー ロ パ ッ S ラ 国 観 S ンネ 展シ 開ャ 品 発 ッ ー バ ー ト L 法 ハ 光 ドト ッ はル 運 ネ 研 ネ イ コ ?メ 開 人 ト イ の ラ活 動 足 ッ 発 イ パ ア 用 デ ワ ト ダ ッ 化 イ ィ ー ワ 足 ン 始 ー ラ フ ア ー ト タ ネ ク ニ パ ク イ ワ ー ブ ッ W セ ソ ュ ソ マ 会 ン ー ネ ッ ロ 地ト コ e カ ー 議 b ン シ ー コ ル タ ク ト ー 域ワ ミ ュ ド ャ メ ン チ ー 実 対 応 ド イー ク ニ テ 2 ラ ル ・ イ メ メ 験 ン ィ 0 フ デ デ 通 デ ネ バ ポ ィ 信 ッ ン ト ー ィ ィ ア ア ト ド ラ タ ル ア 2009/7/23 ソーシャルメディア研究会 14
  • 15.
    平松守彦前知事と一村一品運動 元通産官僚 電子計算機行政も 関わる 1979年大分県知事就任 地域づくりの精神運動としての一村一品運動 ・地域に誇りを持つこと ・とにかくやってみること ・弱点は長所になりうる 2009/7/22 高度情報化と社会生活 15
  • 16.
    参考図書  「地方からの発想」 岩波新書  平松守彦(著)価格(税 別): ¥660  1990年9月 ※参考図書は必読ではない、 あくまで理解を深めるた めの参考資料として示す。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 16
  • 17.
    参考図書  「電子の国COAR A」 エーアイ出版  尾野徹 (著) 価格(税別): ¥22 33  1994年5月 入手は難しいかも? ※参考図書は必読ではない、 あくまで理解を深めるため の参考資料として示す。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 17
  • 18.
    大分ソフトパーク  1984年 大分市東春日町に オープン  地域のソフト開発拠点として  富士通のソフト工場を地方に誘致  地域のソフト関連産業を集積  コンピュータ専門学校  IT関連施設の設置 2009/7/22 高度情報化と社会生活 18
  • 19.
    2009/7/22 高度情報化と社会生活 19
  • 20.
    地域の拠点開発の手法  新産業都市 →臨海工業地帯 都町の繁栄(1960年代) シリコンバレーやシアトルなど フランスの「ソフィア・アンティポ リス」を手本にして、大分の 「ソフトパーク」が計画された。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 20
  • 21.
    ソフト・「パーク」という命名  ソフトに老若男女が親しんでもらう 意図  学校やメディア企業の誘致  核としてソフト開発拠点 →25年たったいまは? ソフトパークは大分の情報化の拠点に なったか? 実態は東京への出稼ぎ拠点か? 2009/7/22 高度情報化と社会生活 21
  • 22.
    80年代の情報化  産業の情報化 →コンピュータの高性能化によって 進展  生活の情報化 →テレビと電話の高度化によって進 展する? 当時、「産業」と「生活」の二つの進 展を「高度情報化」と呼んだ 2009/7/22 高度情報化と社会生活 22
  • 23.
    情報化の諸相  産業の情報化 →会社にコンピュータやネットワークが導入される。  情報の産業化 →電子機器やネットの構築がビジネスになる。  生活の情報化 →家庭にパソコンやネットが入る、ネットで結ばれる。  教育の情報化 →講義に情報機器を活用する。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 23
  • 24.
    地域情報化という思潮  高度情報化(1980年代前半) →産業の情報化に加えて生活面や社 会の情報化を推進する。  そのためには「地域(生活の場)の 情報化を行う必要がある。  「地域」が何を指すのかあいまいな まま進められた国の政策である。  背景に郵政省と通産省の縄張り争い 2009/7/22 高度情報化と社会生活 24
  • 25.
