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A.Asano,KansaiUniv.
2015年度春学期 画像情報処理
浅野 晃
関西大学総合情報学部
フーリエ変換とサンプリング定理
第3回
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数は,フーリエ級数で表される
周期 L の
周期関数
f(x)
…
…
周期L
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数は,フーリエ級数で表される
周期 L の
周期関数
f(x)
…
…
周期L
L
いるのは,L/n が周期であることから,n/L が「単位時間あたり何周
ち周波数を表しているので,これに 2π をかければ「単位時間あたり
といいかえることができるからです。2π(n/L) を角周波数 (angular fr
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したと
の波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
いては,付録を参照してください。
年度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
という波の足し合わせ(級数)で表される
(フーリエ級数展開)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数は,フーリエ級数で表される
周期 L の
周期関数
f(x)
…
…
周期L
L
いるのは,L/n が周期であることから,n/L が「単位時間あたり何周
ち周波数を表しているので,これに 2π をかければ「単位時間あたり
といいかえることができるからです。2π(n/L) を角周波数 (angular fr
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したと
の波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
いては,付録を参照してください。
年度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
という波の足し合わせ(級数)で表される
(フーリエ級数展開)
係数 ak(フーリエ係数)は
L − 2
=
1
i2πm−n
L
exp i2π
m − n
L
L
2
− exp −i2π
m − n
L
L
2
=
L
m − n
sin π(m − n)L = 0
り,m = n のときは
L
2
−L
2
exp(0)dx = [x]
L
2
−L
2
= L
るからです。この積分を2つの波の内積とよびます。また,このような性
交関数系とよびます。直交関数系については,第2部で画像情報圧縮につ
り扱います。
て,関数 f(x) と上の指数関数を使って,次の計算をしてみましょう。k は
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
k
L
x dxak =
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数でない場合は?
… …
周期L
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数でない場合は?
… …
周期L
… …
L →大
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数でない場合は?
… …
周期L
… …
L →大
L →
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期関数でない場合は?
非周期関数は
周期が無限大と
考える
… …
周期L
… …
L →大
L →
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
L→∞
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
L→∞
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
L→∞
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
…
間隔1/L は
周波数の差
 Δν で表す
2015
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周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
L→∞
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
…
間隔1/L は
周波数の差
 Δν で表す
Δν→0
2015
A.Asano,KansaiUniv.
周期 L が大きくなっていくと
フーリエ係数
周波数(1/波長)
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
間隔1/L
L →大
L→∞
1/L 2/L0 3/L 4/L
…
…
間隔1/L は
周波数の差
 Δν で表す
フーリエ係数が
間なく並ぶ
Δν→0
2015
A.Asano,KansaiUniv.
級数から積分へ
周期 L の周期関数 f(x) は,
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき
波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
ては,付録を参照してください。
度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
2015
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級数から積分へ
周期 L の周期関数 f(x) は,
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき
波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
ては,付録を参照してください。
度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
an =
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
をあわせると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e
となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波
で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総
よって,
2015
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級数から積分へ
周期 L の周期関数 f(x) は,
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき
波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
ては,付録を参照してください。
度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
an =
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
をあわせると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e
となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波
で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総
よって,
1/L =Δν とする
2015
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級数から積分へ
周期 L の周期関数 f(x) は,
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき
波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
ては,付録を参照してください。
度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
an =
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
をあわせると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e
となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波
で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総
よって,
1/L =Δν とする
f(x) =
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせであることを示
が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります。このことは,f
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
∞ ∞
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級数から積分へ
周期 L の周期関数 f(x) は,
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき
波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
ては,付録を参照してください。
度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
an =
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
をあわせると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e
となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波
で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総
よって,
1/L =Δν とする
f(x) =
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせであることを示
が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります。このことは,f
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
∞ ∞
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級数から積分へ
周期 L の周期関数 f(x) は,
よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき
波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ
ては,付録を参照してください。
度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
an =
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
をあわせると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e
となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波
で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総
よって,
1/L =Δν とする
f(x) =
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせであることを示
が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります。このことは,f
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
∞ ∞
紛らわしいので別の文字に
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
2015
A.Asano,KansaiUniv.
級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
2015
A.Asano,KansaiUniv.
級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
???
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
f(x)
x
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数
期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関
回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
a
0
f(x)dx これが積分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数
期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関
回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
a
0
f(x)dx これが積分
2015
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積分とは?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数
期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関
回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
a
0
f(x)dx これが積分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分とは?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数
期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関
回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
a
0
f(x)dx これが積分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
2015
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
2015
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
2015
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級数から積分へ
nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす
L→∞のときΔν→0
表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。
で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級
数の式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
−L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
せると,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
−L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。
します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積
,
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
れます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
という積分になる
このとき
のなかの総和(Σ)が,
式(前回の (5) 式)
1
L
L
2
− L
2
f(x) exp −i2π
n
L
x dx
と,上の ∆ν を使って
f(x) =
∞
n=−∞
∆ν
L
2
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま
す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
す。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
!!!
