平成28年度北海道地区ＦＤ・ＳＤ推進協議会総会 共同企画　ラウンドテーブル 平成28年10月19日(水)＠北海道大学学術交流会館

1. 附属図書館利用支援課 学習支援企画担当
野中雄司
nonaka@lib.hokudai.ac.jp
平成28年度北海道地区ＦＤ・ＳＤ推進協議会総会
共同企画 ラウンドテーブル
平成28年 10月19日(水)＠北海道大学学術交流会館
34 Slides
係レベルで企画する
機動力の高いプチ研修会実施報告

2. 自己紹介と図書館職員
2
本日の
シナリオ
1
北大の図書館と研修機会2
3 事例報告
4 課題と今後

3. 自己紹介と図書館職員
1

4. 4自己紹介
ずっと図書館・北大13年目(室工大3年)・係長3年目
リモート
アクセス
サービス
附属図書館 利用支援課 学習支援企画担当
野中 雄司
英語論文執筆
セミナー
等イベント
Mendeley
機関版
[学習応援マップ]
[図書館は先生の教
えるを応援します]
などのチラシ
ずっと附属図書館で部局の経験はなし

5. 5国立大学図書系職員
• 専門試験を受けて採用
• ただし身分は「事務職員」
• 一般事務と専門職員の間？

6. 6国立大学図書系職員 続き
• 大学職員になりたかった人より図書館
職員になりたかった人が多い
• 図書館業界の横の繋がりが強い ＞学
内よりも？
• 課長以上は全国をぐるぐると

7. 北大の図書館と研修機会
2

8. 8北大図書系職員
• 正規職員90人くらい
• 附属図書館と学部図書室(約20)
 人の所属・命令系統は附属図書館
 図書室は部局が運営
• 附属図書館と附属図書館事務部
• 附属図書館という事業体を実質職員（事務部）が持つ
• 図書系の繋がりは、まぁ強い？
• 学内との繋がりは欲しいとの思い

9. 9研修機会
• 多いほう？
• 事務職員としての研修も
• 様々な業界団体主催研修
 国立大学図書館協会
 国立情報学研究所
 国公私大学図書館協議会
 北海道地区大学図書館協議会
 北海道地区私立大学図書館協議会
 医学図書館協会 etc…

10. 10研修機会例
• 国立大学図書館協議会や国立情報学研究所が主催
する全国的な研修
 国立情報学研究所の教育研修事業
 大学図書館職員長期研修
 国立大学図書館協会海外派遣事業
• 北海道地区や専門図書館分野でも
 北海道地区大学図書館職員フレッシュ・パーソン・セミ
ナー（北海道地区大学図書館協議会）
 医学図書館協会などが主催する研修も
 北海道地区私立大学図書館協議会主催研修etc…
 図書館総合展や全国図書館大会なども

11. 11今回の事例報告で解消したかったこと
【もう少し！】
• 図書館職員としての知識は増えるが、学内
の知識・繋がりは乏しい←必要だと思う
【ただし知る機会が０な訳ではない】
• 特定部署だけが知り得る情報がある（打ち
合わせ、相談等々）
• 全学図書系職員へ還元できないか？（報告
や資料回覧だけではなく）

12. 事例報告
3

13. 13今回報告する枠組み
• 情報リテラシー教育支援ワーキンググ
ループ
• 附属図書館内にいくつものワーキング
グループ（係横断的）

14. 14情報リテラシー
• 発表者が統括
• この支援を実現できる知識とスキルを
メンバーに。
 とはいえここまでは求められていないので、肩肘はらず
に
課題を認識し、その解決のために必要な情報を探索し、入手し、
得られた情報を分析・評価、整理・管理し、批判的に検討し、
自らの知識を再構造化し、発信する能力

15. 初年次生への文献探索講義
教員から依頼があればオーダーメイドでも実施
ここからWG事業一部紹介

16. 自由参加型文献の収集と管理講習会

17. 他にも

18. 英語論文執筆セミナー
このような講習会・セミナーを平成27年度は226回、延べ3,525人が参加

19. ガイドの作成

20. 情報リテラシー教育支援WG勉強会 20
タイトル 実施日
第6回「EndNote勉強会」 H28.6.2
第5回「人に伝わる話し方講座」 H28.4.8
第4回「北大生の学習・情報利用行動を把握せよ！」 H28.3.4
第3回「Ovidプラットフォームを使いこなそう勉強会」 H27.11.17
第2回「『OECD iLibrary』を使いこなそう勉強会」 H27.6.16
第1回「講習会の企画、設計、実施のためのインストラクショ
ナル・デザイン勉強会」
H26.10.27