    生活のニューメディア 1980年代半ば 郵政省、NTTの主導による 「CAPTAINシステム」の提案 テレビと電話の融合 電話回線でテレビ画面に生活情報を 配信する仕組み。 →全国展開をはかったが失敗に終わる 2009/7/22 高度情報化と社会生活 25
  • 26.
    1985年ニューメディアブーム  大分県は、当時も今もじつは情報化後進 県 →産・官・学いずれもリーダーシップを とりえない当時の状況で「市民=利用者 主導」による情報化推進を提案。 一村一品運動 コアラの発足 ニューメディア 2009/7/22 高度情報化と社会生活 26
  • 27.
    パソコン通信コアラのはじまり  コアラ(発足時「大分パソコン通信 アマチュア研究協会」の略称)は ニューメディア時代の一村一村運動  利用者(市民)による利用者のため のネットワークを構築  パソコン通信による市民の交流を提 唱。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 27
  • 28.
    はじまりはパソコン通信 2009/7/22 高度情報化と社会生活 28
  • 29.
    コアラ発足に集まった人たち  パソコンマニア  企業の電算担当者  ニューメディアに関心のある人  大分に新機軸を求めている人  なにか新しいことをやりたい人 2009/7/22 高度情報化と社会生活 29
  • 30.
    コアラのはじまりは オンライン・データベースの研究  1985年5月  当初は30人の研究会 1回線の手作りBBS PC9801 ユーザー 2009/7/22 高度情報化と社会生活 30
  • 31.
    当時は音響カプラの時代 2009/7/22 高度情報化と社会生活 31
  • 32.
  • 33.
    コアラ、最初は産業寄り コンピュータを使って地域の企業の情報 を「オンライン・データベース」に集積 してみよう。 ※当時は「中小企業情報データベース」 の準備中 「キャプテン」は生活情報らしいが、 パソコンを使ってビジネスの情報を集積 してみよう。 →ところが、わずか数カ月で方針転換 2009/7/22 高度情報化と社会生活 33
  • 34.
    コアラのパソコン通信  1985年7月にパソコン通信をスタート 当初は英文字のみ、1カ月後日本語に対応  アスキーネット(今はない)1985年5月  PC-VAN(現BIGLOBE) 1986年4月開始  Nifty-serve(現ニフティ)1987年4月開始 小規模システムは小回りが利くので先進 的なアイデアを次々と盛り込んでいけた。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 34
  • 35.
    最初から勘違いの連続  オンラインデータベースを目指す →そんなものは誰もみない →「オンライン=カフェ」(掲示板)をオープンし てみた。  市民同士の情報交流に方針転換 1985年に、市民がパソコンを購入して、 交信をするというのは、「破天荒」なことだった。 ~高価、面倒、かなりの知識が必要  わが国でも最初期の電子掲示板システムの立上げ →楽しいので人数が増えていった。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 35
  • 36.
    コアラの活動理念  個人でのパソコン購入と通信機能利用の支援  地域に根付いた活動 →毎月一回の例会を開催 →いろいろな市民層の参加  実名主義 地域での生活者、個人としての責任ある発言  行政や企業による支援 ハードのみの提供、運営は利用者にまかせる 2009/7/22 高度情報化と社会生活 36
  • 37.
    市民運動としてのコアラ  パソコンを買ったら通信をしよう  仲間を増やそう  イベントを行い団体活動として活性化  新規参加メンバーの自主性による新機 軸 自律的なアクティビティとそれを支え る技術 →毎日会員が一人ずつ増えていく。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 37
  • 38.
    ネットの利用者同士の連携  サポートを期待するとコストがかかる  便利なのは、やはり詳しい友人  相談相手がいればパソコンも安心だ  地域での利用には自主的 (ボランタリー)な横連携が必要  USAでは街毎のユーザーズグループ がPCの利用基盤を支えている。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 38
  • 39.
    市民のパソコン通信  目的:コミュニケーション空間の提供 →エンドユーザーの相互扶助  地域情報化→公的支援の仕組み コアラ会員 ユーザー サポーター 大分県・地域経済情報センター 2009/7/22 高度情報化と社会生活 39
  • 40.