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
を
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
を
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
を
は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周
,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
を,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
を
は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周
,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
を,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
3 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
を
は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周
,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
を,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
3 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
と分けて書く
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
を
は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周
,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
を,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを
L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな
f(x) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
3 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
と分けて書く
フーリエ変換対 という
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx (7
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν (8
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ
フーリエ変換
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx (7
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν (8
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ
フーリエ変換
関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ
含まれているか
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx (7
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν (8
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ
フーリエ変換
関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ
含まれているか
フーリエ係数の並びが,周波数の間隔がどんどん小さ
くなって,ついにはひとつの関数 F(ν) になる
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx (7
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν (8
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ
n=−∞
∆ν
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周
∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になりま
) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
フーリエ変換
関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ
含まれているか
逆フーリエ変換
フーリエ係数の並びが,周波数の間隔がどんどん小さ
くなって,ついにはひとつの関数 F(ν) になる
2015
A.Asano,KansaiUniv.
フーリエ変換
x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx (7
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν (8
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ
n=−∞
∆ν
− L
2
f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx)
周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周
∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になりま
) =
∞
−∞
∞
−∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
フーリエ変換
関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ
含まれているか
逆フーリエ変換
フーリエ係数の並びが,周波数の間隔がどんどん小さ
くなって,ついにはひとつの関数 F(ν) になる
周波数 ν の波 exp(i2πxν) に,対応するフーリエ係数
F(ν) をかけたものを合計(積分)すると, f(x) に戻る
2015
A.Asano,KansaiUniv.
2次元の場合は
f(x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx
が得られます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/
1次元のフーリエ変換
2次元のフーリエ変換
波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数
たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ
ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が
空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と
とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的
ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定
2015
A.Asano,KansaiUniv.
2次元の場合は
f(x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx
が得られます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/
1次元のフーリエ変換
この式は,x, y それぞれに1次元のフーリエ変換
をしたことになっている
2次元のフーリエ変換
波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数
たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ
ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が
空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と
とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的
ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定
2015
A.Asano,KansaiUniv.
2次元の場合は
f(x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx
が得られます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/
1次元のフーリエ変換
この式は,x, y それぞれに1次元のフーリエ変換
をしたことになっている
2次元のフーリエ変換
波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数
たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ
ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が
空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と
とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的
ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定
分けて表すとき,式 (7) をフーリエ変換 (Fourier transformation),式 (8) を逆
ourier transformation) とよびます。関数 F(ν) は,もとの関数 f(x) に,どのよ
程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数において
級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリエ係数の
続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が存在する
びます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。
では1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνyy)dy
す。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
ングとサンプリング定理
2015
A.Asano,KansaiUniv.
2次元の場合は
f(x) =
−∞ −∞
f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx
が得られます。これを,
F(ν) =
∞
−∞
f(x) exp (−i2πνx) dx
f(x) =
∞
−∞
F(ν) exp (i2πxν) dν
浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/
1次元のフーリエ変換
この式は,x, y それぞれに1次元のフーリエ変換
をしたことになっている
2次元のフーリエ変換
波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数
たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ
ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が
空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と
とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的
ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定
分けて表すとき,式 (7) をフーリエ変換 (Fourier transformation),式 (8) を逆
ourier transformation) とよびます。関数 F(ν) は,もとの関数 f(x) に,どのよ
程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数において
級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリエ係数の
続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が存在する
びます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。
では1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνyy)dy
す。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
ングとサンプリング定理
のように分けて表すとき,式 (7) をフーリエ変換 (Fouri
(inverse Fourier transformation) とよびます。関数 F(ν)
波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べた
たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます
ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する
空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対と
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像の
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(ν
F(νx, νy) =
∞
−∞
∞
−∞
f(x, y) exp(−i
exp(a + b) = exp(a) exp(b)注:
A.Asano,KansaiUniv.
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
連続関数を
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
サンプリング定理
ある程度細かい間隔でサンプリングすれば,
もとの連続関数に戻せる
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
サンプリング定理
ある程度細かい間隔でサンプリングすれば,
もとの連続関数に戻せる
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
サンプリング定理
ある程度細かい間隔でサンプリングすれば,
もとの連続関数に戻せる
もとの関数に含まれる
最高の周波数による
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとサンプリング定理
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
サンプリング定理
ある程度細かい間隔でサンプリングすれば,
もとの連続関数に戻せる
もとの関数に含まれる
最高の周波数による
「細かい」関数は
細かくサンプリング
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとは
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとは
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
この1本1本は何?
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングとは
連続関数を 離散的に
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
この1本1本は何?
ディラックのデルタ関数 δ(x)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
何ですかこれ??
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
f(x)
x
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
f(x)
x
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
した。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数のときは,ど
である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関数 f(x) の周
∞ となったときの極限を考えます。
) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
a
0
f(x)dx これが積分
2015
A.Asano,KansaiUniv.
積分って何でしたっけ?
