ゲームコンテンツの開発&海外配信販売と
 グローカリゼイションの重要性について




            株式会社ゲームアーツ   井上 小枝子
TOPICS:

■自己紹介
■ゲームを開発&配信販売する際に発生する作業と
  総合プロデュースの必要性
■ローカライズ&グローバライズの重要性
■開発会社でゲームを開発&配信することについて
■会社紹介&自己紹介
【株式会社ゲームアーツ】
設立:        1985年3月2日
代表取締役社長: 森下一喜
従業員数:      50+名
事業内容:      ゲームの開発&販売


【井上 小枝子】
米国ワシントン大学卒業後、国内外のゲームパブリッシャーにて、
ローカリゼーション・プロジェクトマネージャー、ライセンス営業、
企画営業、海外事業推進マネージャーなどを経て、
2009年5月に株式会社ゲームアーツに入社。
■ゲームを開発&配信販売する際に発生する作業

    ①ゲームのコンテンツ制作
    ②マニュアル
    ③コピーライト表記などの版権まわりの処理
    ④デバッグ            -----▲受託開発でも経験している作業▲-----

    ⑤配信地域のレーティング取得   -----▼ゲームの配信販売に伴う作業▼-----


    ⑥配信地域での商標調査&登録
    ⑦宣伝&マーケティング
    ⑧配信地域の免税申請&源泉の対応
    ⑨保険
    ⑩ユーザーサポート

※国内版の後に海外版の開発、開発の後に宣伝・マーケの対応
をするのではなく、総合プロデュースする。→経費&時間の削減が可能
■ローカライズ&グローバライズの重要性
~グローバライズ出来るものと、ローカライズすべきものは何か?~
 ①ゲームのコンテンツ制作    →テキスト、画像、サウンド、フォント
 ②マニュアル          →画像
 ③版権まわりの処理
 ④デバッグ           →国内版と海外版のテスト
 ⑤レーティング取得       →申請時に提出する動画
 ⑥配信地域での商標調査&登録 →タイトルおよびロゴデザイン
 ⑦宣伝&マーケティング     →PV、Web、画像、文言
 ⑧免税申請&源泉の対応
 ⑨保険
 ⑩ユーザーサポート       →FAQ

共通で使用出来る素材を把握し、地域に特化すべきものは何かを
早めに決めることで、開発チームの作業量を軽減することが可能。
まとめ:

 総合プロデュースで作業を進める:
       ・開発と宣伝・マーケは切り離さない
       ・国内と海外の案件は切り離さない
          →経費&時間の削減が可能

 ローカライズ&グローバライズを意識して作業を進める

          →経費&時間の削減が可能
■開発会社でゲーム開発と配信販売を行うメリット

●ローカライズ&グローバライズの話が進め易い

●作業の進行状態に目が行き届き、早めに問題を解決できる

●販売後の結果ついての責任が、分かり易く社内で等分される


●思い入れを持って作ったものを、作り手が理想とする形で販売できる

●作り手も売り手の立場になって物作りをすることが可能になる

●販社に承認されないという理由で埋れている企画も、開発&配信が可能
→既存のタイトルに依存せず、斬新な企画が出てくるのでは?!
ご静聴ありがとうございました 

SIG-Gloc #1