    パソコンよりも交流が中心  年代、社会地位を超えた地域内の交 流活動  自主的、問題解決型、先進取組型  ネットワークを使うので、ビジネス マンや主婦、学生でも協働して活動 が可能。 地域ボランティア活動の可能性 ネット上での交流、活性化運動として。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 40
  • 41.
    コアラは利用者の交流の場  様々なテーマにわかれた電子掲示板  自己紹介 会議室  喫茶コアラ(センター会議・雑談室)  スタジオコアラ(地域づくり)  趣味のコーナー(料理、本、映画)  各町ごとの会議室  パソコン相談など  他のパソコン通信局との交流の会議室 2009/7/22 高度情報化と社会生活 41
  • 42.
    80年代 ニューメディアの覇権争い  パソコン通信 vs キャプテン パソコンは難しい テレビと電話なら簡単  草の根 お上が主導、地域マスコミ  利用者主導 技術者主導  交流が主 マスメディアの新しい伝達手段 結局はどちらも敗者か? →インターネットが勝ってしまった。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 42
  • 43.
    豊の国情報ネットワーク  1989年11月  「ふるさと創生資金」を活用 →県、市町村の拠出金  県下12の電話料金区間毎にアクセスポイン ト →3分10円の県内の公共アクセス網  県内の公的なデータベースと接続し、 そのコミュニケーション機能としてコアラを 位置づけ ※ただしキャプテン網も使う。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 43
  • 44.
    豊の国ネット記念シンポジウム 1990年に「未来のネットワーク」を 考える会議 ハワード・ラインゴールド氏がメインゲス ト マルチメディア(画像提示パソコン)の展示 関心が高いし、どこにもやっていないか らネットワークの研究をしよう。 コアラの安定した運用機関も必要だ。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 44
  • 45.
    参考図書  「バーチャルコミュ ニティ」 三田出版会 ハワード・ライン ゴールド (著) 価格(税別): ¥3500英文はインターネッ トでよむことができ  1995年5月 る 絶版 ※参考図書は必読ではな い、あくまで理解を深 めるための参考資料と して示す。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 45
  • 46.
    ハイパーネットワークの意味  大分で、コアラの電子会議室のなかで生 まれた造語  ハイパーカード ハイパーテキスト  未来のネットワークを表す造語として。  「第一回ハイパーネットワーク会議」 を1990年3月に開催して大好評で した。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 46
  • 47.
    ハイパーネットワークとは? テキスト アジア型 ネットワーク ネットワーク社会 融合 マルチメディア 欧米型 ネットワーク 個人主義社会  ハイパーネットワーク社会研究所 1993年3月に設立 2009/7/22 高度情報化と社会生活 47
  • 48.
    ハイパーネットワーク社会研究所  理論研究 →情報文化・文明論 →将来のネットワークの問題を考える  実践研究 →地域の情報基盤づくり →インターネットの先進的利用とそ の推進 →最近は安心なネット利用を目指す 2009/7/22 高度情報化と社会生活 48
  • 49.
  • 50.
    コアラはニューコアラへ  1993年、会員数2000人超え る、我が国有数の「地域パソコン通 信網」となる。  ボランタリーな互助会運営から 運営委員会が主体の通信サービスへ →事務局の常設、会員と事務局の位 置づけ 2009/7/22 高度情報化と社会生活 50
  • 51.
    運営体の分離→日本型NPO  目的:運営責任の明確化 1993年 コアラ会員 ユーザー サポーター オペレーター ニューコアラ運営委員会 ハイパー研 大分県・地域経済情報センター 国 2009/7/22 高度情報化と社会生活 51
  • 52.
    コアラのインターネット接続  1994年7月 会員 2600名  月額 2,000円固定 データベース サブ・システム データベース サブ・システム データベース サブ・システム ゲートウェイ COARA−4 豊の国ネット 世界へ コミュニケーション (パケット型) インターネット サブ・システム 通信コントロール サブ・システム WWWサーバ ユーザー インターネット接続 Infoweb プロバイダー 2009/7/22 ユーザー 高度情報化と社会生活 52
  • 53.