この面積を
求めたい
Δx → 0
区切りを無限に細かく
f(x)
x
るでしょうか。
この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前
L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。
フーリエ級数の式(前回の (1) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し
こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり
級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく
そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この
リエ係数の式(前回の (5) 式)
1
L
2 n
f(x)
x
0
Δx
2Δx nΔx
幅が Δx の
長方形で近似
高さ f(2Δx)
0 a
した。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数のときは,ど
である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関数 f(x) の周
∞ となったときの極限を考えます。
) 式)
f(x) =
∞
n=−∞
an exp i2π
n
L
x
n−1
k=0
f(k∆x)∆x
a
0
f(x)dx これが積分
しかし,デルタ関数は
1点以外すべてゼロで
幅はないのですが…
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
0
x
こんなふうに
表さざるを得ない
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
0
x
こんなふうに
表さざるを得ない
高さは,何だともいえない
2015
A.Asano,KansaiUniv.
ディラックのデルタ関数δ(x)
x = 0 の1点以外
すべてゼロ
.ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(
「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま
グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
x = 0 をはさんで
積分すると1
0
x
こんなふうに
表さざるを得ない
高さは,何だともいえない
もとの関数 f(x) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,
関数 (comb function)
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − n
をかけたもの,すなわち
fT (x) = f(x)combT (x)
として表されます(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関
もので,
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)d
∞
−∞
kδ(x)dx = k
というものです。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,
たがって,くし形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだも
ところで,サンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし
(「無限」でもない。なぜなら→
2015
A.Asano,KansaiUniv.
くし形関数combT(x)とサンプリング
くし形関数
いるとします。
でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
fT (x) = f(x)combT (x)
ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です
インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分
きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。
さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため
がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に
を用います。
FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν)
ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」
(convolution, 畳み込み積分)という演算で,
2015
A.Asano,KansaiUniv.
くし形関数combT(x)とサンプリング
くし形関数
サンプリング
いるとします。
でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
fT (x) = f(x)combT (x)
ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です
インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分
きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。
さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため
がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に
を用います。
FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν)
ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」
(convolution, 畳み込み積分)という演算で,
与えられているとします。
) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され
ion)
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
すなわち
fT (x) = f(x)combT (x)
す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ
形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
2015
A.Asano,KansaiUniv.
くし形関数combT(x)とサンプリング
くし形関数
サンプリング
いるとします。
でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
fT (x) = f(x)combT (x)
ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です
インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分
きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。
さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため
がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に
を用います。
FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν)
ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」
(convolution, 畳み込み積分)という演算で,
与えられているとします。
) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され
ion)
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
すなわち
fT (x) = f(x)combT (x)
す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ
形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
輝度f(x)
位置x
fT(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (7)
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
2015
A.Asano,KansaiUniv.
くし形関数combT(x)とサンプリング
くし形関数
サンプリング
いるとします。
でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
fT (x) = f(x)combT (x)
ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です
インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分
きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。
さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため
がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に
を用います。
FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν)
ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」
(convolution, 畳み込み積分)という演算で,
与えられているとします。
) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され
ion)
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
すなわち
fT (x) = f(x)combT (x)
す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ
形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
輝度f(x)
位置x
fT(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (7)
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロにな
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分すると 0 でなく 1 とい
2015
A.Asano,KansaiUniv.
くし形関数combT(x)とサンプリング
くし形関数
サンプリング
いるとします。
でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
fT (x) = f(x)combT (x)
ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です
インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分
きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。
さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため
がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に
を用います。
FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν)
ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」
(convolution, 畳み込み積分)という演算で,
与えられているとします。
) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され
ion)
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
すなわち
fT (x) = f(x)combT (x)
す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
−∞
δ(x)dx = 1
。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ
形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
輝度f(x)
位置x
fT(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (7)
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
輝度f(x)
位置x
fT(x)
x
サンプリング
x
......
T
δ(x)
...
δ(x–T)
δ(x–nT)
図 2: くし形関数
それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を
べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロにな
てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分すると 0 でなく 1 とい
=
2015
A.Asano,KansaiUniv.
こんなややこしい関数でなければいけないの?
ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて
くし形関数にしてはだめ?
x
T
図 2: くし形関数
x
......
T
...
1
0
図 3: くし形関数
となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと
ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって,
f(t) ∗ δ(t) =
∞
−∞
f(y)δ(t − y)dy
=
∞
−∞
f(y)δ(t − t)dy
= f(t)
∞
−∞
δ(0)dy = f(t)
−∞
kδ(x)dx = k (13)
ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し
ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
(14)
いてはいけないのでしょうか?
関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並
れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ
期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ
2015
A.Asano,KansaiUniv.
こんなややこしい関数でなければいけないの?
ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて
くし形関数にしてはだめ?
だめです。
x
T
図 2: くし形関数
x
......
T
...
1
0
図 3: くし形関数
となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと
ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって,
f(t) ∗ δ(t) =
∞
−∞
f(y)δ(t − y)dy
=
∞
−∞
f(y)δ(t − t)dy
= f(t)
∞
−∞
δ(0)dy = f(t)
−∞
kδ(x)dx = k (13)
ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し
ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
(14)
いてはいけないのでしょうか?
関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並
れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ
期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ
2015
A.Asano,KansaiUniv.
こんなややこしい関数でなければいけないの?
ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて
くし形関数にしてはだめ?
だめです。
x
T
図 2: くし形関数
x
......
T
...
