Unreal Studioのご紹介

UNREAL FEST WEST 2018
Unreal Studioのご紹介
Epic Games Japan
Engine Support Technician
丸山兼五

講演資料は後程公開します

自己紹介
● 丸山兼五 (@klcatha0518)
● Epic Games Japan
○ Engine Support Technician
● 経歴
○ 前職はスマートフォン向けゲームの
クライアントを担当
○ 2018年1月にEpic Games JapanにJoin
○ UDNでのLicensee Supportに従事

Enterprise Spring 2018 Sizzle Reel | Unreal Engine

● エンタープライズでのUnreal Engineの使用を検討されている方
● Unreal Studioについて知りたい方
● Unreal Studioを使うメリットを知りたい方
本講演のターゲット

● Unreal Engineをゲームやエンターテインメントの
制作ではなく、建築ビジュアライゼーション、映像制作、
自動車視覚化などの目的で使用する方を指します。
本講演におけるエンタープライズとは

● Unreal Engineでのゲーム開発に関連した話
● DCCツールの使い方
● Unreal Studio オープンベータの詳しい登録方法
● https://www.unrealengine.com/ja/studio
本講演で話さないこと

● イテレーション速度の向上
● リアルタイムレンダリングによって、最終ルックに近い画
を素早くチェックでき、イテレーション速度が向上する。
エンタープライズでのゲームエンジンの需要

● 建築や自動車の設計の視覚化ではインタラクティブ性
が求められる場面が増えた。
○ 内装を確認したり、可動域を確認したかったりするなど。
エンタープライズでのゲームエンジンの需要

● Unreal Studioとは
● Unreal Studioを使うメリット
● Unreal Studioの構成
○ Datasmith
○ Learning
○ Support
○ Assets
● ライセンスについて
● まとめ
本日の内容

● Unreal Engineを用いてのエンタープライズ向けの制作に対応したツール、
ラーニング教材、サポート、アセットが含まれたものを指す。
Unreal Studioとは
Unreal Studio
Unreal Engine &
Datasmith
Learning Support Assets

● 現在はオープンベータを実施しています。
○ オープンベータ期間中は無料で使用可能。
○ 2018年11月より正式スタートを予定。
Unreal Studioとは
3月6日
Unreal Studio
オープンベータ
Mar Apr May Jun Jul Aug Sept Oct Nov Dec
Unreal Studio beta until Nov 1 Subscription

Unreal Studioとは
オープンベータ 4.19
• Datasmith:
3ds Max, CAD インポーター
• Learning:
動画教材, ドキュメント
• Support:
チケット, ディスカッションボード、データベース
• Assets:
100 Substances materials

● レンダリングにかかる時間が長いため、前工程に戻るのに
コストがかかり、イテレーション速度が遅くなる。
チェックレンダリング
従来のプリレンダリングのフロー
シーン構築素材作成

● リアルタイムレンダリングによってレンダリング時間は短縮
できる。
● DCCツールで作成したデータをFBXに変換した際に
ロストした情報をエンジン上で再調整する必要がある。
ゲームエンジンをそのまま使うフロー
チェックシーン構築エンジン用にデータを調整素材作成
リアルタイム
レンダリング

● DCCツールで作成
されたシーンやアセット
をUnreal Engineに
インポートするための
ツール。
Datasmith

● DatasmithでDCCツールで作成したデータの再限度を高い状態
で保ったままUnreal Engine上にインポートできる。
● レンダリング時間を短縮し、データの調整を容易にする。
Unreal Studioを使うフロー
早いイテレーションを実現
素材作成シーン構築Datasmith チェック
リアルタイム
レンダリング

● 「これまで 4 週間もかかっていた作業がDatasmith
を使ったらたった 1 日で終わりました。魔法みたいです！」
○ - Carlos Cristerna さん (Visualization Director at Neoscape)
Unreal Studioを使うメリット

● Datasmithとは以下を指します。
○ 複数のCADファイルに対応したインポート機能
○ .udatasmithファイルのインポート機能
上記の機能をUnreal Engineにpluginとして提供するバイナリ
がDatasmithとなります。
Unreal Studioの構成

● 現在の対応フォーマット
○ Datasmithでは多くのフォーマットに
対応しています。
○ ただし3ds Maxの形式はそのまま
インポートできません。
- Datasmith