    2009/7/22 高度情報化と社会生活 53
  • 54.
    インターネットブーム到来  1994年7月にコアラでプロバイ ダを開始 わが国初の地域プロバイダ それまで年間200人の加入が 一気に十倍近くに増加する。  WINDOWS95によるインターネット 利用も後押し。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 54
  • 55.
    利用者の不満  電話料金が高い →大分市のみのアクセスポイント →遠近格差と長時間利用  通信速度が遅い 画像の扱いは容易になったが 電話回線では表示速度が遅い。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 55
  • 56.
    ハイパーネットワーク実験 NTTマルチメディア共同利用実験網 東 京 1995年~6年 福 インターネットで世界へ 岡 大分ハイパーステーション メディア 20ヶ所の光網 サロン 県庁,商店街,病院, 学校,工場,大学 ダイアルアップによる利用 コンベンションホールなど 2009/7/22 高度情報化と社会生活 56
  • 57.
    情 報 コ ン セ ン ト の あ る 街 2009/7/22 高度情報化と社会生活 57
  • 58.
    豊の国ネットワークのインターネッ ト化  公共ネットワークの問題点 需要の急速な立ち上がりに応じるこ とができない。 需要 需給ギャッ プ 予算 2009/7/22 高度情報化と社会生活 58
  • 59.
    プロバイダの多様化 インターネットユーザー コアラ会員 福岡 生活圏のメーリングリスト 接続プロバイダー コミュニティ支援 ニューコアラ運営委員会 地域プロバイダ全国プロバイダ ハイパー研 2009/7/22 大分県 高度情報化と社会生活 59
  • 60.
    地域プロバイダとして認知  インターネット利用者の着実な増大  ニューコアラの会員数1万人 →九州最大級の地域プロバイダへ 大分・福岡にアクセスポイント →生活エリアのコミュニティの出現 2009/7/22 高度情報化と社会生活 60
  • 61.
    新アクセス方法を模索  アクセス系のブロードバンド化を模索  光ファイバーはやはり高い (将来はともかく当面個人向きではない) CATVインターネット 大分ケーブルテレビがサービスを開始  ADSL コアラが1999年12月に全国で初めて 開始  無線インターネット→学校間実験など 2009/7/22 高度情報化と社会生活 61
  • 62.
    大分県はブロードバンドが普及 大分市では  国内プロバイダ100社近くがサー ビス  CATVインターネット約5万所帯が 加入  ADSLサービスもいちはやく開始 別府、佐伯、南海部郡、臼杵市では ケーブルインターネットも  しかし、依然として・・・空白地帯が 2009/7/22 高度情報化と社会生活 62
  • 63.
    e-japan構想と通信事業者  政府の「e-Japan重点計画」では、2005 年までに3000万所帯がブロードバンド利 用可能→これは実現した。 →でも日本の所帯総数4000万戸のうち残り の「1000万戸」はどうなるの?  孫正義のインタビューではYahoo!BBは人口 の70%のカバーを目指すそうだ。 →では、残りの30パーセントはだれがカ バーする 2009/7/22 高度情報化と社会生活 63
  • 64.
    大分県の基盤構想の背景  第3次の「豊の国ネットワーク」  行政内のネットワーク利用の増大  今後の行政間ネットワーク利用の予測 →総合行政ネットワークも背景に  地域内の情報格差の是正  都市部以外の情報基盤整備の遅れ  技術革新(とくにインターネットまわり) への対応 2009/7/22 高度情報化と社会生活 64
  • 65.
    地域版情報ハイウェイ  先行事例 ・岡山情報ハイウェイ ・高知県情報スーパーハイウェイ  並行事例 ・山口情報スーパーネットワーク ・ふくおかギガビットハイウェイ その他、宮崎、岐阜、青森、三重、岩 手、秋田・・・ 2009/7/22 高度情報化と社会生活 65
  • 66.