1
0
図 3: くし形関数
となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと
ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって,
f(t) ∗ δ(t) =
∞
−∞
f(y)δ(t − y)dy
=
∞
−∞
f(y)δ(t − t)dy
= f(t)
∞
−∞
δ(0)dy = f(t)
−∞
kδ(x)dx = k (13)
ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し
ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
(14)
いてはいけないのでしょうか?
関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並
れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ
期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ
こっちの関数は,幅がなくて高さ1だから,
積分したらゼロ→画像の輝度の合計がゼロのはずはない
2015
A.Asano,KansaiUniv.
こんなややこしい関数でなければいけないの?
ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて
くし形関数にしてはだめ?
だめです。
x
T
図 2: くし形関数
x
......
T
...
1
0
図 3: くし形関数
となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと
ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって,
f(t) ∗ δ(t) =
∞
−∞
f(y)δ(t − y)dy
=
∞
−∞
f(y)δ(t − t)dy
= f(t)
∞
−∞
δ(0)dy = f(t)
−∞
kδ(x)dx = k (13)
ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し
ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。
行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
δ(x) =
0 (x ̸= 0)
1 (x = 0)
(14)
いてはいけないのでしょうか?
関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並
れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ
期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ
こっちの関数は,幅がなくて高さ1だから,
積分したらゼロ→画像の輝度の合計がゼロのはずはない
ディラックのデルタ関数は,幅がないのに積分したら1
というヘンな関数(超関数)
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングされたら,周波数の範囲は?
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングされたら,周波数の範囲は?
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ
周波数がある範囲に
入るとき
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングされたら,周波数の範囲は?
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ
周波数がある範囲に
入るとき
サンプリング後は
どうなる?
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングされたら,周波数の範囲は?
fT(x) のフーリエ変換を求める
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ
周波数がある範囲に
入るとき
サンプリング後は
どうなる?
2015
A.Asano,KansaiUniv.
サンプリングされたら,周波数の範囲は?
fT(x) のフーリエ変換を求める
輝度f(x)
位置x
f(x)
x
サンプリング
図 1: サンプリング
ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は,
F(νx, νy) =
∞
−∞
f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (
となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
サンプリングとサンプリング定理
連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度
取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ
周波数がある範囲に
入るとき
サンプリング後は
どうなる?
かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的な明度分布を再現
限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定理 (sampling the
しょう。
を1次元の関数として考えます。画像中の位置 x に対して,その位置
いるとします。
でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく
combT (x) =
∞
n=−∞
δ(x − nT)
fT (x) = f(x)combT (x)
こで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば
δ(x) = 0 (x ̸= 0),
∞
δ(x)dx = 1
2015年度春学期 画像情報処理 第3回 フーリエ変換とサンプリング定理 (2015. 4.22)
2015年度春学期 画像情報処理 第3回 フーリエ変換とサンプリング定理 (2015. 4.22)
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2022年度秋学期 統計学 第8回 問題に対する答案の書き方 (2022. 11. 15)
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2022年度秋学期 画像情報処理 第8回 行列の直交変換と基底画像 (2022. 11. 18)
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2022年度秋学期 応用数学(解析) 第8回 2階線形微分方程式(2) (2022. 11. 17)
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2022年度秋学期 画像情報処理 第7回 主成分分析とKarhunen-Loève変換 (2022. 11. 11)
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2015年度春学期 画像情報処理 第3回 フーリエ変換とサンプリング定理 (2015. 4.22)

  • 5. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 周期関数は,フーリエ級数で表される 周期 L の 周期関数 f(x) … … 周期L L いるのは,L/n が周期であることから,n/L が「単位時間あたり何周 ち周波数を表しているので,これに 2π をかければ「単位時間あたり といいかえることができるからです。2π(n/L) を角周波数 (angular fr よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したと の波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ いては,付録を参照してください。 年度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  という波の足し合わせ(級数)で表される (フーリエ級数展開)
  • 6. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 周期関数は,フーリエ級数で表される 周期 L の 周期関数 f(x) … … 周期L L いるのは,L/n が周期であることから,n/L が「単位時間あたり何周 ち周波数を表しているので,これに 2π をかければ「単位時間あたり といいかえることができるからです。2π(n/L) を角周波数 (angular fr よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したと の波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ いては,付録を参照してください。 年度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  という波の足し合わせ(級数)で表される (フーリエ級数展開) 係数 ak(フーリエ係数)は L − 2 = 1 i2πm−n L exp i2π m − n L L 2 − exp −i2π m − n L L 2 = L m − n sin π(m − n)L = 0 り,m = n のときは L 2 −L 2 exp(0)dx = [x] L 2 −L 2 = L るからです。この積分を2つの波の内積とよびます。また,このような性 交関数系とよびます。直交関数系については,第2部で画像情報圧縮につ り扱います。 て,関数 f(x) と上の指数関数を使って,次の計算をしてみましょう。k は 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π k L x dxak =
  • 16. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 周期 L が大きくなっていくと フーリエ係数 周波数(1/波長) 1/L 2/L0 3/L 4/L … 間隔1/L L →大 L→∞ 1/L 2/L0 3/L 4/L … … 間隔1/L は 周波数の差  Δν で表す
  • 17. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 周期 L が大きくなっていくと フーリエ係数 周波数(1/波長) 1/L 2/L0 3/L 4/L … 間隔1/L L →大 L→∞ 1/L 2/L0 3/L 4/L … … 間隔1/L は 周波数の差  Δν で表す Δν→0
  • 18. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 周期 L が大きくなっていくと フーリエ係数 周波数(1/波長) 1/L 2/L0 3/L 4/L … 間隔1/L L →大 L→∞ 1/L 2/L0 3/L 4/L … … 間隔1/L は 周波数の差  Δν で表す フーリエ係数が 間なく並ぶ Δν→0
  • 19. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ 周期 L の周期関数 f(x) は, よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき 波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ ては,付録を参照してください。 度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/ 
  • 20. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ 周期 L の周期関数 f(x) は, よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき 波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ ては,付録を参照してください。 度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  an = は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき, リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx をあわせると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波 で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総 よって,
