ハーバードビジネスレビュー2013年8月号の論文から。
起業をめぐる従来の常識をくつがえす方法論、それがLean Startup。
小回りの利く少数精鋭集団のための手法と思いきや、実は大企業こそが長期的に最大の恩恵を得るという主張をしています。
探さずに考えたビジネスモデルは失敗のもと。
これでは市場と事業のギャップが埋まらないまま製品が生み出されます。
しっかり軽く回す、これがLean Startupの手法。
顧客の声を聞き、実用的な最小限の機能を繰り返し開発していきます。
万能薬ではないものの、コスト軽減、リスク緩和で起業にまつわる失敗要因は確実に減らせるようになりました。
現在の延長線上にある改善から新たなモデル構築へ、アメリカGEの事例も踏まえつつ、大企業だからこそ、継続的なイノベーションを起こしていこうというメッセージにあふれた論文です。