    地域版情報ネットの特長  各地域において態様がかなり異なる →地域の横並び時代の終焉 →地域情報基盤の競争時代のはじまり  運営ポリシーも異なる 行政ネットワーク(大分県) 民間の利用促進(福岡県) 域内の都市間ネットワーク(岡山県 など) 2009/7/22 高度情報化と社会生活 66
  • 67.
    「豊の国ハイパーネットワーク」 高田国東ルート (H16.4供用開始予定) 姫島村 アクセスポイント 香々地町 国見町 真玉町 豊の国医療診断 県庁内サーバ 中津市 県北ルート 支援センター 県立芸術文化 短期大学 (H15.1供用開始) 国東町 産業科学 豊後高田市 技術センター 宇佐市 中津日田ルート 武蔵町 大分大学 (H16.1供用開始予定) 豊の国情報 三光村 安岐町 県立図書館 ネットワークセンター 山国町 本耶馬溪町 安心院町 杵築市 耶馬溪町 院内町 県教育センター 山香町 国東別杵ルート (データセンター) 日田市 日出町 (H15.4供用開始) 玖珠町 介護研修センター 産業創造機構 スポーツ公園 別府市 天瀬町 九重町 前津江村 日田玖珠ルート 湯布院町 大分市 佐賀関町 大山町 (H15.4供用開始) 庄内町 挾間町 臼杵市 佐伯臼杵ルート 野津原町 (H16.4供用開始予定) 中津江村 上津江村 津久見市 大野竹田ルート 犬飼町 県南ルート (H14.4供用開始) (H13.9供用開始) 上浦町 千歳村 野津町 ネットワーク利用予定システム 大野町 ●豊の国医療診断支援システム 朝地町 弥生町 鶴見町 ●学校教育情報ネットワーク CATVサービス中 竹田市 ●生涯学習システム 本匠村 佐伯市 ●防災情報システム CATVサービス予定 緒方町 米水津村 三重町 ●福祉、介護情報システム 清川村 直川村 ●産業科学情報システム 蒲江町 ●各種行政利用システム 宇目町 ●インターネットサービス 2009/7/22 高度情報化と社会生活 ●ケーブルテレビ 67
  • 68.
    ハイパーネットワーク構想の目的  行政ネットワークの構築 県庁内イントラネット 県=市町村間の行政ネットワーク  上記の設備を活用した、民間への解 放を予定 (利用料は無料ないし低額を検討) 県内CATVへの接続用伝送路として インターネット域内バックボーンと して 2009/7/22 高度情報化と社会生活 68
  • 69.
    全体ネットワーク構成 姫島村 中津総合庁舎 高田総合 国東総合庁舎 宇佐総合 庁舎 庁舎 日出総合庁舎 日田総合 大分県庁 別府総合庁舎 庁舎 豊の国情報センタ 玖珠総合庁舎 臼杵総合庁舎 竹田総合庁舎 三重総合庁舎 佐伯総合庁舎 ; 市役所・町村役場 ; 基幹ネットワーク(県 整備分) ; 基幹ネットワーク(市町村整 備分) 2009/7/22 高度情報化と社会生活 69
  • 70.
    犬飼町ネットワーク構成 <凡例> 赤線 県整備伝送路 例 青線 市村村整備伝送路 豊の国医療診断支援システム 黒線 既設伝送路 大分県産業科学情報システ ム 県三重総合庁舎 大分県水産業情報システム WDM (1Gbps) 県整備 大分県生涯学習システム 大分県庁 大分県介護情報システム 10km 大分県総合防災情報システム 県整備 1000 BASE-LX 犬飼町中央公民館 県学校教育情報ネットワー ク 犬飼町整備 犬飼町役場 光コンバータ 大分県生涯学習システム 大分県総合防災情報システム メディアコンバータ 犬飼町保健センター V2 100 BASE-FX メディアコンバータ 大分県生涯学習システム 100 BASE-FX 大分県介護情報システム 在宅介護支援センター 事業費約5,600万円 長谷小学校 V2 犬飼小学校 V2 大分県生涯学習システム 犬飼中学校 デイサービスセンター 県学校教育情報ネットワー 2009/7/22 ク 高度情報化と社会生活 70 大分県生涯学習システム
  • 71.