  • 21. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ 周期 L の周期関数 f(x) は, よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき 波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ ては,付録を参照してください。 度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  an = は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき, リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx をあわせると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波 で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総 よって, 1/L =Δν とする
  • 22. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ 周期 L の周期関数 f(x) は, よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき 波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ ては,付録を参照してください。 度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  an = は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき, リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx をあわせると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波 で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総 よって, 1/L =Δν とする f(x) = n=−∞ an exp i2π n L x 数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせであることを示 が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります。このことは,f 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , ∞ ∞
  • 23. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ 周期 L の周期関数 f(x) は, よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき 波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ ては,付録を参照してください。 度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  an = は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき, リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx をあわせると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波 で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総 よって, 1/L =Δν とする f(x) = n=−∞ an exp i2π n L x 数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせであることを示 が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります。このことは,f 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , ∞ ∞
  • 24. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ 周期 L の周期関数 f(x) は, よる表現を用いると,関数 f(x) は,次のような級数で表されます。 f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x ,「同じ基本周期の波をかけあわせて,周期 L にわたって積分したとき 波をかけあわせて積分すると 0 になる」という性質があります。なぜ ては,付録を参照してください。 度春学期) 第2回 (2011. 4. 17) http://racco.mikeneko.jp/  an = は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせ こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき, リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx をあわせると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ e となります。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波 で表します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総 よって, 1/L =Δν とする f(x) = n=−∞ an exp i2π n L x 数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し合わせであることを示 が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなります。このことは,f 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , ∞ ∞ 紛らわしいので別の文字に
  • 25. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 26. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 27. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 28. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 29. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 30. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx ???
  • 34. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分とは? この面積を 求めたい f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a
  • 35. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分とは? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a
  • 36. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分とは? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数 期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関 回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 (前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x a 0 f(x)dx これが積分
  • 37. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分とは? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数 期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関 回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 (前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x a 0 f(x)dx これが積分
  • 38. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分とは? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数 期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関 回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 (前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x a 0 f(x)dx これが積分
  • 39. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分とは? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a て説明しました。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数 期が無限大である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関 回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 (前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x a 0 f(x)dx これが積分
  • 40. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 41. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 42. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 43. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 44. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx
  • 45. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 級数から積分へ nΔν はある周波数を表すので,ν であらわす L→∞のときΔν→0 表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆくことを示しています。 で,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。このとき,上のフーリエ級 数の式(前回の (5) 式) 1 L L 2 −L 2 f(x) exp −i2π n L x dx せると,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 −L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) ます。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。 します。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積 , f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν れます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx という積分になる このとき のなかの総和(Σ)が, 式(前回の (5) 式) 1 L L 2 − L 2 f(x) exp −i2π n L x dx と,上の ∆ν を使って f(x) = ∞ n=−∞ ∆ν L 2 − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさしま す。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含 f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν す。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx !!!