● Native
ファイルフォーマット
をそのまま読み込む。
- Datasmith
● Export Plugin
DCCで.udatasmithを出力する
エクスポートプラグインを使う。

● .udatasmithファイルへの変換
○ 3ds Maxのpluginとして
エクスポーターが配布されています。
- Datasmith

● .udatasmithファイルへの変換
○ 3ds Maxのexportから
udatasmith形式を選択できる
- Datasmith

● 対応予定のフォーマット
○ 今後も多くのフォーマット
に対応予定です。
- Datasmith

● インポートの流れ
● Datasmithがインストールされているとエディターの
ツールバーにImport Datasmithが追加されています。
このボタンをクリックするとインポートオプションが表示されます。
- Datasmith

● インポートオプション
● インポートしたい要素に
チェックをつけてインポート
を実行します。
- Datasmith

● インポートされたファイル構成
● Geometry
● Materials
● Textures
● Datasmith Import Data
- Datasmith

● Geometry
● シーン全体ので使われるMeshが格納されています。
- Datasmith

● Materials
● DCCツールから変換されたマテリアルが格納されます。
- Datasmith

● Textures
● シーン全体で使われているテクスチャが格納されます。
- Datasmith

● Datasmith Import Data
● DCCツールで作成されたシーンをUnreal Editor上で再現
したファイル。
● カメラやライトも配置済み。
- Datasmith

● インポートされたファイル名について
● 3ds Max側のメッシュの名前とインポートしたuassetの名前が
一致しないことがあります。
● Unreal Engine4と3ds Maxとの間で命名のルールが異なるのが
原因。
● インポートされたStaticMeshの名前が数字のみになっているの
は3ds Max側が保持しているノードバンドルのIDがアセット名
になっているためです。
- Datasmith

- Datasmith
← 3ds Maxのシーン
Unreal Engine4 エディタのビュー→
（未調整の状態）

● Caution!!!
○ 対応した形式であっても
一部変換が正常に行われな
い場合があります。
- Datasmith

● Guidelines
● 公式ドキュメントにDatasmithでインポートする際の
Asset作成の注意点がまとめられています。
- Datasmith

● Guidelines
● Level Of Detail(LOD)
○ 3ds Max側で設定されたLODのメッシュはDatasmith
を経由してインポートされた際には生成されません。
○ Unreal Engine4側でLODを再度設定します。
- Datasmith

● Caution!!!
○ ソースコードの公開予定はありません。
○ 現在はStatic Meshをサポートしています。
○ Skeletal Meshなどのアニメーションは今後対応予定。
○ Windowsのプラットフォームに対応。
○ Mac,Linuxにも今後対応予定。
- Datasmith

● Beginner、Intemediate向けの動画教材が用意されています。
- Learning

● https://docs.unrealengine.com/en-us/Studio
● Unreal Studioの
セットアップから
Datasmithのドキュメント
が用意されています。
- Learning

● https://docs.unrealengine.com/en-us/Studio/Python
● python scriptingのサンプル
が用意されています。
バージョンはPython2.7を
サポートしています。
- Learning

● Unreal Studioでは新たなサポートシステムを取り入れています。
○ Ticket
■ 担当者と1:1でのやり取りでサポートします。
○ Discussion
■ 複数のユーザと意見を交換できます。
○ Database
■ 過去の案件を検索できます。
- Support

● https://docs.unrealengine.com/en-us/Studio/Automotive/AutomotiveMaterialPack
● Unreal StudioにはPBR（物理ベースレンダリング）に対応した
マテリアルが含まれます。
- Assets

● EULA（評価版）ではお使いいただけません。
● 別途登録が必要となります。
● サブスクリプションは月額＄49。
● ロイヤリティフリーです。
● 別途カスタムライセンスを結ぶことができます。
● studiobeta@unrealengine.comへお問い合わせください。
ライセンスについて

● Unreal StudioはUnreal Engineを内包しており、
エンタープライズの映像制作を手助けします。
○ ツール、ラーニング、サポート、アセットを含みます。
● DatasmithによってUnreal Engineへのデータの持ち込み
をスムーズに。
○ FBXへの変換作業を無くして、インポートフローを改善します
まとめ

● 現在はオープンベータ実施中です。
○ 無料でお使いいただけます。
○ 11月より正式スタートします。
まとめ

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