    行政分野での活用 電子自治体の実現 県民・企業 ハイパーネットワーク 2009/7/22 高度情報化と社会生活 71
  • 72.
    生涯学習分野での活用 生涯学習企画・開発・提供グループ 県教育委員会 県教育事務所 県立・公立図書館 小・中・高等学校・大学 司 書 県生涯教育センタ 県職員・社会教育主事 教員・研究者 テレビ会議を使っ た企画会議支援 市町村教育委員会 市町村職員・社会教育主事 Lネット 豊の国ハイパーネットワーク 学 習 者 公立図書館 企業 公民館 WBTでの学習 講座・セミ 県生涯教育センタ ナー 情報収集・発信 家 庭 民間教育事業者 小・中・高等学校・大学 インターネット 2009/7/22 高度情報化と社会生活 72
  • 73.
    システム構成の概要 地域住民の利用 行政、公的機関 企業 社 企業 行政イ 会 各種通信サー 教育 的 遠隔 イン ビス CATV事業者 ントラ ネット ア 医療 トラ ネット など ネッ など プ ト リ プライベートIP Internet CATV配信 (VLAN) 光ファイバー、 (WDM・ギガイーサ) 大分県庁 公的機関 一般企業 通信事業者 CATV 2009/7/22 高度情報化と社会生活 73
  • 74.
    ハイパーネットの特長  自前の光ファイバーを公共網として構築 県と市町村役場、学校・公民館  民間にも積極的に開放を行う方針  通信会社ではなく「広域LAN」という 思想  アクセス系は地域の特性に応じて選択  利用面を重視する。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 74
  • 75.
    地域情報基盤の構築  行政網の整備を先行  高速公共網を民間開放して、新通信 サービスを地域にいちはやく構築す る。  問題点は地域の自主的なやる気  通信サービスの立ち上げが目的では なく、産業や生活面での活用が目 的。 ただし、利用・運用技術に課題が。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 75
  • 76.
    インフラ整備から活用へ  2003年高速行政網は完成した。  わが国のブロードバンド時代 基盤の利用はできるようになったが、 問題は地域で活用しようという意識 ビジネス、生活、地域、遊びに ネットワークを活用しようという意 識が欠如?しているかも? 2009/7/22 高度情報化と社会生活 76
  • 77.
    大分県の残された課題  基盤格差是正のための工夫 市部の中心はADSL 周辺は? 一部の市町村はケーブルインターネット 大半の町村は役場と公民館・学校だけの インターネット化止まりである。 地域におけるインターネット難民が多数 いる。 →地域の自助努力がないエリアは? →いっそうの都市部集中を招きかねない。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 77
  • 78.
    ひとつの工夫として  地域の公共網の開放  NPOによる無線インターネット網の整備  産業と一緒に光網を構築するなど 地域がひとつになってインフラ整備の工 夫が必要である。→いまや情報基盤の整備 は「政治課題」なのである。 住みよい環境と、ネットワークの利便性。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 78
  • 79.
    津久見市では  市内に4つの電話局があるが、ADSLが できるのは中心部の一つの電話局だけ。 (大分県内180の電話局中まだ半分は 設備がない、たぶん未来永劫ない)  市営のADSL設備をおいて安価なイン ターネットサービスを開始する予定。  ただし問題もある→需要拡大に応じられな いかも? 2009/7/22 高度情報化と社会生活 79
  • 80.
    ただしほんとに高速網は必要?  約20年間インフラの整備をしてき たけれど結局「ケータイメール」の 利用者の方が多い。 速度よりも中身が大切だ。 ネットワークを活用して、生活を豊 かにする工夫はこれから皆さんが考 えるべき。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 80
  • 81.