  • 46. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを 。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν 。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  を
  • 47. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを 。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν 。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  を
  • 48. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを 。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν 。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  を は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周 ,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν を, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7
  • 49. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを 。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν 。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  を は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周 ,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν を, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν , F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 3 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/ 
  • 50. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを 。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν 。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  を は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周 ,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν を, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν , F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 3 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  と分けて書く
  • 51. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 。n∆ν は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを 。また,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν 。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  を は,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周 ,L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になり f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν を, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ,(周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを L → ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分にな f(x) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν , F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 3 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  と分けて書く フーリエ変換対 という
  • 52. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6 F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx (7 f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν (8 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ フーリエ変換
  • 53. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6 F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx (7 f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν (8 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ フーリエ変換 関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ 含まれているか
  • 54. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6 F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx (7 f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν (8 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ フーリエ変換 関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ 含まれているか フーリエ係数の並びが,周波数の間隔がどんどん小さ くなって,ついにはひとつの関数 F(ν) になる
  • 55. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6 F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx (7 f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν (8 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ n=−∞ ∆ν − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) 周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周 ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になりま ) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 フーリエ変換 関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ 含まれているか 逆フーリエ変換 フーリエ係数の並びが,周波数の間隔がどんどん小さ くなって,ついにはひとつの関数 F(ν) になる
  • 56. 2015 A.Asano,KansaiUniv. フーリエ変換 x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν (6 F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx (7 f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν (8 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 ページ n=−∞ ∆ν − L 2 f(τ) exp (−i2πn∆ντ) dτ exp (i2πn∆νx) 周波数の差)×(項の個数)ですからある周波数をさします。これを,周 ∞ のとき ∆ν → 0 ですから,∆ν を含む総和は,dν を含む積分になりま ) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx) dν F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  1/7 フーリエ変換 関数 f(x) に,どのような周波数の波がどれだけ 含まれているか 逆フーリエ変換 フーリエ係数の並びが,周波数の間隔がどんどん小さ くなって,ついにはひとつの関数 F(ν) になる 周波数 ν の波 exp(i2πxν) に,対応するフーリエ係数 F(ν) をかけたものを合計(積分)すると, f(x) に戻る
  • 57. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 2次元の場合は f(x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx が得られます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/ 1次元のフーリエ変換 2次元のフーリエ変換 波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数 たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が 空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。 ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的 ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定
  • 58. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 2次元の場合は f(x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx が得られます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/ 1次元のフーリエ変換 この式は,x, y それぞれに1次元のフーリエ変換 をしたことになっている 2次元のフーリエ変換 波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数 たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が 空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。 ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的 ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定
  • 59. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 2次元の場合は f(x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx が得られます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/ 1次元のフーリエ変換 この式は,x, y それぞれに1次元のフーリエ変換 をしたことになっている 2次元のフーリエ変換 波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数 たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が 空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。 ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的 ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定 分けて表すとき,式 (7) をフーリエ変換 (Fourier transformation),式 (8) を逆 ourier transformation) とよびます。関数 F(ν) は,もとの関数 f(x) に,どのよ 程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数において 級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリエ係数の 続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が存在する びます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。 では1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνyy)dy す。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 ングとサンプリング定理
  • 60. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 2次元の場合は f(x) = −∞ −∞ f(τ) exp (−i2πντ) dτ exp (i2πνx が得られます。これを, F(ν) = ∞ −∞ f(x) exp (−i2πνx) dx f(x) = ∞ −∞ F(ν) exp (i2πxν) dν 浅野 晃/画像情報処理(2013 年度春学期) 第3回 (2013. 4. 24) http:/ 1次元のフーリエ変換 この式は,x, y それぞれに1次元のフーリエ変換 をしたことになっている 2次元のフーリエ変換 波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数 たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリ ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が 空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。 ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数の F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)と とき,間隔をある程度より細かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的 ことができます。この「最小限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定 分けて表すとき,式 (7) をフーリエ変換 (Fourier transformation),式 (8) を逆 ourier transformation) とよびます。関数 F(ν) は,もとの関数 f(x) に,どのよ 程度含まれているかを表しています。上で述べたように,フーリエ級数において 級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます。したがって,フーリエ係数の 続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する空間を実空間,F(ν) が存在する びます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対とよびます。 では1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i2πνxx)dx exp(−i2πνyy)dy す。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 ングとサンプリング定理 のように分けて表すとき,式 (7) をフーリエ変換 (Fouri (inverse Fourier transformation) とよびます。関数 F(ν) 波がどの程度含まれているかを表しています。上で述べた たので,級数で隣接する波の間隔が 0 に近づいていきます ついに連続関数 F(ν) に達するわけです。f(x) が存在する 空間とよびます。また,f(x) と F(ν) をフーリエ変換対と ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像の F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(ν F(νx, νy) = ∞ −∞ ∞ −∞ f(x, y) exp(−i exp(a + b) = exp(a) exp(b)注:
  • 63. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとサンプリング定理 連続関数を 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理
  • 64. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとサンプリング定理 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理
  • 65. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとサンプリング定理 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 サンプリング定理 ある程度細かい間隔でサンプリングすれば, もとの連続関数に戻せる
  • 66. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとサンプリング定理 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 サンプリング定理 ある程度細かい間隔でサンプリングすれば, もとの連続関数に戻せる
  • 67. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとサンプリング定理 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 サンプリング定理 ある程度細かい間隔でサンプリングすれば, もとの連続関数に戻せる もとの関数に含まれる 最高の周波数による
  • 68. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとサンプリング定理 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 サンプリング定理 ある程度細かい間隔でサンプリングすれば, もとの連続関数に戻せる もとの関数に含まれる 最高の周波数による 「細かい」関数は 細かくサンプリング
  • 69. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとは 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理
  • 70. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとは 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 この1本1本は何?
  • 71. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングとは 連続関数を 離散的に 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 この1本1本は何? ディラックのデルタ関数 δ(x)
  • 72. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0)
  • 73. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0)
  • 74. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1
  • 75. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1
  • 76. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1
  • 77. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1 何ですかこれ??
