2016/9/11 伝道館礼拝

1. 「ステパノの殉教と
パウロの登場」
使徒の働き7:1-60
使徒の働きシリーズ_15

2. 福音の理解の仕方
• ユダヤ人に対する特有の伝え方
–旧約聖書の初めから、神の計画とキリ
ストの約束を順序良く話していく
–そのことによって、旧約聖書から、イ
エス、そして現代までどの様に、どの
速度でつながっているのかがわかる
–イエスがキリストであることは、旧約
聖書なしに説明できない

3. ステパノの説明の仕方
• 旧約聖書の歴史を通して、イスラ
エル人が救いに無関心で、偶像礼
拝にすぐ流され、神が重要とされ
ない神殿を何よりも大切にし、神
のことば守らず、それを語る人た
ちを常に迫害するパターンがある

4. ステパノの説明の仕方
• 物語（正しい現実＝世界観）を用いて
彼らの罪を指摘する
–彼らの先祖から律法を受け継いだが、
彼らも先祖同様にそれを守らない
– 神は神殿を必要としていないのに、それ
を何よりも大切にしている
– 神がキリストの約束を語らせた預言者を
彼らの先祖は迫害し、彼らはそのキリス
トを迫害した

5. 旧約聖書と同じ神の働き
• 旧約聖書で、驚くべき業と印を用い
てイスラエルの民に神の生きたこと
ばを与えた神は、今も驚くべき業と
印を用いてイスレエルの民に生きた
ことばであるキリストを与えている
• 彼らの先祖がモーセを拒んで、神に
逆らったように、今の大祭司たちも
使徒たちを拒んで、神に逆らってい
る

6. ステパノの結論
• 本当の神を汚す偶像礼拝者はステパ
ノではなく、先祖と同じ行動をとる
祭司たちや律法学者たちである
• ステパノと使徒たちは、アブラハム、
モーセ、ダビデ、ソロモンと同じ意
見で、大祭司たちは、ヤコブの子供
達、またアロンによって偶像を作っ
たイスラエルの民と同じである

7. ステパノの最後
• この地上での命よりも大切な救い、
また現実の希望が用意されている
–クリスチャンの信仰はただの個人の信
念ではなく、本当の現実
–天が開き、イエスが立っていた
• 人間の裁判官がステパノを罪に定めても、
本当の弁護者であるキリストが彼を認め
ていた
• 相手の許しを請う

8. 最後に（1/3）
• 福音を理解しているか
–イエスがキリストであることを旧
約聖書を用いて説明できるか
–旧約聖書を用いて、なぜイエスが
十字架にかかり、よみがえること
が必要だったのか説明できるか

9. 使徒の働き 28:23-28
「そこで、彼らは日を定めて、さらに大ぜ
いでパウロの宿にやって来た。彼は朝から
晩まで語り続けた。神の国のことをあかしし、
また、モーセの律法と預言者たちの書によっ
て、イエスのことについて彼らを説得しようと
した。ある人々は彼の語る事を信じたが、あ
る人々は信じようとしなかった。こうして、彼
らは、お互いの意見が一致せずに帰りかけ
たので、パウロは一言、次のように言った。
「聖霊が預言者イザヤを通してあなたがたの
先祖に語られたことは、…」

10. 使徒の働き 28:23-28
「…まさにそのとおりでした。『この民のと
ころに行って、告げよ。あなたがたは確かに
聞きはするが、決して悟らない。確かに見て
はいるが、決してわからない。この民の心は
鈍くなり、その耳は遠く、その目はつぶってい
るからである。それは、彼らがその目で見、
その耳で聞き、その心で悟って、立ち返り、
わたしにいやされることのないためである。』
ですから、承知しておいてください。神のこの
救いは、異邦人に送られました。彼らは、耳
を傾けるでしょう。」

11. 最後に（2/3）
• 人間の手で作った宗教文化・制度
や教会（建物、プログラム）をま
ことの神よりも愛していないか
–前者で満足している人は、イエス
の言葉に従わなくても満足できる
人たち

12. 最後に（3/3）
• 神殿の役割は、神と罪をもった人間
が一緒に交わることができる場所
–本当の聖なる神殿は、建物ではなくな
く、神と交わることができるように私
たちを招いてくださるイエスである
–イエスにとどまることによって、人間
は神と交われる状態にしてもらうこと
ができる