21. 21きっかけと狙い
• WG全体の底上げの課題
 講師のスキルアップ
 学習理論の習得による効率的な講義方法
• 私達は学内や授業、学習のことをあまりに
も知らなさすぎるのでは？
• 業務等で関連した教職員にダメもとで依頼
せっかくよいことを知ることができる機会
を共有したい！

22. 事例紹介 1/3 22
第1回「講習会の企画、設計、実施のためのインス
トラクショナル・デザイン勉強会」
オープンエデュケーションセンターの重田先生と
特定専門職員の八木さんにお願いしました

23. 事例紹介 2/3 23
第4回「北大生の学習・情報利用行動を把握せよ！」
13:00-13:40
(40分)
レクチャー
①行動把握調査方法（質的調査・量的調査等）の基本知
識に関するレクチャー
②北大における各種学生関連アンケートの概要、及び各
種アンケート調査からみる北大生の学習行動
③北大における教育・学習に関わる調査分析体制（IRネッ
トワーク推進担当の業務紹介や総合IR室の紹介など）
徳井特任准教授
宮本特任准教授
（IRネットワーク推進担
当）
13:40-14:00
(20分)
レクチャー
①ラーニングサポート室の学習サポートから見る北大１
年生の学習行動
清水特定専門職員
（ラーニングサポート
室）
14:10-14:55
(45分)
事例報告
①「学生の情報探索行動の実態調査」実施報告
②「平成25年度 図書館アンケート」を実施して
③ユーザーエクスペリエンス（UX）ライブラリアンとい
う新しい仕事
川村（医学部）
松尾（北図書館）
城（調査支援）
15:00-16:30
(90分)
課題解決
①学生の学習・情報利用行動を把握するための提案を作
成する。（グループワーク：60分程度）
②成果発表と講評（20分程度）
ファシリテーター：山
田准教授（高等教育推
進 機 構 高 等 教 育 研 究
部）

24. 事例紹介 2/3 24
第4回「北大生の学習・情報利用行動を把握せよ！」

25. 事例紹介 3/3 25
第5回「人に伝わる話し方講座」
高等教育研修センターの山本先生にお願いしました

26. 26いいところ？
• WG(係)レベルの企画のため機動力高く、時
宜にあった企画を実施できる。
• レクチャーや情報交換メインなので比較的
準備のコストが低い＝講師などお願いしや
すい？
• 気軽に企画しやすいし、参加もしやすい
• イベントと違い成功とか失敗とか基本気に
しなくてもよい
• 図書館のことを知ってもらうよい機会に

27. 課題と今後
4

28. 28課題（全体として）
• 組織として人材育成方針が示されていない
（どんな人材をどんな方法で育てたいの
か？）
• 組織としてどんな人材を必要としているの
か？
• 何をすれば評価されるのか？
これらがあって始めて研修内容を考えるこ
とができるのでは？ただ難しいことも承知

29. 29課題（全体として）続き
• とはいえこれから
• 組織のミッションが整えられてきてい
るのは大きな前進と思う
 ディプロマポリシー
 北海道大学附属図書館ミッション
 国立大学図書館協会ビジョン2020

30. 30課題（今回の事例について）
• 単発。継続性にかける=継続的な人材
育成に貢献できているとは言い難い
• どういう知識を身に着けてほしくて開
催しているのか、毎回の説明ではなく、
WG全体や勉強会全体を通して１本筋
を通したい
全体課題と同様の視点が必要か？

31. 31今後
• ＷＧ業務に求められる資質とは？を示
したい。機能要件を示す。
• ジョブ・ディスクリプション（職務記
述書）の作成を試行してみたい。
【ジョブ・ディスクリプション】
具体的な職務内容や職務の目的、目標、責任、権限の範囲のほかに、
そのポジションと関わりをもつ社内外の関係先、必要とされる知識や
技術、資格、経験、学歴など

32. 32今後2
• 何をすれば評価されるのかを上司に提
案、確認、働きかけを行う。
• ＷＧ統括（係長）としては、どのよう
なことをすれば評価されるのかを示さ
なければ新しい企画などを推し進める
のは困難

33. 33今後3
• どんな人材育成を？どうすれば評価さ
れる？
• 管理職まかせではなく、自分たちでも
きちんと考え提案・発信していく
• みなで考えるべきだろうし、声をあげ
るのは現場の責任であり役割

34. 34終わり
全体の底上げを目指し
管理職まかせにするのではなく
いろいろやってみたいと思います！