  • 81. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分って何でしたっけ? この面積を 求めたい f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a
  • 82. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分って何でしたっけ? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a
  • 83. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分って何でしたっけ? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a した。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数のときは,ど である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関数 f(x) の周 ∞ となったときの極限を考えます。 ) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x a 0 f(x)dx これが積分
  • 84. 2015 A.Asano,KansaiUniv. 積分って何でしたっけ? この面積を 求めたい Δx → 0 区切りを無限に細かく f(x) x るでしょうか。 この場合は,「周期が無限大である」と考えます。すなわち,前 L としましたが,今回は L → ∞ となったときの極限を考えます。 フーリエ級数の式(前回の (1) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x は,関数 f(x) が基本周期が L, L/2, L/3, . . . , L/n, . . . の波の足し こで L が大きくなると,n/L と (n + 1)/L の差 1/L は小さくなり 級数で表したとき,隣り合う波の周波数の差は小さくなってゆく そこで,この周波数の差 1/L を ∆ν で表すことにします。この リエ係数の式(前回の (5) 式) 1 L 2 n f(x) x 0 Δx 2Δx nΔx 幅が Δx の 長方形で近似 高さ f(2Δx) 0 a した。では,元の関数が,周期関数でない一般の関数のときは,ど である」と考えます。すなわち,前回の例では,周期関数 f(x) の周 ∞ となったときの極限を考えます。 ) 式) f(x) = ∞ n=−∞ an exp i2π n L x n−1 k=0 f(k∆x)∆x a 0 f(x)dx これが積分 しかし,デルタ関数は 1点以外すべてゼロで 幅はないのですが…
  • 85. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1
  • 86. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1 0 x こんなふうに 表さざるを得ない
  • 87. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1 0 x こんなふうに 表さざるを得ない 高さは,何だともいえない
  • 88. 2015 A.Asano,KansaiUniv. ディラックのデルタ関数δ(x) x = 0 の1点以外 すべてゼロ .ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s d δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 いえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク( 「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となりま グを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わ δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) x = 0 をはさんで 積分すると1 0 x こんなふうに 表さざるを得ない 高さは,何だともいえない もとの関数 f(x) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は, 関数 (comb function) combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − n をかけたもの,すなわち fT (x) = f(x)combT (x) として表されます(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関 もので, δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)d ∞ −∞ kδ(x)dx = k というものです。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような, たがって,くし形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだも ところで,サンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし (「無限」でもない。なぜなら→
  • 89. 2015 A.Asano,KansaiUniv. くし形関数combT(x)とサンプリング くし形関数 いるとします。 でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) fT (x) = f(x)combT (x) ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明 てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分 きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。 さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に を用います。 FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν) ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」 (convolution, 畳み込み積分)という演算で,
  • 90. 2015 A.Asano,KansaiUniv. くし形関数combT(x)とサンプリング くし形関数 サンプリング いるとします。 でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) fT (x) = f(x)combT (x) ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明 てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分 きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。 さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に を用います。 FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν) ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」 (convolution, 畳み込み積分)という演算で, 与えられているとします。 ) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され ion) combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) すなわち fT (x) = f(x)combT (x) す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ 形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに
  • 91. 2015 A.Asano,KansaiUniv. くし形関数combT(x)とサンプリング くし形関数 サンプリング いるとします。 でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) fT (x) = f(x)combT (x) ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明 てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分 きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。 さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に を用います。 FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν) ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」 (convolution, 畳み込み積分)という演算で, 与えられているとします。 ) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され ion) combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) すなわち fT (x) = f(x)combT (x) す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ 形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに 輝度f(x) 位置x fT(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (7) となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。
  • 92. 2015 A.Asano,KansaiUniv. くし形関数combT(x)とサンプリング くし形関数 サンプリング いるとします。 でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) fT (x) = f(x)combT (x) ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明 てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分 きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。 さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に を用います。 FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν) ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」 (convolution, 畳み込み積分)という演算で, 与えられているとします。 ) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され ion) combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) すなわち fT (x) = f(x)combT (x) す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ 形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに 輝度f(x) 位置x fT(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (7) となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロにな てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分すると 0 でなく 1 とい