    利用者主導による情報化  パソコン通信→インターネットに至 る「鬼っ子」の流れ。 常に利用者による情報発信を重視  コアラは福岡都市部でのブロードバ ンド展開とWeb支援に主力を。  大分県は独自の公共ギガビットネッ トワーク網を構築したが・・・  課題は地域の自律したネットワーク 2009/7/22 高度情報化と社会生活 81
  • 82.
    ユーザーも地域で様々な活動  別府八湯メーリングリスト 別府の街づくりの情報交換拠点  国東半島メーリングリスト  BuNGO Channel 個人の動画作成支援教室などを主宰  日田や中津、佐伯でも地域ポータル の運営がみられる。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 82
  • 83.
    コアラの抱えていた課題  ハイパーネットワーク実験の終了  ブロードバンド時代の到来 ADSL、ケーブルインターネット などプロバイダの多様化  福岡の会員の増加  投資額の肥大化(機器、人員)  事業への課税問題 etc. 2009/7/22 高度情報化と社会生活 83
  • 84.
    大分県とコアラの思惑 どちらも利用者主導のネットワーク  大分県 行政網の構築を優先、光が基本、当 面クローズなネットワーク  コアラ 福岡を含めてADSLへの投資 オープンな利用と多様化するコンテ ントへの対応 2009/7/22 高度情報化と社会生活 84
  • 85.
    コアラの法人化  株式会社コアラ 2001年4月 ~有志、地元企業の出資により設立 資本金 3億9,750万円 現時点では主に福岡県と大分県をサー ビスエリアとするプロバイダ及び地域 の民間や公的機関のネットワーク活用 を支援するサービスを行っている。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 85
  • 86.
    (株)コアラのサービス  インターネット・プロバイダ おもに福岡県と大分県 コンテントとコミュニケーション提供  天神コアラ 様々な組織のWeb活用を支援 大分コアラ 「ネットピアッツァ」大分市の情報拠点の支援 ほか地域の企業や商業拠点の情報発信支援など。 三重コアラやNPO観光コアラの支援などの活動も 2009/7/22 高度情報化と社会生活 86
  • 87.
    コアラのステークホルダー  スタッフ 福岡 36名 大分 6名  大株主 九州電力 出資者 地域の企業 支援 地域のメディア  プロバイダの利用者  情報発信の起点をコアラに置いている地域 の個人・企業・組織  コアラのコンテント・ウォッチャー  情報トレンドのオブザーバ 2009/7/22 高度情報化と社会生活 87
  • 88.
    コンテント支援事業が主力に  地域の企業や商業施設、公的機関の 情報発信の支援業務  九州最大の商業拠点である「天神」 の情報発信 2009/7/22 高度情報化と社会生活 88
  • 89.
    スタッフは様々な活動へ発散  (株)コアラ→九州のITベンチャー プロバイダからコンテント産業へ  デジタル工房ハート →ネットワーク技術支援、運用支援  三重コアラの立ち上げ  NPO観光コアラ→大分の観光情報 発信の支援  その他様々なIT企業へ 2009/7/22 高度情報化と社会生活 89
  • 90.
    ユーザーも地域で様々な活動  別府八湯メーリングリスト 別府の街づくりの情報交換拠点  国東半島メーリングリスト  BuNGO Channel 個人の動画作成支援教室などを主宰  日田や中津、佐伯でも地域ポータル の運営がみられる。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 90
  • 91.