  • 93. 2015 A.Asano,KansaiUniv. くし形関数combT(x)とサンプリング くし形関数 サンプリング いるとします。 でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) fT (x) = f(x)combT (x) ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 えば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 を行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。し べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明 てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分 きわめて奇妙な関数(正式には超関数)なのです。 さて,サンプリングされた画像 fT (x) がとる空間周波数の範囲を調べるため がどうなるかを調べてみましょう。ここで,2つの関数の積のフーリエ変換に を用います。 FT[f(x)g(x)](ν) = FT[f(x)](ν) ∗ FT[g(x)](ν) ここで,FT[f(x)] は関数 f(x) のフーリエ変換を表します。また,記号「∗」 (convolution, 畳み込み積分)という演算で, 与えられているとします。 ) を周期 T でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表され ion) combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) すなわち fT (x) = f(x)combT (x) す(図 2).ここで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta fun δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ −∞ δ(x)dx = 1 。簡単にいえば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパ 形関数は「インパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 ンプリングを行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに 輝度f(x) 位置x fT(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy (7) となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 輝度f(x) 位置x fT(x) x サンプリング x ...... T δ(x) ... δ(x–T) δ(x–nT) 図 2: くし形関数 それはだめです。(11) 式の関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を べて元の関数にかけると,それも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロにな てしまうわけで,これはおかしいです。デルタ関数は,幅がゼロなのに,積分すると 0 でなく 1 とい =
  • 94. 2015 A.Asano,KansaiUniv. こんなややこしい関数でなければいけないの? ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて くし形関数にしてはだめ? x T 図 2: くし形関数 x ...... T ... 1 0 図 3: くし形関数 となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって, f(t) ∗ δ(t) = ∞ −∞ f(y)δ(t − y)dy = ∞ −∞ f(y)δ(t − t)dy = f(t) ∞ −∞ δ(0)dy = f(t) −∞ kδ(x)dx = k (13) ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) (14) いてはいけないのでしょうか? 関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並 れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ 期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ
  • 95. 2015 A.Asano,KansaiUniv. こんなややこしい関数でなければいけないの? ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて くし形関数にしてはだめ? だめです。 x T 図 2: くし形関数 x ...... T ... 1 0 図 3: くし形関数 となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって, f(t) ∗ δ(t) = ∞ −∞ f(y)δ(t − y)dy = ∞ −∞ f(y)δ(t − t)dy = f(t) ∞ −∞ δ(0)dy = f(t) −∞ kδ(x)dx = k (13) ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) (14) いてはいけないのでしょうか? 関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並 れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ 期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ
  • 96. 2015 A.Asano,KansaiUniv. こんなややこしい関数でなければいけないの? ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて くし形関数にしてはだめ? だめです。 x T 図 2: くし形関数 x ...... T ... 1 0 図 3: くし形関数 となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって, f(t) ∗ δ(t) = ∞ −∞ f(y)δ(t − y)dy = ∞ −∞ f(y)δ(t − t)dy = f(t) ∞ −∞ δ(0)dy = f(t) −∞ kδ(x)dx = k (13) ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) (14) いてはいけないのでしょうか? 関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並 れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ 期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ こっちの関数は,幅がなくて高さ1だから, 積分したらゼロ→画像の輝度の合計がゼロのはずはない
  • 97. 2015 A.Asano,KansaiUniv. こんなややこしい関数でなければいけないの? ディラックのデルタ関数ではなく,これを並べて くし形関数にしてはだめ? だめです。 x T 図 2: くし形関数 x ...... T ... 1 0 図 3: くし形関数 となります。(20) 式の右辺では y が −∞ から ∞ まで動くわけですが,t = y のと ですから,f(y)δ(t − y) の積分への寄与は 0 です。よって, f(t) ∗ δ(t) = ∞ −∞ f(y)δ(t − y)dy = ∞ −∞ f(y)δ(t − t)dy = f(t) ∞ −∞ δ(0)dy = f(t) −∞ kδ(x)dx = k (13) ば,「積分すると 1 になるような,幅 0 のピーク(インパルス)」です。し ンパルスが等間隔に無限に並んだもの」となります。 行うのに,デルタ関数を並べたくし形関数の代わりに δ(x) = 0 (x ̸= 0) 1 (x = 0) (14) いてはいけないのでしょうか? 関数は,幅がゼロなので,積分するとゼロです。したがって,この関数を並 れも積分するとゼロです。つまり,画面全体の明るさの合計がゼロになっ 期) 第3回 (2013. 4. 24) http://racco.mikeneko.jp/  2/7 ページ こっちの関数は,幅がなくて高さ1だから, 積分したらゼロ→画像の輝度の合計がゼロのはずはない ディラックのデルタ関数は,幅がないのに積分したら1 というヘンな関数(超関数)
  • 98. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングされたら,周波数の範囲は? 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ
  • 99. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングされたら,周波数の範囲は? 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ 周波数がある範囲に 入るとき
  • 100. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングされたら,周波数の範囲は? 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ 周波数がある範囲に 入るとき サンプリング後は どうなる?
  • 101. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングされたら,周波数の範囲は? fT(x) のフーリエ変換を求める 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ 周波数がある範囲に 入るとき サンプリング後は どうなる?
  • 102. 2015 A.Asano,KansaiUniv. サンプリングされたら,周波数の範囲は? fT(x) のフーリエ変換を求める 輝度f(x) 位置x f(x) x サンプリング 図 1: サンプリング ここまでは1次元の関数の話をしてきましたが,画像のような2次元の関数のフーリエ変換は, F(νx, νy) = ∞ −∞ f(x, y) exp{−i2π(νxx + νyy)}dxdy ( となります。この場合の,2次元の周波数 (νx, νy) が,前回説明した空間周波数です。 サンプリングとサンプリング定理 連続的な明度分布からディジタル画像を生成するためには,連続的な明度分布から一定間隔で明度 取り出す作業を行う必要があります。これをサンプリング(sampling, 離散化)といいます(図 1)。こ 周波数がある範囲に 入るとき サンプリング後は どうなる? かくすれば,サンプリングされた画像から元の連続的な明度分布を再現 限の細かさ」はいくらなのかを表すサンプリング定理 (sampling the しょう。 を1次元の関数として考えます。画像中の位置 x に対して,その位置 いるとします。 でサンプリングした関数 fT (x) は,f(x) に次式で表される周期 T のく combT (x) = ∞ n=−∞ δ(x − nT) fT (x) = f(x)combT (x) こで,δ(x) はディラックのデルタ関数 (Dirac’s delta function) とよば δ(x) = 0 (x ̸= 0), ∞ δ(x)dx = 1