    NPO観光コアラ  2004年1月 設立認証 大分県の新しい観光を提案 「おおいた・ゆふいん観光マップ」 予約ができる 「地域ポータル」 を開始 2009/7/22 高度情報化と社会生活 91
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    おおいた街中モバイル  商業機能 仕事の場(商店・オフィス)  生活機能 買物や食事の場  交流機能 人々が出会い、交流する場 ネットの活用で実現できるか? 2009/7/22 高度情報化と社会生活 93
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    コアラで大分は元気になったのか?  九州では福岡県に次いで2位のブ ロードバンド普及率 →ケーブルテレビの影響が大きい? →インフラの整備は都市部のみ。  事業者は、技術者は増えたのか? →出稼ぎは依然として多いような。  利用者の活用程度は? →傑出した例はあまり無いような。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 94
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    コアラ=ハイパーの意義 ソーシャルキャピタルとしての地域情報化  インターネットによる地域情報化を県域と いう広域で実現しようとした。  都市部のインフラの整備と郡部のインフラ の準備  地域活動とネットワーク利用の連携  地域からの利用アプリケーションの提案  地域からの情報発信  利用支援セクターの存在 2009/7/22 高度情報化と社会生活 95
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    これからの大分の課題 利用者層の厚みと地域のソーシャル キャピタルを生かせる施策が必要 ソーシャルパワーの分散が課題  IT企業のプレゼンスとニーズのミ スマッチ  技術研究拠点のパワー不足  足を引っ張る行政セクター 2009/7/22 高度情報化と社会生活 96
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    均質でないインターネット  中国をはじめ国家権力による情報検 閲が始まる。  インターネットを使わない次世代型 ネットワーク→メトロなど  Web2.0など消費者主導型の情報発信 などなど、そしてデジタル・デバイ ドによるトラブルも。 ますます課題は多くなるばかり。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 97
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    アジアの中の九州  九州の商都「ふくおか」 癒しの「おおいた」  グローバリゼーションと都市間競争  国家の分権化と「九州府」の必要性 ガバナンスとデモクラシーの対立  NPOの台頭 公共サービスと生活者のためのネット  地域戦略のための情報発信とは? 2009/7/22 高度情報化と社会生活 98
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    高度情報化と社会生活まとめ  60年代からの社会思潮としての 「情報化」を概括する。  情報技術への期待と生活への適用のギャップ  技術者の期待した利用法と現実のギャップ  コミュニティの利用にこそ大きな可能性が →利用者が創るネットワークが大切 →総情報発信時代の到来 2009/7/22 高度情報化と社会生活 99
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    メディアの進化 パーソナル=コミュニケーション ケータイによるマイクロコミニュティ 20世紀型のメディア 21世紀型のメディア ソーシャル=コミュニケーション 匿名掲示板 マス=コミュニケーション 2009/7/22 高度情報化と社会生活 100
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    インターネットの課題  誰もが情報発信できる時代 →ウェブからブログへ →検索エンジンとXML  情報の確実性や真実性は低下する。 →情報を評価する能力が問われる。 →情報を自らのものとして発信する能 力も必要。  現代の高等教育はそうした要請に答えて いない。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 101
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    地域ネットワークのこれから  地域ポータル  コミュニティ・ネットワーク  BlogやSNSなど個人やムーブメン トサイトの充実 どのような方向にいくのかが楽し み。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 102
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    ネットワークの課題  利用する上でのモラル 著作権、法令違反など  セキュリティ(専門家ではない)  ただ乗り スパム、信号のバイパス 2009/7/22 高度情報化と社会生活 103
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    21世紀の情報社会を生き抜くために  必要なのは構想力や企画力だ。 ユーザー (ITを使いこなす) サポーター(利用支援を行う) プロデューサー(情報基盤の提供を) →そして、自分の住んでいる足下の地域 にもっと目を向けましょう。 2009/7/22 高度情報化と社会生活 104
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    コミュニティエリアネットワーク  ネットワークは自分たちで造るもの だ!!  だれもが構築可能 Build  だれもが所有可能 Own  だれもが運用可能 Operate  だれもが参加可能 Participa te  だれもが利用可能 Use 2009/7/22 高度情報化と社会生活 105
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    コミュニティエリアネットワーク  そこに企業も市民も行政も集い、  ネットワーク上のコミュニティを形成す る Communication Information 2009/7/22 高度情報化と社会生活 106
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    では、講義を終了します 暑い中 おつかれさまでした (^-^)ノ 試験とレポートにがん ばってください。 その後は楽しい夏休みを!! 2009/7/22 高度情報化と社会生活 107